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2007/01/16

不二家「ペコちゃん」、ぺこんと謝っても済まないのでは?!

不二家「ペコちゃん」、ペコンと社長辞任では収まらない状況か?

不正発覚後、時間の経過、あるいは社内調査が進むにつれ、どうやら、底無しの泥沼状態を覗わせる展開になってきた。
不正発覚当初、「パート従業員」のせいにしようとした発想が、「そもそも、オカシナ会社」との印象だったけれど、いよいよ、オカシナ会社は真骨頂を示し始めたようだ。

不二家は「企業の社会的責任」について、認識不足も甚だしい。仮に最初は「パート従業員」の過失であったとしても、その商材を製造し販売しているのは不二家であることについての認識をしていなかったのか、責任を「パート従業員」へ転嫁したことで、多くの消費者は「口をアングリ」状態になった。
「自社の責任」「製造物責任」ということに気付かないこと自体が大きな問題だった。
長年、低賃金(最適低賃金)の「パート従業員」を製造工程でこき使ってきたわけで、それを市場へ(最適販売利益価格で)供給し大きな「付加価値」を得ていたわけだ。
このビジネスモデルは正しいけれど、それで、不正を犯したり、責任転嫁したり、言い逃れを試みたり、居直ってはいけない。
自社が、製造し市場へ供給し販売する全ての商材が起こした「事故」は、製造供給者が最後まで責任を持たなければ、公正と信頼に基づく市場は成立しない。

従って、この度、不二家が犯した過ちは、自らの責任で正して貰いたい。
「ペコちゃん」がペコンと謝っただけでは済ませられないほど根が深い。

引用開始→ 不二家社長が辞意表明、期限切れ新たに18件  (讀賣On Line)

記者会見の冒頭で陳謝し、辞任を表明した不二家の藤井林太郎社長。
大手菓子メーカー、不二家の藤井林太郎社長は15日、東京・銀座の本社で記者会見し、消費期限切れ牛乳を洋菓子製造に使うなどしていた問題で、社長を辞任する考えを表明した。

埼玉工場(埼玉県新座市)で消費・賞味期限切れの原材料の使用が新たに過去7年間に18件あったことが分かり、「会社の体質そのものに重大な問題がある」ことを認め、経営責任を取る。

藤井社長は「社会に対するご迷惑とご不満を招いたのは私の責任」と述べ、謝罪した。辞任時期は「事態の収拾と安心、安全、品質保証の体制が確保できてから」と述べるにとどめた。後任の社長人事には言及しなかった。自らの報酬も1月から全額返上する。

埼玉工場ではこれまで12件の期限切れ原材料の使用が分かっていたが、新たに1999年から2006年までの7年間に、消費期限切れの牛乳や卵の使用が15件、賞味期限を過ぎたブルーベリージャムなどの使用が3件あった。18件のうち2件は上司の指示で行われていた。

同工場で消費期限を社内基準より1日長く表示していた問題も、これまでの「プリンで1度だけ」という説明を撤回し、04年6月から06年10月まで、プリンやシュークリームで頻繁に行っていたことを明らかにした。現場担当者だけでなく、製造課長や工場長まで、関係者全員がこの事実を認識していた。

また、国の基準の10倍以上の細菌数が検出された例が、埼玉工場の1件以外にも、札幌工場で、06年5月中旬から7月下旬までに製造した洋生菓子で、6件あったことも判明した。社内規定で定められた商品の出荷停止や回収の措置は取っていなかった。

同社は、不正は「組織ぐるみと言われかねない、そう認識される件があった」(藤井社長)として、12日付で「生産対策委員会」を設け、安全管理体制を総点検している。埼玉工場を含むすべての洋菓子工場で原料期限管理帳票の記入方法を見直し、二重チェックから三重チェックに変更したほか、チョコレートなどの菓子工場でも調査を進める。
(2007年1月16日1時52分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.    ←引用終わり

引用開始→ 不二家のISO認証「非常に問題」と経産次官   (讀賣On Line)

経済産業省の北畑隆生次官は15日の記者会見で、不二家が、品質・環境管理の国際規格「ISO」の認証を受けていたことについて、「非常に問題がある」と述べた。

さらに、企業などにISOを付与する民間の認証機関を認定する団体である「日本適合性認定協会(JAB)」に対し、どこに問題があるのか調べるよう要請したことを正式に明らかにした。
(2007年1月15日22時53分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.    ←引用終わり

引用開始→ 不二家の期限切れ原料の使用問題、怒る消費者  (日経NET)

不二家の期限切れ原料の使用問題で、組織ぐるみともいえる不正の実態が15日明らかになった。消費者からは「企業風土を見直して」「消費者を甘く見ている」といった厳しい声が噴出。シャッターを閉めたままのフランチャイズチェーン(FC)店は「販売再開になっても購入客が戻るか心配」と表情は晴れない。

「ペコちゃん焼」を求めて行列ができる東京都新宿区の店舗。店内で製造する商品以外の陳列棚は12日以降、空になったままだ。(07:00)
(C) 2007 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

日経は、16日の朝刊一面に、「森永製菓」条件と進展次第で、支援に名乗りか?加えて、経営再建のために将来は資産売却を臭わす記事を打つ。

不二家は、直営とFC(フランチャイズ)によるナショナルチェーン店だ。影響も大きく深刻だろうけれど、これが、もし「地元に密着した『菓子専門店』だったら、どうだろうか?このような不正を働いただろうか?もし、そのような行為を犯し、バレたら、その瞬間に、その店はその地域で相手にされなくなるだろう」。消費者を欺くことは、消費者の支持と信頼を失うということだ。不二家は、地域に密着した地元の店が、チェーン展開するビジネスモデルで全国的に大きくなっただけなのに、東京証券取引所へ上場を果たした頃から、その点への理解を欠いていたのではないか。折りからの「高株価維持」のために「配当性向を高める」必要性により、労働賃金の圧縮と製造原料コストの切り詰めのみを追求したわけだ。その報いに洗われているわけだが、地域に密着したFC各店は、消費者の支持と信頼を失ってしまったから、信頼を回復するには「不二家」が相当のことをしない限り、回復への術がないだろう。「不二家」は全国に拡がるFC店で多くの利益を稼いできたのだから、その手当への責任も重大である。

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コメント

「不二家」のニュースが日本全国に飛び交っておりますが、
こんなシステムを活用して「食の安全」に取り組み始めている会社も、
一部で、出て来ています。
こちらです。
↓↓↓↓
http://fsr.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_b19c.htmll

こちらは、日本の食品業界では、初の試みだと思いますので、
一度、ご覧頂けませんでしょうか・・・・?

投稿: skywork | 2007/01/16 14:46

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