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2007/10/05

今季の「阪神タイガース」への思い!

全国の、全世界のタイガースファンの皆様。

Tigers今季のタイガースは、10月3日に神宮球場で、今季のリーグ戦公式日程を全て終了させました。最終戦は、3対0で「東京ヤクルトスワローズ」に勝利し、前回、三連敗させられた雪辱を晴らし、とりあえず有終の美を飾ることができました。世界各地で、簡単に中継をご覧になれない方も含め、皆様の熱烈な応援に長年のファンの一人として感謝申し上げます。

タイガースは、13日からのクライマックスシリーズを獲得致しました。
まずは、とりあえず「よかったな」と安堵しています。
そして、できれば「頑張って欲しいな」と強い期待をしています。

CSを勝ち抜いて、「日本シリーズ」を戦うことができたら、日本国内はもとより世界各地に散らばる熱烈タイガースファンで、無茶苦茶な盛り上がりになる事だろうと想像しています。

しかし、実際には、
今季のタイガースは、強いのやら弱いのやら、全く分からないチームでした。
甲子園球場で熱く応援しながら、温かく見守り続けましたが、最後まで分からないままでした。
選手は、一生懸命プレイしています。
監督を始め首脳陣も懸命な様子でした。
しかし、それぞれの商品(一部の選手)は、賞味期限切れに近い状態で無理していたのかも知れません。
これまでのエネルギーが感じられず、また見えませんでした。

なぜでしょうか、
それは、2003年に圧倒的ともいえる怒濤の寄せで、リーグ優勝を遂げた際の主力選手の旬の時期というか賞味期限が、悲しく残念ですが切れかけているからです。
仮に、当事35歳で油が乗り切っていた選手は、現在39歳です。
いかに、鋼鉄のようなアスリートといえども、そこは生身の人ですから、身体能力が劣るのは当たり前です。いつまでも同じと考えるのは好きずきですが、自然の摂理に逆らう事はできません。
その点を、冷静に考えなければなりません。
人気がある、高い人気を誇るからと言って、無批判に置き続けると、意外なところで綻びが現れるものです。
関西地域で、あるいは熱狂的なタイガースファンを前に、この種の意見を述べ議論を提議すると、間違いなく嵐のような攻撃をネチネチ受けます。
しかし、「阪神タイガース」はプロ野球です。何よりもビジネスとして職業野球の興業を行っているに過ぎません。
将来にわたり、人気を保つことを考えるのであれば、
ビジネスとして成立させ続ける必要があります。
常に、高い人気を保持し、強いチームであり続けるには、その都度、チームを支え引っ張る選手が不可欠です。
現在のチームを支える、大ベテランと、次代のチームを担う若手選手が、力を合わせ「共通の目標」に取り組む必要があります。

今季のタイガースを振り返るとき、球団を支えるスタッフ、監督を始めとするチームの首脳陣、選手ともに、この点について、充分、反省する必要があります。

いつも分かり切った、マンネリ化した作戦の展開では、対戦相手は対処する方法を考えます。意表を衝く機動力を伴う多様な作戦を展開しないと強いチームにはほど遠いと指摘せざるを得ません。

同一リーグの対戦では良好な戦績だったとの声もあります。よく考えると、巨人戦、中日戦は、五分の戦いです。横浜戦とヤクルト戦は、比較するとホントによく勝ったと思います。それは相手が勝手に転んだゲームが多かったことによる部分も多いように思います。

さて、決定的に負け越した、広島戦は、従来、大のお得意でした。しかしながら、ブラウン監督は「タイガース」に負け続ける事は許せなかったのだろうと思います。まして、主力選手の多くがFAを迎えると、「タイガース」へ移籍する現実を前に、「タイガース」のファームチームみたいな扱いを受けることは、ご自身のプライドからして絶対に受け入れられなかったのだろうと想像しています。従って、徹底的に「タイガース」だけは、叩くことを究極の目的に据えたかの戦力を組み全力でぶつかっていたように見受けました。

今季、タイガースと似たようで異なる作戦を多彩に展開したのは、日ハム・ファイターズだったように思います。
人気選手、新庄剛志が抜け、主砲の小笠原も抜けたあと、どうチームを立て直すのかと見ていました。
ナンと、少しのチャンスを絶対モノにするよう、チャンスを拡げ確実にできるよう、大博奕のような意表を衝く作戦を繰り出してみたりしながら、ある時、タイガース同様「栄光の最下位」に沈んだチームが機動力野球で見事にリーグ優勝(連覇)を成し遂げました。「タイガース」は、今季の交流戦で、「日ハム」には大きく負け越しました。この点も象徴的でした。

今季は、タイガースも、「栄光の最下位」を経験しました。
首位と12ゲーム差の中、昨年同様、9月に驚異的な粘りを発揮し、12ゲーム差を引っ繰り返し怒濤の10連勝で首位に躍り出ました。
毎日が、高校野球のトーナメントみたいな展開を勝ち抜き達成したワケですが、この後、予想どおり9連敗を喫し、最終的には3位に落ち着きました。
興行的には、成功の部類なのでしょうが、球団経営として考えるとベタ褒めできる成績ではありません。選手の年俸をコストと割り切れば、ここまで不良品の多いシーズンは初めてだったのではないでしょうか。
あの、「暗黒の時代」と揶揄された頃でも、コストパフォーマンスの面では、もう少しマシだったと考えます。

このように表現すると、「球団経営は、儲かりさえすればエエのんか?」と関西地域の熱いファンから罵声が飛んできそうですが、よくよく考えて下さい。
プロ野球は、何よりも球場に足を運んでくださる観客により、第一義的に成立しているのです。
次に、テレビ中継、ラジオ中継などで、試合進行を伝えることにより、外枠のファンを形成しています。その中継には多くの場合、スポンサーが放送枠を買い取り自社の宣伝広告を目的に下支えしています。
その他にも、球場で、様々なサービスを提供する、いわばオフィシャルスポンサーもあります。
別には、スポーツ新聞という独特の報道機能がファンの増殖に一役買い、より広汎に支えています。

様々な人が、様々な形で、関わりを持ち「日本のプロ野球」を支えているわけです。
しかしながら、その底辺に流れる潮流は、誰がなんと言っても「人気」です。そして冷静な「そろばん勘定」です。ビジネスとしての冷徹さが貫かれています。
人気のない「球団」は経営が難しいワケです。
いかに「人気」を創り出すか?これが「球団」経営の要諦です。

そのためには、何よりも、強いチームであることが必要条件です。
そして、その強いチームを支え引っ張る「人気選手」という商品が絶対的に必要なのです。

「人気選手」は一朝一夕には創れません。
だから、時間をかけて育てあげ、一流のプレーヤー(商品)にする努力が球団とチームには必要なのです。

球団の人気は、何よりも「顧客の支持率」です。

「讀賣巨人軍」の人気が凋落したのは、何よりも、チーム力があるにも拘わらず、決定的に勝てなかったこと、加えて球団やチームを取り巻く様々な事情や情報が複合的に作用し、「人気(顧客の支持率)を失う」という結果を招いたワケです。

タイガースは、讀賣巨人軍が苦しんだ状態ほど酷いワケではありません。

できる間に、可能な間に、ぜひ、適正に選手の入れ替えをする努力を求めたい。

しかし、必要な時期に、必要な手を講じなければ、同じような途を歩むことになると思います。また、暗黒の時代へ舞い戻り陥りかねないとの強い疑念を打ち消すことができません。その点に懸念が残るワケです。

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