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2006/01/06

業種毎の顔は自然に形成される?!

年があけ、新年のビジネスが始まりましたが、と言っても、実際には来週10日からということでしょうが。なぜって、4日に仕事始めだった会社も、5日に始めた会社も、どちらかといえば、今日6日まで、挨拶廻りだとか何だとか言い続け、実際には仕事にならなかったからです。マジメにご自分の仕事と取り組まれた方も、おありだったとは思いますが。

全体には、やはり、「年始のご挨拶廻り」に大半の時間を費やされて終わったのじゃないですか。それが無理のない平均的なところでしょう。

ところで、街を行き交う人たちの「服や髪型、持ち物(鞄などですが)」を何気なく見ていて、改めて驚いたことがあります。(別に驚くほどのことではない!とお叱りを受けそうですが)

一般的には、街は業種毎に形成されていることもありますが、その業種毎の街区毎に、そこを行き交う人たちの姿形が同じなのですね。

証券業界の人は、やはり証券業界の顔というか一括りにできそうな顔をしているし、何よりも、同じような種類の服や持ち物に収まっている。これは銀行も同じようなもので、生保や損保も、同じ金融業界の括りだから、よく似た服装によく似た髪型、何よりも鞄や小物などは、どうしてここまでって思わされるファッションでした。

ゼネコン業界や、それに関連する業界の人たちは、やはり、それなりに業界の姿形を顕した服装(趣味)、持ち物、髪型に見事に集約されていた。どうしてなのだろう。そのスタイルでないと、周囲が相手にしてくれないから?!住宅業界は、ちょっとだけオシャレだったような印象があります。

それに比べたら、繊維業界でも川下(消費市場)に近い側に位置する、ファッション業種に籍をおく者は、業界がシンドイって云ってみても、やはりそれはそれは、煌びやかだし、活力が溢れていてスマートだし、やはりセンスはずば抜けている。鼻高々だった。ザマー見ろ!

航空業界の人たちは、業務柄オシャレなはずだのに、どうなのかなぁ~?ってイメージだったね。原油価格が上がっても、そんなにビクビクするこたぁないでしょうが。

やはり、広告の業界は、本質的に「バサラ者」の集まりだから、わがファッション業種と同様に、オシャレとセンスアップには気を遣っていることが溢れ出したファッションだった。やはり、我々も同じだろうけど、「バサラ者」って云われようと、どこか世間から浮いていないとダメなんだ。

しかし、こんなに「カブイた」ことばかり云ってられるのか、今年の景気は?という懸念は残されたままだ。消費財を末端市場で売り続ける小売業は、意気が高いけれど、それを創出し生産し供給する側には、依然厳しい風が吹き荒れ続けている。今の寒さは、春物商材の展開に大きく影響するだろうから、ファッションビジネスという農業に近い業種のマーケティングやマーチャンダイジングを考え、それを含めた経営戦略と政策を担当する者としては、厳しい修行の途が待ち受け果てしなく続いている。

そういえば、女優の三林京子さんが、桂米朝師匠に弟子入りし、「桂すずめ」を名乗られ、上方落語の噺家としても立派に席をお努め中ですが、今年、頂戴した賀状は、噺家「桂すずめ」で引き締まったものでした。これだけ和服の似合う人も珍しい。ホントに惚れ惚れしてしまいます(ご迷惑な話で、すみません)。

人は本来、幅広く才能を発揮できるのに、どうして、業種の顔や制服みたいなファッションに幅を利かされ、閉じこめられてしまうのだろう。悲しいことだ。これからの日本は、型に填った確かな人材も大切だろうけれど、それだけではなく、創造性の豊かな人材で勝負しなければ、国際競争に勝てるとは思えないのに、本当に、現在を担う、各分野の事業経営者は理解できているのだろうか。日本は、本当に画一的で個性を潰し、息が詰まりそうな空気が、まだ経済はもちろん社会全体を支配しているように見える。

少子化を憂う前に、創造性豊かな分野の人材を大切にし、創造性を伴う知恵を競い合うことを、国の政策の第一番の軸に据えるべきではないのだろうか。街を行き交う人たちや、新年の賀詞交換会なる別段新しくもない場で、空気から感じ取れたことだった。

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コメント

ううーーんいいお話ですね。

もっと人間っぽくいろんな個性が服装にあふれ出ているような
社会になると楽しくなるんでしょうけどね。

投稿: 石井良佳 | 2006/03/16 22:02

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