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2006/08/05

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第74号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年8月5日 土曜日 第74号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_32いつもお世話になっておりますベトナムから、ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その74 今週のヘッドライン

*7月31日(月) 中国人観光客の期待
*8月01日(火) ジャパン・フェスティバル2006
*8月02日(水) 幼稚園不足深刻化
*8月03日(木) 時代遅れの尊厳
*8月04日(金) 有害サイトから子供を守る
*8月05日(土) 日越経済関係の行方

7月31日(月) 中国人観光客の期待
*中国雲南省からやってきた企業家グループはメコンデルタのTien Giang省を訪れ、観光業発展の可能性を調査した。Tien Giang省当局者は一行に地元の産品・観光業、それに投資について紹介した。同省人民委員会副委員長のTran Thanh Truong氏曰く、Tien Giang省は今後、省を挙げて観光資源・観光に付随するキャンペーンプログラム・旅行ギフトなどの情報交換を雲南省と将来的に交わして行きたいと述べた。

中国視察団一行はTien Giang省に対し、メコンデルタの特徴を生かし、中国人観光客の趣向に併せた地域の伝統やエコツアーなどを立ち上げる努力をして欲しいと要請した。今年これまでにTien Giang省は5万人の観光客を誘致しており、内27000人が外国人客で、その3割が中国本土からの観光客となっている。

(辛口寸評)
ほんの2~3年前まで、中国語を操る観光客といえば、台湾人か香港人、或いは近隣の華僑といったのがベトナムの相場だったが、中国本土の好景気を反映してか、最近はメインランドの中国人たちが日本で随分前に流行ったマディソンスクエアガーデンのような旅行会社名が入ったスポーツバックを片手に大挙してこの国に訪れる姿を見かける。ついこの間も、メコンデルタ観光の人気スポット、メコン遊覧を楽しんで来たところだが、船着き場でも、レストランに入っても大勢の中国人ツアー客たちが喧嘩でもしているような大声でワーワーと盛り上がっていたところに遭遇し、唖然としたものだが、その一方で、中国人観光客の増加は見過ごせない自治体の重要な収入になるであろうことは容易に読み取れた。

尤もこれはベトナムだけに限らず、中国人観光客の誘致はどこの国に取っても旨味のある産業で、彼らが観光地先で失踪さえしなければ日本なども是非積極的に受け入れるべきだと思う。
個人的に今回、雲南省とTien Giang省の邂逅が両省を強く結びつけ、雲南からTien Giangまでの区間をメコン川を船で下るツアーを立ち上げてくれたら直ぐにでも参加したいと思う。一ヶ月ほどかけ、中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムと川伝いに人々の生活風景を眺めながらゆっくりと下って見たいものだ。

8月01日(火) ジャパン・フェスティバル2006
*今月、ベトナムで日本の伝統芸能とモダンアートで構成されるジャパン・フェスティバル2006が開催される。8月18日から25日にかけて主だった都市で行われるこのフェスティバルは、ベトナム人に他国の文化を知って貰うために国際市民交歓プログラムの一環として催される。この手の催しではベトナム最大規模となる今回のジャパン・フェスティバル2006開催目的はこれまで築いてきた日越二国間の友好関係を更に強化・促進である。フェスティバルは、ハノイのCau Giay体育館で二日間に亘り行われる空手選手権大会や8月22~23日までホーチミン市Thanh Longスポーツセンターでは日越の青年らによりサッカートーナメントが繰り広げられる。

表千家・裏千家によるお手前の披露は、前者がDaewooホテルで20日に、後者はHanoi Opera劇場で21日に行われる他、日本の踊りや民謡などは21日夜8時からHanoi Opera劇場で開催されるがその演目は、琴・三味線演奏やよさこい踊り・タップダンスなどが繰り広げられるとのこと。日本の芸術好きには21日から3日間Nguyen Thai Hoc通りにあるベトナム美術館へ出掛けると良いだろう。加えて、21~23日、国家映画センターで日本のアニメが上映される。日本料理を楽しみたいのであれば、21~22日の間、Hoa Sua職業訓練校で日本食クッキングクラスに参加可能だ。尚、フェスティバルではロック&ポップミュージック演奏や経済会議なども行われる。

(辛口寸評)
日本がベトナムに対し、このような催しをしてくれることはベトナム人を家族や親族に持つ日本人のひとりとしては実に嬉しくもあり喜ばしいものだ。ここまで行き着くまでに、日越双方の関係者諸氏には様々なご苦労があったと思う。実は筆者は昨年、恐妻会母体の在留会有志らと共に、“盆踊り大会”を企画し、実行した。資金をを有志で持ち寄り、出来る範囲で行おうと立ち上がったのだが、如何せん サイゴン発の試みであり、しかも商工会のようにベトナム政府から組織団体として認められているわけでもなく、当初、同じ日系社会の中でも、好意的に捉えてくれた人々は極僅かしかなかった。

それでも、実行委員会を立ち上げ各委員で役割分担を明確にし、粛々と準備を進めたのだった。予算は僅か2500米ドル、これで全てを間に合わせなければならない。日系の関係各位に協力のおねがいをして回り、会場租借の交渉、総領事館から後援を取りつけ、その一方で櫓の準備、週に一度の踊りの練習等々、それぞれの委員が最後まで音を上げず、盆踊り当日は盛況の内に幕を閉じることが出来た。この間、3ヶ月余り、流石に盆踊り終了後、一ヶ月間は燃え尽き症候群に見舞われたものだった。

今年も10月に第二回盆踊り大会が計画されているという。
一回目の成功があり、今回は開催準備も順調に進んでいるという。ジャパン・フェスティバル2006の寸評を書く積もりだったが、思わぬ脱線をしてしまった。ホーチミン市で行われる行事には是非家族を伴い見学に行きたいと思う。

8月02日(水) 幼稚園不足深刻化
*ホーチミン市の幼稚園不足は、園齢期の子供を持つ親たちを不安に駆らせ、何とかその子供たちの保育場所を確保しようと躍起になっているという。統計に因れば市内には541の幼稚園があり、内350軒が公立、残りが私立だ。しかし、既存の幼稚園数は市民の需要を満たしていないのが実情である。市教育訓練課は市内の全ての幼稚園に対し12クラス設け、生後18ヶ月からの幼児を受け入れるよう要請したが、それを実行した幼稚園は片手にも満たない。

市教育訓練課Nguyen Thi Kim Thanh幼児教育係は、問題の根源は保育士不足にあると指摘している。ホーチミン市は毎年800名の保育士を必要としているが、実際、採用される有二つの条件を兼ね備えた採用者は300名程度でしかない。二つの条件とは先ず、ホーチミン市に住民票を持つ者で、且つホーチミン市保育士訓練短大か高校を卒業していなければならないのだ。Thanh係長は、Nha Be区のケースを引き合いに出し、5つの幼稚園が保育士不足に拠って10クラスしか設けられない実情を語った。

ベトナムでは育児休暇が4ヶ月認められている一方、幼稚園は12ヶ月の幼児からしか入園を認めていない。これにより、多くの母親たちは育児のために無給で産休延長をしなければならないのである。一人の保育士で3人までの生後12ヶ月児の面倒を見る一方、年長者クラスの場合、一人の保育士で20~30名の幼児を担当することが可能だ。従って、全ての幼稚園は予め必要な保育指数とそれに掛かる経費を新設クラスを設ける際、算定しなければならないのだが、この数字に新しい備品の費用は盛り込まれないのだという。ある園長先生に拠れば、各備品のひとつひとつを細かく審査し、幼児たちの安全性が確保されるのか最優先にするため、クラス新設は簡単には進まないと語る。

コストが上がっても、他方、幼稚園の月謝は1998年度に設定された国の枠組みに沿うことが求められており、収支バランスが全く採れず、しかも物価上昇率との乖離が近年甚だしいのが原因とも云える。現在、国営幼稚園の月謝は10万ドン(US6.25$)、公立は25万ドン(US15.63$)で、結果的にそれらは幼稚園経営に重くのしかかって来ている実情なのだ。教育訓練省の規則では、幼稚園1クラスにつき30名の園児としているが、多くの幼稚園がその倍の60名を収容し、収支を合わせようとしているのである。

多くの工業団地や加工区を有するTan Phu区人民委員会教育訓練係のHong Hai氏は、保育士不足と公立幼稚園の運営の限界を緩和するために、区では積極的な私立幼稚園建設を持ちかけ労働者の子弟が通える施設を増やし需要を満たして行くべきだという。しかし、その為に供給できる区内の土地は僅かであるとHai氏は顔を曇らせた。

(辛口寸評)
まるで、日本の団塊の世代の教育事情を聞かされているような、今のベトナム教育事情である。今回は幼稚園問題に特化された記事ではあるが、小学校・中学などへ進級しても事情はさほど変わらない。事業が午前と午後の部に分けられているので、極端な生徒超過のぎゅうぎゅう詰めなんてことは避けられるものの、要は学校が絶対的に不足しているから、こうするほかないわけだ。

小学校や中学校なら二部制を引いても子供たち自体ある程度、親に頼らずとも身の回りの自分の世話は可能なので問題はないが、やはり幼稚園となると話しは別だ。育児のために親が働きに行くことが出来ず、当然、その間の収入は途絶えるし、国や自治体に取っても、もったいない。規制緩和を促し民間に幼稚園経営を許可して行くのも確かに妙案であるが、既に高騰した土地を購ってまでそこへ参入する個人も企業も、損得バランスを考えたら、ビジネスにもならず尻込みするしかないだろう。

役所も今のところ具体的な解決策を持っていないらしいが、現在、南部ベトナムだけ捉えれば既に労働者不足が指摘されている。特に、工業団地及び加工区などが深刻になってきている。産休明けの労働者でも貴重な戦力であるはずで、これを補うためにいっそのこと、今後、官民問わず工業地帯や加工区を作る際、託児所や幼稚園を設けるようにすればどうかと筆者は思う。法的にそのように仕向けることが多少の問題解決に繋がると考えるのだが如何なものか?とはいえ、この問題は市全体が抱えるものであるので、それ以外の場所については、妙案が浮かばない、、、。

8月3日(木) 時代遅れの尊厳
*人間の尊厳に対する価値は永遠に変わらぬものであると私は思う。世のため人のために尽くすことは、それが自己犠牲に立脚したものであったとしても貴重で尊いものだと常々考えてきた。しかし、今日、その考え方が人々から徐々に崩れ去ろうとしている。私がこの思いを強くしたのは父の死に目に会い彼の生き方を今一度呼び起こしそして、それに照らし合わせた結果だった。

あれはもう何十年も前のことだった。病に冒され臥せっていた父に妹が彼女の勤める病院から輸入物の栄養補助食品を持ち帰り父に食べさせようとした。このような貴重な食品は市場にもなく、痩せ細った父を前に妹と私はそれを盛んに勧めたのだった。父は枯れ枝のような細い腕を伸ばし、食品に貼り付けられたラベルを読み「スウェーデン産?」と尋ねた。妹はその食品がスウェーデンから援助物資としてベトナムに贈られたものであることを伝えると父は、孫のBiの栄養状態が良くないのか?と問い返した。

「そんなことはない」と妹が言うと、父は静かにそれを妹に渡し、「返しておいで、、、これは私には必要でないと」と優しく諭した。妹はなんどもこの食品は余分に支給されたものであって決して、横流しされたものでないことを父に説明したが、彼は頑として受け取ることを拒否したのだった。父は抗仏戦争で兵士として戦った。彼はそのとき上官から、民間人よりどんな小さなものであったも取り上げることを強く戒められたためか、栄養失調児に贈られた栄養食品に手を出すことですらもっての他と考えたに違いない。それほどの自戒と自己犠牲を信条として持ち続けたのだろう。

父は今のベトナムの現状を知らない。多くの公務員が多額のお金を横領し、子供たちを海外留学に送り出し、それでも出世して行く。そして後進に説教を垂れていることを、、、。

私は父の意に沿うよう妹に栄養食品を病院へ返して来なさいと言うと、私は品質が落ちる栄養食品を買い求め、それを父に渡すことにした。これで少なくとも父の尊厳を保つことが出来る。
父はそれを受け取ったものの私に「高価なものに無駄遣いをするでない。私にはおかゆで十分なのだから」といった。そして彼は、か細い声で私に農民が作るお米の大切さ有り難さについて語ってくれた。

父は今、田んぼの横で永遠の眠りについている。毎回、お詣りをする度、この時の父との想い出が蘇り、父が固く栄養食品の受け取りを辞退し、良かれと思い妹がした行為を踏みにじられたと大泣きした妹の泣き顔と共に昨日の出来事にように思い出される。父のこのような行動は現代にあっては既に時代遅れなのだろうか?言葉もなく自問自答する。父の姿勢は過去の産物でしかないのであろうかと、、、、。

(辛口寸評)
時折、筆者はベトナム人のかみさんとバック・ホー「ホーチミン主席」の話しをすることがある。国を思い高潔で優しいホーおじさんのイメージは、今も彼女の胸には息づいており、如何にベトナムにとって大切な人であったのかを蕩々と語る。しかし、経済が発展して行くと共に、役人の不正は至る所で蔓延り自分と家族と身内さえ良ければ後はどうでも良いと言った風潮がベトナムを包んでいる。「バック・ホーは天国で泣いているわ。おじさんが望んだのはベトナムはこうではなかったなかった筈」と決まって漏らす。
国民が豊になること むろんバック・ホーもこれについては喜んでいるだろう。しかし、歪な不正が罷り通るベトナムは彼の本意では断じてなかっただろう。時間はまだまだ掛かるだろうが、この国の指導者の人々は、経済のみならずバック・ホーの子供として恥ずかしくない国の舵取りをしていって欲しいと思う。

8月04日(金) 有害サイトから子供を守る
*Phan Minh Ducくんは彼が4歳半の時から毎日インターネットを利用し両親と連絡を取り合っている。Ducくんはインターネットでアメリカ・ベルギーでそれぞれ暮らす両親とチャットやチェスをしたりするが、その過程で父親から英語も学んでいるという。彼にとっては同世代の多くの子供たちのようにインターネットは日課になっており、膨大な情報を集めたり意志の疎通を図っているわけだ。
しかしその一方で、暴力・セックス、その他諸々の有害サイトの危険に晒されている。保護者にとって家庭や学校などでポピュラーになってきたインターネット・コネクションで子供たちを如何に有害サイトに触れさせないかが、悩みの種となりつつある。

ホーチミン市コンピューター協会の最新報告書に因れば、ベトナムのインターネット利用者数は現在1300万人を数え、昨年同時期より600万人の増加となったという。Ducくんの母親Vo My Linhさんは、以前、息子がインターネット使用時にどんなサイトに出くわすか心配したこともあったが、読み書きも満足にこなせない息子に、それほど大きな問題ではないと考えていたが、今は息子にどんなサイトを見たら良いのか指導するようになったという。「コンピューターにロックをかけることも可能ですが、最良な方法は息子にサイトに関する教育を親が施し、自ら有害サイトにアクセスさせないようにすることですよ。」とLinhさん。

主婦のNguyen Kim Quyさんは息子がオンラインに向かうときには帰宅するようにしていたという。彼女のPCはリビングルームに置かれ、彼女は読書、ご主人はテレビ鑑賞、息子はネットサーフィンを楽しむと入った具合である。「これなら息子も有害サイトへのアクセスは出来ないし、息子も殆ど音楽サイトや友人とのチャット、或いは彼が興味を持つ情報収集を楽しんでいるようです。それに、むやみにインターネットから発信されるオファーに回答をしないよう注意を与えています。」とQuyさん。これは住所などを見知らぬ者に知らせることにより、強盗を招き入れることになりかねないからだ。

LinhさんもQuyさんも、インターネットの便利性・有益性は別にして、有害サイトの悪影響から子供たちを守る為に必要な含蓄のある意見をここに述べている。ハノイ工科大学Bach Khoa Internetwork Security Centre代表Nguyen Tu Quang氏は、インターネットが普及しつつある今日、子供であろうと大人と同じように様々な情報にアクセスが可能となったが、子供たちは有害サイトに関する知識が不十分で、保護者は注意が必要だと警鐘を鳴らす。保護者もネットサーフィンの技術を身につけ有害サイトの見分けが出来るようになることが大切で、それが可能となることに因り有害サイトから子供たちを遠ざけられると語る。加えてインターネット利用時間の制限を設けた、有益サイトを防ぐソフトウェアを搭載するのも重要だとする。

(辛口寸評)
ベトナムもADSLが整備され、数年前と比べればネット環境が格段に向上している。以前ダイアルアップの頃だと、1MBの画像でも添付されてメールが送られて来たりすれば、20分もダウンロードに時間が掛かったものだが、それが今では、インターネットを利用し、動画つきの無料ネット電話も可能となり、チャットもさることながら外国に親戚を持つベトナム人たちが互いのコミュニケーションを図る上で、爆発的普及の起爆剤になっているのは容易に予想がつくというものだ。

有害サイトについて言えば、ベトナムでは中国などと比べるとほぼどんなサイトにもアクセス可能である。一時期、噂ではフィルター或いは検閲が掛かっているとも言われていたが、自らの経験ではほぼフリー状態というのが実情だろう。記事に因れば、親が子供に対しインターネット利用法を指導することが大切だと言い切るが、筆者もこの意見に賛成だ。話しは少し飛ぶが、ベトナムではベトナム人が作ったローカル・ウィルスが多数存在する。それようのアンチウィルスソフトもあるほどだ。

故に、有害サイトをブロックするソフトを搭載することはひとつの解決策かも知れないが、それで完璧とは残念ながら云えない。
聞いたところに因れば、Yahooベトナムが登場して以来、キーワード検索が破られたという。どういうことか言うと、検索に引っかかる特定の単語でこれまでの検索はされてきたのだが、“隠語”などを利用したり、或いは普通の単語を入れて有害サイトに導く方法が出てきたというのだ。これから云えるのは、結局、どこまで行ってもウイルスが進化し永遠になくならないように、フィルターも限界があり、とどのつまり保護者が考え子供に使い方の指導を徹底することが最良の方法なのだろう。

8月5日(土) 日越経済関係の行方
*7月28日 Nguyen Minh Triet大統領は、日本から供与されるODAの運用法を向上させる一方、外国投資家を惹き付ける投資環境整備を進めて行くと発表した。この大統領の発言はハノイへ訪れた日本の国会議員、横路孝弘氏との会合の席上なされたもので、併せて日本との伝統的な友好関係構築に邁進すると共に、恒久的な安定的且つ価値ある信頼関係をベースとし、二国間で包括的兼戦略的協力を促進させて行くことを希望した。

Triet大統領は横路孝弘氏の来越を歓迎し、この訪越が2つの国の立法府の関係を促進するのを助け、両国間での貿易は増大は両国政府と両国民の相互信頼・相互理解・相互協力に貢献している現在の流れに満足していると語った。日本は現在ベトナム最大のODA供与国で、1992~2005年の間にUS10.4b$に達し、国際社会全体で30%の拠出を占めている。今年第一四半期の日越貿易額はUS2.96b$で、対前年比で30%増となった。昨年末で、日本から約600件の投資プロジェクトが立ち上げられており、総額はUS6.2b$に達した。

大統領は今後の二国間関係は第一次~第三次産業のみならず、ヘルスケア・教育・文化交流などでも促進を加速に期待を滲ませた。また先頃、二国間で調印された日越共同イニシチャブ第二段階を賞賛し、ベトナム投資環境整備の進化と共により多くの日本人投資家が効果的で長期視野に立ったベトナム投資に役立つことになるだろうと述べた。これに応え横路孝弘氏は、ベトナムの経済発展を目の当たりに出来、投資環境が向上している姿を見ることが出来て嬉しく思うと語り、大統領は横路孝弘氏からの訪日要請を受託した。

(辛口寸評)
ベトナムは大統領・首相・国会議長とも先月一新し、これからの政治手腕がどのように出されて行くか関係各国は興味津々で外交を展開しているところだが、その中でも特に目を引くのが今回、Triet大統領が訪日要請を受託したというくだりである。大統領といえば、首相より日本では格上と考えがちだが、ことベトナムについて言えば同格、ただ経済が絡んだときは大統領より首相の方が格上なのだ。そこで、首相を先ず招聘出来るかが今後の二国間関係を占う為の重要な要素となる。

今回、仮にこの記事の大統領の招聘が正式のものとなったとすれば、首相はどこの国へ挨拶に行くことになるのだろう。恐らく、中国にというのが筆者の考え方である。Dung首相は親中派とも目されているだけに、今後の日越経済関係に注視して行く必要があると思われる。

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ベトナムで是非、訪れたい美術館は、ベトナム歴史博物館とベトナム美術館です。フランス植民地時代のファミーユ・ド・ジャンヌ・ダールという教会の寄宿舎を前身とし、1971年に美術館として開館されました。バルコニーのついた3階建てのフランス建築です。... [続きを読む]

受信: 2008/04/23 11:34

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