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2005/12/04

香港では民主派が普通選挙実施を求めるデモを展開!

香港の友人からのメールによると

香港では、民主派の力を削ぐ目的か、行政長官の選挙制度の改革原案が示されたけれど、普通選挙の実施を求める民主派勢力が数万人を集め、4日にデモをしたそうだ。香港特別行政区を代表する行政長官(返還後の現在は北京政府が任命)の選挙は2007年に実施される。行政長官を選挙で選ぶことはよいことだけれど、それなら香港基本法(憲法)で規定する議会(選挙)も、いつまでも延ばし続けずに普通選挙を完全実施せよと要求しているわけで、もっともな話だ。

北京政府とその意向を受ける香港政府は、どのような対応を見せるか注目したい。長官選挙といっても、長官は選挙人委員会のメンバーが選ぶのであって、香港市民なら、だれでもかれでも選挙人委員会のメンバーになれるわけではない。このあたりが、英国が主権者であろうと中国が主権者であろうと、香港の市民が政治に直接参加するチャンスは与えられていない。だから、香港市民が基本法に規定する議会の選挙くらい普通選挙にせよと要求するのは当然のことだ。北京政府(中国共産党)は、香港で普通選挙を実施するのは「お得意の『時期尚早』を主張」して時期の明示は避け続けるわけで、それでは、いつが適当な時期かということになると、それは香港が返還後50年を迎える頃であり、実際、その時には「中国の完全な主権下に戻ったのだから、香港基本法(憲法)そのものが存在しない。従って普通選挙はない」という展開になるのだろう。子供だましみたいな話である。

中国(北京政府)は、香港だけに、自由な普通選挙を保証するわけにはいかない。そんなことをしたら、全土で「自由な普通選挙」を保証するように迫られる。それを、仮に抑え込んでも、あるいは「自由な普通選挙」を実施しようものなら、国(現政権)が崩壊する可能性もある。そのような危険なことはできない。従って、国際社会との約束を平然と破る(香港基本法に定める「普通選挙」は時期尚早と言い逃れる)のである。

中国(北京政府)も苦しいのである。中国のこの種の二枚舌を香港の市民も、台湾の普通の人も、アセアン各国の市民(といっても華人社会の人たちが中心だけれど)も、この傲岸さを嫌うのである。従って、日米同盟が安定していれば、アジアが安定するのではなく、日本の積極的なアジア外交(関与)が、アジアの安定を招くのである。

小泉純ちゃんも、「靖国」で自分の信念を貫き通して、中韓両国から相手にされないなら、もっと、この種の事を持ち出してでも、存在感を示す必要があるにも拘わらず、頭の中は「米国」しかないようだから、哀しいけれど、どうしても頭は腐っているのかな?と思わず疑わざるを得ないのだ。

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