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2005/12/17

ベトナムからの週刊ニュース41号

■ ウィークリー・ベトナム・ニュース
■ 平成17年12月17日 土曜日 第41号

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■ こんにちは!!
いつもお世話になっておりますベトナム、ニャットアインです。
今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑う)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り 言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします
尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その41 今週のヘッドライン

* 12月12日(月) 健康的でトレンディーな和食 英国で人気
* 12月13日(火) そろそろカンボジアか
* 12月14日(水) 木を見て森を見ず
* 12月15日(木) Love and Peace by John Lennon
* 12月16日(金) バイク一人一台所持法破棄 その後
* 12月17日(土) 日越漫画協力

12月12日(月) 健康的でトレンディーな和食 英国で人気

* 多くのイギリス人にとって日本料理は長い間 エキゾチックで高いものと思われてきた。最初の日本食レストラン“味村”がロンドンに開店したのは1972年で、その後10年間から80年代前半にかけ少しずつ日本食レストランは、その数を増やしていった。しかしこれらのお店は専ら、日本人駐在員御用達として使われてきたに過ぎない。1990年代に入ると、イギリス人の日本料理に対する認識が徐々に深まり、人気が上昇していった。

時を同じくして、バブル崩壊後 日本経済が低迷を続ける中、多くの日系企業はイギリスからの撤退を余儀なくされ、それと呼応するかのように、いくつかの現地日本食レストランらはこれまでの日本料理の常識を打ち破る新たなサービスの提供を模索し、イギリス人客の取り込みに活路を求めたのだった。しかし、イギリスの和食専門家に云わせれば、日本料理にイギリス人の注目が集まるようになったのはここ数年に過ぎないという。

イギリスの和食人口は国内で増加の一途を辿っており、イギリス全土でラーメン屋や寿司バーが出店し、どんな街でも見かけられるようになっている。アナリストは和食がイギリス人に急速に受け入れられて云った大きな理由は、比較的安い“ラーメンハウス ワガママ”のような日本食レストランチェーンの激増にあると言い切る。これらチェーン店の進出はイギリス人に対し日本食が健康食としての理解を植え付けさせる効果をもたらしたと分析する。チェーン店の激増は確かにイギリス人の和食人口増加に一定の貢献を果たしたものの、その一方で本物志向の和食や品質を犠牲にしてきた事は否めないと現地日系食品業界は指摘する。

アジアンレストランを紹介する雑誌“メニュー”の編集長 Peter Grove氏の日本食レストランデータベースにはイギリス国内の400軒を網羅しており、この数は5年前の2倍にあたるという。小さな規模にも拘わらず和食レストランは急速に増えて来ており このトレンドは5年前のタイレストランの増加の様子を彷彿させるものだ。また、ワガママの進出は、イギリス人がこれまでに持っていた和食のイメージを打ち砕くことに成功し、気軽に楽しめるファーストフードのひとつとして受け入れられた事にある。もうひとつ挙げるとすれば、和食はヤンエグ層に健康食兼ファッショナブルな新しいタイプのお気軽メニューとして間違いなく支持され始めているのも拡大の後押しをしている。

Eat-Japan誌のエッセイスト David Crosby氏に因ると彼の雑誌には320軒の和食レストランが掲載されており、その内200軒がロンドンに集中しているという。最近 多くのイギリス人が和食の美や質に魅せられており、“信”のようないくつかの伝統的で格式の高いお店は、人々の一度は出かけて食べてみたいという好奇心を集め、トレンディーで健康的な料理を食べに足を運ぶのだ。逆に言えば、より安くより質素な和食が、より多くのイギリス人を惹き付けたのかも知れませんとCrosby氏。

ワガママのようなチェーン店は決して100%純粋な和食ではなく、西洋人の口に合うようにアレンジしていますが、このことが即イギリス人を欺いているとは言えません。実際、最近 レストランガイドブックZagatでは、“ワガママ”が“信”を抑えロンドンの和食レストランでは堂々一位にランクされているくらいだと指摘する。

Suquare Meal Guide誌の料理批評家Annica Wainwright氏は、イギリスでの和食ブームは今のところ弱まる兆しはないという。イギリスの和食業界は各々独自の斬新なメニューに工夫を凝らす努力を日々続けており、今では和食を普段食べない層まで取り込むよう力を注いでいます。
例えば、わさびとマヨネーズを混ぜ合わせ、ステーキにかけて食べさせるのですが、これは一般の日本食レストランでは日本ですらないメニューなのですよとWainwright氏は結んだ。

(辛口寸評)
イギリスに居た頃、食事には苦労させられたものだ。ただ単に不味いを通り越して、イギリス人は食材を冒涜して意図的に不味くして食べることに喜びを感じる民族なのではないかと思うほど酷いものだった。
有名なフィッシュ&チップスにはオイルでベトベトで腰がない上、それを包んだ新聞のインクがプリントされて付いて来て噴飯ものだし、ヨークシャプディングを食べるくらいなら未だマルハ大洋漁業の魚肉ソーセージを食べた方がなんぼうまいかというレベルである。

あまりの食の貧困さにある日 僕はイギリス人の同僚をフラットに招き、カツ丼を作ってもてなしてやることにした。別に料理が得意ではないけれど、それでもこのくらいの物であれば一人暮らしを長く経験してきた僕にとっては朝飯前。それでも、一時間ほど費やしてこしらえた。それを見て同僚の奴 なんで飯の用意にそんなに時間が掛かるんだ?と抜かして来た。僕としては「おまえらが短すぎるんじゃい 長くて10分じゃねえか」と毒づいてやりたかったが、そこは堪え味で勝負とばかり、今に目を回すなよ~とせっせと料理に励んだ。カツを揚げて、サクサク包丁を入れ、予め作っておいた玉子綴じをかけて出来上がり。

さあさ 召し上げれ!とばかり、進めると、彼はくんくんと犬のように匂いをかぎ始め、恐る恐るスプーンで掬い口に運んだ。「うまいだろ~」と自信満々尋ねると、「不味い~!」と奴。「そんなことあるめぇ!!」と自分の丼をかっ食らうと凄い不味かった。なんの事はない塩と砂糖を間違えていたのだった。結局 同僚は和食とは不味い物だと思いこんだまま今も過ごしているのかも知れないが、イギリスの和食ブームが少しでも彼の僕が作った和食のイメージ払拭に一役買ってくれることを祈るばかりである。

12月13日(火) そろそろカンボジアか

*  カンボジアディリー紙に因ると、カンボジア王国で承認された新しいビジネス投資法により、2005年度も引き続き記録的な伸びを見せている。10月31日に発表された初期報告に因れば承認を与えられた投資総額は既にUS1b$となっている。カンボジア開発局より入手した最新情報では、非公式で承認された投資学はUS976m$で、内US621m$は外国直接投資分だ。

これらの投資から予測される新たな雇用創出数は82,350人分になると見込まれている。2004年度にUS216m$分の投資が承認され、内US141m$が外国投資で、過去の投資総額からを見ると2002年度 US145m$ 2001年度 US140m$と順調に推移してきているのが判る。

カンボジア開発局某職員の話では、10月月例報告は公式発表ではないものの、9月の報告書の推移を見れば高いレベルでの投資が行われていることが判るという。9月に承認された投資プロジェクト総額はUS631m$だが、内US442m$は外国直接投資に拠るものだ。外国直接投資の昨年同時期に対し、2.7倍の伸びを示しているという。

10月の報告書では中国からの投資が1位でUS442m$ 2位がタイのUS66m$ 3位が台湾でUS41m$となっている。また報告書の中では今年14の衣服工場がリストアップされており、これは第三国が貿易摩擦によりカンボジアのクオータを使う為に製造拠点を移してきている事が背景にあり、既に稼働中の19の衣服工場は生産の拡大を始めているとのことだ。

エコノミストのKang Chandararot氏は承認されたプロジェクトでも、しばしば失敗に終わることがあるカンボジアだが、今年2005年に関していえば外国投資のトレンドは全体的に前向き傾向が出てきていると結んだ。

(辛口寸評)
カンボジアは毎年、数回お邪魔している。ベトナムの発展に比べればまだまだの感は否めないものの、少しずつではあるが着実に経済の基盤を作りつつあるように見える。

初めてこの国を訪れた時は未だ、ポルポト派が北西部で政府に対し激しい抵抗を続けているときだった。プノンペン在住の日本人から、カンボジアの政治・人々を伺った際、筆者はこの国の不幸を哀れに思った。カンボジア人民党を率いるフン・セン、ラナリット殿下が率いるフンシンペック党、代表者の名は知らないがサム・レンシー党の三つが主な政党で、今のところ1997年にフン・センが起こした軍事クーデター以降 ラナリット殿下のフンシンペック党はその軍門に下り、フン・センが比較的安定した政権運営を行っている様だ。

しかし、政治の腐敗は行政の至る所に蔓延り、例えは悪いがマフィアが国家をしのぎにして人民と国を食い物にしているといっても過言ではない。しかし、ここへ来て僅かながら、希望の光が見え始めている。カンボジアも国際社会の一員となり、国の発展の為には外国からのODAや借款だけでは国の未来はなく、そのことをフン・センは悟ったのか はたまたもう十分に個人蓄財を済ませて余裕が出たのかは定かでないが、外国投資を積極的に受け入れるようになったのだ。

また、アメリカとの繊維分野で貿易摩擦が加熱している中国の同国への進出は目覚ましく、カンボジアのクオータを利用し、アメリカに製品を送り込んでいる。

筆者は先月2度 カンボジアへ出掛けて感じたことは、プノンペンにしろ、カンボジア第2の都市シエムリエップにしろ、投資環境はサイゴンの7年前の頃の匂いがしてならない。問題はこれからも暫く続くとは思うが、個人的にはそろそろカンボジアに足場を築いても好いように考えている。

12月14日(水) 樹を見て杜を見ず

*  ホーチミン市のタンソニャット空港から市内中心部に続く大動脈Nguyen Van Troi通りとNam Ky Khoi Nghia通りの改修工事が先週土曜日から始まった。この工事が完成した暁には空港から市内に抜ける道路は美観を備えた通りに生まれ変わり、交通渋滞緩和や交通事故減少に寄与することになるだろうとホーチミン市交通課のTran Qiang Phuong課長は期待に胸を膨らませる。

拡張工事は現在 この区間の道路幅14~21メートルを30メートルまで広げ、3774メートルに渡る改修コストは852bドン(US54m$)で、内763bドン(US48m$)が、拡張の為、敷地を引き払う住民の保証金となっている。Phuong課長に因ると、補償対象は一般世帯で576軒に及び事務所は491軒となっており、内62世帯は新住居地区へ引っ越すことになるという。

年間1500万人の乗降客を捌くことが可能になるタンソンニャット空港新ターミナル建設は2008年に完成予定に辺り、折角、巨費を投じたターミナルも仮に空港から市内へのスムーズな移動が捗らなければ、経済的な損失は計り知れないとホーチミン市人民委員会副委員長Nguyen Van Dua氏はいう。だからこそ、ターミナルの完成に合わせ市は4キロ弱の動脈に850bドンを投じたのだと氏は続ける。大動脈の拡張工事は32ヶ月の工期が見込まれている。

今回の拡張工事は市の次世代交通網マスタープランの一環であり、将来的には近隣省を結ぶ高速道路網に組み込まれ市中心部との行き来をスムーズに出来るように企画されたものである。今年、上旬、ホーチミン市行政当局はThu Thiem地下トンレル、Thu Thiem大橋そしてPhu My大橋の着工を開始した。

また、土曜日に市当局はNguyen Van Troi通り、Phan Dinh Phung通り、Tran Huy Lieu通りで総延長5214メートルに及ぶ下水管埋設工事を着工した。新下水システムで敷設される下水管は659メートルに渡る区間が、直径1メートルの下水管 3604メートルが4平米以下の下水管 951メートルが4平米以上のものが使われるという。工事期間は36ヶ月を要し、そのコストは総額130.7bドン(US8.2m$)が見込まれている。この下水道工事は、道路拡張工事と同時に並行して行われる。

下水道工事は世界銀行のホーチミン市環境衛生プロジェクトのひとつで、これが完成すれば、排水処理管理が可能となるばかりでなく、貯水能力の向上や地方の河川環境にも貢献するだろうとPhuong課長は結んだ。

(辛口寸評)
このところ、都市部では裕福層が増えマイカーを持つ傾向が高くなっている。それに輪をかけるように、現地企業が社有車や役員用の車の購入が増加し、年々ホーチミン市の道路事情は悪くなる一方である。しかも庶民は中国製の安いバイクが怒濤の勢いで市場に流れ込み、ベトナムに進出してきた外国のバイクメーカーが廉価版バイクを投入し、市場の巻き返しを図り、組んずほぐれつの競争で、市内に車・バイクの洪水となり掃き出される悪循環となっている。

今回は空港から市内に通じる一本道の拡張工事が始まった訳だが、毎年増加する観光客に対応するための空港拡張工事は待ったなしの事業である。当然、市内への幹線道路もセットで整備しておかなければ、市の経済が根底から渋滞に因って麻痺しかねない。とは言え、今でさえも大渋滞を起こしている大動脈が拡張されたからといって、観光客がその分増えれば結果的に何も変わらぬような気がする。それに中心部の道路幅は今のところ変わりようがないのだから、偉大なプロジェクトに水を挿すつもりはないものの、とどのつまり中心部での環境汚染がより広がるだけだと思われる。

拡張工事も結構だけど、それ以前に今の中心部を旧市街にして観光地として整備する一方 役所、オフィスや住居などは新市街に集め思い切って都市空間を分けるくらいの事をしなければ、早晩 また銭が余計に掛かる必要に迫られることだろう。もっと長期的展望に立って都市計画が出来ないものだろうか。尤も、ベトナムでも副都心計画はある。しかし、目先の問題に囚われすぎて無駄が多いのが実情だ。

12月15日(木) Love and Peace by John Lennon

*  ジョンレノンに直接会った事のある人、彼の活躍をテレビやレコードで知っている世代のファン、あるいは彼の生前を知らずに彼の曲を聴き親しんで育った世代のファンは彼が狂ったマーク・チャップマンに殺害され25年目の今週木曜日 大挙してセントラルパークのストロベリーフィールズに訪れた。各世代のファンたちが世界中から集結し、彼の生前の偉業と平和へのメッセージを讃え、彼の歌を謳い才能を心から惜しんだ。

小野洋子は集まった群衆の一人として、レノンのメッセージ“イマジン”が彫られたメモリアルモザイクに花をたむけた。「Love & Peace・Live thebest you can」は今も変わらないと語るのはNew Jerseyからここマンハッタンに両手に沢山のレノンのスクラップブックを担いでやってきたMarthe Wagnerさん。レノン殺害のニュースを聞いた時、ショックで声が出ず、思わず悲鳴をあげてしまったのとWagnerさん。マンハッタンに住む今年50歳のKim Polsonさんは、レノン殺害される4ヶ月前 アッパーウェストサイドのカフェでレノンを見たことを想い出した。彼が殺された日 彼女はレノンの曲を聴きながら残業帰りの遅い帰宅途上だったという。「今日もストロベリーフィールズに遅れてしまったわ。あの日と同じとても寒い日 きっとレノンが私を遅れさせたのだと思う」とPolsonさん。

悲しみにくれる気持ちはレノンの故郷 イギリス・リバプールでも同じだ。ここにも白い風船や花を手にした世界中のファンが集まり、レノンを偲んでいた。白い風船にはそれぞれレノンの思いを綴ったトリビートが添えられており、空に放たれた。「僕のメッセージはレノンへ“メリー クリスマス”だよ」というのは、Bournemothからやってきた今年9歳のJames Andrewくん。レノンのパートナー、ポール・マッカートニーはBBCのインタビューの中で、「レノンは20世紀が生んだ最も偉大な男の一人であり、今も僕は彼と心の中で繋がっている」と語った。

ニューヨークのストロベリーフィールズでは、観光客も手に手に花束やキャンドルを携え甘く切ない思いを寄せ、レノンの記念碑に祈りを捧げる中、一人のミュージシャンはアコーステックギター片手に懐かしのビートルズナンバーを演奏していた。「レノンの音楽は人々の心の中に語りかけ、他人に優しくなることを教えてくれた」と話すのはトリニダート・トバコからこのメモリアルモザイクに駆けつけた今年65歳になるCummings Dassさん。「彼が死んで彼の中の音楽も一緒に死んでしまった。もし今も彼が生きていたとするなら、10月で65歳になっていただろう」と彼の死を惜しむDassさんだった。

Dakotaハウス通りの一角でレノンは殺された。集まったファンは警察やガードによって規制されたその前を万感の思いを秘め歩きすぎてゆく。例年、この日を迎えると小野洋子は彼女のアパートの窓辺に夕方になるとキャンドルを灯し集まった人々と気持ちをひとつにしている。生前2ヶ月前に40歳になったばかりの小野洋子と二人レコーディングスタジオからの帰り道 午後10時50分に凶弾に斃れた。レノンを殺害したマーク・チャップマンは来年仮釈放に向けて準備を進めているが、これまでに3度、それは拒否されている。

(辛口寸評)

ベトナムとは全く関係ない話題で恐縮だが、ジョンレノン及びビートルマニアの一人としてはどうしても欠かせないニュースなので、思わず翻訳してしまった次第である。それに隣の家からイマジンが聞こえて来ては仕方がない。
現在 40代はビートルズ第2世代に属するものの、ジョンレノンがソロで活躍した頃の第1世代に当たる。僕もその世代の一人として彼の音楽は今も心に特別の思いが宿っているし、今後も折りに触れ口ずさむ事もあるだろう。

彼が死んで25年。世界は益々、混沌とし、戦争や民族間の対立。果てはテロなどの発生で多くの人々が死んでいる。日本では、いたいけな子供たちが大人の手に因って殺されてゆく。レノンがイメージした世界は未だ描けずに人々は目先の利益に優しさを失い、自分さえ良ければそれでいいとばかりに心は荒む一方だ。

話は全く変わるが、先週 日本でみずほ証券が誤ってジェイコム株を61万株を一株1円で売り出したニュースが飛び込んできたのは既にご存じだろう。もちろん、株式のルールの中で取引が行われた以上 売買が成立するので、みずほ証券のミスは許されるものではない。それを好機と捉え 買いをする投資家がいるのも当然だと思う。が、筆者はどこかでこの行いを卑しく思えてならないのだ。人間誰にだってミスはあろう。それを寄って集ってハゲタカのように食い散らし、欲望のまま買いを入れる人間が醜く見えてならない。買いを入れた大手投資機関はモルガン証券 これはアメリカ資本だから武士の情けを知らぬのは仕方ないにせよ、もうひとつのサムライの心を忘れた野村證券は、さもしい金の亡者体質に組織が完全に蝕まれているとしか言いようがない。証券のプロともあろうものなら早い段階でエラーと判っていたはずであり、意図的に買いを進めるなんてのは全く恥を知らぬものの行いである。

現在、東証は特別な措置を持って事の解決に当たる方向で調整しているそうだが、是非、チャラにしてやるべきだと思う。日本人の優しさはどこへ行ってしまったのだろうか? Love & Peace・・・・。

IMAGINE
Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
living for today
Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
No religion too
Imagine all the people
living life in peace.
Imagine no possessions
I wonder if you can,
No need for greed or hunger
A brotherhood of man,
Imagine all the people
Sharing all the world
You may say I'm a dreamer
but I'm not the only one
I hope some day you'll join us
And the world will live as one

思い浮かべてごらん 天国なんてこの世に無いと
簡単なことさ
僕らの足下には地獄などなく
僕らの頭上にはただ青い空が広がっているだけ
みんなで  思い浮かべてごらん
僕らは今日という日のために生きていることを
思い浮かべてごらん 国境なんてないと
そんな難しいことじゃないよ
誰かを殺すことも誰かに殺されることもなく
宗教もないその世界のことを
思い浮かべてごらん 僕ら全ての人が
平和な人生を送っている姿を
思い浮かべてごらん なにもないことを
君にできるかな
欲も飢えもなく
人類愛に満ちた社会を
思い浮かべてごらん 僕らみんなで
世界を分かち合っていることを
君は僕をありもしない空想家だと言うかもね
だけど僕だけじゃないよ
いつか君も僕らと共に
ひとつになって生きれればいいんだから

その後、株誤発注の計168億円をUBSなど併せて6社が全額返還決定したという。それでこそ誇りある日本の企業である!威風堂々真にあっぱれ潔い。僕の前言はここに完全撤回し、英断を行った証券会社各社(もちろん外資系も含め)にお詫びすると共に惜しみない讃辞を贈りたい。

(以下:共同通信配信)
ジェイコム株誤発注の強制決済で利益を得た欧州系のUBS証券グループなど大手証券会社6社が、計168億円の利益をみずほ証券に対して全額返還する方向で最終調整に入ったことが14日明らかになった。既に決済していることから、金融当局と返還方法について協議している。みずほの損失400億円強のうち、これらの証券6社との決済分は約4割に上り、みずほ側の損失額は大幅に圧縮されることになる。

みずほ証券の発注ミスに付け込む形で、多額の利益を得たことに対しては、与謝野馨金融担当相や自民党から批判的な意見が出ており、こうした声に配慮することにしたとみられる。全額返還するのは、UBS、日興コーディアルグループ、モルガン・スタンレー・ジャパン、リーマン・ブラザーズ証券グループ、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券、野村証券の6社。

12月16日(金) バイク一人一台所持法破棄 その後

*  バイク一人一台所持法が政府に因って破棄されてからというもの、ホーチミン市内の新車バイク市場はまた、活況を取り戻したようだ。先週、公安省により取り下げられたこの法律のお陰で来年一月下旬の旧正月を前に二輪車需要は高まりを見せており、市内のバイク小売店には新車購入客で賑わっている。

ヤマハモーター販売代理店のSon Minh社社長Dang Ngoc Sonさんは、法律が旧正月前に破棄され、これがバイク販売の追い風になっており、同社では月間販売台数をそれまでの500台から800台に引き上げたという。また、Son社長は店の拡張計画を進め、旧正月後も積極的な販売プロモーションを仕掛けて行きたいと抱負を語った。市内第1区のKim BinhバイクショールームのオーナーTan Ngoc Dungさんは今回の破棄を歓迎し、バイク売上に貢献してくれるだろうと期待を滲ませた。同様に市内各地のバイクショップオーナーたちはDungさんの意見を支持している。また各ショップでは今後 旧正月を控え顧客の需要に応えるためバイクの仕入れを順次増やしてゆくという。

2年前の2003年、突如 公安省が発表したバイク一人一台保有のみ認める法案は、国内の交通渋滞緩和の一環として打ち出され施行されたのだが、ホーチミン市公安課の職員は、施工後 直ぐに人々は余分に2~3百万ドンを支払うことで他人の名義を借り新車登録が続き、法律そのものが骨抜きされてしまったのだと告白する。その結果 二輪車の登録台数は若干10%の下げを見たものの実数はその後も増え続け、あろう事か、本来 交通渋滞緩和の為に高じたこの措置の弊害で盗難時に所有権の弊害が現れ問題を更に複雑化させるに至ったという。Tanh Binh区Hoang Van Thu通りでバイク屋を営むNguyen Tien Dungさんが云うには、実際 廃棄された法律が生きていた頃も、ビジネスにはほとんど影響がなかったという。ただ、顧客にとっては余分な手続きや出費で面倒だったでしょうねと思い返す。

国会常任委員会は元々 破棄された法律には憲法で保障した国民の所有権を侵すものだったと反省する。それと上記の理由に因り11月22日、公安省は同法律を取り下げるに至ったのだ。

(辛口寸評)
先週も取り上げた話題ではあるが、続報が届いたのでご紹介した。悪法が破棄され、人々は大手を振ってバイク屋に繰り出し、自分名義で購入することが出来るようになった。当然 旧正月テトを前に需要は伸びるというお話なのだが、記事の中にも僅かに取り上げられていた、悪法時代に発生した所有権の弊害について少し説明しよう。

他人名義でバイクを買う。名義を貸す方も借りる方も、間に仲介業者が入るので互いに会ったこともない赤の他人である以上、それ以上の貸し借りは双方ない。ところがベトナムではバイクの盗難が非常に多く、一旦、盗難に遭ってしまえば警察を頼って盗難届を出すにも登録上の所有者が被害届を出さなければ警察は動けない。尤も、賄賂を警察に払うことによって捜査をしてもらえる裏技もあるが、、。所有者を捜し出して被害届けを出す手もあるとは思うが、名義上の所有者自体が貧しい地方の人々なので、実際の所有者がそれを探し出すなんてことは先ずあり得ないし。遠すぎて物理的に不可能なのだ。故に一旦、盗まれてしまえば諦めるほかないわけだ。

しかし、名義貸しの問題はここだけに止まらなかった。というのも、名義貸しにマフィヤ組織が絡んでいるケースが多く、一方で名義を集め その一方で名義を売り、バイクが販売され暫くすると、そのバイクを配下の者に指示し盗ませるという荒技をかけるのだ。盗まれた方にとっては踏んだり蹴ったり。ここでお金のあるベトナム人は、前出の裏技を使い公安に非公式で盗まれたバイクの捜査を依頼するわけだ。お金持ちほど高級バイクを所有するから当然と云えば当然だが、、、。

マフィア組織と公安ははじめから連んでいるので、捜査を申し込んで2日以内に盗まれたバイクは必ず出てくる。公安にはバイクの年式・大きさに応じた賄賂のタリフがリスト化されていて、被害者からリストに沿った“捜査費用”を手にすると、公安は盗難が行われた地区の組織のボスに盗難車の照会をするだけで問題解決となる。場所にも因るが公安と組織の取り分は4分6だそうだ。中国製や安物のバイクは、どのみち公安に手数料を払ってバイクを取り戻す余裕もないので、結果的に組織が転売して利益を得るといった構図なのだ。

話が横道に逸れてしまったが、組織のマッチポンプに歯止めをかける意味に於いては、今回の法律破棄は貧乏人にとって多少、不利が改善されたと言えるだろう。

12月10日(土) 日越漫画協力

*  日本のコミックプロデユーサーたちが、1991年以来 外国人プロデユーサーたちに因って独占されてきたコミック市場をベトナム人の手に戻すべく、ベトナムコミック業界開発の手助けの為に立ち上がった。日本側はベトナム人漫画家の技術力を磨き併せて、斬新なデザインと出版技術を移植し若い購読者に親しみを覚えて貰うコミック作りの手助けをしてゆくとのだと、日本コミック漫画組合理事長、松谷貴之氏は語る。

松谷氏は、総人口8000万人の内 6割が若者で占めるベトナムのコミック市場に大きな可能性と期待を寄せる。また、学齢期の子供たちが増える事に因り、今後 益々、生き生きしたストーリーを持つコミックの需要は拡大してくるだろうと先週 ホーチミン市で開催されたセミナーの席上述べた。セミナーは、東京基金・ホーチミン市日本国総領事館・Tre出版の共催で開かれ、多くのベトナム人及び日本人の芸術家・作家・出版社を集めた。

「子供たちをより惹き付けるコミックを作るには、首尾一貫したテーマをストーリーに持たせることが重要であり、加えて創造性の高いキャラクターの存在が大切である」と東映漫画映画会社代表、泊つとむ社長は語る一方、彼はベトナムで歴史上の人物を題材にした多くのコミックや昔話を見聞し、ベトナムはいずれ科学・想像の世界から意義深く興味のある作品を作り出して行けるようになると確信したいると述べた。

毎週、ベトナムでは80万冊に及ぶコミックが発売されるが、これは如何にそれらがこの国の若者たちに支持されているかを物語るものである。しかしながら、全体の95%は海外物の翻訳で、特に日本からのものが相当数を占めている。「ベトナム国産コミック “Bimの不思議な物語”や“コオロギの冒険”“緑のかえる”なども若者たちから温かい支持を受けているものの、それ以外の多くの作品は興味の対象にならず失敗に終わってしまう。なぜなら、それらは面白味が少なくデザイン性に欠けているからだ」と、ユース出版代表Quach Thu Nguyet社長は指摘する。

「若い購読者たちは冒険・魔法・超能力・スーパーマン系のストーリーを網羅した外国製コミックを選択するのです。実際 ベトナムのコミック市場が開花したのは1991年、1992年にドラえもんが登場してからで、この物語は子供たちだけでなく大人までも虜にしました。ドラえもん以降 日本から来たコミックにはドラゴンボール・名探偵コナン・俺は鉄平などがあり、これらも若者読者の心を捉えていったのです。日本製コミックはその後も増え続け、1993~99年にはホーチミン市だけで週50万分が発刊されるレコード記録になっています。現在は日本製コミック読者数は毎週600万人から800万人の勢いに達しているのです」とNguyet社長。

「文章が興味をそそる創造的なものでないので、ベトナムの子供たちは国産漫画を好みません。それにドラえもんやミッキーマウスの様なキャラクター作りに立ち後れが目立ちます」とTre出版に所属する芸術家のLe Linhさんはいう。

日本人作家 中野弘幸さんは、現在のベトナム出版業界が置かれたコミック市場は日本の30年前と似通っています。日本では60年の歳月をかけ、コミック市場を育ててきました。それ以前は、やはり外国から輸入しなければならず、場合によってはキャラクターの名前もそのまま海外のそれを使用したものです。
現在、日本のコミック業界が発展出来たのはコミック業界とアニメ業界の連携と協力があったからです」と説明する。

「日本では、はじめにコミックが出版され、人気を博すとアニメ化されます。アニメ化により、今度は登場人物の着る服やその他の装飾品がよりディテール化されて、キャラクター全体が光り出し、読者にとって更に魅力的で包括的なストーリーのイメージが定着するわけです。ですからベトナムにもやる気のある漫画家や作家が大勢いて、しかも魅惑的な可能性を秘めた市場が存在しているのですから、是非 産業全体の活性化と発展の為に、この日本の手法を取り入れてみては如何でしょうか」と中村氏は結んだ。

(辛口寸評)
世界に通用する日本の漫画界がいよいよ本格的にベトナム市場に進出してくるようだ。表向き“協力体制”を整えると大義名分を打ち出して来ているが、少子化の進む日本市場より、国民に占める若者人口が圧倒的に多いベトナムで活路を開いて行くことは水が高いところから低いところを求めて流れるくらい自然な営みに違いない。2020年には1億の人口を有するようになると資産されているここベトナム。漫画→アニメ化→映画化→キャラクター商品の創出とベトナム経済にとっても裾野が広がる産業分野の発展は望むところだろう。今後の日越漫画界の動向を注視して行きたい。        以上

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