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2006年12月

2006/12/31

2006年は、あらゆる事が「岐路」ではなかったか?!

いろいろありました2006年。

そういえば、21世紀になってから、間もなく7年目ということか!月日というか年月の経過は早いものですね。どうなんですかね?!

Usnationalflag_39確かな事は、「米国」の能力が著しく低下したことを露呈した一年だったことです。「米国」は冷戦の終了に伴い、この15年ほどは「我が世の春」でした。「我が世の春」の間に「ワガママ」の方も大きくなったように思います。

現在は、ブッシュJrが「イラク政策」の失敗を軸に叩かれていますが、この原因は、クリントン前大統領による「イラク政策」に行き着きます。しかし、もっと言えばPaPaブッシュの政権下も「イラク政策」で巧く舵取りができなかったこともあります。故レーガン元大統領も明確なビジョンを持っていたわけではありません。更に言えば、ジミー・カーター元大統領など脳天気のチャンプみたいな人物で、そもそも彼の「イラン政策」の失敗に端を発するわけですから、その意味で「米国」のアラブ中東政策は、基本的な理解を欠き続けていますから、生じている本質に迫り解決する能力はないと考えるべきなのです。

米国」の戦争は、「武力」で勝ち、「戦闘」では勝ちますが、「戦争(単に熱い戦争だけに限りません)」では確かに勝った例を見受けません。一時的(百年単位)には勝利しているかも知れませんが、何たって「米国」そのものが250年程度の「赤児」のような国ですから、米国政治に成熟した知恵がありません。ハッキリ言えば、その時に思いついたことを「大きな声」でのべつ幕なく喋り続けているだけで、周囲が迷惑顔だろうとなかろうと、自らを主張し続けるのです。聞いてくれそうな相手には、たっぷり「飴玉」を準備し撒き散らす。「飴玉」を口に入れた者を政権の中枢に据え従える方法で、「アメリカーナ」を押し広げてきました。

この姿は、東海岸から始まった「西部開拓史」と何ら変わる事がありません。従わないなら「スー族」に対した仕打ちと同じで、徹底的に破壊し尽くし、根絶やしにするために制圧方法を駆使し「抹殺」するわけです。そこには、「自分を絶対正義」とする思考があり、他は「蛮族」として口を極めてレッテル貼りし罵る思考に塗り固められています。

自ら(米国)が理解できない文化・社会の仕組み」は、「劣悪なモノ」として片づけられ「開明的に組み替えられる」べき対象に位置づけ、自らが認める方法と体系へ「組み替える」わけです。「組み替え」を拒否する側は、徹底的に悪であり抹殺すべき対象なのです。

Jpnationalflag_44Unflag_14日本」は「国連中心主義」という甘い言葉で、「国際社会」へ貢献すると、ほぼこの50年、世界へ向けて言い続けてきました。「日本」の場合、「国連中心主義」というのは「米国中心主義」ということです(でした)。

[最近は、「国連」の場でも「米国」の「ワガママ」が過ぎるということで、「米国」が「国連」の場で常に軸になる事は難しくなりつつあります。従って、「日本」は国連の安全保障理事会で常任理事国を目指し続けていますが、決定的に、支持を得られない要因にもなっています]

米国」のマッチョで幼稚な思考そのものが、既に「思考破綻傾向」を見せ始めています。それでも、「日本」は、地政学的、近代政治学的な事情もあり、マッチョで幼稚な思考力の「米国」と一体的な政治経済と社会体系を推し進めようとするわけで、どこまで従いていくのか、いかないのか、いずれにしても判断を迫られた「岐路」の年でした。

2007年、「日本」の前には、いまより更に難しい「困難」が、大西洋から隆起し、ピレネーからアルプスを経てアナトリア大地から連綿と続きイラン高原へ、そしてパミール、ヒマラヤ造山帯、雲南の山脈が、ユーラシアの大地を貫き、太平洋に落ちるように、実に長く厚く立ちはだかるのではないでしょうか。

太平洋か、ユーラシア大陸か、「日本」は、基本のスタンスを、どちらの側に置くのか、選ぶべきなのでしょうか?

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2006/12/30

サダーム・フセインを死刑にして、イラクと米国は「『混迷』の始まりの終わりか、終わりの始まりか」

始まりの終わりか、終わりの始まりか?

サダーム・フセインを力ずくで処刑してはみたものの、イラクでサダーム・フセインの時代は確かに終わりはした(始まりの終わり)が、しかし、イラクでは終わりの混迷が始まる(最終章が始まる)のかも知れない。

憎しみは増幅される事があっても縮小に向かうことはない。
Iraq_fl_2イラクの混乱は、見るも無惨、聞くも無惨である。元来、数学的で科学的論理展開を大切にするアラブのイスラム教徒とは思えない、政治利権と経済利権の醜い奪い合いを、イスラム教徒の中の「スンニ派」と「シーア派」の宗教対立として押し込められ、さらには「クルド民族」を交えた三矛の闘いに貶めている。

「米国」は何が何でも、サダーム・フセインを絞首刑にしなければ、何のための「イラク戦争」だったのか、その意義が失われるところだろうから必死である。
20年にわたりイラクで独裁し君臨したサダーム・フセインは、哀れな末路となり露と消えたが、これで、イラクの混迷が終わるわけではない。

サダーム・フセインの裁判は、「米国」が国際社会の正義を主張するなら、「シーア派住民の虐殺」という小さな罪で裁くのではなく、「イランとの戦争」、「クルド人との戦争」、「クゥエートへの侵攻」について、国際社会の場で厳しく問わなければならなかった。
しかし、「米国」はその途を選ばず、イラクの新政権を国際社会へ売り出すためにか、サダーム・フセインを裁く仕事は、新生イラク政権に委ねたわけで、これが今日のテロ続発に深刻な影響を与えていると考えられている。

「米国」は「イラク戦争」を結果として「少数同盟によるいわば『単独』の宣戦布告」により始めたが、ブッシュ親分は「国連の場」で自らが企画したイラクへの戦争行為にお墨付きを得ようとしたものの、国際社会は足下のフランスとドイツが真っ向から反対し、中国とロシアは「米国」の提案に乗るわけもなく、全くの孤立状態だった。
戦争好きの「英国」と「豪州」は賛成に回り、後は、ポチ公コイズミが消極的に賛同した。

ブッシュ親分は、それでも国際社会へイラク(サダーム・フセイン)の不正義を並べ立て、自らを鼓舞したのだった。何しろブッシュ親分には、親子二代にわたる怨念のサダーム・フセインだし、何としても「目にものを見せてやる!」という特攻精神(イスラム過激派の自爆テロと変わらない)だったわけだから、莫大な戦費に加えて懸賞金まで用意し捕まえたサダーム・フセインが無罪になったりすれば、何よりも自らの立場を失うのである。

ヨーロッパ社会が懸念を占めそうと、その懸念はそれとして片隅へ押しやる以外に、ブッシュ親分としては選択の余地がないわけだ。
一方が正義であり続けるには、一方は異端として断罪されなければ、正義と不正義の関係が明確にならないのだ。従って、何が何でも「サダーム・フセイン」は死刑なのである。当たり前の事で他に選択などないのである。
こんな事で「安っぽいヒューマニズム」に賛同したりすれば、「イラク」で血を流し命を落とした、「正義のアメリカ兵一人ひとり」は浮かばれないではないか。
もし、変な妥協をすれば、ジミー・カーターと同じく、合衆国大統領としての資質を疑われ追い落とされるだろう。

何たって、サダーム・フセインは町内会の大親分である合衆国に逆らい続けたし、挑発し続けたわけだから、サダーム・フセインの命など「米国」が戦争を始める前に、その末路は決まっているのだ。

「北朝鮮」の腐ったブタ野郎にも見せつけておかなければならないし。隣の「イラン」にも「米国」の力を見せつけておく必要がある。

「コラコラコラム」は考える。確かにフセインのイラクは今日で終わった。しかし、それは「始まりの終わりか」、「米国」という社会の「終わりの始まり」かも知れないと。

引用開始→ 真相より報復優先? フセイン元大統領処刑 拙速批判も  (asahi. com)
2006年12月30日15時23分

フセイン元イラク大統領に対する裁判の公平性への国際社会からの批判にもかかわらず、30日に死刑執行が断行されたことで、旧フセイン政権による数々の犯罪の真相は闇に葬られ、イラクの今後に大きな禍根を残したと言えそうだ。

Index1230005asahi フセイン元大統領の処刑が伝わり歓喜の声をあげる在米イラク人たち=AP

新生民主国家としてのイラクが、フセイン政権の犯罪の全体像をきちんと公正な裁判で検証し直すことは、4半世紀にわたり同国を支配した独裁政権の時代の「負の遺産」を清算して未来に向かうために当然必要な手続きだったはずだ。

だが、元大統領が実際に最後まで裁かれたのは、比較的小規模な1982年のイスラム教シーア派虐殺事件「ドゥジェイル事件」のみ。処刑により、審理中だった80年代末のクルド人虐殺事件での訴追は打ち切られる。また、90年のクウェート侵攻や、91年の湾岸戦争後のシーア派弾圧といった大きな事件は起訴すらされずに終わった。

控訴審に期限は設けられておらず、ドゥジェイル事件の判決確定を他の事件の結審まで遅らせることは法的に可能だったが、高等法廷はわずか2カ月足らずで控訴審を結審させ、早期死刑執行に道を開いた。

さらに、裁判は当初から、スンニ派勢力などから「米国の利益のための裁判」「フセイン政権に弾圧されたシーア派とクルド人による報復裁判」と批判されたが、そうした批判を封じるのは、公明正大な裁判で元大統領らをきちんと裁くことによってのみ可能だった。

しかし実際には、唯一結審した「ドゥジェイル事件」の裁判の公平性について国連や人権団体から批判が続出。死刑を執行しないよう求める声が国際社会で広がっていた。それに挑戦するかのように、拙速とも言える処刑に踏み切ったことで、真相解明より「報復」を優先したとみられかねない。(時事) asahi.com ←引用終わり

引用開始→ 死刑執行はフセイン元大統領のみ・側近ら2人は延期  (日経WEB)

【バーレーン=加賀谷和樹】イラクのルバイエ国家治安顧問は30日、イラク国営テレビで、同日に死刑執行されたのはフセイン元大統領だけであることを明らかにした。一部で報道されたバルザン・イブラヒム元国家情報局長官(元大統領の異父弟)とアワド・ハミド・バンダル元革命裁判所長の処刑は延期されたという。

同顧問は「元大統領の死刑執行日を特別な日にするために他の2人の処刑をしなかった」と述べた。(14:17)
(C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

追加引用掲出

引用開始→ フセイン裁判 スピード執行で正当性に疑問の声   (産経WEB)

【ニューヨーク=長戸雅子】イラクのフセイン元大統領に対する死刑が判決確定からわずか4日で執行されたことで旧フセイン政権の犯罪を裁くイラク特別法廷の正当性が改めて問われている。国家指導者の犯罪はミロシェビッチ旧ユーゴスラビア大統領(故人)のように独立性や公正さを確保できる国際法廷で裁かれるのが一般的だからだ。

しかし、フセイン元大統領のケースでは国際刑事裁判所(ICC)に署名していない米国が主導。フセイン政権時に弾圧されていたイスラム教シーア派、クルド人勢力が自国内でのイラク人による訴追を希望していたことにも配慮したと指摘されており、「勝者の裁き」との批判は避けられない側面がある。

米軍の占領統治中に特別法廷の設置が決まった。「イラクの法廷」でありながら米国の法律専門家ら多数が参加し、法廷の運営資金の多くを米国が負担した。

国連は昨年10月、こうした米国の深い関与をとらえ特別法廷の正当性に疑問を投げかけ、国連による独立法廷を設置すべきだとの専門家の報告書を公表した。

国際人権団体ヒューマンライツ・ウオッチ(本部・ニューヨーク)は犯罪の立証は不十分との見方を示し、「イラク国民に司法手続きが十分説明されていない」ことにも疑問が提示されている。

また、ルバイエ国家治安顧問が、フセイン元大統領の控訴棄却を高等法廷の発表前に明かしたことを「司法への政治介入」と批判し、「不公正な訴訟指揮の下で出された結論だけに、イラク政府は刑を執行すべきでない」と訴えていた。

このほか、審理中に被告側弁護人や判事の親類らが殺害される事件が相次ぎ、対立が続くイラク国内に法廷を設置していることも問題視されていた。
(2006/12/30 13:13)
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2006/12/29

12月28日、日経新聞による「自治体決算書」広告のお粗末!

昨日の「日本経済新聞」は、大変なページ数を割き、全国の自治体から決算報告書を広告させました(広告料を稼いだ)。

そのために提灯記事もオンパレードさせ、著名な人達を動員し「提灯記事の露払い」役として活用し飾り立てることに忙しかったように見受けました。自治体として決算報告を日本経済新聞紙面へ広告できる自治体は、基本的に健全な自治体でしょう。日本経済新聞はいずれ自治体の財政を評価しランク付けでも始める考えなのでしょう。

既に、自治体が発行する「地方債」に対する市場評価は厳しい視線が注がれています。自治体の財政評価ランキングをすれば、日本経済新聞は政治面での影響力を強めることができるでしょう。しかしながら、それぞれの自治体は様々な環境を抱えています。従って経済効率だけで、その財政を評価することは困難な作業になるわけですが、日本経済新聞なら「経済効率」のみで切り捨てるのではないかとの懸念が先立ちます。

そのような議論は、別におくとして、何よりも驚いたことは「広告」された、健全財政自治体の決算年度は、平成17年4月1日~平成18年3月31日となっていたことです。今は、平成18年が幕を降ろし終わろうとしています。この時期に、決算確定から7ヶ月も経過した(つまり賞味期限切れ)の決算書の広告(財政公告)は、どれほどの意味があるのでしょうか。年が明けたら国会も含め次年度予算の審議が始まるのだからとでも言いたいのでしょうか。

日本経済新聞の誘いを受け、広告を行った自治体は「一体、何を考え、何を狙い、どのような効果を期待したのでしょうか」。日本経済新聞が年末に広告切れを考え「提案した、自治体の決算書広告プラン」に乗せられただけではないのでしょうか。自治体も真剣に財政を公開しようというのなら、決算確定時点のもっと早い時期に行うべきです。主体的な意志が見えません。この日の決算書広告に付き合った地方自治体の情報に対するセンスを疑います。日本経済新聞の金儲けに乗せられているだけで、自らの市民に対する効果は皆無です(なぜなら、決算書と予算書は各自治体が自らの広報紙で市民へ配布しているからです)。市民に対し恥ずかしくないのでしょうか。

これは、「タウンミーティングでのヤラセ質問(問題)と同じレベルで、極めて悪質であると言えなくもありません」。広告集めに窮すると、この程度のことしか考えられない日本経済新聞のセンスと恥ずかしさにも、もちろん驚愕していますが。

日本の行政(政治)は、本当に何処まで信頼できるのでしょうか。あるいは何処まで信頼してもよいのでしょうか。その点を改めて考えさせられた、昨日のお粗末な「日本経済新聞」の企画広告でした。

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2006/12/27

「在留外国人(労働者)」管理制度が抜本的に改革されるそうです!

連日、外国人(労働)に関わる件で恐縮ですが、今日もやります。

Jpnationalflag_42 政府は、来年度以降の早い時期に、「在留外国人の管理」制度を抜本的に改める方向を示唆しました。
労働現場の実際を知る側とすれば、「ようやくか?」というのが本音です。
改革でよくなる点と悪化する点を抱き合わせにするのが、官僚のワル知恵とでも言いましょうか、少なからず疑念が残されます。
おそらく「管理強化」だと、実態を熟知しない自称「進歩派知識人」から総攻撃を受けることが予想されます。

足腰と少々頭脳も弱体な現在の政権は、どこまで突き進むのか図りかねますが、提議され議論が進む過程で、百家争鳴の議論がわき起こることになるでしょう。

その際、自称「進歩派知識人」は、実態をよくよく把握した上で議論をして貰いたいと願っています。机上の空論や空想的理想主義では話になりません。即「却下」です。

外国人(労働)の実態と、雇用主の実態、仲介組織の真実を踏まえ、本邦の経済を支える「生産現場」は、実際どのようになっているのか、充分に精査頂き、その上で「安全・安心・共生・人権」を真剣に考えて貰いたいと願っています。

全ての前提として、いかなる国も「善人」と「悪人」は共存していることが、出発点にして下さい。この点を省略して議論は成立しませんので、予め指摘しておきます。

引用開始→ 外国人にICカード 登録情報の一元管理へ政府原案  (asahi.com)
2006年12月19日19時18分

外国人労働者らの居住地などを正確に把握するため、外国人登録情報を法務省入国管理局が一元管理する新制度の政府原案が19日、分かった。入管が氏名や国籍などを電子データとしてICに登録した「在留カード」を発行、外国人を雇う企業や市町村の情報も法務省が集約する。政府は、外国人労働者の受け入れ拡大に備えた体制整備の一環としている。

原案は、首相が主宰する犯罪対策閣僚会議の作業部会がまとめ、19日午後に同会議に報告した。政府は、関連する外国人登録法や出入国管理法の改正案を08年度に国会に提出する方向だ。

「在留カード」の対象者は、朝鮮半島を中心とした日本の旧植民地の出身者や子孫などの「特別永住者」や旅行などの短期滞在者を除き、主に80年代以降に来日した日系人やその家族。単純労働者を受け入れない政府方針の事実上の例外となっており、転居などのため居住地や滞在期間の把握が難しいとされる。

原案によると、対象者を市町村での外国人登録制度から除外。一方で市町村を窓口に氏名や生年月日、国籍、居住地、家族、在留期間・資格を届け出る制度は残し、届け出に入管発行のICカードを使う。入管は転居情報も含め一元管理し、在留更新の判断材料などにする。ICカード発行は05年に自民党内の検討チームが携帯の義務化を含めて提案しているが、「管理強化につながる」と警戒する声もある。

また、政府は来年の通常国会に提出予定の雇用対策法改正案で、外国人労働者の雇用状況報告を全企業に義務づける。内容も従来の人数や性別に加え氏名や年齢、国籍、在留期間・資格などに広げ、この情報も法務省が厚生労働省から得られるようにする方針だ。
asahi.com   ←引用終わり

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2006/12/26

今度は「外国人技能研修・実習生」へ「性的暴行」加えたエロオヤジが出たらしい!

外国人技能研修実習生に対する、「性的暴行」が建設関連会社の役員により行われていたと、被害者が東京地裁に損害賠償請求を起こしたとのこと!

だいたい、建設関連事業者は「人権を守る意識が希薄だ」と日頃から喧伝され広く一般的に流布されているように、やはり軽薄な野郎を抱えているらしい。役員ったって、家内業務の事業者だろうけれど。バカはやっぱりバカなのである。

この制度が普及するにつれ、予想されたことだったが、遂に、外国人技能研修実習生を「性の奴隷」していたエロオヤジがいたという事実が明らかにされるだろう。
JITCOは偉そうな顔をしても、実態掌握は殆どできていない。各省庁からの出向者やお役ゴメンになる前の窓際族の集まりだから、何もしないというより「見ざる、聞かざる、言わざる」の三サルである。
何の役にも立っていない。エラそうに導入企業を指導するなどと、口では言うが、何をどう指導したというのか、脱法行為を見て見ぬふりをしてきただけではないのか。それとも「性的暴行」のやり方でも指導してきたのか。

低賃金長時間労働を強いることだけでも、形を変えた「現代の奴隷労働だ、世界の人権に対する恥だ」。この上、恥の上塗りをするバカ者がでてきた始末だが、「人権に対する罪」を認めることもなく、「訴状を見ていないのでコメントできない」とのJITCOの言辞は、「(そういうことはあるだろうが、自分達は関係がないので)訴状の中身を見て、判断したい(言い逃れを考える)」ということだろう。
JITCOよ、お前達は想像力とか考える能力とかを持たないのか。
恥ずかしくないのか?加害者のエロオヤジは勿論、JITCOよ「恥を知れ、恥を!」。

引用開始→ 「外国人研修で性的暴行」受け入れ先企業と財団を提訴  (讀賣On Line)

海外の人に日本の技術を習得してもらう「外国人研修・技能実習制度」を利用して来日した外国人女性(35)が25日、受け入れ先の企業で単純労働に従事させられた上、性的暴行を受けたなどとして、受け入れ先企業と財団法人「国際研修協力機構(JITCO)」(東京)などを相手取り、損害賠償など計約3780万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。

訴状によると、女性は2004年11月、農業技術を学ぶために来日したが、研修はほとんど行われず、東日本地域にある建設関連会社で単純労働や同社役員宅の家事などを強いられた。また、05年3月から今年7月に滞在先を逃げ出すまで、同社役員から60回以上、性的暴行を受けたという。

女性側は、「日本でハウス栽培の技術を得られると期待していたのに裏切られた」と主張。JITCOについても、「受け入れ先の実態調査を怠り、研修生らが単純労働者として使われる実情を放置している」として、あわせて提訴に踏み切った。

国際研修協力機構の話「訴状を見ていないのでコメントできない」
(2006年12月26日0時44分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.    ←引用終わり

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2006/12/24

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第94号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年12月23日 土曜日 第94号
■(次週 第95号の配信は都合により平成19年1月元旦予定)
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_66いつもお世話になっておりますベトナムからニャットアインです。  

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その94 今週のヘッドライン
* 12月18日(月) テレビの本質を語る
* 12月19日(火) 探偵業繁栄のその理由
* 12月20日(水) 汚職特捜班ベトナムGメン06
* 12月21日(木) ベトナム入院事情
* 12月22日(金) 不動産再度好景気に沸く
* 12月23日(土) ウィルスはパブリックエナミー

12月18日(月) テレビの本質を語る
*1975年以前のベトナムでは南部地区の方が北部よりテレビが一般的に普及していたが、今日では国の至るところ各家庭にテレビが普及するまでになっている。初めのテレビは購入動機はお茶の間での時間を快適に過ごす為に必要な道具として用いられたのだが、次第にテレビを観ることが脅迫観念となり、心理学者・教育者・社会学者たちはテレビが与えるネガティブなインパクトを問題視するようになった。この事はベトナムに限ったことでなく、世界中でテレビのメリット・デメリットに大いに討議され続け、アイルランドの研究者などはテレビが社会の友人か、それとも悪魔なのか今も結論に達していない状況にある。

さて、我が国ベトナムに関していうなら、フランスの作家George Duhamelが残した言葉を引用するのがベストだろう。「人々は私にテレビの事を知的文化を創造する道具というかも知れないが、私はそれに組しない。というのも、文化に要求されるものは、ひとつに熟慮であり、ふたつに精神面での経験値、それに努力に収斂されるのだが、テレビと来た日には情報を垂れ流すだけの道具に過ぎないでは無いか。。。私の友人は、ロンドンで腕の良い料理人を見つける為には、良いラジオセットが無ければ難しいと説明する。ラジオの場合、少なくとも目を使わなくても良く、同時に別の作業をこなすことが出来るが、テレビになった途端、それは許されなくなる。簡単に言えば、テレビの視聴は我々から“考える”事を止めさせてしまうのだ。

今から50年前にヨーロッパでテレビがデビューしようとしていた当時のDuhamel氏のコメントには、今日のテレビがもたらす弊害を予期していたようですらあり、特に暴力やセックスに対し強い罵声を投じているようにも思えてならない。しかし、人類の叡智に基づき伝統的に社会調和を求めるベトナム文化という知恵を忘れてはなりません。Duhamel氏に賛同する多くの今日の批評家たちは受動的なテレビ鑑賞を遺憾に思っている。テレビは文化でも、コミュニケーションを育むものでもない。

別の観点からテレビの弊害を見てみると、ベトナムでの家族の絆の脆弱化を指摘することが出来るだろう。伝統的にベトナムの昼食は家族が全て一同に集まり食卓を囲んだものだが、しかし現代社会では外へ働きに出る人が多くなり、会社の決められた食事時間内に摂るように求められている。これは夕食も然りである。食事中テレビ画面が食卓の中心に置かれ、人々は番組にくぎづけとなるばかりか、一家に一台以上のテレビが当たり前となった今日、それが家族間の繋がりをより難しくしてしまうのである。加えてテレビの見過ぎによる健康や勉強にも問題が生じる。アメリカでは、誕生から16歳を迎えるまでにテレビで4万回以上の殺人シーンを見せられることが知られている。同じようなことがベトナムの青少年にどれくらい起こっているか未だ知られてはいない。

公平に見ても、今日のベトナムに於いてテレビは生活に欠かせない娯楽となっており、そこから得る情報は格段に多い。テレビから世界を知り、教育やビジネスにも役立つ。特に、ストレスの過多の近代社会を過ごす我々にテレビの娯楽番組は一服の気休めにもなっている。要は使い方次第の両刃の剣、それがテレビの本質なのであろう。

(辛口寸評)
社会へ出てから今まで筆者の生きた年月は、ベトナムでの生活も含めれば海外で過ごした時間の方が長くなった。どこの国へ出掛けても家庭での娯楽の筆頭はテレビ観賞なのだが、今も印象に残るのはイギリスで暮らしていたころのそれだ。今はどうか判らないが、当時はチャンネルが4局しかなく、確か1、2チャンネルが国営放送のBBCでニュース・天気予報・討論・国会中継・スポーツ・教育放送などを流し、3、4チャンネルが民放枠だった。彼の国のテレビ放送で感心したのは先ず構成がしっかりしており、一本一本丁寧に時間をかけて作製しているのを感じることが出来るのだ。
しかも、それぞれの番組は報道の中立を頑なに守り、客観報道に務め、そして視聴者に一考を与える余地を含ませている。贔屓目に過ぎるのかも知れないが、、、。

さて、日本では朝から晩までワイドショーやバラエティー番組のオンパレードだ。視聴者はそれら番組で、芸能人やタレントの垂れ流す話題や情報に躍らされ完全に思考停止に陥ってしまっており、本当はくだらない話なのに感情まで操作されてしまうのだ。つい先日、インターネットでニュースを読んでいると「がけっぷち犬」というタイトルが目に飛び込んで来た。内容は、崖っぷちに立たされ降りることも出来ず冷たい風に吹きさらされた犬を救助する模様をワイドショーが一斉に放映されたという。当の犬にとっては可哀想かも知れないが、筆者はバカバカしい思いがした。なんたる偽善、なんたる欺瞞、なんでこんな事がニュースになり公共の電波で流れるのか理解に苦しむ。一日に日本では飼い主から捨てられた犬や猫が保健所で静かに始末されているのに、たった一匹の犬がメディアに乗っただけで、視聴者の中にはこの犬の里親を申し出るといったお目出度い人もかなりいたようだ。こういう話しを見聞きするに付け、「おいおい大丈夫か 我が日本よ」と言いたくなる。マジで、。

12月19日(火) 探偵業繁栄のその理由
* 私はNguyen Minh Long。職業は探偵。ある日、うちの事務所ヘ12歳になる息子が行方をくらましたとパニックに陥った夫婦連れが相談にやって来た。その息子が唯一残していった謎解きの鍵は、両親に宛てた一通の置手紙だけで、そこには日頃の息子に対する両親の干渉や理解力の無さを詰る内容が書き連ねてあった。
二日後、息子はゲームセンターに一人でいるところを無事保護され、事無きを得て両親も一息ついたのであった。しかし、この様な事件はLong探偵だけでなく彼の同僚たちも日常的に扱うため、彼らの事務所では結婚・人捜し・債権取り立て・薬害矯正・個人及び法人調査などの民事事件解決サービスの案件を数多く取り揃えているのだという。

「我々は云うならばカメレオンのように仕事をこなします。時に、バイクタクシーの運転手、またある時には家庭教師・チンピラ・麻薬中毒者などに変装し、目的対象者に近づくのです。」とLong探偵はいう。何故、彼がこの仕事を選んだのかと言えば、それは子供の頃に読み漁った探偵小説シリーズの主人公シャーロック・ホームズが発端で、幾つもの証拠をひとつづつ分析し撚り合わせ真実を浮かび上がらせる快感は、やがて彼を法律学校で学ばせ、プロの探偵に仕立てあげたのである。

Long探偵に因れば、この仕事に必要な人間性のひとつとして“正直”である事が挙げられるという。何故なら探偵稼業には秘密保持の義務や顧客への忠誠心が求められ、信頼を得なければならないからだ。「我らの仕事は真実を炙りだし、そしてそれを顧客に提供することです。目先の利益に囚われるような人に探偵業は向きませんよ。」とLong探偵。探偵として5年の経験を持つVu Le Minhさん曰く、優秀な探偵に必要な資質は正直者だけでないとする。「探偵は繊細で臨機応変に対応が出来、何よりも辛抱強いことが重要です。加えて、判断力や観察眼を持っていることも大切な要素です。」とMinhさん。

ベトナムでは2000年以来、興信所がビジネスとして認められるようになったが、今のところこの分野で正式に許認可を得た会社は2社に過ぎない。「法律では探偵業は、警察のような機能を持つ事を認めていないために、捜査の過程で、我々の行動が違法行為とならぬよう注意が必要なのです。」とLong探偵。法律により100%探偵業が認識されていないという意味は、探偵の職務遂行はあくまでも民事であり、公務とはならず、問題解決の途上で違法行為に巻き込まれないようにしなければならないという。

Long探偵の試算に因ると、現在 この様な探偵サービスの提供を行っている事業所はホーチミン市とハノイで20社余り存在するものの法的な問題から自ら“探偵業”の看板を上げることはしないという。クライアントから上げられた問題を探偵たちが解決して行く一方で、事件が難しくするようなことが起こる。Minhさんに因れば、クライアントが不必要に勝手に動き回り、その結果、被疑者に捜査を感づかせてしまうことがあるそうだ。

この様なリスクも存在するが、興信所を利用する顧客のNguyen Thanh Tamさんのような人々は、これらの企業が顧客が必要とするサービスや効果のより高い問題解決は、公共機関のサービスより質が高いと信じている。「法律は確かに幾らかの保護をしてくれるかも知れません。しかし、全てのことが法律で解決が出来ないのも事実です。もし私が家族問題で警察か探偵を使うことになったなら、法の御世話になるより、迷わず探偵に依頼する事でしょう。」とTamさんは語る。

息子の世話を興信所に依頼しているDo Hoang Vietさんは、ベトナムにこの様なサービスは間違い無く必要とされているという。今日、親たちは仕事で忙しく子供達の世話を満足に出来なくなり、そして社会は子供たちを悪影響を及ぼす魅力で溢れており、そのような態度を適時矯正する為に、このサービスは有益であるとVietさんは結んだ。

(辛口寸評)
確かにベトナムでの興信所サービスは人々から必要とされるのは、何となく頷ける気がする。先ず、言っちゃ悪いけど、ベトナムの警察ほど性質の悪いものは無い。何かに付けて、彼らのお世話になろうとすれば、賄賂を要求されるのだ。本来、彼らの職責として当然 市民に提供しなければならない無料サービスまで、別途お金を渡さない事には、受け付けてくれないのだ。

数年前に遡るが、旧正月前のある夜、うちのハノイ支店に空き巣が入り、カシューナツ関連商材が全て盗まれるといった事件に遭遇した。早速、最寄の警察署に被害届けを提出したが、受理して貰うのに“賄賂”そして現場に来て貰うのに“お茶代”最終的に、損害保険に入っていたため、損失分は保険金でカバー出来たが、その保険会社に提出する調書のコーピーに警察の署名・捺印を捺して貰うのに、また“賄賂”で、警察なのかヤクザなのか判らなくなる。ひとつだけはっきりしていることは、ベトナムの警察は、桜の代紋背負った広域指定暴力団に限りなく近い天下無敵の存在ちゅうことだろう。

別のケースでは、(コネが必要だが)警察を買収し私設警察のごとく扱うことが可能で、例えば借金を返さない相手に本物のユニフォームを着た警官を送り込み追いこみをかけるなんてこともざらにあったりします。どうせ警察にお金を巻き上げられるなら、ビジネスライクで腰も低く懇切丁寧な民間の興信所に捜査を依頼するのはこれらの話からだけでもあらましの概要は理解に足るだろう。ただ、上記二件のケースはWTO加盟前の出来事で、その後 ベトナムの警察も徐々に変わりつつあると信じたい。

12月20日(水) 汚職特捜班ベトナムGメン06
* 公安省は間もなく、汚職特捜班を設置する。この決定は12月14日、国会下院常任委員会において下された。委員会の席上、各委員は犯罪捜査仮修正法案について討議し、そして承認した。
公安省から配布された報告に因れば、2004年10月に施行された現行法では、続々姿を表す新手の犯罪に対応が滞りがちになって来ており、結果的に公安省と国境警備隊は対応可能な措置を講ずることにしたという。公務員倫理法は、今年始めに施行され、これが明確に実施されるようにするためには汚職特捜班を設置が必要なのだ。

特捜班の捜査官はベトナム国内に於ける軍を除き全ての汚職捜査に責任を持つ。委員会では各委員が汚職特捜班設置に向けて2004年の法令第9条の改正する事に同意し、副委員長のTran Thi Tam Dan女史はこの修正案で特捜班が全てのレベル(研究所・組織を問わず)の犯罪捜査を可能にさせなければならないと訴えた。この修正案は全ての委員に支持され可決した。

この他に下院常任委員会は政府から提案のあった2002年に発動された行政上制裁法の行政監視条項の削除に付いて討議した。委員会は多数決をもって、削除に賛同し、政府に対し解決策を含め次回の委員会開催までに対処案を委員会に提出するように求めた。2002年度の法令第27条の下では、国家保安に関わる行いを犯した者でも、その重大性が認知不十分だった場合、行政監視下に置かれると定められている。修正案では、この部分が削除され、代わって被疑者は半年から二年の期間で保護観察下に置かれ、社会奉仕をしながら再教育を受けることになるという。この法律は18歳以上の全ての成人に適応される。

(辛口寸評)
特捜班といえば、以前、知人が公安省の中で汚職をした警察官を摘発するために置いた部署に所属していた。普通、特捜班などといった保守義務の高い職責につくものが、軽々しく身分を露にしないものなのだが、ベトナムでは勝手が違うようで、どこかへ飲みに行った時、「ここだけの話だが」と断りを入れて意気揚々として語ってくれた。ベトナムらしい、いや実に奥ゆかしいベトナムらしさを感じさせられた。これだけ「ここだけの話」が至るところで漏れ伝わっていれば、彼の身分を知らぬ同僚などいないのではないかとさえ思えて可笑しかった。警察官の汚職が減らない原因を彼に見た気がした。

公安の小遣い稼ぎは今もベトナム各地で日常茶飯事に起きている。しかも、巧妙に形を少しずつ変化させている。何でも今回は、更にそのうえを行くような特捜班を設けるとのことだが、身近な警官ですらこんな体たらくで、果たして国政レベルを司る不正役人や高官を追い込むことが出来るのだろうか?法を作るものは同時に法の抜け道をも確保しておくものだ。修正案可決、そして施行、ベトナム政府の今後の手綱捌きを期待したい。

12月21日(木) ベトナム病院事情
* 今年53歳になる中部Thanh Hoa省出身の少数民族で敬虔なカトリック教徒のPham Van Kieuさんは、ハノイのBach Mai病院で白血病の治療を終えたらクリスマスは自宅で過ごしたいと考えている。Kieuさんにとって、三度目になる血液の病の治療はまた、彼にとって最後のクリスマスになるかもしれないと主治医はいう。重い病にも拘わらず、Kieuさんのような白血病患者は家族の支援を受けてクリスマスを家族と共に過ごしたいと願っている。

「医者からは後二ヶ月の命と宣告されていますが、私はこの間に先祖の墓を建立する希望を持っています。」とKieuさん。彼の主治医は、Kieuさんの前向きな姿勢がこの病院の他の白血病患者にも勇気を与えているのだと語る。同じ病院で治療を受けている北部Yen Bai省出身のTran Van Haくん17歳は、余命後10日と診断されているがKieuさんのひたむきに生きようとしている姿勢に感銘を受け、死の恐れと懸命に戦っています。「なぜ僕がこんな病気になったのか未だに解りません。故郷の多くの友人達が既にこの病気で亡くなりました。僕のたったひとつの望は、科学者や薬剤師などが一刻も速く故郷の人々が癌、特に白血病に罹りやすいのか原因究明に務め、有効な治療法を確立してほしいのです。」とHaくん。

ハノイ出身のPhan Viet Hongさん 58歳もまた、別の白血病患者だが病棟で患者仲間にウィットを効かせた冗談話をして場を和ませたり、病院の治療代が払えない仲間にお金を貸したりして日々を過ごしている。Hongさんは、この病院に入院し既に二年になるが、先月、同じ病室で治療を受けている患者に治療代6mドン(約US373$)を貸して上げたそうだ。「お金を貸しても、ルームメイトに返済する力は無いと貸した時点でお金を上げたものとして貸したのです。しかし彼は数ヵ月後に全てを返済すると、その後、数日して亡くなったのです。」とHongさん。

Hongさんの病室の広さは僅か24平米に過ぎないのだが、ここに24名の患者が12台のベットに寝かされている状態だ。患者の多くは貧しく、常に病の痛みに苛まされている。しかし、互いに励ましあい助け合って共通の敵である病気と戦っているのだ。
「医師や看護婦からの治療が受けられるだけ、我々は未だ幸運な方かも知れません。しかも皆さん優しく思い遣りがあり、文句も言わずに私たちの治療に専念してくれるのです。」とHongさん。

血液病科の副主任Nguyen Thi Lan女史は、彼女の科で年間血液の病を持つ患者は凡そ1500人が訪れるという。「問題は人材不足により、次から次ぎへと送り込まれる患者の処置を図るため、既存スタッフは休む間も無いのです。」とLan女史。ベトナムでは毎年15万人が癌と診断され、早期発見の遅れから命を落とすのだという。既存の公共医療サービスで治療を施せるのは全体の10%に過ぎないのだ。15万人の癌患者の内5000名が治療に成功しているが、残りは命を落している。我が国では現在 癌の早期発見・早期治療を目指す為、医師・看護士に対し、訓練コースを組織し、状況の改善に期して行こうとしているのだ。

(辛口寸評)
我が国の国立癌センター癌対策情報センターの統計に因ると、2004年の最新データでの死亡者数は320334名に及び、2000年度の癌への罹患者数は男性310130名で女性は228215名の実に合計538345名にもなるという。癌による死亡者数でベトナムの二倍強、罹患者数は三倍強にもなる。これは日本の医療が高度に発達している為で、癌以外に死に至る病気が制圧されてきたことによる。その点、ベトナムは、未だ結核ですら致死に至る病気として怖れられており、癌に行き付くまでに他の病気で亡くなることが多い。癌もさることながら、ベトナムの病院事情について書かなければならない。

記事にも書かれていた様に病院の環境は衛生的にも人道的にも非常に劣悪であり、ここは完全にお金がものをいう世界で、医師から治療を受けられる人々は極僅かな富裕層に限られてしまう。
それどころか薬も満足に与えられず死に至る人々の割合が実に高いのだ。未だ、救いは家族の纏まりが強いので、自宅で看護が一般的に行われることだ。勿論、自宅と言っても貧しい家庭のそれは一般的にみすぼらしく不衛生ではあって、ある種、指を加えて看ているしか無いのだが、それでも自宅で死ねるだけ多少はましなのかも知れない。

12月22日(金) 不動産再度好景気に沸く
*12月16日にホーチミン市内で開かれた会議では不動産市場の拡大と内装工事業・オフィスビル賃貸業・デベロッパーへの急速なビジネス成長の機会について話し合われた。
Great4business社が主催した今回の会合に出席したのは、これら業界に身を置く4つの地元企業(Conic社・Hacota社・Tan Doan Viet社・SSI社)の代表者たちだった。長く凍結したままのホーチミン市内の不動産市場は、ベトナムのWTO加盟に伴い不動産関係者の機会を生む土地法が修正されたお陰で、少しずつ活況を取り戻しつつある。「問題はどの様にして地元企業と外国投資家を結びつけるかにかかっている。」と語るのは、ホーチミン市人民委員会天然資源環境課のTran The Ngoc課長。課長はこの様な会合が今後、その答を出すのに役立って欲しいと付け加えた。

ホーチミン市経済調査研究所のNguyen Van Phuc博士は、ベトナム経済における外国直接投資の重要性を指摘するとともに、不動産市場分野での外国人投資家に対する大きな機会を与えるよう申し述べた。「ホーチミン市の人口は2020年には現行の700万人から1000万人への増加が見込まれており、それらの人口を受け容れて行くには毎年500万平米の不動産を開発する必要があるのです。」と博士。毎月、1000件の新しい会社が設立され、オフィスレンタル料は年間10%ずつ上昇おり、次ぎの5年間には市のGDPは現在の11%から12%となり、2011~2020年の間には市は毎年6~800万平米の建築を施すようになると博士は予測している。

Conic社事業部長のLe Xuan Loc氏は、新規事業として家具や原料のスーパーマーケットの建設を計画しているという。家具市場は、住宅建設ブームに伴い今後 大きな需要が見込め、同社ではこの事業にUS7.5m$を充てこんでいる。会合の席上、Hacota社もUS40m$を投入するオフィスビル建設計画を紹介した。その一方で、Tan Doan Viet社はUS22m$を注ぎ込み現代的なビラタイプの528戸の建売住宅開発事業を共同で行う為の外国投資パートナーを探しているとのこと。今回の会合の成功により、同じような小規模な会合が近い将来、Great 4 business社に因って開催されるだろう。

(辛口寸評)
ここへきて、ホーチミン市内は一気にオフィス需要の高まりを見せ始めている。その起爆剤の役割を果たしたのがベトナムのWTO加盟である。既存のレンタルオフィスの賃料は、挙って10~20%の幅で値上げの様相を見せており、完全な売り手市場が形成させ、価格交渉を試みようとすれば、その段階でNG。“嫌なら他当たって下さい”と言われんばかりに鼻息の荒いことを言う。昨今、ベトナム株が人気で筆者もご多分に漏れず、多少の売買をしているのだが、株価が右肩上がりのほとんどの企業は、不動産投資絡みの企業か、建設・デベロッパーなどである。

例えば、リー冷蔵電気工業株式会社という企業があるが、本業は冷蔵庫やエアコンなどを製造する家電メーカーなのに、最近はE-タウンをはじめとするレンタルオフィスなどの不動産開発に力を本業以上に入れそれがこの会社の株価を引き上げる直接要因となっているくらいだ。レンタルオフィスの不足のみならず、外国企業が進出して来るための工場用地も同様に開発の遅れが目立っている。というよりも、需要に追いついていない。これから4~5年 今後も、ベトナムの特に都市部での不動産売り手市場は続いて行くだろう。

12月23日(土) ウィルスはパブリックエナミー
*ハノイ貿易大学の学生Nguyen Thanh Thuyさんは最近、3ヶ月掛けて仕上げた彼女のリポートが瞬時に破壊されてショックを受けたという。コンピューターで作成し、そこに保存していた彼女のリポートは、彼女のヤフーメッセンジャーから侵入したウイルスにより破壊され永遠に失われてしまったのだ。Thuyさんの不幸は何も彼女だけに限ったことではない。このところ、ベトナムのオンラインの世界は、インターネットのリンクを通じ、主に学生の悪戯に因って作られた数々のウイルスの脅威に晒されているのだ。

10月3日、何千人ものベトナムのヤフーメッセンジャーユーザーは、大変奇妙なニュースを受信した。その内容を簡単に訳せば次ぎのようになる。「工科大学で働くNguyen Tu  Quang氏は、ベトナムのコンピューターネットワークを破壊するスパイである。詳細は次ぎのサイトを確認すること。

http://nhanuocvietnam.com」と言ったものであったのだが、実際のNguyen Tu Quang氏とはベトナム教育会やIT分野で著名であるばかりか、あの有名なベトナムウイルスソフトを開発したBach Khoa Internet Security社(BKIS)の代表でもある。このニュースに驚いた多くのユーザーたちは、直ちにサイトをクリックしたところウイルスに感染し、被害が拡大したしまったというわけだ。これを受けてBKIS社の技術者たちは、このウイルス駆除のシステムを構築することになった。

このウィルスの大発生後、その他の多くのウィルスたちも注意を喚起する内容のメッセージをヤフーメッセンジャーやチャットなどのリンクを通じ拡散されるようになった。特に、著名・有名人の名を用いセンセーショナルなニュースで注意を煽り、読者をトリックに掛ける手口が多い。ウィルスの待ち構えるリンクには、美少女コンテストで優勝したMai Phuong Thuyのセクシー画像を餌に呼び込むものなどもあり、一旦、そこへ入り込めばその瞬間、ワードやエキセルファイルなどが尽く消されてしまうといった按配なのだ。

これらウィルスの脅威は、何もファイルを消し去るだけでなく、知らぬうちに新たなウィルスをコンピューターの中で生成し、メール等を通じて他のコンピューターを感染させてしまうことにある。結果的に、保存してあるメールアドレスを通じ友人・知人のコンピューターに更なる脅威を与えているわけなのだ。
BKIS社の統計担当者に拠れば、9月単月だけでベトナムにある55万台のコンピューターが、この手のウィルスの被害を受けたという。もし今後、コンピューターとインターネットの融合がより加速すれば、これら国産ウィルスは大きな脅威となるだろう。

「コンピューターで絵を描いていた時、ウィルスに感染してしまったのです。これまでに私が作った作品は全て消えてしまい、また一から作り上げなければならないと考えただけで、気が遠くなりました。」と語ってくれたのは、グラフィックデザイナーのNguyen Dang  Linhさん。この事件が起きたのは数ヶ月前のことだが、Linhさんはこの事を思い出すと今も腹立たしい気分に包まれるのだといい、それ以降はヤフーメッセンジャーで送られてきたリンクには二度と手を出さないように決めたと話してくれた。

500人のチャット仲間を持つヤフーチャットユーザーのBui Thanh Tuくんは、ウィルスのお陰でチャット仲間との人間関係まで駄目にしてしまうという。「最近チャットを通じリンクを送る際には必ず“ノーウィルス”と添書きしなければならなくなりました。もしも、この添書きをしなければ仲間たちは怖がって折角送ったリンクも読んでくれないのです。」とTuくん。海外留学中のPham Phu Datくんは、ウィルスに感染したリンクは注意力の散漫な人を惹きつける文章で罠に誘うもので、物事に細心の注意を払う彼の場合、ヤフーメッセンジャーでウィルスに感染したことは無いという。

ウィルスを創造し、不誠実なリンクにして送りつけるハッカーたちは、経済的・精神的被害を被ったヤフーメッセンジャーユーザーに対し責任がある。Quang氏曰く、ウィルスに感染したコンピューターへの再インストールに掛かる費用は50000ドン(US3.1$)で55万台が被害に遭ったことを考えれば、これが如何に大きな損害であったのか容易に想像がつくだろう。もちろん、蓄積されたデータの紛失はお金に換算し難いものもあるから、ウィルスを送りつける不心得者は厳しく取締り罰を与えなければならないと訴えた。弁護士のPham Hoag Hai氏は、多くの証拠さえあれば、ウィルスに関わった者たちを告訴することが出来るでしょうという。

この様な状況の中でも多くの人々は、ハッカーたちは有能で人に喜んで貰える事、支持されることを望んでいると保護の声を上げている。多くのハッカーたちは学生でしっかりしたIT教育を受けていないが、ウィルスソフトをすり抜けるウィルスを構築することが出来ると庇うのだ。しかし、事はどうあれ私は個人的にウィルスを作り巻き散らし他人に害を与えるような行為は許されるべきものでない。ウィルスはITの知識を持った学生の行いとはいえ、その技術を誤った方向に使ってはならないのだ。そろそろ、ハッカーを我々は法的手順に沿って取締る時が来たようである。どれだけの損害を彼らがこの社会にもたらしているのか、明確に気付かせる時が来たのである。

(辛口寸評)
ウィルスといえば、何もトロイの木馬やワム・・ばかりではない。実は、それぞれの国で国産ウィルスが作られ流されているのである。ベトナムも言うに及ばず、故に、ベトナムでPCを扱う場合、世界的に有名なウィルスソフトのインストールはもちろんのこと、ベトナム国内産ウィルスに対応したBach Khoa Internet Security社のウィルスソフト(Bach Khoa)を併せて搭載する必要があるのだ。これを載せて、定期的にウィルスチェックをすると、通常のウィルスソフトでは見逃してしまうマクロ系のウィルスでも逃さずキャッチしてくれる優れものである。ベトナム在住者で、未搭載の方は是非、次ぎのサイトからDLされることをお勧めしたい。有料版の他、無料版もあるのが嬉しい。尚、このサイトをクリックしてもウィルスに感染することはありませんのでご安心を(笑) 

http://www.bkav.com.vn/frmDownloadE.aspx

以上

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2006/12/23

「6カ国協議」の失敗は「中国」に責任を取らせるべきである!そして「中国」はおとなしくしてろぉ!

Nkoreanf_20「北朝鮮」が繰り出す論理は、予想の範囲内ではあるが、国際社会はいつまで幼稚な小児病の居直り論理に付き合うのか、明らかにしなければならない。
「北朝鮮」は「米国」のイラク政策失敗を見越して実に強硬だ。もう「米国」 は攻めてこないと判断し、高を括った上で世界を嘲笑し続けたわけだ。付き合わされた側は、全く以ていい面の皮である。静岡は伊豆方面の先生などは、開催した事に意義があると、またぞろ寝言の珍解説を繰り広げておられるご様子だが、この先生も往生際がワルイやねぇ~!

12月22日に、「コラコラコラム」が速報したブログ→ http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/12/post_e29d.html 

Cnnationalflag_22Usnationalflag_38「中国」も「米国」を無視できないし、困った事になったとは考えただろうが、そこはなんと言っても「中国」である。またぞろ「北朝鮮」へ擦り寄ることだろう。原則に拘っても一貫性を保たないことが「中国」外交の強さだから。

Jpnationalflag_41そのうち、世界が「アッと驚く」寝技を繰り出す事だろう。そのとき、「米国」も「ロシア」も口をポッカリ開けて「ヘェ~!」と言うほかないだろう。そして「クッソォ~~!」と喚くのか。「中国」とはそういう国である。
なんと言っても、「北朝鮮の核疑惑」の解決策で、最初に「中国」の提案に乗った「米国」と「日本」がアホーなだけである。
「中国」が得意とする表現「時間をかけて」は、千年くらいの時間をかけてかもわからない。普通に考えれば1年ほどのことだろうけれど、「中国」はそうは考えない。

「中国」が「北朝鮮」の核について責任ある解決をする気がない事は自明の理だから、「北朝鮮」は高枕だろう。
子供の使いにされた、「米国」と「日本」は時間と資金を無駄遣いさせられただけだ。
Runationalflag_16Koreanfl_10「ロシア」や「韓国」は相手にもされなかった(想定どおり「日本」も同じで相手にされず)のだから、無能な「中国」の面子を気にした「6カ国協議」などは早い事止めた方がよい。何回やっても茶番劇を繰り返すに過ぎないからだ。
「北朝鮮」の「核」は、町内会の井戸端会議に過ぎないけれど「国連安保理事会」でやるべきだ。町内会の井戸端会議でも、お互いの親戚みたいなのだけが集まって、離婚協議を秘密裏に繰り返してみても埒が明くわけもない。
それなら、世界の眼が集まる場で正々堂々と討議すべきだ。ついでに「インド」も「パキスタン」も「イラン」も「イスラエル」もだ。

「米国」と「ヨーロッパ社会」が、今後も世界の主導権を握り続けたいと考えているなら、ここは一番「大勝負」に出るべきだろう。
そしてこれまで、「中国」に散々赤恥を描かされ続けた恥を、「中国」へ請求し一挙に精算して貰う必要がある。予想されていたにも拘わらず、協議開催へ踏み切った中国の責任は追及する必要がある。今回の「6カ国協議」失敗は「中国」に責任を取らせるべきである。そして国際社会(町内会の井戸端会議)で、「中国」に偉そうな言動をさせないようにすべきだろう。

引用開始→ 談笑…“任務”終え北代表団は余裕 6カ国協議   (産経WEB)

【北京=名村隆寛】北朝鮮の首席代表を務めた金桂寛外務次官は22日夜、北京市内のホテルで記者会見し、「討議が進展しない責任は誰にあるのか。核活動中断と放棄に関連し、米国は他にやることがあるはずだ」と米国を非難。「米国の敵視政策がなくなり信頼が醸成されてから、核放棄について話し合う」とし、金融制裁解除が核論議の前提条件であるとの姿勢を強調した。

ヒル米国務次官補は22日夜、「北朝鮮代表団は、核問題を交渉する権限を与えられていなかった」と非難したが、北朝鮮側は今回、端から金融制裁協議以外は、やる気はなかったようだ。実際、金次官の表情からは本国の指示を無事こなしたためか、余裕さえ感じられた。

北朝鮮の様子はこの日、朝から違っていた。普段は固く閉ざされている大使館の正門がこの日は、10分あまり数回開け放たれた。本館前には協議に代表団が集まり、満面の笑顔で話す姿も見られた。2日間にわたる米国との金融制裁協議を終えてから、動静が分からなかった呉光鉄朝鮮貿易銀行総裁は、その後も北朝鮮大使館に残り、金融制裁問題関連で最後まで金桂寛外務次官をサポートし続けたもようだ。

韓国に亡命した北朝鮮の元外交官や高官の証言によると、北朝鮮の外交官や海外に派遣された政府代表は、金正日総書記に詳細に報告し、指示を絶対に遂行せねばならない。「米国が政策を変える意志があるのかが今後の展望を決める。米国の動向を注視する」と言い放った金次官だけでなく、北朝鮮代表団がみせた余裕の表情は、今回の協議に対する金正日総書記の評価をそのまま表しているのかもしれない。
(2006/12/23 12:48)
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2006/12/22

ヤッパリ茶番に終わった北京での「6ヵ国協議」。もう、ヤメロォ~!

国際社会は辛抱強く「北朝鮮」の件で、通過儀礼と時間稼ぎにお付き合い。
いつまでやるのか「北京での茶番劇」。このフレーズは以前にも掲出したなぁ~。

Nkoreanf_19「北朝鮮」が繰り出す論理は最初から噛み合っていない。子供の遣いみたいな交渉人を繰り出し並べ立てる。それぞれが、勝手な小理屈を並べ立てる。最初から「6ヵ国協議」そのものを翻弄するのが、彼らの任務なのだから「6ヵ国協議」が進展すると困るのである。
従って、絶対に進捗させないために「ありと、あらゆる小理屈」を繰り出し並べ立てるわけだ。
Usnationalflag_37Jpnationalflag_40国際社会と呼ばれる側は、多少なりとも分別を備えているから、キャツらが並べ立てる小理屈を一応聴取する姿勢は示すが、こちらも本音は基本的に門前払いだ。
従って、「6ヵ国協議」自体が成立する要件は最初から欠いていると考えるべきだ。

それでは「北朝鮮」は、何のために「6ヵ国協議」に出てきたのかと言えば、「中国」の顔を立てたわけで、ついでに「米国」との直接交渉の土台だけは確保しようと試みたわけだ。「北朝鮮」は国際社会を無視していない姿勢をアピールする狙いもあったろう。しかし一方では、「日本」は「6ヵ国協議」に出てかなくってよいとか、何でも言いたい放題だった。最初から実にナメた話だ。東京地裁で裁判進行中のイノシシ・ホリエと同じ「唯我独尊」でワレ関せずの姿勢を徹底的に示している。
Cnnationalflag_21Runationalflag_14Koreanfl_7だから、「中国」も「ロシア」もビビリの「韓国」もならず者の「北朝鮮」を持て余しているわけだから、三国で「北朝鮮」へ侵攻すればよいのだ。そして「金正日」を打倒すれば解決する話なのだ。簡単なことなのだ。それ以外に「北朝鮮」問題の正しい解決策はないのだ。

何らかの成果を期待する、あるいは期待しようという報道陣が変わっているのではないか?!政治や外交に携わる側なら、「想定の範囲」だろう。もう茶番劇はヤメロォ~!「中国」は、「6ヵ国協議」の議長国としての能力の無さを自己批判せよ!そして国際社会に自らの無能を陳謝せよ!「中国」は、今後、国際社会でデカイ面をするな!

引用開始→ 6カ国協議、次回日程決まらず休会   (日経WEB)
【北京=丸谷浩史】北朝鮮の核問題を巡り北京で開いていた6カ国協議は22日、朝鮮半島の非核化実現を盛り込んだ昨年9月の共同声明を再確認し、早期に協議を再開するとした議長声明を発表し、休会した。北朝鮮は米国が科した「金融制裁」解除を核の議論の前提にする主張に固執し、核廃棄に向けた具体的進展はなかった。北朝鮮の核実験をはさんで13カ月ぶりに再開した会合は協議継続を確認するにとどまり、次回の日程は決まらなかった。

米朝の金融問題が6カ国協議全体を左右する構図が鮮明となり、次回日程も確定しなかったことで、北朝鮮の核問題の行方は一段と不透明になった。  (21:15)
(C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

引用開始→ 6カ国協議、成果なく休会へ 核問題の議論できず(共同通信)  (NIFTY WEB)
【北京22日共同】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議は5日目の22日午後、首席代表協議などを開いた。中国が議長声明を発表し、同日中に休会する見通し。今回で昨年11月からの第5回協議を閉会とする可能性もある。北朝鮮が米国の金融制裁解除が先決との主張を続けたため、核問題の議論はほとんどできず、ロシア通信によると、中国が提案した分野別の作業部会設置合意なども見送られ、成果はなかった。
[共同通信社:2006年12月22日 20時51分]
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2006/12/21

「神戸ルミナリエ」は終わりました。来年も、おそらく開催することになるでしょう!

2006年の「神戸ルミナリエ」は先ほど終了しました。

Img_0094「来年は、どうなるのかなぁ」と、会場を去る人の声が漏れ聞こえました。
そうですね、来年はどうなるのでしょうね?
8日掲出のブログでも触れましたが、既に「神戸の観光」では切り離せない状態になってしまいましたしねぇ。
止めるなら3年ほどで止めとけばよかったのでしょうね。ここまで続けて、本来の目的や純粋な気持ちは残されていないようですしねぇ?!
難しいですね、判断の難しいところです。地元のためだと言われて、協賛してきた企業は、「一人の金儲け」のために動員されているという気分は晴れませんしねぇ。
正直に申し上げて「あまり愉快な話じゃないです」よね、ホントに。金を出すのがアタリマエみたいに言われると、余計に腹が立ちますよね。ホントによく分かります。

神戸市の観光行政を預かる側も、ここまで野放図に拡がってしまったら、収拾がつきませんしねぇ。神戸商工会議所も、基本的には建前(What do say)論では前向きですが、「持て余し気味」というのが本音(What to do)ではないでしょうか

ほぼ出発点に位置する「大丸神戸店」は、ルミナリエに集まる人が点灯までの時間潰しに屯するための待合いとトイレ提供施設に成り下がっていますしね。「大丸神戸店」は細かなことは言いませんが、入店客数と売上高(単価と点数で総合的に考え)の関係は、正直どうでしょうねぇ均衡を保っているのでしょうか。企業の社会的責任としては大いに貢献しておられますが。
その他、「大丸神戸店」の開発政策に刺激され、続々と誕生した「旧居留地」のブティック街の各店はどうなのでしょうね。

しかし、何はともあれ、来年「ルミナリエ」をやめると、12月の神戸は閑古鳥が啼く状態になるでしょうしね。どちらを取るかですね。

まぁ、「I さん」も細かなことは言わないで、初心に立ち返り真剣にお考えになることをお勧めします。「ルミナリエ」は I さんのお力で提供されました。それは I さんの大きな社会貢献です。しかし経年に従い、I さんの事業として変質していきました。最初から、それが狙いだったのかも知れません。丁度、「震災復興メモリアルとしてグッドタイミング」だったのかも知れません。
それなら、「神戸ルミナリエ」を踏み台にした事業(拡張)計画が隠されていたことになります。正直、この点が腑に落ちないのですよ、多くの支援協賛者には。
乱暴者は、いつも「ニコニコ」明るい笑顔で、紳士的に振る舞い握手を求めてくるからです。
I さんは、「神戸ルミナリエ」を創出され提供されましたが、一方では、これを事業として「神戸ルミナリエ」を踏み台にされたことも事実です。
それなら、「震災復興」という美名で「震災」そのものも踏み台にされたと、言いきっても過言ではないように見受けます。
最近、この手の議論は耳にしなくなりましたが、「神戸ルミナリエ」を支える協賛金が充分に確保できない理由の一つにもなっていると思い致します。
「神戸」の企業にとり、「神戸ルミナリエ」は神戸の街に大切な「資源」となりましたが、当初は「神戸だけで」というコンセプトでした。しかし、I さんは、東京でも同じ事業を展開されました。つまり、その瞬間に少なくても日本では「神戸」のオンリーワンでなくなったのです。不信感を持たない人はいないでしょう。もちろん、契約書があったわけではありませんから、縛ることはできません。しかし、人としての信頼関係って立場で考えた時、割り切れない不信感が残りますよね。

引用開始→ どうなるルミナリエ 神戸商議所・副会頭に聞く  (神戸新聞WEB)
2006/12/19

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、都市の復興を願う光の祭典「神戸ルミナリエ」。企業協賛金や個人募金、入場者数のいずれもが減少傾向にある一方で、冬の神戸の風物詩として、人気は根強い。継続開催が危ぶまれる中、組織委副会長を務める瀧川博司・神戸商工会議所副会頭(73)に考えを聞いた。(聞き手・直江 純)

-本題から。来年以降の開催は難しいのか。
正式には来年の組織委で決めるが、全員が「続けていきたい」との思いは共有している。十年目には内部でも「一つの区切り」と存廃も検討され、資金面が苦しいのは事実だが、やめたいとの意見は出なくなった。

-資金の柱の企業協賛金や個人募金は減少傾向だ。
太田敏郎・組織委前副会長は「ルミナリエおじさん」を名乗って奮闘したが、一個人の熱意だけではいつまでも続けられない。支出も警備費や安全面の費用以外はタブーを廃して議論している。来場者全員が百円寄付すれば開催費はまかなえるので、少しでも寄付をお願いしたい。

-混雑や交通規制で旧居留地など周辺企業にはダメージも多い。
百貨店や高級ブティックに配慮し、昨年からクリスマスを外した分、来場者が減ったのは悩ましい。一般企業にも不便を掛けっぱなしだが、神戸全体のためと理解してくれていると思う。

-鎮魂が出発点だが、観光イベント化も進む。
祇園祭や大文字も元は宗教行事だが、いまでは京都を代表するイベント。その意味ではルミナリエには実に神戸らしさがある。われわれ市民が大変な被害を受けた震災を風化させないためにも、できる限り続けていきたい。
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2006/12/20

インポートアパレルの個人事業主Aさんによる開いた口が塞がらない特異な行動!

「六カ国協議」の北京で粘り、時間稼ぎに忙しい「北朝鮮」にも手を焼きますが、今日は、珍人種を前に、「コラコラコラム」への投稿者は、口をあんぐり開けたまま、本当に開いた口が塞がらないというか塞ぎようもない人種に出会い、今もなお、理解できないままでいます。

世の中には、不思議な人は少なくありませんが、投稿者の高校の先輩にあたるAさんは、差詰め、その典型なのでしょうか、同席させられた側が赤面するやらイライラするやら、何とも恥ずかしい一時間でした。

とある大都市で個人ビジネス(零細なインポートアパレル卸売り事業)に忙しいAさん。彼が扱う商材が本物かどうか[ほとんどバチモンだろうと思いますが]投稿者は知りません。嘘か真か「ヨーロッパからの輸入商材(アパレル)」だとふれ込んでいます。従って、身なりはダンディーです。どんなにカジュアルなスタイルで現れても、それはそれなりにバッチリ決め込んでいます。今日もそうでした。

年末でもあり、その街へ年内に足を運ぶことは難しそうなので、「週末、金曜日に時間はとれますか?」と電話で時間の空きを打診してみました。すると、「週末の金曜日もいいが、今からどうぉ?」と慌ただしい返事が返されました。

「今からですか?」、「ダメかなぁ~!」、「いやぁ~、1時間ほど後なら、小一時間程度の時間はできると思いますが」、「そう、それなら、そうしよう。○○のね、カフェVLC○○店で待ってるよ!それじゃ、1時間後にね」と一方的に時間と場所を指定して電話を切りました。

投稿者は、なんとか時間をやりくりし、Aさん指定の時間に指定のカフェVLC○○店へ足を運びました。しかしAさんの姿を見出せないので、遅れてくるのだろうなと考え、ランチ代わりにサンドイッチとラージサイズのコーヒーを求め、入り口に近い席を確保しました。遅れる事10分ほど、Aさんは、雑誌レオンが扱う「ちょいワルオヤジのスタイル」で颯爽と現れました。

そして当たり前ですが、前の席に座りました。「元気そうだねぇ~!仕事はどう、儲かってる?」と当たり障りのなさそうな切り口でアプローチ。投稿者も「いやいや、Aさんもお元気そうで、いつもながら、オシャレですねぇ~、感心しますよ。Aさんのお仕事はどうですか?」と問わず語りのような会話で応じますと、早速「それがねぇ、景気もよくないし、インポート(アパレル)はダメだわぁ!」と返してきました。「そうですか、コイズミの構造改革で、Aさん達がターゲットにしてきた顧客層は、殆ど吹き飛ばされましたからねぇ、仕方ないですよねぇ、でも、コイズミの改革を一番熱心に支持していたじゃないですか。改革が進むと一番被害を受けるのは、Aさん達の顧客層ですよって、私は話した記憶がありますけどねぇ」と応じるなどで、話は展開し始めました。

しかし、いつまで経ってもAさんは、注文カウンターへ足を運ぶ様子を見せません。投稿者は不思議に思いました。また一抹の不信感も生じました。どうするつもりなのか。財布を忘れたとか、手持ちの金がないとか、それならそれで、口に出せばよいと、見守る事にしました。すると自然に会話は途切れがちになります。それでもAさんは気にも留めない様子で、脈絡のない話を延々と続けています。Aさんが話す内容は投稿者の耳には、もう入りません。

突然、Aさんは、「トイレ、行ってくる」と言って立ち上がりました。戻る際に注文カウンターでコーヒーか何か買ってくるのだろうな、と投稿者は席で気を取り直しました。

Aさんは、機嫌良く席に戻ってきました。その手には、ナント紙コップに入れられた「」が握られており、そのまま席に着きました。そして「トイレ使って、タダで『水』だけ飲むのはワルイよなぁ~」って言うので、直ぐに、何かを注文に行くのだろうと思ったのですが、ついに最後までAさんは、注文カウンターへ足を運ぶことはありませんでした。

Aさんが途中で口にした言葉「(投稿者からの)電話があった後にね、△△さんと会っていてね、そこでコーヒーを飲んだから、もういい」でした。それって、何?!意味が分からないですよね。社会のルールってあるじゃないですか。カフェVLCのコーヒー代なんて、たかがSサイズで160円前後の費用ですよ!少し前に飲んだとか、そんなことどうでもイイじゃないですか。僅かな金も払わないで席を占めて恥ずかしくないのですか?カフェVLC○○店を指定したのはAさんですよ。50代も半ばを過ぎた社会人(インポートアパレル事業者)として恥ずかしくないのかなぁ~。

Aさんは、就職活動中の次男(大学3回生)が、リクルート用のスーツを買うための待ち合わせ時間になったのか、子供から電話がかかるや否や、落ち合う場所を指定し出かけて行くわけで、その際にも、「近くのメンズチェーン店(公開買い付けを仕掛けられ防衛しきったK)でね、普段も安いけれど、いま、セール中でね、スーツが9000円であるんだよ。それを買わせようと思って。それじゃね」と言葉を残して去りました。去り際に、一緒に行こうと誘うわけで、こちらは「(Aさんの行動で)恥ずかしくって動けませんよ。バッカじゃないですか」って一人でごちましたが。

やっぱり見栄を張っても、赤貧洗うがごとしなのかな?。しかし自業自得だろうなぁ~。いつまでも「濡れ手で粟」状態が続くわけがないのは経済の大原則だ。反省のない人だ。

私たちが座った席は、レジカウンターから直接には陰となりますが、実は真横なのですから、気の小さい投稿者は恥ずかしい小一時間でした。常々、個人でアパレル製品を動かしビジネスをする人は、結構、個性的な人が多いのは事実ですが、ここまで徹底する人物を前にすると「開いた口が塞がらない」ということになりますね。これは個性ではありませんよね。

投稿者の大切な友人「コラコラコラム」主宰者は、学校でファッション・ビジネスを目指す学生諸君を教えておられるわけですから、投稿者はAさんも含め、アパレル・ビジネスもファッション・ビジネスも遠い存在ではありません。

どうか、アパレルを始めファッション・ビジネスを目指される学生諸君にお願いしますが、将来、ここまで恥知らずな行動はなさらないようお願いするのみです。

今日は、あまりの厚顔無恥に驚愕したこともあり、「コラコラコラム」主宰者にご理解を頂き、Aさんという特異な珍人種の非常識な行動を例に「社会的規範」について感じる点を掲出させて頂きました。

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2006/12/19

「ドク君」の結婚報道と日本からの支援者、その裏事情を考える!

日本人(の進歩的知識人や自称物知り)が、ベトナムを見るとき必ず話題に上げること。
①ベトナム戦争
②それによる象徴的被害者としての二重胎児だった「ベト君」と「ドク君」
③ドイモイ(改革開放)政策による発展
ほぼ、この三点に集約されるようです。ホントに悲しいまでの「ステレオタイプ」そのものです。

Vnnationalflag_64確かに、「ベト君とドク君」が味わった事態は、人類全体が負わなければならない、人権を含めた大きな被害であることに間違いはありません。

悲劇的な「人」に対する、象徴的かつ集中的な「支援」は、涙なしでは語れません。
このこと自体に異論はありません。

しかし、長年、ベトナムの側と一緒に、ベトナムの「苦悩」を共にし、微力ながらその解決に向け応援を続ける者として、「ベト君とドク君」のことがクローズアップされる毎に、いつも大きな違和感を禁じ得ませんし、どことなく生じる居心地の悪い不思議な浮遊感を断ち切ることができません。

二人が発見され、世界のメディアの前に現れた際に、最も熱心だったのは日本のメディアでした。加えて二人の分離手術が行われた際に、ホーチミン市へ押し寄せた日本のメディアの異常さには、現地で思わず閉口致しました。

この日以後、二人は「日本のメディア」にとり、実に象徴的で重要な取材要素となりました。多少の進歩的知識人を自認する人達や熱心な物知り人の間では、二人は、極めてナイーブで象徴的な存在に祭りあげられました。また二人が入院する「ツーズー病院」は日本で、大変有名なベトナム(ホーチミン市)の病院になりました。観光で訪問する日本人が出る始末でした。

(オイ、オイ、ここは病院ですよ!分かってますか!「何しに行くの?エッ~、二人の見舞いに行くの!?どうして?あなた、二人とどのような関係ですか?」。何度、日本語ガイドが驚き躊躇させられたことでしょうか?「見せ物じゃないんだよ!」。そういえば「ツーズー病院へ入れない」と、クレームをつけるバカ観光客もいた。そう言やぁ、代々木の党の下部党員のある人は、昔むかしある時期に、「ファクシミリ電話」を二人にプレゼントするのだとか言って「ツーズー病院」への持ち込みを図り、タン・ソン・ニャット空港の税関でモメにモメていたなぁ!バッカじゃないかと横で眺めた経験がある)

分離手術以降、成長に合わせ「日本の医療技術者」が果たした物心両面の支援には、正直に申し上げて頭が下がります。

しかし、時が経ち年月が経過するに従い、「これらの支援者と日本のメディア」に、二人は「必要不可欠」な存在に変化したと「コラコラコラム」主宰者は見ています。
いつの間にか、二人、特に「ドク(徳)君」は、これらの人達から、用具の取り替えだとか何だとかの様々な理由で、何度も日本へ招かれていました。その結果、「ドク(徳)君」は広告塔にされていると強い印象を受けました。いまも同じだと見受けています。私たちには強い違和感があります。ウェットで涙もろい日本人には美談かも知れませんが、「二人が抱えさせられた悲劇」は、ベトナムでは山のように存在し避けられない現実であることを、もっと知ることが先だと考えます。A case of Mr.Duc is one of them in Vietnam today.に過ぎません。

一人だけ象徴的に支援するのではなく、もっと、多くの被害者にも息長く支援すべきです。同時に、責任を取らない「米国」に対し、「人権に対する罪」として国際的な議論を提起し糾弾すべきだと考えます。

分離手術を担当された医師団、その後のリハビリに対し様々な支援をされた方々は、いずれも立派な方々です。それは認めます。でも、最近は、「ベト君とドク君」に関わったことをウリにしておられるようにお見受けし感じます。これは決してヒガミではありません。

応援する、援助するという行為は、本来匿名性の高い行為だろうと「コラコラコラム」は考えています。象徴的な観点で露出させる場合は、やはりその行為を行おうとする側に大きな意図があります。この点についても、これまでの多様な応援、支援の過程で嫌というほど経験させられましたから、悲しいことですがよく理解できます。

歩行用具の開発を支援したとされる、リハビリテーション分野で、ご高名なS先生は、「(ご)(身)がいなければとの勢いを強調され、肩で風を切って闊歩され」ています。これらの研究者や開発者には、「ドク(徳)君」は、自らの業績を高めるためには実によい研究材料だったのかと、冷たく突き放すようで申し訳ないですが、思わず疑念を持ってしまうのは、こちらの了見が狭いのでしょうか。

ベトナムで、解放戦争中に米軍により散布された「エージェント・オレンジ(枯れ葉剤)」による被害胎児は、「ベト君とドク君」だけではありません。中部には、もっと悲惨な人達が救いの手を待っています。しかし、日本のメディアは、どういうわけか、象徴性の高い二人に焦点を当てることはあっても、他の「エージェント・オレンジ(枯れ葉剤)」被害者へ目配りすることはありません。この点に、善意の陰に隠された極めて大きな意図を感じてしまうのです。
ベトナムにとり、この問題は避けられない重要なテーマですが、「ベトナム」は「米国」には遠慮してか正面から取り上げ補償を求めることは現在時点でも行っていません。

何よりも、現在の国際情勢の中で、「米国」は大きな存在であり、かつ無視できない存在でもあり、苦しくても耐えているのです。

日本から「ドク(徳)君」の結婚式と披露宴に駆けつけられた、500人を超える皆さんのエネルギーには感心させられますが、ベトナムの「エージェント・オレンジ(枯れ葉剤)」被害に苦しむのは、「ベト君とドク君」だけではないことを、十二分に理解頂きたいと願っています。

多少でも、救われることは「ドク(徳)君」が、祝儀として寄せられた金を、同様の症状に苦しむ人達のために全額寄付したい、と話したことでしょうか。

日本国内では美談のようですが、「ドク(徳)君」の結婚式は、ベトナムの中では、「それがどうしたの?!」という事で、全く関係のないでき事に過ぎません。その点も併せてお知らせしておきたいと考えます。
日本国内で大騒ぎしておられる皆さんに冷水をおかけし、申しわけありませんが、もう少し冷静に考える必要があると思い致します。

「ドク(徳)君」の結婚を報じる報道を一本だけクリッピングし引用紹介した上で、ホーチミン市在住者で冷静な目を持つ投稿者からの投稿を紹介引用申し上げておきます。
(なお、紹介引用するメールは、「コラコラコラム」主宰者が、紹介するだけで、掲載の内容に責任を持つ立場にはございません。紹介掲載の内容に責任は持てません。予め、お断り申し上げておきます。また取材源は秘匿事項です)

引用開始→ ベトナムのドクさんが結婚・邦人関係者ら500人参列  (日経NET)
ベトナム戦争中に米軍が散布した枯れ葉剤の影響で結合双生児として生まれたとされる「ベトちゃん、ドクちゃん」の弟、グエン・ドクさん(25)が16日、ベトナム南部のホーチミンで結婚式を挙げた。

結婚相手はグエン・ティ・タイン・テュエンさん(24)。2人は2年前に互いの友人を通じて知り合い、枯れ葉剤が原因で障害を持って生まれた子供たちの慰問活動などを通じて親交を深めた。

ドクさんは同日朝、幼少期から住み込みで暮らす病院を出て、テュエンさんの実家を訪問。テュエンさんと親族にあいさつし、結婚指輪を交換した。ドクさんは「幸せです」と語り、ベトナムの民族衣装アオザイに身を包んだテュエンさんは「早く子供がほしい」と話した。

披露宴には両家の親族や日本の支援団体関係者ら約500人が参列。ドクさんの父、グエン・タインさん(55)は「昔は米国をとても憎んだが、もうその感情は消えた。幸せな日にベトナム戦争には触れたくない」と笑顔でスピーチした。(ホーチミン=長谷川岳志) (22:10)
(C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

投稿メール引用掲載→(ホーチミン市からの投稿)
件名:ドクちゃんの結婚 日時 : 2006年12月18日 19:34

何だかんだしてる間に、もう今年も終わりに、、、。

16日にTAXデパートのヤサカ(中華)で、ドクちゃんの結婚披露宴が盛大に行われたようで。

連日、Netでも日本の後援者(?)の寄付行為に賛否両論の意見が飛び交っていました。
まあ、それはさておいて、ドクちゃんの背負った運命なんだろうと思います。
身体的には、ハンディをもって生まれたものの、それが助けを得る運があったこと。

「今後は、オレンジ被害にあった人のために尽くしたい。」で、いいのではと思います。

NETで見てる間にちらっと脳裏をかすめたのが、このヤサカグループ。
本来の京都のヤサカとは、別かとおもいますが、バブル期にフィリピンのセブ島でのリゾート開発で、投資を呼びかけ数億の資金を集めた後、倒産していたような記憶があるのですが。

そのヤサカと同じであれば、中華レストラン、ニャチャンのホテル、未公開株の詐欺まがいで訴えられているとかの話も、何となく線として繋がるのですが。

とまあ、ドクちゃんの件は、当然、ベトナムの人たちは、ほとんど知らないわけで、まあ寄付行為の間に見隠れするグループがちょっと嫌な感じを与える披露宴でした。

SGNの居候より  ←投稿メール掲載引用終わり

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2006/12/18

香港発ブログ「カオスの顔」閉鎖のお知らせ!

香港発ブログ「カオスの顔」は、主宰者の都合により閉鎖いたします!

Hkerianf_2香港および華南地域での業務についておりました友人が、業務多忙とご本人の張り切りすぎもあり体調を崩され、後任者の着任を受け、療養のため本邦へ帰国されました。

これまで、友人が運営しておられました、香港発ブログ「カオスの顔」は、やや残念ですが閉鎖することに致します。先ほど全ての削除を完了させました。

今後も継続的に扱いたいテーマは、友人の意見を尊重し、いくつかの記述を、当ブログ「コラコラコラム」で継承したいと考えています。その中から、まず無難なところを掲出してみます。

「香港発ブログ『カオスの顔』より」引き継ぐ興味深い記述

華南経済は、既に「中国経済」ではなくなっている!

香港→深圳→東莞→中山→広州と改めて一巡!

繊維製品について言えば、中国の生産技術は、ほぼ国際級の水準に達したように思います。

もう、中国で製造した製品が「安く・悪い」というイメージで捉える人は、「???・・・・・」ということになりそうな状況ですね。

「大量生産」ラインで組み立てた工場は、相変わらず「の、まま・・・・・」ですが、「中量・少量生産」を軸に考えるラインを持つ工場も、だいぶ整ってきたように見えます。

中国も、「大量生産」よりも「品質重視・少量生産」の方が儲かることを理解したようですね。
あとは「本当に管理能力を整えたら、実際、手強い存在になるでしょうね」。
生産地の分業だとか、何だとかって話じゃありません。そのような単純なテーマではなく、中国の逆襲が始まるだろうと思います。

いまは、まだ、日本も、米国も、欧州各国も、発注する際に、イニシャティブを持っています。
しかし、間もなく中国が、イニシャティブを握るでしょう。

すなわち、発注者の業務を発注者の価格で受けるかどうか、発注者が希望する納期で契約するか否かなどの基本的な要素を含め、生産に従事する中国の側が了諾決定権を持つと思います。間違いなく。

その際、いま、先進各国と呼ばれている側は、自ら国内で「繊維製品の加工場も技術も保持していない」のですから、どう対応するのでしょうか?
日常生活に不可欠の「衣服全般」を中国から恵んで貰うのでしょうか?
いま、このテーマについては、「そんな、バカな!」というイメージでしょうが、その日は、かなり近づいているように見受けます。いや、見立てています。

日本は、中国から、衣服も食料も市場も恵んで貰い、中国のお零れで生きていかなければならないのでしょうか?「そこまで、落ちぶれた国にならないよう、頑張らなければ」と思います。

華南経済の勢いを象徴する広東省は、中国であって、既に中国ではありません。
各地域の、人民委員会の経済分野を担当する人達の眼力が自信の裏付けもあり、強くなり鋭さを増していることを、改めて認識させられた一週間でした。

これらの殆どは、まずは、日本からの投資だったし、日本との貿易で稼ぎ出したハズだ!
その点を、民間人ではあるが、ハッキリ主張しておいた。
日本の政治も、中国に対し、遠慮することなく、地政学的に近い友人として、「ハッキリ」指摘し発言するべきだ。言い続けるべきだ。
なぜなら、それでも主張し続けないと「中国人」は、都合の悪いことは、忘れるし、いや、覚えようとしないから。彼らは、自らに都合の悪いことは「覚えない、忘れる」ことに忙しい。

香港まで帰り着き、面談メモを見返し、改めて、経済成長の勢いを思い返しています。(8月下旬の記述)

香港「チェックラップ空港」の雑感です

明日、久々に、日本へ戻ります。

香港の「チェック・ラップ・コック空港」は、広くて快適とか、なんとか言われます。
シンガポールの「チャンギ空港」もそうですが、広いターミナルビルを持つ空港は、利用者には、歩行距離が長くなるだけで、決して親切な空港とは言えません。

シンガポールの「チャンギ空港」は、通路に隈無く「蘭の鉢植え」が飾り立てられているため、訪問者は、何となく見とれ、目と心が安らぐのか、実は長い距離を歩まされているにも拘わらず、つい、なごみが生じて、不満を述べる人は少ないようですが、私は、もっと快適なサービス提供をするべきだ(できる)と、常々考えています。

香港の「チェック・ラップ・コック空港」は、ターミナルビル(ウイング)を拡張することに忙しいため、Wウイングに到着し、乗り継ぎがE1や2だったら、本当に悲惨です。トランスファーデスクで、次のチェックインをして、延々、1.5Kmは歩くことになります。まぁ、ナント長いことか。
狭い香港は、実は、こんなに広いのだと、無駄な主張をしているようにも見えます。
香港は、シンガポールと違って、花を飾り立てるセンスなどの持ち合わせはありませんから、ただ、長い距離を歩くのみです。
時折、軽機関銃を構えた、警官(兵士)、シェパード、時には、ドーベルマンが迎えてくれます。
香港は、アジアのハブ空港ですから、世界各地から、本当に、いろいろな人達が訪れることもあり、警備は実に厳しい感じです。

日本の感覚では、相当、警備を厳しくしても、見えないようにすると思いますが、そんな柔なことでは、テロリストを押さえ込めないとでも、香港の警備当局は考えているのでしょうか、ターミナルビルでは、いつでも、軽機関銃武装の警官(兵士)を見ることができます。

何の話でしたっけ、逸れてしまったようですね。とにかく、明日、夕方到着便で、一時帰国致します。(8月上旬の記述) いずれも「香港発ブログ『カオスの顔』より」

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2006/12/17

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第93号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年12月16日 土曜日 第93号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_63いつもお世話になっておりますベトナムからニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その93 今週のヘッドライン

* 12月11日(月) 台風ドリアンの爪痕
* 12月12日(火) 旧家の保持とベトナムアイデンティティー
* 12月13日(水) 台風ドリアン政府救済措置
* 12月14日(木) 賛否両論の無痛分娩
* 12月15日(金) 恒久通常貿易関係承認
* 12月16日(土) ベトナム航空IATA加盟

12月11日(月) 台風ドリアンの爪痕
*木曜日の朝、台風ドリアンが南部ベトナムに上陸し、数千の船舶と家屋を破壊し、少なくとも15名の犠牲者を出し、南中部海岸沿いに住む数万人の人々が、月曜の夜まで避難を強いられることになりました。当初、Tuy Phong地区を襲うと予想されていた台風ドリアンは、その後、進路を変え昨夜、荒れ狂いながらBinh Thuan省沖合120kmに浮かぶPhu Quy島に上陸したのです。

激しい嵐は820艘の漁船を沈没させ、ふたつの養魚場を押し流し、2000軒に及ぶ住居や校舎を破壊し、ライフラインの全てが停止し、怪我に因る重症者が多数発生するほどの甚大な被害を生じました。Quy Nhon省Bai Xep国境警備隊は昨日、Bai Ran海岸沿いで、二つに折れた各座した石油運搬船を発見。そこから大量のオイルが漏れ海面に流失し、汚染を広げている。また、La Gi町では約200軒の住居と校舎が倒壊し2名の死者と2名の軽症者を出し、2艘の船が沈没し、302メートルの防波堤が吹き飛ばされました。

今朝、Binh Thuan省人民委員会の委員長と多くの地元役人たちがPhu Quy島に被害実態調査の為に赴き、1300梁のテントを島民に支給することになっている。委員長は軍に対し被害者救出の要請も併せて依頼する。加えて、冬春用穀物の作付けは台風ドリアンが通過するまで即時中止の命令がメコンデルタ各省行政当局から下された。「仮に今のこの時期に作付けをすれば、台風ドリアンの影響で大きな損害を強いられることになるだろう。」とAn Giang省農業僻地振興課Nguyen Van Phuong課長は憂う。現在までに40万ヘクタールに及ぶ穀物の作付けが完了しており、これらを守る為にバリアを築き洪水対策に備えなければならないとPhuong課長は語った。

(辛口寸評)
ホーチミン市あたりは滅多に台風が上陸することが無いので、中部で被害が出ていても、対岸の火事よろしく今ひとつ実感と緊張感が湧いて来ないものだ。先日、とある夕食会に招かれた際、同じくゲストで出席されていた中部フエに拠点を置く日系日本酒メーカーの代表者と親しく会話する機会があり、たまたまその話題が台風になったので、中部での台風の様子を伺うと、「兎に角、空全体が巻上げたような黒雲で列を成し、海側から低い唸りにも似たゴーゴーと言った巨大な風の音を従えやって来る様は、武者震いするほど心から恐ろしく感じます。」と怯えるような口ぶりで語ってくれたのが、強い印象として残った。中部は、殊、台風に関して言えば日本の沖縄の様なもので、ベトナムでは最も台風の被害に遭い易い土地柄である。相手が自然なだけに、有効な手だてが無いが、被害者に対する政府の一刻も早い救済措置を講じて欲しいものである。

12月12日(火) 旧家の保持とベトナムアイデンティティー
*急速なベトナムの経済成長に伴い、我が国の地方から古い形式の住宅が消えつつあるが、その一方で、これら古いスタイルを踏襲した新型住宅の建設が都市郊外に次々と建設されているという。
ベトナム中の大勢の人々が、伝統的な連続した木組の欄間と二枚瓦を持つ住居の改修と保存に取り組む動きへの参加に積極的な姿勢を見せている。中部Quang Nam省に住むLe Van Tangさんは、この動きを創り出した先覚者で、歴史的構造物の保存及び古いスタイルの住居デザイン・建設を営むQuang Vinh管理協議会社の設立者であり、代表者なのだ。

この会社はベトナム各省から集めて来た古い家屋をQuang Nam省Vinh Dinh町から凡そ、1.2キロ離れた国道1A号線沿いの特別地区に移築したのだ。数年前、この通りにある築300年の古い家が倒壊の危機に陥った際、Tangさんは過去6年にわたり4bドン(約3千万円)を投じ、購入し保存に乗り出したのだった。今日、この特別築には古い家並みが4000平米にわたり移築されており、このあたりの観光地のひとつとなっている。

多くの専門家は、文化・建築・芸術的な価値をこの地域が生み出しており、家並みの中でも群を抜く建物は高さが5m、敷地面積は250平米にも及ぶという。しかし、この通りの家並みはQuang Vinh社にとってほんの序の口に過ぎず、順次 各家屋の改修並びにアップグレード化に力を注いで行くとゆくという。Tangさんは、Hoi Anの有名なKim Bong大工村出身の元大工である。Hoi AnとMy Son遺跡が1999年ユネスコの世界遺産に指定された年、彼は今の会社を興したのである。

中世の生活様式に魅せられたTangさんは、Quang Namに残されている古い家々を訪ねて回り、丹念に垂木・欄間・二重張り瓦などを勉強したのだった。現在 ベトナムの古い家屋は痛みが進んでおり、手入れや改修も滞りがちである。その一方で、遺産保存会によって立ち上げられた改修事業は、それに必要な資金提供が満足に行われていないのが実情である。そこでTangさんやその他の彼と興味を共有する人々が国の歴史の保存に立ち上がったというわけなのだ。

ハノイの多くの人々は画家のThanh Chuongさんのように地方から古い家を集め、移築して我が家とするのが流行りだしているという。
「Tangさんや私のような人々は、歴史的価値ある構造物を保存したいと考えています。ベトナムの文化を残すことは我らの誇りなのです。」
とChuongさんは胸を張る。Chuongさんは、これまでにNam Dinh省の私寺、Bac Ninh省のふたつの家屋、Hoa Binh省の亭を買い求め、Ha Noi市郊外のSoc Son区に移築し自ら住んでいる。そこでは、それら家屋を利用し、数千点にも及ぶ古いベトナム民具などを展示されている。

「文化というものは直ぐに棄て去られてしまうものなのです。しかし、一度人々の記憶から忘れ去られた技術や伝統様式はもはや後になって戻すことが出来ません。ですから、我々が率先してこれら古い建築物を残す事に因り、歴史の中の先祖の生活様式或いは建築技法などを偲ぶことが出来るわけなのです。」とChuongさん。ハノイ芸術大学の学生で画家の卵のLinh Nguyetさんは築100年を超える私寺を購入し、彼女の農場があるBac Ninh省に移し替えた。Bac Ninh省Tien Son区は、古い家並みが集中しており、伝統的な営みを今に残す地元民の暮らし振りが若い画家を魅了しているので、一目、Tien Sonを訪れればベトナムの過去にタイムスリップしたように感じることが出来るのだ。

画家のBui Hoai Maiさんは、そんなTien Sonに魅せられ過去にここで過ごした一人である。古い家のデザイン専門家でもある彼は、滞在中、地元の人々から請われれば保存法などを伝授したという。
バイク売買で億万長者に伸し上がった、Doan Gia Tuanさんは11bドン(約8150万円)を投じて、Hoa Binh省Luong Son区に自宅を購入した。その家は築300年でBac Giang省にあり500mドン(約370万円)で売りに出されていたのを購入し、移築・改築工事を施し彼の母屋としたという。

これらの改築事業は決まって計画通りには進まないものだ。例えば、地方の古い家屋のオーナーたちは売却拒否や異常な高値を提示されたりすることが多々あるからだ。古いスタイルの家屋を建設する動きは、ベトナムの文化財を保護する事に反映し、外国文化の流れに対し、際立った存在感を残すのに繋がり有益といえよう。更に言えば、これらの家々は調和が取れて美しくその環境に合っており、これらの所有者は審美眼と文化的価値を高めるため保存に努めているのだろう。

(辛口寸評)
ホーチミン市内は至る所、建築ラッシュである。道路の拡張工事を始め、古い小さな建物が解体され、大きな商業ビルの建設が着々と進んでいる。特に、空港から一区の繁華街に抜けるNguyen Van Troi通りの変貌ぶりが目につくのだが、後1年もすれば、きっと筆者が知っていたこの通りの様子は完全に一変してしまっているのだろうと容易に想像することができる。ただ、ちょっぴり寂しくもある。

子供の頃、梶原一騎原作・川崎のぼる作画の“巨人の星”というスポ恨テレビ漫画が放映されていた。その作品の中の風景で、星飛雄馬の父、一徹が、我が息子を野球の名門校に入れる学資を稼ぐ為、日雇い人夫として当時、仕事に事欠かなかった東京オリンピック前の建設ラッシュに湧く東京を舞台に働いている場面があって、建設の槌音や地面をはつる音などが、うるさく聞こえていた条件が、何故か可笑しなことに筆者の中で、今のサイゴンの状況と不思議にダブるのである。

12月13日(水) 台風ドリアン政府救済措置
* ベトナム政府は緊急に国家予算より150bドン(US9.4m$)を割いて破壊の限りを尽くした台風ドリアンの被災者の生活再建の費用を計上することになったと、昨日Nguyen Tan Dung首相はホーチミン市で発表した。今週始め南部海岸地域を襲ったこの台風の被害は今のところ62名の犠牲者の他、19名の行方不明者並びに1000人名の負傷者に及んでいる。家屋倒壊及び船舶の沈没などの経済的損失額は5.2tドン(US325m$)に達していると食料災害管理中央常任委員会は試算。

昨日、Dung首相はホーチミン市にて、台風後の復興を話し合うための緊急会議を主催した。この会合にはTruong Vinh Trong副首相と各省庁・自治体から出席した代表者たちが参集した。Dung首相は元々、この時期、シンガポール・マレーシア訪問を予定していたが、日程を延期し今回の会合を開き、台風被害者やその家族へ哀悼の意を表した。会合終了の弁で首相は、今年9番目の台風ドリアンは早い時期に軌道が測定され、関連省庁と職員を総動員して被害の最小限化を試みたと説明をした上で、南部上陸地域への対応が不十分であったことを指摘した。

引き続き、行方不明者の探索と負傷者の救護、それに被害を蒙った世帯への適切な措置がなされるようDung首相は指示を出した。
ベトナム政府は約200~500万ドン(US125~312$)を家屋の被害に応じて補填をする方向で調整中だという。Dung首相は自治体各指導者に対し、台風で被害を受けたインフラの復旧並びに被災地域の状況を速やかにまとめて詳細を報告するよう要請した。

(辛口寸評)
この他に台風ドリアンの影響で、Ben Tre、Tien Giang、Vinh Longの各省では台風以来セメントやビニールシートなどの建築資材などの価格が約5~10%上昇しており、それらの不足が目立ち始めているという。特に被害の大きかったBen Tre省Binh Dai区域においては、椰子の木が相当数倒れてしまったために、ココナッツまで手に入りにくい状況に見舞われているらしい。地区の人民委員会は不足の解消を促すために建設資材業者の意図的な売り惜しみなどに警戒し、順次、検査を実行し摘発すれば厳罰を持って臨む市場の安定化を図るとのこと。

12月14日(木) 賛否両論の無痛分娩
*人類がこの世界に誕生してから、母親は出産時の苦しみを担わされるようになったが、今日では現代医学と薬学の発達により、女性はもはや“産みの苦しみ”を味わうことが無くなった。しかし、このような素晴らしい事実が現実のものとなっても、多くの女性は母親になる通過として“産みの苦しみ”は重要な要素だと考え、無痛出産を拒否する傾向にあるのだ。

著名な医学博士Melzack Chart氏の指摘に因ると、出産時の痛みのピークは、一般的に指を切り落とす痛みと同等、或いは骨折時の二倍の痛みに匹敵するという。勿論、出産時の痛みの加減は人によって異なるだろうが、陣痛開始と分娩時に強烈な痛みが伴うのは同じであるというのだ。出産を控えた妊婦が、この人類誕生以来の挑戦にスムーズに向き合わせる為、様々な麻酔技術が違った角度から研究・開発されてきた。これらには、一般的なもの、地域的なものなどあり、投与方法も呼吸・注射・食物摂取などがある。

その中でも、最も効果的な麻酔技術は世界の産婦人科医療学会では硬膜外法が際立って優れていると認知されている。この方法は、麻酔薬を少しずつ必要に応じて妊婦の背中(神経ではない)に管を通して投入してゆくものだ。国立産婦人病院に勤務する麻酔薬の権威Bui Van Am医師は、この方法が1905年以来、世界中で行われて来ているのは、脱感作剤を管理することによって麻酔処置中、高血圧化・頭痛・腰痛などの抑制効果が期待出来るからだという。

「仮に、硬膜外の麻酔技術が確立されたならば、妊婦も胎児も多くの利益をこの方法から享受できることになります。陣痛に因る筋肉の弛緩の解除は分娩をより、快適かつ安全なものに変えてゆくでしょう。
その上で、今日の妊婦は極度な苦痛から解放される権利を持つべきなのです。」とAm博士は語った。ベトナムでは硬膜外法を1998年より導入してきたが、これはハノイの国立産婦人病院か仏越病院で自然分娩者のみに対応しているという。これら二つの病院の相違点は、仏越病院ではほとんど全ての自然分娩の妊婦に硬膜外法を適用する
一方、国立産婦人病院は、病院施設内での環境整備の立ち遅れから、限られた妊婦しか、享受できないことだ。

「私の分娩時は、硬膜外法でしました。痛みもほとんど感じることなく快適でした。次回、出産時も是非、この方法でお願いしたいものです。」と二児のママHoang Nhu Hoaさんはいう。このような素晴らしい結果を持つ硬膜外法だが、世間は未だにこれを奇異の目で捉え、認知しようとしないのである。

二人目の子の出産を間近に控えたTran Phuong Hoaさんは、出産時に痛みを緩和するための措置を講じるつもりはないという。「確かに激しい痛みが出産には伴いますが、でも私は母親の意識を自分に課すためにこの痛みに耐えることが必要だと考えています。」と語ってくれた。Hoaさんの他には麻酔の副作用を心配する余り、無痛分娩を拒否する人々もいる。

それに道徳的な見地から、無痛分娩に抵抗を感じる人がかなりの数を占めていることを挙げなければならないだろう。多くのベトナム人たちは、母親の価値を重要視している。というのも、母親になるためにHoaさん同様、陣痛は通過儀礼と捉えており、我慢すべきものだという考え方が大勢を占めているのだ。このような考え方は、その痛みに耐えた末、産み落とした我が子に対し母親は始めて全愛情を注ぎ育児に専念できるようになるというものなのだ。物議を醸し出す問題点で、解決されるには未だ相当数の歳月を要するだろうが、今後とも国は全力を挙げて硬膜外式分娩の有効性を高め、それを基盤に国民の意識を啓蒙し、硬膜式の普及に努めてゆくことが肝心であろう。

(辛口寸評)
出産を経験することのない男性の立場から、無痛分娩に対し、賛否を論ずるのは些か控えるべき繊細な問題である。ただ、寸評を書く以上、何も書かないわけにも行かないので、筆者個人の考えを書いておきたい。「あなたのお産は大変だったのよ。兎に角、3200グラムにも育ったあなたは中々出てこなくてね。脳天に五寸釘を打ち込まれるような感じの痛さで、漸く産まれて来たのよ。」と今は亡き筆者のお袋は、思春期の私を捕まえ、親の思い通りにならないと言ってくれた言葉である。

無痛分娩か自然分娩で、その後の母子の精神面の関わり合いについての研究成果や報告といったものを見たことが無いが、生身の弱い人間を主題として考えると、無痛分娩で出産した場合、その母親が子に対する愛情は、普通出産に比べると幾分薄くなってしまうのではと思える。物に例えるのは悪いが、苦労して手にした物とそうでないものとを比較するとその答は自ずと明らかである。やはり、腹を痛めてこの世に送り出すことに、親としての自覚も備わるのではなかろうか?

筆者の娘はベトナムの病院で誕生したのだが、その際、立ち会わせてくれた。まさか、そのような機会がベトナムで与えられる等とは思って見なかっただけに、陣痛に苦しむ女房を横目におろおろしながら手を握ってやることしか出来なかったが、娘の頭が股を割って出てきたと思った刹那、体全体が一気に押し出されて来た姿をこの目にして、「俺の子だ」とはっきり実感した。この程度でも、親になった感覚が強さを増すことに繋がるのだから、女性の普通分娩は何にも増して母と子の愛情を太くする役割を果たしていると思えてならないのである。

12月15日(金) 恒久通常貿易関係承認
*12月9日、米国上院議会に於いてベトナムに対する恒久通常貿易関係(PNTR)を与える夜間審議を行い、賛成79票、反対9票で賛成票が勝り承認された。この承認の前日の8日、米国下院議会では採決が行われ、賛成212票 反対184票をで可決され、後はブッシュ大統領の法案可決署名を待つのみとなっている。今回の法案の主なポイントは1974年、ニクソン大統領により法案化されたJackson-Vanich修正法を取り除き、ベトナムからアメリカへの輸出品に対する差別撤廃を果たす役割を持つ。中米ベトナム大使Nguyen Tam Chien氏は、この度の米国下院と上院のPNTR承認を歓迎し、両国の国益に適うと談話を発表した。

ベトナム外務報道官のLe Dung氏は、9日に米国下院と上院に因って承認されたPNTRは越米両国の国民に大きな希望を持たせるもので、越米の重要な結びつきと、特に経済・貿易分野での関係正常化を大いに促進させることになると述べた。その上で、Dung報道官はブッシュ大統領を始め、米国政府・議会議員各位・民間商工業団体・在外ベトナム人たちに法案可決に謝意を示し、ブッシュ大統領が速やかに法案成立の署名を行うことを希望した。

(辛口寸評)
なんだかんだと言え、政権政党の共和党が議席を減らそうが、それでブッシュ大統領が死に体のレームダックになろうが、PNTR法は越米両国にとって利益を産み出すものであり、時間さえ経てば必ず通過するものだった。ブッシュ大統領訪越前に一旦、民主党に否決された法案だったが、これはタイミングが余りにも悪すぎただけで、民主党がそうしたのも、たまたま訪越前のブッシュ大統領にベトナムで好い顔をさせない為に手土産として与えなかったという虐め心が働いたに過ぎないのだ。それでも先の否決から、今回の承認までに掛かった時間は一ヶ月も経過していないのが、何よりもその証である。いずれにせよ、今後、越米の交わりは日米のそれを凌ぐ足場が漸くここに構築されたと考えて好かろう。

12月16日(土) ベトナム航空IATA加盟
* ベトナム航空は12月8日に世界に280の航空会社が加盟する最大の国際航空運送協会(IATA)に加盟したことを発表した。IATA加盟により、ベトナム航空の地位が向上し、他の航空会社とのビジネス連携強化と機会が拡大するだろうと、同社広報部Nguyen Chan氏はいう。IATA加盟はベトナム航空に商業的な利益とイメージの向上に寄与させるのみならず、将来的な航空航路網拡充の足掛かりとなる。

ベトナム航空に因れば、IATA加盟会社となるために国際空輸安全監査証明書の取得と航空管制サービスによる厳しい安全輸送試験を合格しなければならない。ジュネーブに本拠地を置く、IATAへの加盟は乗客・貨物他で他の加盟会社と共有化が可能となるのでメリットは高い。ベトナム航空は収益性の最も高いベトナムの国営企業であり、現在、自社運行便及びコードシェア便を含め世界24の都市に翼のネットワークを広げている。今年1月から9月までの9ヶ月間で同社の売上げは13tドン(US812m$)を計上し、510万人の乗客を輸送した。国際航空運送協会は1945年にキューバのハバナで設立され、現在、世界の94%の航空会社が加盟している。

(辛口寸評)
IATAの歴史を調べてみると、先ずその前身である国際航空交通連盟(International Air Trafic Assosiation)が1919年にオランダのハーグに設立されたことに端を発し、1945年にこの継承機関としてキューバのハバナに本部がIATAが置かれた。現在は、カナダのモントリオールとスイスのジュネーブに本拠地を置き、会員は航空会社・旅行代理店・その他の関連業界が加盟する業界団体である。

さて、世界の航空業界の動きを見てみることにしよう。過去、湾岸戦争など国際紛争の際には、約3年程度国際航空需要の落ち込みが観察されていた。1990年代から格安航空会社の勃興や航空自由化によるコスト削減や競争激化を受け大きな再編が起こっていたさなかに、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件において、定期路線の航空機がハイジャックされて高層ビルなどに突入、自爆テロに使用されたことによるショックは大きく、旅客数の低下や保険料、原油価格高騰による燃料費の上昇などもあり、航空業界全体の経営がますます悪化の一途を辿った。アメリカでは2005年までに大手7社のうち4社が経営破綻している。

航空各社では人件費の抑制などのコスト削減に努めた結果ようやく明るさも見えてきたが、2006年に入り燃料費の高騰、ロンドンにおける航空機テロ未遂事件の発覚等により、再び厳しい局面に立たされている。日本の航空会社においても同様で、特に長距離の国際路線を有する日本航空グループへの影響は大きく、路線休止等を進めている。

同盟、アライアンス(囲い込み) 上記の事情もあって、世界の航空会社では経営統合や提携など再編に拍車がかかり、現状では次のスターアライアンス・ワンワールド・スカイチーム3グループに集約されつつあるが、ベトナム航空がIATAに加盟した今、次なる照準はどこのアライアンスに加盟するかである。ベトナム国内空路をほぼ独占している同社に頼るしか無い現状、日航が加盟予定のワンワールドに吸収されるのが自然の流れだろうが、個人的には既に囲われ済みのスターアライアンスに入って欲しいと思っている(笑)

以上

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2006/12/16

松坂大輔投手のメジャーリーグでの活躍に期待する!

松坂大輔投手、ボストン・レッドソックスへの入団決定!
メジャーリーグでの松坂大輔投手の活躍を期待する!

本当によかったと思っています!本当に素晴らしいことだと思っています。
契約を済ませ、会見するときに見せた緊張感に包まれた笑顔に、松坂投手の気持ちが全て表されていたように思います。

「破顔一笑」というのでしょうか。緊張感を伴った、実にいい笑顔でした。

メジャーリーグ史上最大規模の契約金と年俸(処遇)で移籍交渉がまとまる。

代理人が執着し続けた「金額」に拘らず、実にサバサバとした意気込みで、何よりもメジャーリーグを実現した松坂大輔投手に拍手を贈ります!

「よかったなぁ!」 正直な感想です。
今年6月9日、甲子園球場での交流戦で、松坂大輔投手の投球内容も凄かったけれど、何よりも、終盤にホームランをスタンドへたたき込まれたことは忘れられない。

http://kohshien.exblog.jp/m2006-06-01/#2457526

もう、あの姿を見ることはできないのだろうが、今後はメジャーでの活躍を期待する!
そしてチャンスがあれば、6年のうちに、米国で松坂の活躍を見たい!
本当に大活躍されることを期待して止みません。金と時間を作って、ぜひボストンへ行ってみたい。レッドソックスを背負いマウンドに立つ、松坂大輔投手を見たい!

ガンバレ大輔!ガンバレ松坂!君は、日本の誇りであり宝だ!

掲載内容は[甲子園球場観戦維持会」と一部重なります。

引用開始→ サンスポ.COM 2006年12月16日 更新

『レッドソックス・松坂』ついに誕生!本拠地で興奮の入団会見

フェンウェイ・パークのマウンドに立った松坂。怪物伝説が始まる(ロイター)
【ボストン(米マサチューセッツ州)14日(日本時間15日)】レッドソックスの松坂大輔投手(26)が誕生した。6年契約が正式に発表され、本拠地フェンウェイ・パークでの入団会見には日米合わせて約400人の報道陣が集まった。会見前にはスーツ姿でマウンドに上がり、総額約120億円を投じてくれた捕手役のジョン・ヘンリー筆頭オーナー(57)に尻もちをつかせる仰天の第1球を投じた。背番号は西武時代と同じ「18」となった。

◇最高の笑顔を浮かべて、背番号「18」の入ったユニホームを掲げた。“レッドソックスカラー”のネクタイで臨んだ入団会見。本拠地フェンウェイ・パークには日米合わせて約400人の報道陣が集まった。

「ボクは元々、夢という言葉が好きではない。見ることはできても、かなわないものが夢だと思っているからです。ボクはずっとここで投げられると信じて、それを目標にやってきたから、今ここにいるんだと思う」

10歳から追いかけてきた大リーガーの夢、いや目標をついにかなえた。交渉期限だったこの日、新人離れした超大型契約となる6年総額5200万ドル(約61億)で正式サイン。レ軍が与えない方針にしているトレード拒否権も特例として認めさせた。レ軍が松坂に投じた金額は、落札金(5111万1111ドル)と合わせて1億ドル(約117億円)を超えた。

大リーグ注目の“1億ドル男”は会見前、怪物らしい本拠地での第1球を投げていた。レ軍幹部に導かれ大リーグ最古の球場であるフェンウェイ・パークを一周。代理人のボラス氏に勧められてスーツ姿のままマウンドへ上がると、ヘンリー筆頭オーナーが捕手役を買って出たのだ。

第1球の相手はヘンリー・オーナー。これも期待の表れ(AP)
記念のマウンドで松坂も力が入ったのだろう。同オーナーが素手だったこともあり“快速球”で尻もちをつかせてしまった。「サイン違いだよ。チェンジアップのサインを出したのに違う球を投げてきた」と同オーナーも苦笑い。両手を合わせて謝った松坂はその後、持参した土産を手渡す日本式の交流を見せた。

超大型契約に「金額の多さには少しですけどプレッシャーがある」と吐露した松坂だが、今後については楽しみなことの方が多い。一番対戦したい相手にはマリナーズのイチロー外野手(33)、会いたいレ軍の選手にはエースのカート・シリング投手(40)を挙げた。

「期待は感じている。開幕からメンバーに入り、世界王者になれるように頑張りたい」。大リーグ入りという目標をクリアした怪物は、早くも次のゴールに向けて走り始めた。

この後の松坂
入団会見は終えたが、まだ数日はボストンに滞在。滞在中は町中の見学や住居探し、社会保障番号の取得や銀行口座開設など、生活していくのに必要な手続きなども行うものと思われる。年内に帰国するが、年明けにはロサンゼルスへ再渡米し、自主トレを開始。レ軍のキャンプ地はフロリダ半島西部にあるフォートマイヤーズ。投手、捕手は2月16日に集合する予定となっている。

データBOX
松坂は西武での8年間でシーズン200奪三振以上を4度マークした。通算では1402回2/3を投げて1355奪三振、奪三振率は8.69。米大リーグ公式HPによる現役投手の通算1000奪三振以上は54人。このうち松坂の8.69を上回っているのは6人だけで、(1)R・ジョンソン10.77 (2)K・ウッド10.36 (3)P・マルティネス10.20 (4)J・サンタナ9.47 (5)野茂英雄8.74 (6))C・シリング8.73となっている。また歴代2位、4604奪三振のR・クレメンスは8.60。同1位、5714奪三振のN・ライアンは9.55。

ジョン・ヘンリー・オーナー
「今回の落札額が話題になっていたようだが、わたしはチームにとって足りなかった宿題を片付けられたと信じている。(入札してからの)40日間ずっとこの日を待ち続けていた」

ルキーノ球団社長
「松坂は日本の宝だと分かっている。長期的に日本と良い関係を築きたい。日本のファンにフェンウェイ・パークに来てもらいたいし、われわれも日本で試合をできればいい」

セオ・エプスタインGM
「きょうは非常に素晴らしい日だ。われわれは1998年から甲子園をはじめ、松坂が成し遂げた偉業をすべて見てきた。今後われわれは、すべてにおいて彼を支えていきたい」

WBCで松坂を擁し、世界一になったソフトバンク・王監督
「子供のころからの夢であったメジャーでプレーできることは、本人が一番喜んでいるでしょう。快刀乱麻の投球でメジャーを席巻してほしいですね」

横浜高・渡辺元智監督
「携わった選手がメジャーという最高峰に登りつめたことはうれしい。言葉の壁もあるけど、彼はタフだから大丈夫でしょう」

落札金は「ファンのために使う」-西武オーナー代行
松坂の入団会見を受け、西武の太田秀和オーナー代行(55)は「大変うれしい」と喜び、本人からお礼の電話があったと明かした。松坂が抜けた後の背番号「18」については永久欠番にはしない方針で、落札金の使い道は「ファンのために使う。球団の赤字補てんにはしない」と誓った。
Copyright 1997-2006 SANKEI SPORTS. No reproduction republication without written permission.  ←引用終わり

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2006/12/15

今年の「創作四字熟語」は、スルドサに満ち輝いている!

普通の日本人の普通の神経による「創作四字熟語」にチョット感動したりして!

日本人のユーモアというか、世相に対する所見というべきか、今年も「創作四字熟語」が集められ公表されたという。
生保のお遊びに過ぎないけれど、それでも普通の市民感覚が表現され、なかなかスルドイ言葉も並んでいて、思わず「ホッォ~~」と感心させられることしきりだ。

なんと言っても、「虚業無常(諸行無常)」は本当にスルドイなぁ。
これ投稿した人に拍手、拍手、拍手だねぇ。実に鋭い指摘だねぇ。イノシシ・ホリエ、ハイキー・ヒンガラ眼のキンちゃん、反省しているかぁ~?って聞こうと思ったら、「ナッ、ナァ~~ン」とイノシシ・ホリエは、例の放言癖というか法螺吹き癖が抜けきらないようで、言いたい放題らしい↓に引用紹介。

感無景気(神武景気)」もスルドイ表現ですねぇ~。聞こえてるかぁ~?タケチン・ヘェクセェゾーとフクエモン・フクイ!オマエらは、倫理観もない単に無責任なだけだろうが。
この手の輩には、恥とか反省とかという概念が根本的にないのだろう。全く景気の回復感は手ではもちろん見えもしないから、しかし徹底したリストラ会社には「資金が有り余っているらしい」。それが第二次バブルを覗っているらしい。だから「公定歩合(=金利)」の引き上げも、年内は見送られたが議論されたわけだ。

引用開始→ 今年の創作4字熟語:虚業無常、飲果応報、駐違一秒…   (夕刊フジ)

住友生命保険は14日、今年の世相を映した「創作四字熟語」の優秀、入選作を発表した。時代の波に乗ったライブドアが堀江貴文社長(当時)の逮捕で一転、上場廃止になった「虚業無常(諸行無常)」や、甲子園大会で優勝した早稲田実業学校高等部の斎藤佑樹投手の青いハンカチブームを表した「全国青覇(全国制覇)」など10作品が優秀作に選ばれた。

今回は関心を引く社会問題や事件、事故が多かったことを反映してか、社会分野の応募が例年より多く全体の約4割を占めたのが特徴という。

耐震強度偽装事件の被害住民の怒りを「住人怒色(十人十色)」と強調し、道交法改正で短時間でも駐車違反が許されなくなった状況を「駐違一秒(注意一秒)」になぞらえた。相次いだ飲酒運転事故をいさめる「飲果応報(因果応報)」や、格差の広がりを警戒する「上下差憂(上下左右)」も入選した。

経済関連では、「いざなぎ超え」の景気回復でも一向に実感がわかない庶民の思いを「感無景気(神武景気)」に託した。政治分野では、長期政権となった小泉純一郎前首相の任期切れを「獅子退陣(獅子奮迅)」と表現し、後任の安倍晋三首相がアピールする「美しい国」を「美治麗国(美辞麗句)」と皮肉った。

トリノ冬季五輪の金メダリスト、荒川静香選手の演技「イナバウアー」をイメージした「銀盤反舞(大盤振舞)」など明るい話題も題材になった。

創作四字熟語は今回が17回目。歌人の俵万智さんが審査員を務め、全国から寄せられた7772作品の中から選んだ。
ZAKZAK 2006/12/15 ←引用終わり

引用開始→ 堀江「日本は共産主義的な社会」英紙で激白   (夕刊フジ)

英紙にも“放言”のホリエモン
【ロンドン=夕刊フジ特電】証券取引法違反罪に問われているライブドア前社長の堀江貴文被告(34)が英紙・フィナンシャル・タイムズのインタビューに応じ、15日付の同紙で「日本は共産主義的な社会」と斬って捨てた。堀江被告は表面的には平等な社会に見える日本が実際はエリート官僚が支配すると決めつけ、「自分は無実の犠牲者だ」と言いたい放題だった。

同紙によると、堀江被告が今年1月の逮捕後、外国メディアの取材に応じたのは初めてという。

堀江被告は東大を中退後にライブドアを創業しているが、日本の年功序列モデルと自分の生き方は対極にあると説明。東大法学部を卒業して着実に出世の階段を上っていく「嫉妬(しつと)深い」官僚の恨みを買って、訴追されたとの見方を示した。

日本社会についても言及し、エリート官僚が「何が正しく、何が重要かを決定する」共産主義国家と同じ過ちを犯していると痛烈に批判した。

堀江被告は「日本を変えたかったが、そのために刑務所に行きたくはない。金融上のリスクを負うのは結構だが、拘置はひどかった」とも語った。
ZAKZAK 2006/12/15  ←引用終わり

イノシシ・ホリエ、「拘置はひどかった」って、当たり前だろうが。「拘置されて、快適」だったら、そもそも罰としての一部を構成している拘置の意味がないだろう。相も変わらず「品性」を欠いた人物だなぁと改めて思う。ホントに自分の都合でしかモノゴトを捉え考えないクズの大○○野郎だ。人としての品がないのがイノシシ・ホリエの特徴じゃないかな。

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2006/12/13

世相を表す漢字一文字は「命」ナルホドなぁ!

今日のブログとして掲げるには、少し、「旧聞」と言えなくもありませんが、年末恒例の京都・清水寺で催される、「漢字一文字で世相を表す」で、書き出された一文字は「」でした。

Inochi06theme昨日、このニュースを聞いたとき「ホッー~~!なるほど、なるほどなぁ!」と感想を漏らしました。時代の感覚を「漢字一文字で描くと『』に」。見事という言葉意外に感想を見いだすことができませんでした。

」が軽くなったなぁと、最近、特に感じていた事もありましたから、今年は変に納得しています。[例年は、そうかなぁ?!とも考え、しかし、そんなものか、で納得するのですが]

何よりも、いじめによる「自殺」(大人も子どもも:大人は社会全体からのイジメです。特にコイズミ・ドンイチローとタケチン・ヘェクセェゾーによるイジメです。子どもは、学校内での悪ガキによるイジメでしょう)。飲酒運転による暴走事故による「殺人事故」。親が自らの子どもの命を奪う「親による虐待と殺人」。世界ではテロ攻撃による「不意打ち殺戮」。なんとも「グローバリズム」という軽薄で便利な言葉を編み出した米国の「新古典派経済学理論」による「新世界秩序」が「妄想的暴走」を行った結果ではないでしょうか。

そういや、政治の世界も「自殺行為」でしたね。コイズミ・ドンイチローは別格でしょうが、その時代から延長線上にあると考える政府主催の「タウンミーティング」がヤラセだったってねぇ!あれは政府主催だと考えるから、腹が立つわけでチンドン屋の「D」社が主催だと考えれば、「アッ、そんなモノかぁ~!」って、変に納得できると思い致しますが。最初から「通過儀礼」に過ぎない「茶番劇」に対し、変に「大きな期待をする」からですよ。その期待する考えがそもそも間違っているわけでしょ!間違ってますか、違いますかねぇ~?

個々の事件や事故は、相互に関連するモノではありませんが、全てはどこか見えない底辺の何かで繋がっているように思い致します。これは誇大妄想でしょうか?人の「命」がこれほど軽視されている世相に驚き続けた一年だったように思います。

そういえば、年初から年の中盤までは、「金、かね、カネ」と騒ぎ立てた、イノシシ・オトコや、ハイキー・ヒンガラメのキンちゃんは、世の中をナメ尽くしてましたねぇ。ナメきってますよ今もアヤツらは、お札を持った「東京地検」により「パクられて」、その時は、国家権力としての検察の圧倒的な力を前に「全面降伏」したブタ野郎が、お札を出した裁判所のお白砂で裁きが始まると、前言を軽々と翻し、早速、意味不明の言葉を発し続け、周囲を非難する事に忙しく自己弁護を続けている。

この光景、どこかで見た事がある、なぜか一度見た事があるような気になる。「オゥ!、そうだった、そうだった、オウムの麻原ゾウ・オトコ」の姿と同じだ。アサハカなゾウ・オトコも、何やら世間では通じない呪文のような自己弁護を繰り返し喚く騒ぐを、お白砂で繰り返していたなぁ。人として、一欠片の誠意もないクズどもだ。イノシシ・オトコハイキー・ヒンガラメのキンちゃんも、人としての品位を思わず疑ってしまいたくなるのが残念だ。

この「金、かね、カネ」追究係の二人への社会的制裁に対し、同じ穴のムジナどもから、「東京地検」は魔女狩りだと騒がれ非難されているらしい。そういや、黒幕の稀代のワル金貸しジューシー・ミヤウチは、今も「永田町界隈」と「霞ヶ関」詣でに忙しいらしい。なんと、ジューシー・ミヤウチは、日本のロータリークラブの総元締めである「東京ロータリークラブ」の会長をしている(2007年6月末までの一年間)という。「東京ロータリークラブ」も人材枯渇なのかなぁ~。他に有為の人材はたくさん居られるだろうに、稀代のワル金貸しジューシー・ミヤウチとは残念な事だ。

」が、掲出されている間(早い時期)に、東山の東大路から茶碗坂を上り「清水寺」へ足を運ぼうと、改めて考えた次第です。

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2006/12/10

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第92号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年12月9日 土曜日 第92号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_62いつもお世話になっておりますベトナムからニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その92 今週のヘッドライン

* 12月04日(月) 意外なベトナムの裏芸
* 12月05日(火) ホワイトカラーの社会貢献
* 12月06日(水) STOP ザ・エイズ!!
* 12月07日(木) 更なる発展に今 必要なこと
* 12月08日(金) Bai Chay大橋完成と効果的なODA
* 12月09日(土) 僕も私も笑う自動車セールスマン

12月04日(月) 意外なベトナムの裏ワザ
* ベトナム切手マガジン2005年版と10種の切手コレクションが、この度、アラブ首長国連邦で開催されたドバイ国際切手展覧会に於いて見事に入賞しました。ベトナム切手協会はこの展示会に切手マガジン2005年版と9種の切手コレクションを出展し、12のボリュームを含んだマガジンがシルバー賞に輝いた他、Binh Dung省が発行した“素敵なサッカー”と“ベトナム我が祖国”のふたつのシリーズも入賞しました。

“素敵なサッカー”シリーズは過去にベトナムサッカーチームが国際大会で行ったポーランド戦、ラオス戦、メキシコ戦、ウルグアイ戦等を紹介する図柄となっており、“ベトナム我が祖国”ではベトナムの風光明媚なハーロン湾、古都フエ、チャム遺跡等の観光地を取り上げたものだ。Quang Nam省からも展覧会に、ホーチミンおじさんの切手コレクションを出品した。これらの他にも北部Quang Ninh省やホーチミン市からも出展がなされている。

展覧会主催者に因れば、今回のベトナムの出展はバランスの取れた切手を厳選したことが入賞に繋がったのだろうと言い、加えてい希少価値が高い古いベトナム切手に対し、世界中の切手コレクターを魅了したのだと語った。

(辛口寸評)
余り知られていないことだが、ベトナムは以前から外国人への販売専用の記念切手や記念紙幣などを定期的に発行しており、その図柄や意匠などは世界に定評がある。外国人(主に旧イーストブロック向け)に作られたそれらの紙幣や特に切手は、動物・植物・スポーツ各種シリーズなどのデザインは緻密で色彩の鮮やかなものが多く生み出された。

なぜ、ベトナムがこのような物の生産に力をいれたかと言えば、当時は西側からの経済封鎖が続いており、貴重な外貨を稼ぐ為に有効な手段だったからに他ならなかったのだ。幸い、この技術は豊になりつつあるベトナムで伝統の技が内需用に生かされ受け継がれて更にパワーアップし、人々の目を楽しませてくれるようになった。美しい切手の見学と購入は、中央郵便局へ行かれると実物を数多く堪能できるので、ご興味のある人は是非足を運ばれるとよいだろう。

12月05日(火) ホワイトカラーの社会貢献度
* ホーチミン市の経済成長の牽引的役割を果たし貢献しているのは、高学歴のホワイトカラーたちだ。最近の報告書に因れば、ホーチミン市には科学・技術分野で活躍する人材は30万人を数え、その内3000人は博士号を、5000人が修士 他に教授・客員教授など450人が住んでいる。これらの人々は全て科学・技術の重要な分野で働いており、技術確信の鍵を握るとされる。統計に因ると、彼らの研究成果の7割が製品に活かされているという。企業の生産ライン近代化プログラム技術は、それを導入した企業製造コストの35%の節約に繋がっており、金額にすると実に260bドンを浮かせた計算になるという。

輸出企業の様子から研究・開発をローカルで行った結果、更にUS2m$の付加価値を高め、2000~2005年の5年間で国内の科学者の工夫に因り新たに創造された技術は金額にして1tドン以上の価値をホーチミン市に与え、今日ではベトナム全土で利用されているという。生物技術研究所・熱帯生物研究所・収穫後保存加工センター・ホーチミン市工科大学・ホーチミン市自然大学・ホーチミン市経済大学などの多くの研究と教育機関で行われている様々な研究もホーチミン市の経済発展に寄与している。

仕事の例を挙げると、「Can Gioマングローブ森林のリハビリテーションと持続可能な開発」と名づけられたプロジェクトで見つけることができる。これにたいし、2005年には科学技術貢献を讃えホーチミン市から賞が贈られている。このプロジェクトは、戦争中、米軍の枯れ葉剤の使用からダイオキシンで破壊された森林を蘇生させる技術でこれまでに38,000平米の修復に成功している。

ホーチミン市内で研究に携わる科学ユニットの87.6%が中央政府が所轄しており、それは市の90%の割合を占めているという。その一方で、工業と農業関係に従事する科学者は市内全体の2割に過ぎず、これら関連分野の人材不足が指摘されている。これら人材育成に国とホーチミン市の協力・連携が強く望まれるところだ。
改善策としてサラリーやボーナス面の優遇政策を全面に押し出すことで、これら分野ヘ後進の目を向けさせ、人材の拡充を図ることが結果的に社会への大きな利益として還元されるだろうと専門家は語る。

科学・技術分野のマネージメントと組織改革 特に資金管理の部分での改革が求められている。科学者たちにとって生産者(研究開発依頼を附託する)は最終消費者にあたるように、科学者と生産者、そしてマネージャーとの綿密な協力を促進するのを常に切望しているのだ。元ホーチミン市人民委員会科学技術部Dao Van Luong部長は、「これからの科学者は、IT・バイテク・新素材開発及び一般工学の4つの領域とその自動化についての研究を集中させるべきで、そこから付加価値を生み出すことが肝要である。」と語った。

(辛口寸評)
記事の内容から多少外れる寸評を書くことをお許し下さい。日本では、医者であれ、大学の教授であれ、博士であれ一見すればその人が知識階級に属す人かどうかの判断は割とつき易いと個人的に思っている。何故なら、日本人の多くはその職業につき、経験を重ねる毎に、職業的風格と押出しが出てくるからに他ならない。
簡単に言えば、職業に形というものがあって、それに自己を当て嵌めて行くのが、その仲間内において尊ばれる重要な要素となっているのだろう。

その一方で、筆者の独断と偏見が許されるなら、ベトナムの場合、見た目で人を判断する事は非常に難しいといえる。14年の滞越経験から言えば、ベトナムのインテレクチュアルの多くは、先ず格好をつけ無い!高尚で有名な学者や研究者ほど、脳ある鷹は何とやらで、極々、普通の人にしか見えないのである。いや場合によっては、身だしなみに一切気を遣わず兎に角、研究さえしていれば、後は何もいらないと言うのは極端に過ぎるだろうが、そういう人々が多いようだ。

「如何にも私は○○です」と威張って体全体で主張する人には出合ったこともない。ここで筆者は、ここで是非を語るつもりはない。
が、日本は完成された能力が備わると、次に人工的な形式・権威に寄り掛かり飾った自己を表に出す文化を持ち、その一方でベトナムではあくまでも能力のあるものが、その職につき極々自然体でそれを探求し、人知れず社会の縁の下の力持ちを演じているように思う。
少し贔屓目かも知れないが、、、。

12月06日(水) STOP ザ・エイズ!!
* Nguyen Minh Triet大統領は全てのベトナム人民に対し、積極的にHIV/AIDSとの戦いに参加するよう呼びかけた。「AIDSを止めよう、それが約束です」とTriet大統領は明日の世界エイズデーを前に厚生省とハノイ人民委員会主催の会合の席上語りかけた。会合で、大統領は過去数年間ベトナムがHIV/AIDS撲滅に関与し好成績を残してきたことを褒め称え、同時に各国政府・ベトナムを支援する個人やNGO団体に対し謝意を述べた。

HIV/AIDS防止活動は、社会経済発展の礎を構築するために取り組むべき最優先課題である。これを成し得るには、多くの国民の参加は勿論のこと、省庁間・関連機関相互の協力及び連携が不可欠であると力説した。「HIV/AIDSの有効なワクチンは未だ開発されていない。しかし、我々は全てのコミュニティーが一致団結し、この病の拡散防止に立ち上がらなければ行けないのだ。」と大統領。

会議冒頭のスピーチで、Truong Vinh Trong副首相は全ての省庁と人民が共産等決議54号のリーダシップと感染症防止並びに感染症予防を熟知し、感染症防止活動を積極的に推進して行くかねばならないと提案した。副大臣は、各国政府及び機関へ感染症対策に於けるベトナムへの支援を呼び掛けた。

厚生省の試算に因ると、ベトナムは2006~2010年の間に感染症予防対策費としてUS400m$を必要としているのだという。同省の統計では、112444件のHIV感染者が今年10月30日時点で報告されており、内19152人がAIDS患者に認定され、既に11155人が亡くなっている。UNAIDSに因ると、毎日100名のベトナム人がHIVに感染しており、2005年に新たに37000人の感染者が生まれており、2000年の感染者数は122000人だったが今年は280000人と過去6年足らずで二倍の勢いで感染者数が増加しているのだ。

(辛口寸評)
このところ都市部の若者を中心に性のモラルの低下が指摘されつつある。特に最近は、インターネットより性の知識に関する情報が幾らでも取れるので、その流れは既に先進国と同じといっても過言ではない。つい先日も、ベトナム人の友人から仕入れた話では、所謂ベトナムのドラ息子・ドラ娘たちは週末になるとセックスパーティーを開くのだという。そこには当然、酒ばかりか薬物も持ち込まれ、完全にハイになった状態でほとんど前後不覚となり、パートナーをとっかえひっかえ替えて朝まで過ごすのだそうである。

まさかこのベトナムでそんな事は無いだろう~と、筆者も流石に信じられなかったのだが、うちのかみさんにそんな話しをしたところ、「雑誌にも乗っていたよ」と言われて二の句が付けなかった。まるで実話系の世界である。また、市内のディスコなどでは、公然と売春が増えて来て若者たちが安易な性に走るようにもなってきた。
これらがHIV/AIDSの蔓延に拍車を駆ける原因の一旦になっているのは間違く、経済の発展の裏で社会問題が大きな胎動をしつつある。ベトナム政府のより一層の取組みに期待したい。

12月07日(木) 更なる発展に今 必要なこと
* Nguyen Tan Dung首相は投資計画省が来年の社会経済計画を効果的に推進する上において省内の欠点をカバーするよう呼び掛けた。ベトナムの社会経済発展は現状、各省庁及び各自治体の努力不足により、進捗が遅れているとDung首相。欠点には政策策定・実行段階・各関連機関の連携不備、それに無駄遣いを誘発する杜撰なプロジェクト管理などの問題が含まれている。「プロジェクトの遅れは我が国の大きな無駄を生み出している」とDung首相は訴えた。

この首相のコメントは投資計画省主催で開かれた今年の活動の検証と来年の計画について話し合う会合の席上で発せられたものだ。首相は投資計画省に対し、特に鍵となる建設分野のプロジェクトの効率化を図るよう促すと共に、市場の管理と修正に焦点を合わせ各省間の調整を強化して、投資家により多くの権利を与えるよう要求した。加えて投資計画省は、国内外の投資家を惹きつける為の行政改革に焦点を当てインフラ整備に寄与しなければならず、今年ベトナムのGNP伸び率は8.2%を記録しているものの、ベトナム本来のポテンシャルを出し切れていないとDung首相は苦言を呈した。

2006年にベトナムが打ち立てたいくつかの重要な偉業は、社会経済発展に有益な効果を創造した。中小企業の生産性は向上し、ベトナムは凡そUS9b$に及ぶ外国投資を引き寄せた。Dung首相は、今年ベトナムがWTOに加盟し、国連の非常任理事国へのノミネーションを果たし、ハノイでは第14回APEC会議を議長国として主催したこと等を上げ、これらの偉業はベトナムの国威高揚の重要な役割を担ったと語った。

計画投資省の会合で、Vo Hong Phuc投資計画大臣は今年ベトナムが8.1~8.2%の間の高い経済成長率、そして8%以上稼ぎ出し、しかも2006~10年の目標経済成長率であった7.5~8%の平均値よりも高い数字であると答え、その上で国の予算・投資・国際借款の返済など国家経済の健康状態を表す要素は安定していると結んだ。

(辛口寸評)
以下は筆者の個人的な憶測である。WTO加盟・APEC議長国の成功は確かにベトナムにこれまでにない自信と自尊心を与えたと思う。これらを胸に刻み更なる国の発展を望むのはDung首相はベトナムの指導者として当然のことだと思われる。確かに、気持ちに弾みがついているこの機会に強力なリーダーシップで、より上を目指すことも大切ではあろうが、筆者はここでDung首相は一呼吸置く余裕が見せることが必要ではないかと思えてならない。

Dung首相意外、恐らくほとんどの閣僚はDung首相と気持ちをひとつにしていると推察するが、ここで辣腕を振るい過ぎれば、齟齬が生じ返って、思いとは裏腹の結果しか得られないだろう。Dung首相も宰相になって間もなく半年になる。日頃から発破をかけ続けることも大切だが、ここ一年くらいはしっかり政権内での足場固めをしておくのが良いのでは無かろうか、、、。

12月08日(金) Bai Chay大橋完成と効果的なODA
* 我が国第三番目の規模を誇る北部Quang Ninh省のBai Chay大橋が先週の日曜日公式に開通した。下院副議長のNguyen Phuc Thanh氏が、メインブリッジとHa Long市の観光スポットBai ChayからCua Luc海峡を跨ぎ、Hon Gai町に続くサブブリッジの渡り初めに出席した。全長903m、幅25.3mで4万トンの船が行き交う事ができるこの大橋は、日本高架橋構造研究所によるデザインで、この完成はハノイ・Hai Phong・Quang Ninhの経済トライアングル地域の発展に貢献するだろう。

Halongbaichau061202vov建設費は、2140bドン(約US134m$)で、日本政府のODAの資金調達を受け建設された。運輸省のHo Nghia Dung大臣曰く、今度のBai Chay大橋はベトナムで初の近代的な単一サスペンション式タイプであり、工事期間中、ベトナム側技術者やワーカーは多くの最新技術を日本側の同僚から学んだ。これらの経験やスキルは将来、ベトナムが同じような建設プロジェクトに取り組むようになるための貴重な体験を培いましたと、大臣は続けた。(写真は、開通したBai Chay[バイチャイ]大橋:VOV提供)

ハノイに拠点を置く日本協力銀行唐沢マサユキ代表は、今回の大橋建設は日越ODA協力のマイルストーンとなり、この大橋が今後、地区経済の発展に寄与しベトナム北部地域の投資環境向上に繋がることを希望すると発言した。この橋の完成により、これまでBai Chayフェリーサービスで常時、引き起こされた渋滞が解消することになる。Bai Chay大橋の着工は2003年5月に清水・住友建設とベトナム国内のサブコン3社の合同で行われた。

(辛口寸評)
10月にベトナムの首相Nguyen Tang Dung氏が、日本への公式訪問を果たし、それに呼応するように翌11月には日本の安倍首相がベトナム公式初訪問を果たしている。今後の日越関係はますます多面的且つ包括的な結びつきを強めてゆくだろう。それはまさに水魚の交わりに近いもので、それは日本の指導者たちも充分に理解し認識している。ODAについて昨今、対中国を筆頭に削減する動きが顕著に見られるが、ベトナムだけは逆に増加していることひとつ取っても、得心出来ると言うものだ。今回のBai Chay大橋の完成が、この時期に迎えられたのは決して偶然では無かろう。
日本にとって、安倍首相の公式訪問後「日本は本腰入れてベトナムに肩入れしていますよ~!」と強いメッセージを効果的にベトナムへ送る演出となっただろうと推察する。

12月09日(土) 僕も私も笑う自動車セールスマン
* ベトナムの経済が上昇するにつれ、幸運にも収入を増やし大きな余禄を掴むことが出来るようになった人々はそこかしこの街角にある自動車ディーラーのショールームに自動車を買いに出掛ける。
トヨタ、ホンダ、はたまたフォードのショールームには磨き上げられた展示車が並べられ顧客のみを惹きつけていると思いきやさに有らず、なんと今日ではこれら自動車販売店で営業の職を求めるベトナム人たちも魅了しているというのだ。

これらの営業マンはカラフルなシャツにネクタイをしめたスマートな格好で、しかも贅沢でエアコンの効いたショールームで仕事が出来るとあってこのところ人気急上昇というわけだ。更に、有名な自動車会社に就職する=高収入と言った考えが人々を支配しているといった理由もあるのだ。しかし、実態は異なる、、、。

「この仕事で必要な技術はお客様を納得させる話術です。接客話術はまるでガールフレンドに話しかけるように軽やかで理知的にし、見込み客に対応しなければなりません。」とDaewoo自動車セールスマンのPhong Anhさん。加えて、営業マンは常に微笑みを忘れてはならないとAnhさんは付け加える。これらのショールームへ行けば、直ぐにあなたは営業マンの溌剌とした若さと知性に感銘を受けるだろう。現在、ベトナムの生活レベルは向上し、今後、多くの人々がマイカー購入に移行して行くのは間違い無いだろう。

輸入中古車も昨今では人気の選択肢である。品質もそこそこ悪くなく、価格は幾分お値打ちだからだ。しかし、営業マンにとって自動車販売を成功に導くのは大きな挑戦と言える。営業マンは、一旦 獲物(見込み客)に近づくとたちどころに、その人となり、人格、社会的地位、収入、好みなどを判断しなければならず、まるで探偵の様なものなのだ。それに、金持ちの見込み客ほど、値引きを求めるものという事を忘れてはならないと、メルセデス・ベンツの営業Hoang Loanさんはいう。

「営業は3ヶ月間自動車の売上げが無ければ解雇されてしまいます。幸運にも私は初期3ヶ月間で売上げを上げ、今、現在は顧客との信頼関係構築に力を入れているのです。給料もまあまあです。」と前出のPhong Anhさん。ホンダTay Ho社セールスマネージャーPham Xuan Dongさんは、多くの自動車販売会社は定期的に販売成積不良社員の首を切るのだと話してくれた。「自動車営業マンとしての地位を確立し、生き残って行く為に多くの試練に挑戦してゆかねばならないのです。自動車販売スキルだけが成功の鍵を握るので無く、お客様と親密な友人関係を築いて行くことこそ重要な任務なのですから、、。」とDongさん。

「営業マンは、見込み客の友人として心理の専門家としてあらねばなりません。以前、接客中、私はお客様に対し新車の説明をしていました。ところが件のお客様は急にニートになってしまったご子息のことを話しだされたのです。私は、セールストークを止め、親身になりお客様の苦悩を共有しました。」とPhong Anhさん。

自動車販売会社の平均月給は約US100$だが、一台販売するごとにUS300$のボーナスが与えられる。以前、トヨタとフォードの販売店で働いた経験を持ち、今はメルセデスで営業をしているNguyen Hoaさんは、この仕事は努力の毎日だという。「今年これまでに7台の車を販売しましたが、僕の給料は親子三人の生活を支えるのに精一杯です。しかし、販売が出来なかったとしてもお客様に自動車のアドバイスがしてあげられるのなら、僕は幸せを感じるのです。」と結んだ。

(辛口寸評)
傍目にはスマートに見える自動車営業も、蓋を開ければ厳しい生存競争の嵐が吹き荒れているのだとまるで指導的警告の様な内容で、どこか“教え諭している”そんなニュアンスが感じられる記事である。ひょっとすると、現在、自動車販売代理店各社への求人の応募が殺到し過ぎ、これに業を煮やした各社がベトナム自動車製造者協会を通じ、記事に仕立てた文章を書かせたのでは無いかと勘繰りたくなる。まあ、それは無いと思うが、実はベトナムでは、ちょくちょく新聞記者や雑誌の編集者を名乗る人々から、「お宅の記事を書いてあげる」といったオファーがあるのだ。

精しくは面会してお話しますというので、実際、会って内容をつぶさに訊くと、これが無料ではない。価格は、記事のボリューム+握り寿司みたいに内容の松・竹・梅に因って異なって来るのだ。後オプションで写真掲載の有無も含まれてくる。起業した頃、この手の話しはしょっちゅう転がり込んで来て、何も知らなかった筆者は会社の良い宣伝となるとばかりにやみ雲のベトナムのマスコミ関係者と会っていたが、いつもそれなりの費用が掛かるということで、これまで一度も御世話になったことが無い。本日の寸評は筆者の勝手な記事の妄想からベトナムのマスコミ商業主義の実態を書かせて貰うことにしました。

以上

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2006/12/09

「外国人技能研修実習生」制度の実態を論じる!

もう一度、「外国人技能研修実習生」制度について意見を述べます。

Jpnationalflag_39現在、日本は「単純労働力不足」が深刻化しています。「このままで推移すれば、日本の製造業はどうなるのか?」と製造分野に携わられる皆さんにとっては、最大の関心事でもあります。
「若年労働力は不足しているか?」と問われると、深刻な不足という現実に直面しています。それは誰もが人口動態(推移)をご覧になればお分かりになることです。少子高齢化の進行は極端な進行速度です。
加えて、職業教育を怠ってきたツケが廻り、実際には、適正労働人口が「生産現場」を選択するのではなく「サービス業」の分野に集中している現実もあります。しかも、その実態たるやは「アルバイト」「パート」「期間雇用」の使い捨てともいえる情況です。
つまり全体の傾向として「モノ」の生産ではなく「モノ」の販売に注力しているわけです。しかも「学生」に分類される種類の若年層が、「アルバイト」労働力として、サービス業務を支えていると言い切っても過言ではありません。

このため、中小企業の「モノ」造りの現場は「適正労働力」を確保できる見込みが立たず実に深刻です。開発に従事する人材はもとより作業に従事する人材の確保は至難の業となりつつあります。
一方では、サービス業に従事してみたものの適正さを欠く人材は山積しつつあります。この人達は「生産スキル」を欠いたまま加齢し続けているのが実態です。

この局面で、経済のグローバル化の進展と共に、巨大製造業の海外投資に付いていける中小事業者は、生産現場を海外へ移転する途を選び、餬口を凌ぐこともできつつあります。
しかし、その資本力や事業開発力を持たない中小事業者は、国内に残り生産を維持する以外に方法がありません。
海外移転した事業者と同じ製品コスト(国際価格)を要求されると、「たちまち、行き詰まります」。この点に目をつけ、表向きの建前とは異なる方法による「外国人技能研修実習生」制度の悪用と、様々な抜け道利用が横行するようになりました。

加えて、製造現場の深刻な人手不足に目をつけた、「人材派遣業」が登場し、一部では「外国人技能研修実習生」制度で来日した「研修生・実習生」を巧妙に逃亡させ、「不法残留者」として「入管法」違反を承知で使用(労働従事)させる事業者が登場しています。本邦の関係機関は真剣に摘発しているとはいえません。

また、実際に適法な事業では立ち行かなくなった「中小事業者」による、驚くばかりの「低賃金労働」に押し込める実態を、以前から指摘主張され告発されているにも拘わらず、本邦の各機関は見て見ぬふりを繰り返してきました。

その結果、現在の情況が本邦の隅々まで及ぶことになりました。
全ての事業者が、法律の定めに従い運用すれば問題は少ないのですが、「上に政策があれば、下には対策があり」を平然と行う事業者を野放しにしてきたこともあり、今日の問題を生じさせています。

昨今、なぜ、この種のテーマが報じられるようになったかと言えば、現在の滞日年限(研修生1年+実習生2年)を、合計5年に延長しようということを考慮していることもあり、制度を抜本的に改正するには、必要な「通過儀礼」として、国の関係機関が実態調査を形式的に行い、「一定の改善を見た」と主張するために行われている(つまり通過儀礼)と考えるのが普通の考えと指摘しておきます。

一体全体、日本は、製造業と製造技術および競争力の維持について、どのように考えているのでしょうか?「外国人技能研修実習生」制度は、所詮は急場凌ぎに他ならないわけで、本質的な解決にはほど遠いといえます。

これらの事実を知る側として、讀賣新聞社が掲げた論説は当を射た主張と賛同しています。どのようにすれば内閣が掲げる「美しい国」へ至るのか、真剣に考える時期といえましょう。

これまで「コラコラコラム」が紹介した、外国人労働力に関わるテーマ:

2005/10/09 メイドインジャパンは誰の手で維持されているか
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2005/10/post_6f63.html

2006/10/09 発展途上国への援助は、ODA(政府開発援助)のみでよいか
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2005/10/oda_be99.html

2005/12/09 「ベトナム人技能研修生」派遣元機関を、本邦の受入元締機構が視察訪問
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2005/12/post_8105.html

2006/06/15 外国人労働力により支えられることになる日本経済!
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/06/post_cd3f.html

2006/09/10 日本は、医療・介護分野でも、外国人労働力導入へ転換!
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/09/post_2fe5.html

2006/09/23 外国人労働力について、自民党と法務省は綱引きか?!
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/09/post_8af9.html

2006/11/25 「外国人技能研修実習生制度」は、低賃金労働搾取を推奨する制度ではないぞ!恥を知れ!恥を!
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/11/post_3a6c.html

2006/12/02 「外国人技能研修実習生制度」は低賃金で労働搾取をする制度ではありません!
http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/12/post_570d.html

引用開始→ 12月6日付・読売社説(2)       (讀賣On Line)
[外国人研修制度]「受け入れ体制見直しが先決だ」

途上国の人に日本の技術を習得してもらう「外国人研修・技能実習制度」が、不法残留や不正雇用の温床になっている。

看過できない問題だ。法務省の調査で、工場などで研修・実習中の失跡者は、今年上半期までの5年半に9500人に上る。

失跡後は大半が不法残留し、犯罪に走るケースもある。警察庁の把握分だけでも、失跡者の刑法犯は今年上半期、殺人1人、窃盗13人など17人を数えた。

大量失跡の要因は、低賃金や長時間労働など、受け入れ企業の違法行為だ。外国人を、人手不足を埋める安価な労働力としか見ないからだ。

青森県の縫製工場では先月中旬、中国人実習生3人が時給370円の過酷な残業に耐えかね、労働基準監督署に駆け込んだ。千葉県の養豚場では8月、中国人研修生が手当や待遇に不満を持ち、受け入れの仲介をした団体職員ら3人をナイフで殺傷した。

受け入れ企業に対する厚生労働省の昨年の立ち入り調査では、約8割の730社で労働基準法、最低賃金法違反があった。虚偽の給与明細書での偽装工作やセクハラなどの人権侵害もある。

問題の根源は、低賃金の労働力確保のために、企業が制度を“悪用”し、無原則に受け入れを拡大したことにある。

制度の対象は元来、海外に進出した日本企業の現地従業員らだったが、1990年から中小企業でも業界団体を通じ、受け入れ可能になった。93年からは最長1年間の研修後、技能実習生で2年間就労できるようになった。

受け入れは、増加する一方だ。最近の景気回復とともに、さらに受け入れ拡大を求める声さえある。

政府は3月に決めた規制改革・民間開放推進3か年計画で、制度適正化について今年度中に結論を出すとしている。

研修中の在留資格が「非就労」であるため、企業は労基法の規制を受けない。実習中も含め、法的保護を受けられる仕組みが必要だ。

受け入れ企業の低賃金などの不正雇用には、3年間の新規受け入れ禁止の罰則があるが、抑止力になっていない。罰金など、罰則を強化すべきだ。

国の補助金を受け、企業の巡回指導に当たる財団法人・国際研修協力機構も問題だ。理事は法務、厚生労働など5省OBの天下りで、指導が極めて甘い。自民党も組織の見直しを求めている。

単純労働が制限されている外国人就労を企業が受け入れるための“抜け道”になっている研修制度の現状を早急に改めねばならない。
(2006年12月6日1時37分  読売新聞) Copyright © The Yomiuri Shimbun.    ←引用終わり

引用開始→ 東日本の縫製工場、イスラム教徒研修生に「礼拝禁止」  (讀賣On Line)

外国人研修・技能実習制度で来日したイスラム教徒のインドネシア人女性の受け入れ条件として、東日本の縫製工場が日に5回の礼拝や断食を禁止する誓約書に署名させていたことが、わかった。

読売新聞が入手した誓約書では、宗教行為のほか、携帯電話の所持や外出など生活全般を厳しく制限している。

法務省は、入管難民法に基づく同省指針や国際人権規約に反した人権侵害行為の疑いがあるとしている。

誓約書は、禁止事項として〈1〉会社の敷地内でのお祈り〈2〉国内滞在中の断食〈3〉携帯電話の所持〈4〉手紙のやり取り〈5〉家族への送金〈6〉乗り物での外出――の6項目のほか、午後9時までに寮に帰宅、寮に友人を招かないという2項目の「規則」も明記している。

支援団体「外国人研修生問題ネットワーク」(東京)によると、20歳代の女性実習生は3年前に来日した際、工場側から誓約書への署名を求められた。こうした条件があることは知らされていなかったが、出国時に多額の費用を使っており、帰国するわけにはいかず、やむなく応じた。この工場には女性以外にも約10人のインドネシア人研修・実習生が働いているという。

女性は同ネットワークに「礼拝は休憩時間でも認められなかった。他の研修・実習生も同じ誓約書を取られていた」と話したという。

法務省によると、入管難民法に基づく同省指針で、企業による人権侵害行為は、受け入れ停止などの処分の対象。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本は「人権に対する企業側の認識不足もはなはだしく、外国人研修・技能実習制度のひずみを象徴する事例」と指摘している。(2006年12月4日14時47分  読売新聞)
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2006/12/08

「神戸ルミナリエ」が、今日から始まりました21日までです。

神戸では、例年どうり「ルミナリエ」が始まりました。

Luminarie06神戸は12回目の「ルミナリエ」が、この冬も、市民に「希望」の灯を届けてくれました。今日から21日まで、旧居留地(三井住友銀行神戸本部前)を東西(仲町通り)に貫き、東遊園地(神戸市役所南)までの間で点灯されます。

期間中500万人の来場が想定されています。

「神戸ルミナリエ」は、1995年1月17日の「阪神・淡路大震災」からの復興を祈念し、同年の12月に、被災地と被災市民の心に灯りをとの願いを込め、試行的に始めました。「ルミナリエ」の灯りが神戸の市民には希望の灯でした。また会場に流れる音楽は鎮魂歌でもあり応援歌にもなりました。あれから、12回目の「ルミナリエ」が今年も開催されてよかったと思います。

いろいろあります「神戸ルミナリエ」。この間、多様な紆余曲折を経た上で、今年の灯があります。プロモーターの「 I 」さんが、独自性に拘ることはよく理解できます。しかし、プロモーターの「 I 」さんは「神戸」のためにと言いながら、実際には「名古屋」でも開催されましたし、東京は「大手町」でも日程を変え同様に「ビジネス」として開催しておられます。既に立派にビジネスモデルとして成功を収めておられたように思い致します。冷静に考えれば「神戸ルミナリエ」は、立派な言葉を並べ立て論じられ、神戸の市民には欠かせないメモリアルとなり、支援協賛する企業や団体には、開催費用の負担が重圧となっています。もう逃げられないところへ追い込んだ、プロモーター「 I 」さんの手腕には感服させられます。企業の社会的貢献だとか、フィランソロフィーだとか、「金儲け」のための言葉はいつも飾り立てられ煌びやかです。きれいな言葉で飾られても、所詮はプロモーターの「 I 」さんの金儲けの上で「神戸」は「踏台」でしかなかったように思い致します。

しかし、神戸で、「神戸ルミナリエ」の灯りを待ち望まれる市民のために、この灯火を大切に守り育てることができればと、ささやかに希望しています。

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NHKラジオの番組作りの姿勢が理解できない!

NHKは、ラジオ放送で各地に伝わる物語などを「音声ドキュメント」として記録し保存する狙いも含め番組を作り、その過程で語り部が地方言語の発話アクセントポイントをこなせなく、違っても仕方がないと主張するの?!

NHKは深夜時間帯に、ラジオ第一放送で「ラジオ深夜便」なる長寿番組を放送中です。
先日、車で走行中に偶然聞く機会があり、多少、連続した音楽に食傷気味だったことと、定時ニュースと深夜の道路事情を聞く事も狙い、NHKに周波数を合わせたままで走行しておりました。
流れてきたのは、大阪に伝わる「民話を語る」というプログラムでした。NHKらしく、出演者について紹介があり、多少の御託を並べ、突然大阪(河内・松原)の民話が語られ始めました。始まって直ぐ、異様な耳障りを覚え、不思議な感覚に襲われたため、丁度、戻り着いたこともあり、駐車するや否や興味深く異様な感覚を確かめました。
ナッナァ~~ンと、ラジオマイクの前で民話を語っている語り部は、大阪(河内・松原)の言葉(発話アクセント)が話せないのです。
大阪の人なら直ぐに感じる異様な違和感、「そうです、それそれ!(発話)アクセントのポイントがモノの見事に違う」のです。
違うことを前提とした番組なら仕方がありません。
しかし、大阪(河内・松原)に伝わる「民話を語る」と称し、大阪は河内・松原の代表のような顔をしてNHKの渋谷まで出向き、見事にアクセントポイントを外し(つまり正系の発話ができもしないくせに話したがる出しゃばり)、大阪(河内・松原)の民話として語られることを、気高い関西の文化を誇りに思う者としては許すことができません(度量が広い狭いの話ではありません)。
何よりも、大阪(言語文化圏)以外の多くの人は、「大阪の言葉って、やっぱりヘン」って思いこんでしまう可能性を否定できません。お笑い番組ではないのです。
深夜帯とはいえ、列記としてNHKが公的に放送している番組です。しかも、重要なことは「ラジオ」なのです。つまり映像がないわけですから、「耳からの音」が全てです。

これは、大阪の文化(言葉は思考する道具で文化そのものです)を、例え深夜とはいえNHKのラジオにより蹂躙される文化侵略と考えたわけです。つまり大阪(河内・松原)の民話を大阪の言葉(河内弁)で語るといいながら、その言葉を用いるようなフリ(嘘偽嘘言)をして平気なわけです。信用できないのです。傲岸であり厚顔なのです。何よりも、文化侵略であり、(間違った発話アクセント)言葉による言葉の植民地支配だと考えます。無茶苦茶です。もう、ホンマにムチャ・クチャでございます。

NHKは東京の日本語(標準語)なる言葉の普及促進には熱心です。しかし、各地の放送局が制作する大方の番組においても、東京からの圧しがあるのか、ドラマなどでも、これまで多くの「地方発話アクセントポイント」を無視(地域の伝承される言葉を取り上げた)した姿勢の番組制作が横行しておりました。

しかしそれも、若干は仕方がないのかなぁ、と半ば諦め、半ば妥協姿勢で受け入れていたわけですが、この度の大阪に伝わる「民話を語る」は、見事にブッ飛びましたねぇ!
お陰様で、ドライブを終えた眼も頭も「スッキリ・クッキリ・バッチリ」と冴えわたり、手持ちのPCでNHKのWEBから、すかさず下記の抗議(注意)メールを送信しました。

意見・要望  ※NHKは400字以内の文字数制限を課しています。その文字数を超えると送信できません(ブログ主宰者としての注)※

cont_edb: 現在、「各地の民話」を語るを各地の言葉(方言)を使用し語り放送中です。
今日現在は、大阪の松原市の民話です。
.残念ですが、語り手は大阪の言葉(松原は河内言葉)に苦労し無理矢理に話(発話) しアクセントポイントが見事に外れ聞くに堪えません。
NHKはラジオで全国へ放送中です。地方の民話を伝える言葉(発話)のアクセントは、地元の純粋な言葉でなければ、各地に伝わる重要な意味やニュアンス暖かさなどを伝えられません。民話を言葉(発話)で表現するには、その考証がなければ意味を 持ちません。正確な言葉(発話)が不可欠です。アクセントポイントの外れた河内言葉を聞くのは苦痛です。大阪の言葉を毒さないためにも録音がありましょうから大阪放送局を含め正確に検証し、ご回答下さい。正しい言葉(発話アクセント)で、各地の民話を放送頂きたい。2006.12.03 0219>>..>>submitTime: Sun Dec 3 02:19:52 UTC+0900 2006>>

それへの回答は、以下のとおりです。これまた「ブッ飛び佐助」みたいな中身で、見事にNHKらしいというか、当事者能力を欠いた傲岸不遜な開き直りでした。皆様に、ご解読頂きたく、公開申し上げご一考願いたく存じます。

送信者: <nhk-mail@○○○○.nhk.or.jp>
受信者:○○○○
件名 : Re: ラジオ深夜便 [#769287] 日時 : 2006年12月3日 2:22

○○○○様
日ごろNHKの番組を視聴していただきありがとうございます。お寄せいただいたご意見・ご要望・お問合せは、受付番号[#769287]でお受けしました。
このメールは、お客さまのメールを受信したことを自動的にお知らせするものです。
このメールへのご返信は、お受けしておりませんのでご注意ください。

○○○○ 様 

日頃より、NHKラジオ深夜便をお聞きいただき、誠にありがとうございます。
お問合せいただきました件を、ご案内致します。

今回放送しました「民話を語る」にご出演いただきました◇さんは、 四国の愛媛出身の方で、結婚してから大阪にお住まいです。
大阪で、生活してる間に貴重な民話が数多くあり、それを埋もれさせたり、風化させてはいけないという思いから、地元の方々の下に足繁く通い、地元の方から民話を語って頂き、今現在、民話にとどまらず、民話を含む大阪の文化財の保持、普及にご尽力されている方です。
放送では、◇さんが地元の方より聞いた話をそのまま語って頂きました。

放送では、何度も録音しなおしたり、編集を重ねますと、民話の味わい、地元で聞くような臨場感を損なう可能性がありますので、そのまま手を加えずにあえて放送致しております。

上記な事情により、アクセントやなまり等聞き取り難い点あると思うのですが、そのまま放送しております。
地元の方が聞いて、生まれも育ちも地元のかたと、アクセント等違ってることもあると思いますが、ご理解くださいます様お願い致します。

貴重なご意見、ご指摘を頂戴いたしましたことは、番組制作担当者及び、今回ご出演いただきました◇さんにも伝えさせて頂きました。

今後の番組作りの参考にさせていただきますので、ご指導のほど宜しくお願い致します。

ラジオ深夜便制作班  ※原文のまま転載

この返信メールを受け、しつこいようですが、下記のメールで、改めて注意というか抗議を行いました。

送信者: ○○○○
宛先: "△△△△" <△△△△@radio.nhk.or.jp>
件名 : Re: お問合せの件について   [#769287] 回答内容への抗議!
日時 : 2006年12月5日 20:23

NHK、「ラジオ深夜便」ご担当 御中

(送信本文では)記のお返事を頂戴しましたが、当方の指摘に対する回答になっていないように思い致します。

まず、何よりも、指摘者には、氏名と住所電話番号などを入力させながら、回答者の氏名も部署も役職も一切を省略した回答をしても平気な幽霊メールに驚愕しております。
この礼を失した点について、まず強く抗議致します。

お返事では、各地の貴重な「民話を残し話し伝える」ことに尽力しているのだから、多少聞き苦しくても辛抱すべきである、とのご主張と承りました。

しかしながら、それは実に傲岸不遜な物言いと、あえて指摘申し上げたく存じます。

各地に伝承される民話は、当該地域の発話(方言によるアクセント)を以て、伝承されているのであり、その発話アクセントに、当該地域の文化を含めた多様な要素が混入し、その民話が持つ「暖かさや、教訓」を伝えることができるわけです。
基本的に、当該地域において、語彙は同じでも発話におけるアクセントが異なれば、その瞬間に当該地域の民話であっても、当該地域の民話でなくなります。これは、誰が考えても普通に理解できることです。
それを、素直に認めることなく、「伝承しようという方が、多方面で尽力される方だから、それに免じて仕方がない」という論法で、かつ、多少聞き苦しい点があっても辛抱されたし。というご主張は、放送に関わる側としていかにも情け無い言い訳だろうと考えます。
なおかつ、この種の物言いは、極めて傲岸不遜な開き直りであると指摘せざるを得ません。極めて、残念です。

このメールが、本当に良心のあるNHKの職員から戻されたメールかどうかも疑わしいのですが、NHKの番組制作に関わる方々の姿勢を疑います。

もっと、誠意のある回答があるべきと存じます。
改めて、放送された発話アクセントの中身を精査されました上で、回答されますよう、重ねて申し入れを致します。 2006/12/05. 2022

この後、NHKから、多少は検討に値するメールが寄せられました。公開申し上げたく存じます。しかし、お寄せ頂きましたメールでも、指摘に対する本質的な点についての回答にはなっていないとも考えられます。皆様のご判断を仰ぎたく存じます。NHKの努力は認めているのですが、どこかスッキリしませんね!

送信者: <nhk-mail@△△△△.nhk.or.jp>
宛先: <○○○○@○○○○.com>
件名 : RE:ラジオ深夜便 [#769287]
日時 : 2006年12月7日 11:06

○○○○ 様

いつもラジオ深夜便をお聞き頂き有難うございます。

先日は私どものスタッフが中途半端な回答をしてしまい申し訳ありません。
 
「民話を語ろう」のコーナーは17年4月から全国各地に伝わる民話を、地元の民話の語り手の録音を再生し、その地域の民話に詳しい研究者が解説するスタイルを基本に放送してきました。(時には語り手自身が解説も担当するケースもあります。)
 
研究者の中には他の県から嫁に来たり転勤がきっかけで、その地域の民話の研究者になった方もいらっしゃいます。
 
今回の◇さんもその一人で、四国の出身ですが、40年ほど前に大阪・松原にやってきて民話の採話に取り組んでいます。現在は「日本民話の会」の会員で、松原の民話の保存・伝達活動に熱心に取り組む地元の第一人者で、大阪府文化財愛護推進委員として民話の保存にあたっています。

また、老人会や子ども会の要請で民話を語る活動もしており、語りの面でも評価を高めています。
 
◇さんは民話の採話に重点を置き、消え行く民話を40年の間に何千人もの方から直接聞き取り、聞いた方からのお話をそのまま残したいという考えです。
 
ただし、◇さんは四国生まれのため、今回は話しやすい四国の言葉で語っています。この点は○○様のご指摘のとおりで、不信感を抱かれたのだと思います。

例えば「ひい(古だぬき)」など土地独特の言葉は変えずに、アクセントは生まれ育った自分の言葉で話されています。
 
初めにも書いたように、この番組は、土地に伝わる民話をそこに生活する人に語っていただくのが狙いですが、民話の適任の語り手も高齢化が進んでいます。松原地区もその一つでした。
 
こうした事情から、担当ディレクターは日本民話の会に取材した上で、◇さんに解説とともに語りもお願いしました。
 
ただ、○○様のように、大阪・松原の言葉に詳しい方にはアクセントが違い、違和感を覚えられたのも無理はありません。
 
次回の9日夜の放送の際には、「◇さんは地元の研究者の第一人者であるが、四国出身である旨」説明を加えた上で放送いたします。
 
 
この民話の企画も、当初東北や中部など素晴らしい語り手がお元気だったり、録音が残されている県から始めましたが、まだ放送していない都道府県の中には、優れた研究者や語り手、録音も無く、保存活動が行なわれていないところも少なくありません。

今後は、無理に日本地図を埋めるようなことはせず、条件がよりよき民話の地域を再び紹介したいとも考えています。
 
今回は、私どものスタッフのまずい対応と、番組の説明不足をお詫びするとともに、ご指摘を今後の放送の中で生かしていきたいと思います。ご意見有難うございました。
                            
ラジオ深夜便・△△△プロデューサー △△△△
NHK視聴者コールセンター  ※原文のまま転載

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2006/12/04

「コラコラコラム」はココログのリニュアル中は、お休みします!

ブログサービスの提供元、@niftyは、間もなく3日にわたり、ココログのメンテナンスを行うそうで、その間、「コラコラコラム」もブログの更新はできないそうです。

残念(ホントは骨休めか?)ですが、しばらくの間、「コラコラコラム」は更新致しません。とかなんとか、言いながら、先月末も、「外国人技能研修実習生」の実態を説明したブログを上げた後、想定どおり、賛成、反論、珍論、迷論、感情的な反発、などなど、有象無象のヌエのようなブログ社会から、多くの、ご意見を頂戴し承りました。

多くのご意見は、実態もよく分からないまま、お気軽な「感情的な反論」でした。バカバカしいので、ここではいちいち取り上げません。本当に残念な事は、日本人はいつから考える能力、思考力を失ってしまったのか、驚愕させられたことでした。稚拙で幼稚な感情的反論は何の解決にもなりません。

今日も、読売新聞が伝えたニュースでは、インドネシアから来日した研修生に、イスラムの宗教行為を禁じ、無理矢理同意させた上で署名させ、滞日中、一切を禁じた「人権侵害事件」が紹介されています。縫製事業者のバカぶりは人後に落ちることはありませんが、ここまでくれば、バカを通り越し、何とも救いがたいとしか言いようがありません。そんな事業者は、とっとと、事業を閉鎖し廃業した方が身のため、日本のためになります。そこまでして、維持するほどの事業ではないと思いますから、一日も早く廃業して下さい。

引用開始→ 東日本の縫製工場、イスラム教徒研修生に「礼拝禁止」  (讀賣On Line)

外国人研修・技能実習制度で来日したイスラム教徒のインドネシア人女性の受け入れ条件として、東日本の縫製工場が日に5回の礼拝や断食を禁止する誓約書に署名させていたことが、わかった。

読売新聞が入手した誓約書では、宗教行為のほか、携帯電話の所持や外出など生活全般を厳しく制限している。

法務省は、入管難民法に基づく同省指針や国際人権規約に反した人権侵害行為の疑いがあるとしている。

誓約書は、禁止事項として〈1〉会社の敷地内でのお祈り〈2〉国内滞在中の断食〈3〉携帯電話の所持〈4〉手紙のやり取り〈5〉家族への送金〈6〉乗り物での外出――の6項目のほか、午後9時までに寮に帰宅、寮に友人を招かないという2項目の「規則」も明記している。

支援団体「外国人研修生問題ネットワーク」(東京)によると、20歳代の女性実習生は3年前に来日した際、工場側から誓約書への署名を求められた。こうした条件があることは知らされていなかったが、出国時に多額の費用を使っており、帰国するわけにはいかず、やむなく応じた。この工場には女性以外にも約10人のインドネシア人研修・実習生が働いているという。

女性は同ネットワークに「礼拝は休憩時間でも認められなかった。他の研修・実習生も同じ誓約書を取られていた」と話したという。

法務省によると、入管難民法に基づく同省指針で、企業による人権侵害行為は、受け入れ停止などの処分の対象。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本は「人権に対する企業側の認識不足もはなはだしく、外国人研修・技能実習制度のひずみを象徴する事例」と指摘している。 (2006年12月4日14時47分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.   ←引用終わり

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2006/12/03

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第91号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年12月2日 土曜日 第91号
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ こんにちは!!

Vnnationalflag_61いつもお世話になっておりますベトナムからニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その91 今週のヘッドライン

* 11月27日(月) WTO加盟後のベトナム株の勢い
* 11月28日(火) ベトナムでもカウチポテト?
* 11月29日(水) “実業”と“虚業?!”の企業経営資源
* 11月30日(木) WTO加盟後のベトナムは今
* 12月01日(金) 食物フェスティバル間もなく開催
* 12月02日(土) 女性が未来の亭主に求める資質

11月27日(月) WTO加盟後のベトナム株の勢い
* 11月21日 ハノイ証券取引所で売られたアジア商業銀行株(ACB)は初日56500株に達し、同証券取引所全体の商いの56.5%を記録した。取引された1億1千万株の一部の7.3bドンへは最高値で15万ドン(約US10$)、最安値で11万ドン(約US7$)が付けられた。今回のこの手のハノイでの上場は企業として17番目。銀行としては初めてとなった。また、ACBは商業銀行としてサイゴンThuong Tin 商業銀行(Sacombank)に次ぎ二番目の上場を果たしたことになる。

ACB株の登場はハノイ証券取引所の同銀行の初取引だけでポイントインデックスを5.77から202.94に押し上げるだろうと専門家筋は見ている。現状、ACBは総資産・動産・ローン・収益のいずれもベトナムの牽引的な商業銀行の役割を担っている。同行の年間成長率は他行に比べると2~2.5倍の高さを誇っている。ACBは資本金額を現行から約3倍の3.4tドン(US213m$)に拡大すべく計画しており、2008年には配当を38%に増大する予定。今のところ4つの外国系機関がACBの5%以上のステークを持っており、その内訳はスタンダード・チャータード銀行が8.56%、国際金融協力機構(IFC)とコンノート投資有限会社がそれぞれ7.3%、ドラゴン金融ホールディングスが、6.84%といった具合である。

(辛口寸評)
ベトナムがWTOに加盟し、APEC議長国の大任を果たしてからというもの、ベトナム株式市場もそれに呼応するかのように活況を呈しつつある。また、この時期に合わせるかのように、上場の承認を得る企業や、その後、上場を果たす企業が続々と出て来つつある。この一週間だけでベトナム・インデックスは100ポイント近くまで上げ、まさにご祝儀相場の様相を見せている。新規に参入を果たす外国人投資家の数は毎日うなぎのぼり、株を買えば翌日にはその値を上げて行く。

さて、今回のACB株はそんな中での大型上場となった。未公開株時で、二ヶ月前まで一株1400万ドン(約103700円)“額面100万ドン”を付けていたが、上場が決定すると、一旦1100万ドン(81500円)まで値を落としたものの、額面1万ドンで上場を果たすと11月21日初日に130200ドン(約964円)を付け、現在は15万ドン辺りを推移しているが、今後とも目が話せない銘柄のひとつである。

11月28日(火) ベトナムでもカウチポテト?
* ドラマをこの上なく愛するものの、近くに劇場がなく日頃不便を感じていたドラマフリークたちにとって朗報だ。何と自宅に居ながらにしてVCDやDVDでそられを楽しめるようになったからだ。これらのディスクは、劇場とディスク生産センターの提携で、提供されるという。もちろんドラマの内容は、市内各地の劇場で催されるものと変わらぬ質を保ち、有名どころが目白押しなのだそうだ。

ハノイのHai Ba Trung区に住むLe Thi Thuyさん曰く、市内のCDショップ等で簡単に入手可能で、仕事で自宅への戻りが遅くなりがちな彼女の多くの友人たちは、帰宅後、夜の一時を素敵なドラマを鑑賞しながら過ごしているとの事。「涼しい冬の夜、ベットの上で寝転がってドラマを観るのはとても楽しいですよ!」とThuyさん。
家庭でドラマを観る。この流れは、海外に暮らす越僑たちにも祖国の文化を知る上で役立っているという。

30年近くロスアンジェルスに住む越僑のDuong Quang Phongさんは、家族と共に祖国のドラマを家庭に居ながらにして楽しめるようになりましたと笑顔を覗かせる。彼の家族のお気に入りのドラマは、Chi Pheo、Giai Oan Thi MauやSo Doだそうだ。Rang Dongディスクセンターが、越僑向けにドラマの版権を買い取りこのビジネスを始めた草分けだ。ホーチミン市Phu NhuanドラマのトップHong Vanさんは、生産者たちは主に長くて悲喜劇物を題材に商品化し、メコンデルタの住人や越僑に届けるのだという。

Phuong Namフィルム社のVo Tinh(相違無し)、Taxi May Man(幸福タクシー)等の作品やLac Hong ディスク生産センターのXax Chet Trong Tu Lanh(冷蔵庫の死体)などが市場で好評を博しており、価格はディスク一枚45000~72000ドン(約333~533円)で販売されている。これらの海賊版も市場に出回っているものの、品質面から消費者には敬遠されているとVan氏は語る。

国内映画撮影用民間スタジオセットの質が高まり、数も増えて来たお陰で、市場規模は毎年拡大傾向にあり、大勢の観客を動員し結果的に大きな収益を生み出している。競争は激烈であるが、僅かな利益のチャンスを求め各スタジオは凌ぎを削る毎日である。将来的に、ベトナムの映画市場は映画の品質及び生産価値・収益・役者などの大きな転機が訪れることとなるだろうと、Le Hoang監督は結んだ。

(辛口寸評)
最近、ベトナムでも日本のテレビ番組が観られるようになったという。これまでも衛星放送でNHKワールドやプレミアムは観られたのだが、それとは全く別の手法で、民放の番組などをデジタルデータ化し、自宅のPCで観る事が出来るようだ。筆者の家では、これを利用していない。というのも、どうやらこの商売は、一個人が非合法でビジネスとしてやっているからである。如何にコピー天国のベトナムであるにせよ、日本人が犯す犯罪行為の一方の当事者にベトナム人がしているのならまだしも日本人として関わりたく無い。

生きて行く為に、何にせよ働いてお金を得る事が必要である。
この行為は実に自然であり、当然なのだが、だからといって、違法行為をしてまで稼ごうとするのは反社会的な行為であり許されないことだ。それよりも他人は、ある人が何をしようと黙って見ているだけだが、本人はどの様に考えているのか判らないが犯罪行為に手を染めている事実は皆冷静に受け止めており、本人が気づかぬ内に悪い評判を呼び込む事になるかねないので注意が必要だ。

11月29日(水) “実業”と“虚業?!”の企業経営資源
*11月23日 ベトナム最大の造船所Vinashin社とIT最大手FPT社が、3年間期間限定で戦略的協力関係を結ぶ合意書に調印した。この合意により、双方がベトナムWTO加盟後の企業競争力向上に繋がると期待している。合意内容は、ITアプリケーション・ハイテクゾーン開発・金融、そして交換職員研修に跨ると、Vinashin代表Pham Thanh Binh氏は語る。

最も有益とされる双方の協力関係のひとつとしてFPT社がVinashin社の企業全体経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念を打ち立てるのに役立てようとするものだ。「FPTが、戦略的パートナーとしてこのプロジェクトにコンサルティングから計画・供給・操業の全ての分野で参画する事になるだろう。我々はビジネスを発展させて行く上において、共通のアイデアを持ち、それらを共有する事に因って、双方の企業の競争力がより高まるでしょう。」とBinh代表。

合意書に因れば、FPT社はハノイ西部30キロの地点にあるHoa Lac郊外ハイテク地域のVinashinハイテクゾーンの開発を助け、金融関係でも双方が資金の融通やプロジェクトに因っては互いに投資協力を結んだりして行くとの事。加えて、双方が持つアイデア並びに経験を活用し、FPT・Vinashin大学の設立を目指すという。このプロジェクトは最近、ベトナム政府から承認を受けた。

昨年、FPT社はUS517m$の収入を稼ぎ出し、同社過去5年間の収入の70%をも増加させている。もう一方のVinashin社は、今年売上げ目標を昨年のUS690m$からUS1b$に掲げており、同社を含む子会社20社でベトナムを世界11番目の造船王国として伸し上げている。

(辛口寸評)
IT企業と造船会社の組み合わせは、我々日本人にとって割りと意外な組み合わせでは無かろうか。今年前半、我が国のお茶の間の話題をさらった、村上ファンドにライブドアー事件で、すっかり“虚業”という言葉が市民権を得た感があるのだが、その虚業(全てのIT企業を指している訳では無い)に対して、造船と言えば押しも押されぬ“実業”の雄が、多面的に事業提携を行うというのだから、トレビア物といえる。日本ではやっかみも含んでしばしば、IT関連(特にネット関連会社)を虚業と呼んで久しい。果たして、このベトナムのFPT社が、花も実もある産業として今回のプロジェクトで証明させるかどうか 関心は尽きないところである。

11月30日(木) WTO加盟後のベトナムは今
* 今年過去10ヶ月間でベトナムが成し終えた社会経済進捗は、特にWTO加盟及び第14回APEC議長国などの大イベントを含め、ベトナム国民は幸せに浸る事が出来た。この報告は副大統領兼ベトナム祖国戦線書記長のHuynh Dam氏により、国会下院で報告が行われた。
報告書は、市民の意見や問題点の改善策などが詳細に書かれている。
Dam副大統領の語ったところでは下院常任委員会及び祖国戦線は860件に及ぶ土地や公共工事に関わる汚職や役所の無駄遣い要望や文句が届けられたという。

ベトナムはこれまでに貧困撲滅に力を注ぎ一定の効果は高めつつも、未だ約200万世帯は貧困層に属したままで、内40万人は一時的なバラック住まいを余儀なくされている。これら貧困層のほとんどは山間部や僻地で暮らしているものたちだと報告書は指摘している。人々は政府に対し低所得者向けの住宅整備実行の1994年7月5日施行された法令61・CPに乗っ取ってスピードアップを要求している。土地問題で意見を持つ人々は関係行政当局に対し、工業団地造成予定地在住の既地権者の立退き先を可及的速やかに選定し、工業団地造成を随時行って行かねばならないと語った。その為に、政府はそれら地権者世帯へ妥協可能な賠償額を示したり、替地・替住宅の提供をしてゆく事が肝要であると続けた。

その他、国民の請願は、食の安全・鳥インフルエンザ・家畜の口蹄疫・大気汚染、下水問題を含む環境対策・交通安全及び薬物中毒などが挙げられていた。人々は政府が全ての要因を集約し、定期的に工場施設などが法律に則り、操業を行っているのか監査や検査体性を行う必要があると指摘する。国民の中にはベトナムのWTO加盟が現実のものとなり、不安と恐れ、機会と挑戦が織り交ざった機運に包まれており、他のWTO加盟国に対しベトナムの情報を開示して行くよう呼びかける必要があると考えている。国民はベトナム政府が国益・社会保護・慣習から来る否定的なインパクト・独立維持と主権を支持しながら協調し問題解決に図ることを希望し、2006年10月20日にユネスコがパリで承認したWTOの合意の文化保護・増強、そして変化させることに関する協定をベトナム国会下院が早く批准するように求めた。

国民は、共産党・下院・政府が首相を筆頭に汚職撲滅に邁進している事を歓迎しているものの、その進展は思ったように成果が現れていない。汚職や無駄遣いの多くのケースは、様々な職域と職責で今も跋扈している。特に、投資・公共工事・予算支出・土地管理並びに公共資産使用に関わる分野でその傾向が顕著である。国民は、国会下院・下院常任委員会・国家会議委員会等に規則の監督強化と問題点を炙り出し、より良き道筋を付け実行に移すよう呼びかけた。
加えて、司法当局に対しても裁判の質をこれまで以上に向上させるよう要望している。

行政改革に関しては、既に多くの成果と実績を積み上げて来たものの、まだまだ改善の余地は沢山あると報告書は指摘する。
厄介な管理手順は、土地利用権・戸籍騰本作成並びに変更手続き、或いは公証人活動は、これまで市民や企業に問題を常に投げ掛けて来た。故に、国民は官僚主義を改善し行政改革により手続きの合理化を果たして行くことを要求した。

(辛口寸評)
ベトナムはWTO加盟を果たした瞬間から、名実共に国際社会の一員として迎えられた。その上、駄目を押すかのようにAPEC議長国として華々しい成果を挙げ、これでもうベトナムは昔へ後戻りが出来なくなった。これまでは、自国内で適当になあなあでやって来れた事が、今後は通用しなくなるばかりか、ベトナムの一挙手一投足が、国際社会から観察され、そして徐々に評価が定まってゆくことになる。誇り高いベトナムの人々は、そんな事、他者から云われるまでも無く、充分、理解していることだろう。しかしながら、そもそもナアナアと言うのは身内に対してなされて来たもので、良くも悪くもベトナムの文化の一面で、歴史・風土・環境に根付いたものであるがゆえ、一朝一夕に幔幕が下りるように変える事は叶わない。
ベトナムは、WTO加盟に因って得るものも多い一方で、棄てねばならぬものがある事を受け容れられるのか否か、そこにベトナムの未来が掛かっているような気がする。

12月01日(金) 食物フェスティバル間もなく開催
* Binh Thanh地区のVan Thanh Tourist公園では、12月1日~3日間開催する「世界の味」と呼ばれる食物フェスティバルのための準備を進めている。入口で、フェスティバルの模様を促すパネルと一緒に、見学者は、調理道具を一堂に集め陳列されたショーケースを見ることが可能だ。3日間の開催期間中、料理人たちは、見学者のための音楽ショーを料理道具を楽器として使用するパフォーマンスを展開してくれるという。

ホーチミン市内の約23軒のホテル及びレストランが、ホーチミン市観光課・同対外業務部とSaigontouristによって組織されて、15か国の国々の特別メニュー並びに食物文化紹介の役割を果たすことになるだろう。見学者は、中国、フランス、インド、イタリア、日本、韓国、米国、ベトナムの他、他の国々からの料理を楽しむことができる。
その上、見学者は、各ブースでもようされる伝統的なフォークソングショー・ゲーム・料理教室・民族衣装ショーなどに同時に触れながらこれらの国々の食物文化に関する知識を深めることが可能だという。

フェスティバルは、さらに、料理人やバーテンの技術を披露するための機会として役立つ。ホーチミン・シェフ・クラブの料理人は、全長100メートルの春巻を作る準備をしており、200人の料理人が、新鮮な春巻を作るためにグリドルケーキ、野菜22kg、米製バーミセリの40kg、小エビ16kg及び豚肉20kgを使用することになるという。クラブは、チャリティー募金のお金を集める為にフェスティバル中、見学者にスペシャルデッシュの販売の予定をしているそうだ。入場券は、1人当たり12万ドン(約890円)を、今回、約4,500枚の販売を計画しているとのこと。入場券の予約は08-5123025と5123026まで電話でただいま受付中。

(辛口寸評)
意外に思われる向きもある事と推察するが、ホーチミン市で実は幅広く世界各国からの料理が食べられることを知る人はまだまだ少ない。簡単に上げてみると、欧州料理ではフランス・ドイツ・イタリアは云うに及ばす、スイス・チェコ・ロシア・ポーランド・スペイン・ブルガリアなどカバーし、アメリカ大陸系ではメキシコ・ブラジルがあって、我らのアジアに目を向ければに日本・中国・韓国・マレーシア・タイ・カンボジア・ラオス・インド・ネパール・トルコそれに北朝鮮!ベトナムへ来たからには当然、ベトナム料理をお奨めするものだが、折角、世界のレストランが揃っているホーチミンに足を踏み入れたのなら、是非、お試しなされてみては如何だろう。

12月02日(土) 女性が未来の亭主に求める資質
* 最近結婚したばかりの私の友人は、伝統的な妻の4つの理想像(真面目・美しい・料理上手・洗練されていること)はもう聞き飽きたと愚痴をこぼしている。「男性は妻の理想像を語るのみで不公平よ。これじゃあ結婚した女性は亭主に規格に合わせるしかないじゃないの!」と友人は鼻を膨らませる。彼女の憤りを慰めるわけではないけれど、私はこの件について簡単な調査をし、その結果、現代女性は情熱よりもより現実的であることが解ったのだ。儒教の教えでは理想的な男性は、慈悲深く礼儀正しく、それに忠実で知恵があり、誠実であることとされてきた。

その一方で多くの女性が、男性に対する価値観にこれらを重要な要素として今も重きをおくものの、現実、これらの意味は本来のそれと大きく懸け離れて用いられているのだ。例えば、知恵とは元々、音曲・将棋・詩作・絵画に対する知識の高を捉えていたが、現代女性は頭脳明晰さを異性である男性に求めるのだ。ベトコムバンクに勤務するNguyen Kim Lanさんは、「考えてもみてください。今日日一家の大黒柱の亭主が、音楽や詩、それに絵の知識しか知らなかったとしたら、どのように家族を養っていけるのでしょう。」とこれまでの古い考え方を否定する。

私が面談した今年23歳のDo Hoang Minhさんと何人かの女性たちは、亭主らが古い価値観の才能を多く有していることは趣味の世界として否定はしないものの、要するに家族を養うための食べ物をテーブルにもって来れるだけの技術があれば問題ないのだと語った。外資系企業でマーケッティングを行っているNguyen Chi Maiさんは、亭主の最も重要な要素は安定していて、高給取りであることだという。

無職即ち無収入。無収入これ即ち家庭の台所事情が逼迫しているということである。この様な状況下では、普通、その家庭に幸せはやって来ないものだ。今では、ひとつの菅笠、ふたつの金の心臓があっても女性にとって魅力的では無くなっているのだとMaiさんの弁。(筆者中:菅笠は愛し合う男女ならひとつの菅笠でも分け合うことが出来ることをさし、ふたつの金の心臓は愛し合う男女を指す。日本の諺調で言えば、一人なら過ごせないが二人なら暮らせるじゃないかと、、、。)

これらの女性のことを金遣いの荒い女性と考えてはいけない。
ハノイ大学の女子大生Le Ngaさんは、親の脛をかじることの出来ない男性は受け容れられないと説明する。「働きもせず親のお金を湯水が如くつ遣うことの出来るドラ息子が魅力的と価値を置く女性の多くは中身が空っぽで、目先の今年か考えられないのです」とMaiさんは主張する。Maiさんを含む幾らかの女性は、亭主に迎え入れる男性は仕事ばかりでなく、家族を省みる男性を望んでいるという。「亭主は家族全てを扶養する大切な人です。ですから、亭主の決め事は重要で、仮に意志薄弱な男性と所帯を持ったとすれば、とても苦痛に感じるでしょう」と彼女は続ける。

その一方で、何人かの女性は、未来の夫になる男性の為に喫煙と飲み過ぎ禁止などの厳しい規則を設けたりするそうで、さらにマイホーム獲得は何にも況しての最優先事項として考慮するのだという。国家公務員のMai Phuong Thuさんはロマンスより慈悲深いことに重きを置き、それが良い亭主の要素だという。感情に左右されたり、夢ばかり追い駆ける男性は彼女にとってもその周囲の女性たちにとってもお呼びでないとのこと。「幸運なことに私の彼氏はエンジニアで、多少根暗なところはあるけど、とっても温かくて優しい人なのよ!」とThuさんは照れ笑いを浮かべる。

「パートナーを捜します!」というタイトルの新聞個人広告は未来の夫を見つけるための女性の希望基準が読み取れる。地方紙の調査に因ればは、ほとんど、すべての個人広告が賢く洗練されたパートナーを要求するのだという。また、若干だが少数の意見ながら、相手に対し高い身長と見てくれの良さを希望するとのこと。私が話しをした女性は、外見より人格や背景を重要視するのだと応えてくれた。Ngaさんは外見を余りにも気にする男性は返って嫌だという。彼女の人生の伴侶は、英語とコンピュータスキルを持ち、欲を言えば大学院出が理想だとする。最も重要な亭主の要素は、誠実さに尽きるとNgaさん。「どんな女性も浮気な男性だけはごめんだわ!」と彼女は続ける。

今年45歳になるDinh Kim Leさんの様な多くの女性は経験から亭主は強い責任感を持った男性に限り、その男性は物質的な豊かさに恵まれた男性よりも女性には魅力的に映るのだと語ってくれた。「亭主は自分に対し責任を持ち、次に家族、そして社会に責任を持つもの。責任感の強い人は安定した職につくことが出来、誠実で妻子を大切にするものです。」とLeさんは言い切った。
なんだかんだといいながら、やはり女性たちは将来の連れ合いとなる男性に慈悲心、丁寧さ、忠実、知力、誠実を理想として追い求めているようである。

(辛口寸評)
ベトナムの女性の価値観に大きな変化が訪れているような話題だが、女の子のいる飲み屋へ日頃から市場調査を欠かさない筆者からすると、多少の西洋カブレと近代化の波に飲まれた若い女性のマテリアリステックな感覚が年々研ぎ澄まされてきているように思われるが、それでも大多数の女性は今も古い価値観を共有していると言い切れる。だからこそ、今も筆者を含む多くの日本人のおじさんたちは、ベトナムの夜の巷を徘徊するわけだ。

要するに洋の東西 或いは日本・ベトナムを問わず、女性という生物は神が創りたもうた時から、生活力に卓越した男性を求める本能が備わっているのであり、夢や理想論より常に実益を追う様に出来ている。だって日本でもいうでしょう“花より団子って”本日の寸評は纏まりに掛けましたが、そういう日もあるということでお許しを、、、(笑う)

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2006/12/02

「錦秋」日本の秋を思い、財政破綻で雪に埋もれる「夕張市」を嘆く!

晩秋から一気に冬へ、北海道は、もう真冬日の街もあるとのことで!

今年の月歴では、閏7月が加わり7月が二回ありました。それもあり、長い、ナガ~~イ秋が続いておりました。本当に、今年の秋は長かったですね。もう、秋が長すぎて「黄・紅葉」はないのかなぁ~と、思わず考えてしまうこともありましたが、例年に比べると期間は短いのでしょうが、美しい「黄・紅葉」を届け魅せてくれました。

Minohfallleaf06sak先日は、箕面の大滝を彩る紅葉(写真)を見ることができ、改めて、日本の秋、「錦秋」を楽しむことができました。

日本の秋は「錦秋」と呼ばれるに相応しく、山野にその彩りがなければ、「秋」を愛でることができません。ようやく彩りが揃ったころ、季節はもう、忙しく冬の寒風が吹きすさぶ時期になるようです。確かに、月歴は十月半ばですが、陽暦ではもう12月ですものねぇ。

今年は、京都の秋も、ようやく彩りが揃いながら、もう足早に幕を降ろそうとしているように見受けます。少し、残念な2006年、「日本の秋」でした。

北海道の各地は、そろそろ根雪への準備を必要とする頃ですね。

そのような中で、夕張市の財政破綻は「お気の毒」なことだと思い致します。先日、あるテレビが、夕張市の職員が財政破綻を説明する会を映じていました。説明する側も、財政破綻の責任を追究する側の市民も、何か噛み合わないまま違う世界の違う言葉(言語)で、通訳もなく意思疎通できない議論をしているような印象でした。

行政の財政破綻は、誰の責任か?」。誰がなんと言っても、第一義的には、その地域住民の責任である事は間違いありません。なぜなら代議制の「市議会議員」を能力の別はともかく、一応、市民が選挙で選んでいるわけですから。選ばれた「市議会議員」の個々の能力は別として、「政策と予算」、配分使用された結果としての「決算」を審議しているのです。自治体財政の破綻を考える際、第一義的には、予算と決算を審議し決議で同意した「市議会議員」が責任を免れることはありません。なぜなら、自治体の行政執行は、市長であろうと管理者も役職者も、もちろん一般職員は勝手に執行できません。全ての行政執行には「議会承認」が必要です。それを、どのように行ってきたのか、市民の代議者としての責任が問われるわけです。

テレビで報じられる姿は、自治体の財政担当部門です。この映像を見て実に奇異な感じを拭う事ができませんでした。報道するマスゴミ、特にテレビ報道する側は、自治体の基本を理解した上で取材しているのでしょうか?

例えば「石炭の歴史村」とかいう破綻した施設(第三セクター会社経営)について考えても、第三セクター会社であるなら、夕張市の公金を(資本)支出し投入しているわけです。施設計画、事業化可能性調査(FS:フィジビリティースタディー)、予算策定、設計業務、予算計上、建設入札、建設事業、開業運営に至る過程で、計画段階から開業まで、建設仮勘定も含め全て、市議会で審議し決定しているはずです。併せて、議会承認(決議)している(議事録がある)はずです。

それに基づき市の担当部門が執行したわけで、そのころ夕張の市議会議員で、推進を求め賛意を表し事業を積極的に引っ張った人がいるのです。おそらく、提案は行政側としての市の担当部門から提議(行政提案)されたと思いますが、市議会の中に誰か、とても積極的な推進者いたと考えるのが普通です。市の担当部門は、その人(市会議員)に引っ張られたか、あるいはその種の議員を積極的に利用し提案を実現したと考える必要があります。そして必ず、短期的に利益を享受している側が存在します。

その頃の行政記録や議会記録を徹底して精査する必要があります。また何よりも、夕張市でも行政監査を担当する機構はあるはずですから、その分野に携わった人はどのような理由で、市政の管理者側から示された夕張市の決算に承認を与えてきたのでしょうか。その際の責任はどう考えるべきなのでしょうか。

夕張市の財政破綻が明確になった際、その説明会に押し寄せた夕張市民の側から見ると、「この先、一体どうしてくれるんだ?」と叫びたくなる気持ちはよく分かります。分かりますが、通過儀礼として(説明)のため、市民へ頭を下げに来る「夕張市の職員」へ声高に声を荒げて不満をぶっつけてみても、実際には根本問題の本質に迫れることはないのです。

これから雪に埋もれる夕張市の市民には申し訳ないですが、5万人を越えた人口が1万人へ減少していく際(過程)で、何か考えようとされなかったのでしょうか?何も考えることなく「市」に全面委任(信託)してこられたのでしょうか?それなら、やはり夕張の市民も無責任だったのではありませんか?市の財政が破綻するのは、市民にも大きな責任があることを自覚せず、市側の行政責任を追究してみても何の解決にもなりません。

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「外国人技能研修実習生」は、低賃金による労働搾取をする制度ではありません!

本当に「美しい国」を目指すなら、「外国人技能研修実習生」制度は、劣悪低賃金で強制労働させる制度ではない事を徹底しなければ話にならない!

この点を、もう一度強調しておきます。先週、「外国人技能研修実習生」制度に伴う、制度破りについて総括的な問題提起を行いました。

Jpnationalflag_38本邦の「外国人技能研修実習」制度を悪用し、ただただ自の利益増殖して心が痛まない側から相当程度の反発が予想されると考えておりましたところ、やはりというか、かなりの感情(実際には勘定)的な反発が生じました。

反発や自己弁護で共通するのは、「国が設けた制度を活用しているだけだ」という居直りで、人として真に稚拙なお考えの人が多いことが分かったことです。この種の言い逃れを平然と行うのは、人として「サイテー!」ですね、ホントに人として「サイテー!」です。

おそらく、この種の反論を意図的にされる側は、自らが、「無知または何らかの逃れ得ない事由により、同じ事態に陥ると、猛然と反発し脱却(逃亡)を図るでしょうし、(帰国後)国に対し(声高に徒党を組み)補償を要求するでしょう!」。人として幼稚で弱体な思考は、自らの立場を置き換えて考えることができないのでしょうか、どうか計りかね分かりません。自分が受けたら「嫌な事」は、他の人も「嫌な事」なのです。「勝てばよい、勝つためには手段を選ばず」などの思考は一見正しいようにも見えますが、強烈な酸にでも浸して、溶けずに残るかどうか、よく考えてみることが必要なように思います。

現在、「外国人技能研修実習生」制度は、途上国の産業振興に向けた「人材育成と技術移転」を応援するという「建前」により設けられた制度です。この制度の設け方自体に相当程度の問題点があることは自明の理です。日本人も中国人と同じで「上に政策があれば、下に対策があり」を繰り返し「法律や制度の盲点を探し」自らに都合よく考え自己利益の増殖を計るわけですから、国は、この制度を悪用する勢力が生じることを想定する必要があったわけです。しかし、(国)政府で制度を考える役人は、大体において「理想を追い求め現実を見誤る」のが一般的な姿です。つまり世間で言うところの「能天気」なわけです。今頃になって、ようやく「理想と矛盾」の乖離に気付いたのか?な?というところでしょうか。しかも、民間組織からの告発によるところが、「何とも、いかにも政治」としか言いようがないところが悲しいですね。

自らに都合のよい小児(論理)の反発は、これからも続くのでしょうが見守りましょう。うち続く反発は、自らが天に唾する行為に他ならない、「人としての恥を知らない」愚かな行為に過ぎません。「外国人技能研修実習生」制度は、途上国から本邦での業務に就き自らを磨くためにやって来た労働力を低賃金の強制労働で労働搾取する制度ではありません。厚顔にも、低賃金の強制労働を強いている側は、少しは「」を自覚して下さい。

制度に規定された行為を平然と踏みにじり、制度を傷つけ、制度を破る行為を繰り広げる側へ、本邦政府が統治能力を持つのであれば、摘発し排除することを徹底するべきでると考えます。それができないのであれば、後年度に本邦を担う人達のためにも「外国人技能研修実習生」制度自体を停止すべきです。そして、現在の日本は「多少不便でも、身の丈にあった清楚な生活に戻る」べきでしょう。それが嫌なら、「外国人技能研修実習生」制度に拘わらず、あらゆる「制度の規定遵守」を徹底すべきです。

「外国人技能研修実習生」制度に規定された、様々な規定を遵守し、着実で安定した事業を運営している「受入事業者」の方が多いわけですから、公然と、横紙破りをする、あるいは、させるような方向へ、(無意識あるいは意図的に)誘導する産業従事者が、実際に意識を変えない限り無理なのだが。いかに国際化した市場で競争すると言っても、過ぎたる部品価格を要求する生産現場(事業経営者)と、度を超えた三重賃金ともいえるような状況を見て見ぬふりで平気(ある意味では一緒になって平然とできる)な労働組合の総本山、労働貴族「連合」の責任(無意識の罪)とも言える。これらの事実を知りながら知らない事にして平気な行政の責任もある。その意味で、「外国人技能研修実習生」制度は、国ぐるみの問題とも言える。勿論、全ての関係者が悪ではない。しかし、平然と「制度」を悪用する側を摘発し断罪しないのは国の責任である。この点は言い逃れできないのである。

それもできないなら「美しい国」の構築などあり得ない!

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