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2006/12/10

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第92号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年12月9日 土曜日 第92号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_62いつもお世話になっておりますベトナムからニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その92 今週のヘッドライン

* 12月04日(月) 意外なベトナムの裏芸
* 12月05日(火) ホワイトカラーの社会貢献
* 12月06日(水) STOP ザ・エイズ!!
* 12月07日(木) 更なる発展に今 必要なこと
* 12月08日(金) Bai Chay大橋完成と効果的なODA
* 12月09日(土) 僕も私も笑う自動車セールスマン

12月04日(月) 意外なベトナムの裏ワザ
* ベトナム切手マガジン2005年版と10種の切手コレクションが、この度、アラブ首長国連邦で開催されたドバイ国際切手展覧会に於いて見事に入賞しました。ベトナム切手協会はこの展示会に切手マガジン2005年版と9種の切手コレクションを出展し、12のボリュームを含んだマガジンがシルバー賞に輝いた他、Binh Dung省が発行した“素敵なサッカー”と“ベトナム我が祖国”のふたつのシリーズも入賞しました。

“素敵なサッカー”シリーズは過去にベトナムサッカーチームが国際大会で行ったポーランド戦、ラオス戦、メキシコ戦、ウルグアイ戦等を紹介する図柄となっており、“ベトナム我が祖国”ではベトナムの風光明媚なハーロン湾、古都フエ、チャム遺跡等の観光地を取り上げたものだ。Quang Nam省からも展覧会に、ホーチミンおじさんの切手コレクションを出品した。これらの他にも北部Quang Ninh省やホーチミン市からも出展がなされている。

展覧会主催者に因れば、今回のベトナムの出展はバランスの取れた切手を厳選したことが入賞に繋がったのだろうと言い、加えてい希少価値が高い古いベトナム切手に対し、世界中の切手コレクターを魅了したのだと語った。

(辛口寸評)
余り知られていないことだが、ベトナムは以前から外国人への販売専用の記念切手や記念紙幣などを定期的に発行しており、その図柄や意匠などは世界に定評がある。外国人(主に旧イーストブロック向け)に作られたそれらの紙幣や特に切手は、動物・植物・スポーツ各種シリーズなどのデザインは緻密で色彩の鮮やかなものが多く生み出された。

なぜ、ベトナムがこのような物の生産に力をいれたかと言えば、当時は西側からの経済封鎖が続いており、貴重な外貨を稼ぐ為に有効な手段だったからに他ならなかったのだ。幸い、この技術は豊になりつつあるベトナムで伝統の技が内需用に生かされ受け継がれて更にパワーアップし、人々の目を楽しませてくれるようになった。美しい切手の見学と購入は、中央郵便局へ行かれると実物を数多く堪能できるので、ご興味のある人は是非足を運ばれるとよいだろう。

12月05日(火) ホワイトカラーの社会貢献度
* ホーチミン市の経済成長の牽引的役割を果たし貢献しているのは、高学歴のホワイトカラーたちだ。最近の報告書に因れば、ホーチミン市には科学・技術分野で活躍する人材は30万人を数え、その内3000人は博士号を、5000人が修士 他に教授・客員教授など450人が住んでいる。これらの人々は全て科学・技術の重要な分野で働いており、技術確信の鍵を握るとされる。統計に因ると、彼らの研究成果の7割が製品に活かされているという。企業の生産ライン近代化プログラム技術は、それを導入した企業製造コストの35%の節約に繋がっており、金額にすると実に260bドンを浮かせた計算になるという。

輸出企業の様子から研究・開発をローカルで行った結果、更にUS2m$の付加価値を高め、2000~2005年の5年間で国内の科学者の工夫に因り新たに創造された技術は金額にして1tドン以上の価値をホーチミン市に与え、今日ではベトナム全土で利用されているという。生物技術研究所・熱帯生物研究所・収穫後保存加工センター・ホーチミン市工科大学・ホーチミン市自然大学・ホーチミン市経済大学などの多くの研究と教育機関で行われている様々な研究もホーチミン市の経済発展に寄与している。

仕事の例を挙げると、「Can Gioマングローブ森林のリハビリテーションと持続可能な開発」と名づけられたプロジェクトで見つけることができる。これにたいし、2005年には科学技術貢献を讃えホーチミン市から賞が贈られている。このプロジェクトは、戦争中、米軍の枯れ葉剤の使用からダイオキシンで破壊された森林を蘇生させる技術でこれまでに38,000平米の修復に成功している。

ホーチミン市内で研究に携わる科学ユニットの87.6%が中央政府が所轄しており、それは市の90%の割合を占めているという。その一方で、工業と農業関係に従事する科学者は市内全体の2割に過ぎず、これら関連分野の人材不足が指摘されている。これら人材育成に国とホーチミン市の協力・連携が強く望まれるところだ。
改善策としてサラリーやボーナス面の優遇政策を全面に押し出すことで、これら分野ヘ後進の目を向けさせ、人材の拡充を図ることが結果的に社会への大きな利益として還元されるだろうと専門家は語る。

科学・技術分野のマネージメントと組織改革 特に資金管理の部分での改革が求められている。科学者たちにとって生産者(研究開発依頼を附託する)は最終消費者にあたるように、科学者と生産者、そしてマネージャーとの綿密な協力を促進するのを常に切望しているのだ。元ホーチミン市人民委員会科学技術部Dao Van Luong部長は、「これからの科学者は、IT・バイテク・新素材開発及び一般工学の4つの領域とその自動化についての研究を集中させるべきで、そこから付加価値を生み出すことが肝要である。」と語った。

(辛口寸評)
記事の内容から多少外れる寸評を書くことをお許し下さい。日本では、医者であれ、大学の教授であれ、博士であれ一見すればその人が知識階級に属す人かどうかの判断は割とつき易いと個人的に思っている。何故なら、日本人の多くはその職業につき、経験を重ねる毎に、職業的風格と押出しが出てくるからに他ならない。
簡単に言えば、職業に形というものがあって、それに自己を当て嵌めて行くのが、その仲間内において尊ばれる重要な要素となっているのだろう。

その一方で、筆者の独断と偏見が許されるなら、ベトナムの場合、見た目で人を判断する事は非常に難しいといえる。14年の滞越経験から言えば、ベトナムのインテレクチュアルの多くは、先ず格好をつけ無い!高尚で有名な学者や研究者ほど、脳ある鷹は何とやらで、極々、普通の人にしか見えないのである。いや場合によっては、身だしなみに一切気を遣わず兎に角、研究さえしていれば、後は何もいらないと言うのは極端に過ぎるだろうが、そういう人々が多いようだ。

「如何にも私は○○です」と威張って体全体で主張する人には出合ったこともない。ここで筆者は、ここで是非を語るつもりはない。
が、日本は完成された能力が備わると、次に人工的な形式・権威に寄り掛かり飾った自己を表に出す文化を持ち、その一方でベトナムではあくまでも能力のあるものが、その職につき極々自然体でそれを探求し、人知れず社会の縁の下の力持ちを演じているように思う。
少し贔屓目かも知れないが、、、。

12月06日(水) STOP ザ・エイズ!!
* Nguyen Minh Triet大統領は全てのベトナム人民に対し、積極的にHIV/AIDSとの戦いに参加するよう呼びかけた。「AIDSを止めよう、それが約束です」とTriet大統領は明日の世界エイズデーを前に厚生省とハノイ人民委員会主催の会合の席上語りかけた。会合で、大統領は過去数年間ベトナムがHIV/AIDS撲滅に関与し好成績を残してきたことを褒め称え、同時に各国政府・ベトナムを支援する個人やNGO団体に対し謝意を述べた。

HIV/AIDS防止活動は、社会経済発展の礎を構築するために取り組むべき最優先課題である。これを成し得るには、多くの国民の参加は勿論のこと、省庁間・関連機関相互の協力及び連携が不可欠であると力説した。「HIV/AIDSの有効なワクチンは未だ開発されていない。しかし、我々は全てのコミュニティーが一致団結し、この病の拡散防止に立ち上がらなければ行けないのだ。」と大統領。

会議冒頭のスピーチで、Truong Vinh Trong副首相は全ての省庁と人民が共産等決議54号のリーダシップと感染症防止並びに感染症予防を熟知し、感染症防止活動を積極的に推進して行くかねばならないと提案した。副大臣は、各国政府及び機関へ感染症対策に於けるベトナムへの支援を呼び掛けた。

厚生省の試算に因ると、ベトナムは2006~2010年の間に感染症予防対策費としてUS400m$を必要としているのだという。同省の統計では、112444件のHIV感染者が今年10月30日時点で報告されており、内19152人がAIDS患者に認定され、既に11155人が亡くなっている。UNAIDSに因ると、毎日100名のベトナム人がHIVに感染しており、2005年に新たに37000人の感染者が生まれており、2000年の感染者数は122000人だったが今年は280000人と過去6年足らずで二倍の勢いで感染者数が増加しているのだ。

(辛口寸評)
このところ都市部の若者を中心に性のモラルの低下が指摘されつつある。特に最近は、インターネットより性の知識に関する情報が幾らでも取れるので、その流れは既に先進国と同じといっても過言ではない。つい先日も、ベトナム人の友人から仕入れた話では、所謂ベトナムのドラ息子・ドラ娘たちは週末になるとセックスパーティーを開くのだという。そこには当然、酒ばかりか薬物も持ち込まれ、完全にハイになった状態でほとんど前後不覚となり、パートナーをとっかえひっかえ替えて朝まで過ごすのだそうである。

まさかこのベトナムでそんな事は無いだろう~と、筆者も流石に信じられなかったのだが、うちのかみさんにそんな話しをしたところ、「雑誌にも乗っていたよ」と言われて二の句が付けなかった。まるで実話系の世界である。また、市内のディスコなどでは、公然と売春が増えて来て若者たちが安易な性に走るようにもなってきた。
これらがHIV/AIDSの蔓延に拍車を駆ける原因の一旦になっているのは間違く、経済の発展の裏で社会問題が大きな胎動をしつつある。ベトナム政府のより一層の取組みに期待したい。

12月07日(木) 更なる発展に今 必要なこと
* Nguyen Tan Dung首相は投資計画省が来年の社会経済計画を効果的に推進する上において省内の欠点をカバーするよう呼び掛けた。ベトナムの社会経済発展は現状、各省庁及び各自治体の努力不足により、進捗が遅れているとDung首相。欠点には政策策定・実行段階・各関連機関の連携不備、それに無駄遣いを誘発する杜撰なプロジェクト管理などの問題が含まれている。「プロジェクトの遅れは我が国の大きな無駄を生み出している」とDung首相は訴えた。

この首相のコメントは投資計画省主催で開かれた今年の活動の検証と来年の計画について話し合う会合の席上で発せられたものだ。首相は投資計画省に対し、特に鍵となる建設分野のプロジェクトの効率化を図るよう促すと共に、市場の管理と修正に焦点を合わせ各省間の調整を強化して、投資家により多くの権利を与えるよう要求した。加えて投資計画省は、国内外の投資家を惹きつける為の行政改革に焦点を当てインフラ整備に寄与しなければならず、今年ベトナムのGNP伸び率は8.2%を記録しているものの、ベトナム本来のポテンシャルを出し切れていないとDung首相は苦言を呈した。

2006年にベトナムが打ち立てたいくつかの重要な偉業は、社会経済発展に有益な効果を創造した。中小企業の生産性は向上し、ベトナムは凡そUS9b$に及ぶ外国投資を引き寄せた。Dung首相は、今年ベトナムがWTOに加盟し、国連の非常任理事国へのノミネーションを果たし、ハノイでは第14回APEC会議を議長国として主催したこと等を上げ、これらの偉業はベトナムの国威高揚の重要な役割を担ったと語った。

計画投資省の会合で、Vo Hong Phuc投資計画大臣は今年ベトナムが8.1~8.2%の間の高い経済成長率、そして8%以上稼ぎ出し、しかも2006~10年の目標経済成長率であった7.5~8%の平均値よりも高い数字であると答え、その上で国の予算・投資・国際借款の返済など国家経済の健康状態を表す要素は安定していると結んだ。

(辛口寸評)
以下は筆者の個人的な憶測である。WTO加盟・APEC議長国の成功は確かにベトナムにこれまでにない自信と自尊心を与えたと思う。これらを胸に刻み更なる国の発展を望むのはDung首相はベトナムの指導者として当然のことだと思われる。確かに、気持ちに弾みがついているこの機会に強力なリーダーシップで、より上を目指すことも大切ではあろうが、筆者はここでDung首相は一呼吸置く余裕が見せることが必要ではないかと思えてならない。

Dung首相意外、恐らくほとんどの閣僚はDung首相と気持ちをひとつにしていると推察するが、ここで辣腕を振るい過ぎれば、齟齬が生じ返って、思いとは裏腹の結果しか得られないだろう。Dung首相も宰相になって間もなく半年になる。日頃から発破をかけ続けることも大切だが、ここ一年くらいはしっかり政権内での足場固めをしておくのが良いのでは無かろうか、、、。

12月08日(金) Bai Chay大橋完成と効果的なODA
* 我が国第三番目の規模を誇る北部Quang Ninh省のBai Chay大橋が先週の日曜日公式に開通した。下院副議長のNguyen Phuc Thanh氏が、メインブリッジとHa Long市の観光スポットBai ChayからCua Luc海峡を跨ぎ、Hon Gai町に続くサブブリッジの渡り初めに出席した。全長903m、幅25.3mで4万トンの船が行き交う事ができるこの大橋は、日本高架橋構造研究所によるデザインで、この完成はハノイ・Hai Phong・Quang Ninhの経済トライアングル地域の発展に貢献するだろう。

Halongbaichau061202vov建設費は、2140bドン(約US134m$)で、日本政府のODAの資金調達を受け建設された。運輸省のHo Nghia Dung大臣曰く、今度のBai Chay大橋はベトナムで初の近代的な単一サスペンション式タイプであり、工事期間中、ベトナム側技術者やワーカーは多くの最新技術を日本側の同僚から学んだ。これらの経験やスキルは将来、ベトナムが同じような建設プロジェクトに取り組むようになるための貴重な体験を培いましたと、大臣は続けた。(写真は、開通したBai Chay[バイチャイ]大橋:VOV提供)

ハノイに拠点を置く日本協力銀行唐沢マサユキ代表は、今回の大橋建設は日越ODA協力のマイルストーンとなり、この大橋が今後、地区経済の発展に寄与しベトナム北部地域の投資環境向上に繋がることを希望すると発言した。この橋の完成により、これまでBai Chayフェリーサービスで常時、引き起こされた渋滞が解消することになる。Bai Chay大橋の着工は2003年5月に清水・住友建設とベトナム国内のサブコン3社の合同で行われた。

(辛口寸評)
10月にベトナムの首相Nguyen Tang Dung氏が、日本への公式訪問を果たし、それに呼応するように翌11月には日本の安倍首相がベトナム公式初訪問を果たしている。今後の日越関係はますます多面的且つ包括的な結びつきを強めてゆくだろう。それはまさに水魚の交わりに近いもので、それは日本の指導者たちも充分に理解し認識している。ODAについて昨今、対中国を筆頭に削減する動きが顕著に見られるが、ベトナムだけは逆に増加していることひとつ取っても、得心出来ると言うものだ。今回のBai Chay大橋の完成が、この時期に迎えられたのは決して偶然では無かろう。
日本にとって、安倍首相の公式訪問後「日本は本腰入れてベトナムに肩入れしていますよ~!」と強いメッセージを効果的にベトナムへ送る演出となっただろうと推察する。

12月09日(土) 僕も私も笑う自動車セールスマン
* ベトナムの経済が上昇するにつれ、幸運にも収入を増やし大きな余禄を掴むことが出来るようになった人々はそこかしこの街角にある自動車ディーラーのショールームに自動車を買いに出掛ける。
トヨタ、ホンダ、はたまたフォードのショールームには磨き上げられた展示車が並べられ顧客のみを惹きつけていると思いきやさに有らず、なんと今日ではこれら自動車販売店で営業の職を求めるベトナム人たちも魅了しているというのだ。

これらの営業マンはカラフルなシャツにネクタイをしめたスマートな格好で、しかも贅沢でエアコンの効いたショールームで仕事が出来るとあってこのところ人気急上昇というわけだ。更に、有名な自動車会社に就職する=高収入と言った考えが人々を支配しているといった理由もあるのだ。しかし、実態は異なる、、、。

「この仕事で必要な技術はお客様を納得させる話術です。接客話術はまるでガールフレンドに話しかけるように軽やかで理知的にし、見込み客に対応しなければなりません。」とDaewoo自動車セールスマンのPhong Anhさん。加えて、営業マンは常に微笑みを忘れてはならないとAnhさんは付け加える。これらのショールームへ行けば、直ぐにあなたは営業マンの溌剌とした若さと知性に感銘を受けるだろう。現在、ベトナムの生活レベルは向上し、今後、多くの人々がマイカー購入に移行して行くのは間違い無いだろう。

輸入中古車も昨今では人気の選択肢である。品質もそこそこ悪くなく、価格は幾分お値打ちだからだ。しかし、営業マンにとって自動車販売を成功に導くのは大きな挑戦と言える。営業マンは、一旦 獲物(見込み客)に近づくとたちどころに、その人となり、人格、社会的地位、収入、好みなどを判断しなければならず、まるで探偵の様なものなのだ。それに、金持ちの見込み客ほど、値引きを求めるものという事を忘れてはならないと、メルセデス・ベンツの営業Hoang Loanさんはいう。

「営業は3ヶ月間自動車の売上げが無ければ解雇されてしまいます。幸運にも私は初期3ヶ月間で売上げを上げ、今、現在は顧客との信頼関係構築に力を入れているのです。給料もまあまあです。」と前出のPhong Anhさん。ホンダTay Ho社セールスマネージャーPham Xuan Dongさんは、多くの自動車販売会社は定期的に販売成積不良社員の首を切るのだと話してくれた。「自動車営業マンとしての地位を確立し、生き残って行く為に多くの試練に挑戦してゆかねばならないのです。自動車販売スキルだけが成功の鍵を握るので無く、お客様と親密な友人関係を築いて行くことこそ重要な任務なのですから、、。」とDongさん。

「営業マンは、見込み客の友人として心理の専門家としてあらねばなりません。以前、接客中、私はお客様に対し新車の説明をしていました。ところが件のお客様は急にニートになってしまったご子息のことを話しだされたのです。私は、セールストークを止め、親身になりお客様の苦悩を共有しました。」とPhong Anhさん。

自動車販売会社の平均月給は約US100$だが、一台販売するごとにUS300$のボーナスが与えられる。以前、トヨタとフォードの販売店で働いた経験を持ち、今はメルセデスで営業をしているNguyen Hoaさんは、この仕事は努力の毎日だという。「今年これまでに7台の車を販売しましたが、僕の給料は親子三人の生活を支えるのに精一杯です。しかし、販売が出来なかったとしてもお客様に自動車のアドバイスがしてあげられるのなら、僕は幸せを感じるのです。」と結んだ。

(辛口寸評)
傍目にはスマートに見える自動車営業も、蓋を開ければ厳しい生存競争の嵐が吹き荒れているのだとまるで指導的警告の様な内容で、どこか“教え諭している”そんなニュアンスが感じられる記事である。ひょっとすると、現在、自動車販売代理店各社への求人の応募が殺到し過ぎ、これに業を煮やした各社がベトナム自動車製造者協会を通じ、記事に仕立てた文章を書かせたのでは無いかと勘繰りたくなる。まあ、それは無いと思うが、実はベトナムでは、ちょくちょく新聞記者や雑誌の編集者を名乗る人々から、「お宅の記事を書いてあげる」といったオファーがあるのだ。

精しくは面会してお話しますというので、実際、会って内容をつぶさに訊くと、これが無料ではない。価格は、記事のボリューム+握り寿司みたいに内容の松・竹・梅に因って異なって来るのだ。後オプションで写真掲載の有無も含まれてくる。起業した頃、この手の話しはしょっちゅう転がり込んで来て、何も知らなかった筆者は会社の良い宣伝となるとばかりにやみ雲のベトナムのマスコミ関係者と会っていたが、いつもそれなりの費用が掛かるということで、これまで一度も御世話になったことが無い。本日の寸評は筆者の勝手な記事の妄想からベトナムのマスコミ商業主義の実態を書かせて貰うことにしました。

以上

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