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2006/01/04

「福袋」のマーケティング

正月の初売りを景気づける「福袋」。本当は「夢袋」であってほしい!

多くの百貨店が販売する福袋は、最近、ホームページで中身が確認できる。そのため、各店の福袋を比較することも容易になった。中には、予約できる店もあるし、驚くことに昨年末に売り出す店も現れた。この場合、「年始福袋」ではなく「年末福袋」となるのだろうか。「福袋」は、何も年始だけの企画ではないのだから、マァ、どうでもよいことだが。

アパレル商材を扱ってきた側とすれば、その昔、年末に売り切れなかった商品や、持ち越し商品(つまり不良在庫)を見切り処分するアイデアとしてポジションを得た「年始福袋」だが、そこはやはり、不良在庫品を詰め込んだ内容だから、開けてビックリ「安く、悪い(不要品)」のイメージに染め上げられた「福袋」も多々あった。その意味で「福袋」はギャンブルな要素を持つ買い物だ。従ってババを掴むと「こんなモノ、い~らな~い」となるのは日を見るよりも明らかだ。

しかし、「福袋」は年始の商戦を象徴する「商材」だから、そうそう「余りモノを適当に詰め込んで」ギャンブルのような、当たるも八卦、外れるも八卦というわけにはいかなくなった。

現在、「年始福袋」は、4月頃になると、その年の販売実績を評価検証し、景気情勢を考え、ファッショントレンドを組み入れた翌年の「福袋商品構成」を企画する。あれやこれやと商品を組み替えながら、売れ筋商品をシミュレーションして、最終的に価格と内容の設定を終え、数量設計をした上で生産発注するのです。もちろん、見込み生産(見込み発注)になりますが、「福袋」で一儲けしようというなら、その程度の商品リスクは張らないと「福袋」で一儲けすることは難しい。

手際よく狙った「福袋」を入手された皆さん。開けて、ご満足でしたでしょうか?当たるも八卦、外れるも八卦の頃の「福袋」は「夢袋」でもありました。最近の「福袋」は事前に周到に準備された、謂わば新しい形の「セール品」でもあります。「夢袋」から「現実袋」へ巧妙に変転し続ける、今様「福袋」の今日この頃です。

それでも「福袋」は「夢袋」ですよね。

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