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2007/01/24

「米国」は中東(イラク・イラン・イスラエル)で手が一杯か?「北朝鮮」まで相手にできない!

「米国」ブッシュ大統領の一般教書(施政方針)演説があった。

大方の事前予想のとおり、昨秋、連邦議会選挙で共和党が手痛い敗北を喫したことを考慮し、努めて「民主党」の政策を意識した中味のように聞こえる。

しかしながら、野党の「民主党」はもとより、連邦議会で前の軍事委員長(与党「共和党」)を努めた議員からも手厳しく批判された「イラク増派」については、従来からの主張を押し通す内容だった。
イラク」情勢への対処については不退転の決意を顕したわけで、「イラク」を始めとする「中東全域」が(スラエルのために)政治的に安定すること、「米国」に倣った(都合のよい)「民主主義」が定着することこそが、「米国」の安全には最重要テーマであり、それこそが「テロとの戦い」を勝利に導くものだ、と位置づけている。
後、2年をきった政権運営で、何としても「イラク」で劇的な勝利を収めたいとの執念が窺える内容に満ちている。

その上で「イラン」への対処である。目の上の瘤であり目障りな存在と考える「イラン」へどう対処するか、とりわけ「核開発疑惑」への対応をどのように行うか。概念的な決意を示したものの、実際には「欧州連合」各国との協調は不可欠だし、支持を得なければ成立しない。もう「孤立した状態に近い『米国単独主義』は通用しない。さりとて国連は(米国には)何の役にも立たない」。
イラン」は着実に「核とミサイル開発」を押し進め、近い将来に必ず世界各国で「米国」に挑戦するだろう。「中国」も目障りな存在だけれど、「中国」は物質に拘り「モノの豊かさを追求」するようになったから、その点で巧く丸め込むことができ(た)る。
しかし、「イスラム原理主義」を掲げる「イラン」は「物質」に左右されない「精神世界」の構築に没頭し「モノの豊かさを追求しない」ように見えるから困ったものだ、と考えているに違いない。
つまり「話し合うにも、論理が噛み合わない」のだから対処方法を見いだすことができない。その上、「イラン」は「イラク」でも「レバノン」でも「パレスチナ」でも、ところ構わず介入し影響力を駆使している。「ナンて事だ!」とブッシュ大統領は考えているに違いない。

米国」は、何よりも「中東の安定」であり、それはとりもなおさず「イスラエル」の安全が最優先課題であることを宣言したのだ。

この状況の中で、「北朝鮮」という厄介者が、東アジアではワガママ放題を重ねていることは分かっているけれど。
ピンポイントならまだしも、「北朝鮮」へ直接対処することはできそうにない。そのために「中国」に「国際外交」の場で「主役」を張らせ貸しを作ってやろうと「六カ国協議と議長職」を設営してやったのに、「何の役にも立たないばかりか、『北朝鮮の核開発』を解決できないのは、米国のせいだ」と近頃は言い始めている。「ナンて野郎だ!」とハラが立つけれど、いま横柄な中国」と対立してしまえば、「米国」は元も子もなくす可能性が強いからそれもできない。
日本」との関係も、これからはどこまで一緒にやれるか分からない。
だから、一般教書演説では「北朝鮮」に触れることは、ことさら避ける途を選んだようで、いよいよ「北朝鮮」との対峙は「日本」任せになる可能性が、今日以降、一段と強まる傾向を帯びてきたようだ。

そうなると「北朝鮮」問題の解決は「中国」の手に完全に握られることになる。「日本」は「中国」の意向で顔色を左右しなければならない状況へ追い込まれかねない。
もし、そこまで行く前に解決できたとしても、「中国」は東アジア外交はもとより、アジア外交全体で、常に「日本」を牽制し従えようとするだろう。
実は、「中国」も「北朝鮮」も「韓国」も、そこを狙っていたのではないか。

今日現在、「米国」代表のヒル国務次官補は、次の協議への対処方針を練るため帰米し、「日本」の政府代表である佐々江アジア太平洋局長は、「中国」の代表(議長)の武大偉外務次官と協議する目的で北京へ入ったようだが、次回の「六カ国協議」で、実は「六カ国協議」は破綻していたことを露呈することになるのではないか。
仮に「北朝鮮」が画期的な譲歩姿勢を示したとしても、そこで提案された回答を実際に展開するには、「山積みの付帯条件があり、事実上不可能(破綻)」を示す羽目になるだろう。
米国」のヒル国務次官補は、実に頭のよいお利口さんボーイだから、熱心に耳を立て聞き、熱心に反論を試みるだろう。「中国」の武大偉外務次官は、眠そうで気怠い表情を隠し深刻な状況を回避できそうだと(中国の都合に合わせた)の示唆をするだろう。全ては「茶番」である。

その時点で「日本の外交」は完全に敗北したと言わなければならない。
いや、今日の時点で既に「日本の外交」は完全に敗北したとの懸念を打ち消せない事態に至っているのかも知れない。
日本」は眠れぬ夜がやがて連続する序章(入口)を迎えるのかも知れない。

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