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2006/12/02

「錦秋」日本の秋を思い、財政破綻で雪に埋もれる「夕張市」を嘆く!

晩秋から一気に冬へ、北海道は、もう真冬日の街もあるとのことで!

今年の月歴では、閏7月が加わり7月が二回ありました。それもあり、長い、ナガ~~イ秋が続いておりました。本当に、今年の秋は長かったですね。もう、秋が長すぎて「黄・紅葉」はないのかなぁ~と、思わず考えてしまうこともありましたが、例年に比べると期間は短いのでしょうが、美しい「黄・紅葉」を届け魅せてくれました。

Minohfallleaf06sak先日は、箕面の大滝を彩る紅葉(写真)を見ることができ、改めて、日本の秋、「錦秋」を楽しむことができました。

日本の秋は「錦秋」と呼ばれるに相応しく、山野にその彩りがなければ、「秋」を愛でることができません。ようやく彩りが揃ったころ、季節はもう、忙しく冬の寒風が吹きすさぶ時期になるようです。確かに、月歴は十月半ばですが、陽暦ではもう12月ですものねぇ。

今年は、京都の秋も、ようやく彩りが揃いながら、もう足早に幕を降ろそうとしているように見受けます。少し、残念な2006年、「日本の秋」でした。

北海道の各地は、そろそろ根雪への準備を必要とする頃ですね。

そのような中で、夕張市の財政破綻は「お気の毒」なことだと思い致します。先日、あるテレビが、夕張市の職員が財政破綻を説明する会を映じていました。説明する側も、財政破綻の責任を追究する側の市民も、何か噛み合わないまま違う世界の違う言葉(言語)で、通訳もなく意思疎通できない議論をしているような印象でした。

行政の財政破綻は、誰の責任か?」。誰がなんと言っても、第一義的には、その地域住民の責任である事は間違いありません。なぜなら代議制の「市議会議員」を能力の別はともかく、一応、市民が選挙で選んでいるわけですから。選ばれた「市議会議員」の個々の能力は別として、「政策と予算」、配分使用された結果としての「決算」を審議しているのです。自治体財政の破綻を考える際、第一義的には、予算と決算を審議し決議で同意した「市議会議員」が責任を免れることはありません。なぜなら、自治体の行政執行は、市長であろうと管理者も役職者も、もちろん一般職員は勝手に執行できません。全ての行政執行には「議会承認」が必要です。それを、どのように行ってきたのか、市民の代議者としての責任が問われるわけです。

テレビで報じられる姿は、自治体の財政担当部門です。この映像を見て実に奇異な感じを拭う事ができませんでした。報道するマスゴミ、特にテレビ報道する側は、自治体の基本を理解した上で取材しているのでしょうか?

例えば「石炭の歴史村」とかいう破綻した施設(第三セクター会社経営)について考えても、第三セクター会社であるなら、夕張市の公金を(資本)支出し投入しているわけです。施設計画、事業化可能性調査(FS:フィジビリティースタディー)、予算策定、設計業務、予算計上、建設入札、建設事業、開業運営に至る過程で、計画段階から開業まで、建設仮勘定も含め全て、市議会で審議し決定しているはずです。併せて、議会承認(決議)している(議事録がある)はずです。

それに基づき市の担当部門が執行したわけで、そのころ夕張の市議会議員で、推進を求め賛意を表し事業を積極的に引っ張った人がいるのです。おそらく、提案は行政側としての市の担当部門から提議(行政提案)されたと思いますが、市議会の中に誰か、とても積極的な推進者いたと考えるのが普通です。市の担当部門は、その人(市会議員)に引っ張られたか、あるいはその種の議員を積極的に利用し提案を実現したと考える必要があります。そして必ず、短期的に利益を享受している側が存在します。

その頃の行政記録や議会記録を徹底して精査する必要があります。また何よりも、夕張市でも行政監査を担当する機構はあるはずですから、その分野に携わった人はどのような理由で、市政の管理者側から示された夕張市の決算に承認を与えてきたのでしょうか。その際の責任はどう考えるべきなのでしょうか。

夕張市の財政破綻が明確になった際、その説明会に押し寄せた夕張市民の側から見ると、「この先、一体どうしてくれるんだ?」と叫びたくなる気持ちはよく分かります。分かりますが、通過儀礼として(説明)のため、市民へ頭を下げに来る「夕張市の職員」へ声高に声を荒げて不満をぶっつけてみても、実際には根本問題の本質に迫れることはないのです。

これから雪に埋もれる夕張市の市民には申し訳ないですが、5万人を越えた人口が1万人へ減少していく際(過程)で、何か考えようとされなかったのでしょうか?何も考えることなく「市」に全面委任(信託)してこられたのでしょうか?それなら、やはり夕張の市民も無責任だったのではありませんか?市の財政が破綻するのは、市民にも大きな責任があることを自覚せず、市側の行政責任を追究してみても何の解決にもなりません。

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