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2007/11/28

日本-ベトナム共同声明を発表(11月27日)!

グェン・ミン・チェット国家主席の国賓訪日と日越政府共同声明など。

0711nmt_mof071126掲出写真は、皇居での歓迎式典(11月26日午前:外務省提供)

国賓訪日中の、ベトナム社会主義共和国グェン・ミン・チェット国家主席(大統領)は、昨日夕方、首相官邸を訪問し福田康夫首相と会談。両国の共同声明に署名し発表した。
(以下:日英文で掲出)

深化する日本・ベトナム関係に関する共同声明  [日本国外務省:公表文]
(英文はこの文書に続けて掲出)

グエン・ミン・チエット ベトナム社会主義国主席夫妻は、日本の招待により、2007年11月25日から29日まで国賓として訪日した。ベトナムとして初の国家主席訪日で初の国賓である。2007年11月26日、天皇皇后両陛下は、グエン・ミン・チエット国家主席夫妻のため、皇居での厳粛な歓迎式典に引き続き、晩餐会を開催した。

2007年11月27日、福田康夫日本国内閣総理大臣及びグエン・ミン・チエット国家主席は、友好的且つ建設的な雰囲気の下で首脳会談を開催した。双方は、2006年10月にグエン・タン・ズン首相が訪日した際に両国首脳が日越共同声明「アジアの平和と繁栄のための戦略的パートナーシップに向けて」を発出し、安倍晋三総理が2006年11月にハイレベルな大規模経済ミッションとともにベトナムを訪問するなど、近年目覚ましく日越関係が発展していることに満足の意を示した。

双方は、長年にわたり日本がベトナムにとって最大の経済パートナー且つ最大の援助国であることに言及した。近年、両国の経済関係は目覚ましく拡大している。日本のベトナムに対する経済活動及び経済協力は、ベトナムの経済・社会発展に大きく貢献している。ベトナムは、新興市場として台頭しており、地域の経済成長の原動力となっている。双方は、両国国民のため、また日越共同声明にあるアジアの繁栄のため、包括的な経済パートナーシップを構築することを熱望している。

双方は、ベトナムが国際社会に統合するにつれ、日ベトナム間のパートナーシップが地域及び地球規模的な側面から強まっていることに一致した。ベトナムでの2006年のAPEC首脳会議、日ASEAN首脳会議、ASEAN+3首脳会議、東アジア首脳会議(EAS)など種々の国際的会合において、日ベトナム両国は地域及び地球規模の問題につき協力を行ってきた。ベトナムは2008年から初めて国連安全保障理事国非常任理事国となり、2009年ASEM外相会合を主催する。双方は、アジア太平洋及び世界全体の平和に積極的に協力していくことに意見が一致した。

双方は、共同声明発出後1年間にも、二国間関係が大幅に拡大・深化していることを認識した。双方は、明年に日ベトナム両国が外交関係樹立35周年を迎えることを踏まえ、二国間関係を一層拡大する機運が高まっていることを認識した。双方は、協力の進展を振り返り、別添のとおり、日ベトナム両国の戦略的パートナーシップに向けたアジェンダに一致し、二国間関係を一層拡大する決意を表明した。

グエン・ミン・チエット国家主席は、同国家主席夫妻及びベトナム代表団に対する天皇皇后両陛下、日本国政府、国民のあたたかなもてなしに謝意を表明した。

2007年11月27日、東京

福田康夫 日本国内閣総理大臣    グエン・ミン・チエット ベトナム社会主義共和国主席
Copyright(C):The Ministry of Foreign Affairs of Japan

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Joint Statement on the Deepening Relations between Japan and Vietnam  [MOFA Japan]

President of the Socialist Republic of Vietnam Nguyen Minh Triet and Madam paid a State Visit to Japan from 25 to 29 November, 2007 at the invitation of Japan, which was the first visit by President of Vietnam as well as the first State Guest from Vietnam. On 26 November, 2007, ensuing the solemn welcoming ceremony at the Imperial Palace, Their Majesties the Emperor and Empress of Japan warmly received and hosted a State Banquet in honor of President Nguyen Minh Triet and Madam.

On 27 November, 2007, Prime Minister of Japan Yasuo Fukuda and President Nguyen Minh Triet held a Summit meeting, which proceeded in a cordial and productive atmosphere. The two sides noted with satisfaction the impressive development in the overall relations between Japan and Vietnam, in particular Prime Minister Nguyen Tan Dung's official visit to Japan in October, 2006 when the leaders of the two countries issued the "Japan-Vietnam Joint Statement Toward a Strategic Partnership for Peace and Prosperity in Asia," and Prime Minister Shinzo Abe's visit to Vietnam in November, 2006 accompanied by a high-level, large-scale economic mission.

The two sides noted that, for many years, Japan had been the largest economic partner and the largest donor to Vietnam. Economic relations between the two countries have expanded remarkably in recent years. Japan's economic activities and assistance to Vietnam have contributed significantly to Vietnam's economic and social development. Vietnam has risen as an emerging economy and has become a driving force for regional economic growth. The two sides are keen to establish a comprehensive economic partnership for the benefits of the two peoples and for the sake of prosperity in Asia as enshrined in the Japan-Vietnam Joint Statement.

The two sides concurred that as Vietnam became integrated into the international society, the partnership between Japan and Vietnam had been reinforced both from regional and global aspects. In various international fora, such as the 2006 APEC Economic Leaders' Meeting in Vietnam, ASEAN-Japan Summit, ASEAN+3 Summit and East Asia Summit, Japan and Vietnam cooperated in regional and global issues. Vietnam will become a non-permanent member of the Security Council of the United Nations for the first time in 2008, and host the Foreign Ministerial Meeting of ASEM in 2009. The two sides held the view that their close cooperation would actively contribute to peace in the Asia-Pacific region and the world at large.

The two sides acknowledged that even in one year since the Joint Statement, the bilateral relations had expanded and deepened significantly. Bearing in mind that the next year is the 35th anniversary of the establishment of diplomatic relations between Japan and Vietnam, the two sides recognized that the two countries had gained momentum for further expansion of their relations. Reviewing the progress of cooperation, the two sides shared the view on an agenda toward a strategic partnership between Japan and Vietnam as attached, and expressed their determination to further deepen the bilateral relations.

President Nguyen Minh Triet expressed his sincere appreciation for the gracious reception and hospitality extended to himself, his wife and the Vietnamese delegation by Their Majesties the Emperor and Empress as well as Government and people of Japan.

Tokyo, 27 November 2007

Yasuo Fukuda Prime Minister of Japan 
Nguyen Minh Triet President of the Socialist Republic of Vietnam
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Copyright(C):The Ministry of Foreign Affairs of Japan

高村外務大臣のチエット・ベトナム国家主席表敬  [日本国外務省:公表文]
平成19年11月26日

26日、高村外務大臣は国賓として訪日中のチエット ベトナム国家主席を表敬したところ、右概要以下のとおり(先方:カップ在京大使、ビン外務次官、ルック国家主席府副主任他、当方:服部駐越大使、渥美南部アジア部長他同席)。

071126高村大臣より、ベトナムから初の国賓訪問を歓迎し、戦略的パートナーとして、両国関係が発展していることを述べた。チエット国家主席より、両国関係が日々発展しており、日本の投資が大幅に増えるなど戦略的パートナーシップが現実化しつつあることに言及した上、高村大臣の早期訪問を招待した。
高村大臣より、ベトナムを含むメコン地域を重視し、同地域へのODA拡充に努めている、明年1月に日メコン外相会議を開催するので協力したい旨述べた。また、高村大臣より、ベトナムが2008年から国連安保理非常任理事国となることに祝意を表しつつ、ベトナムが2008年の日本の非常任理事国選挙や常任理事国入りを支持していることに謝意を表した。チエット国家主席より、ベトナムのWTO加盟や非常任理事国入りへの日本の支持に謝意を表しつつ、日本の国際的役割を高く評価し、2008年の非常任理事国選挙や常任理事国入りへの支持を再確認した。
高村大臣より、カントー橋崩落事故に関し哀悼の意を表し、ベトナムの事故原因究明努力に協力していき、その上、再発防止に努めたい旨述べた。チエット国家主席より、日本の協力に謝意を表しつつ、両国で協力して事故を克服し、事故が両国の友好関係に影響を与えないようにしたい、将来、同橋を両国友好のシンボルとしていきたい旨述べた。
Copyright(C):The Ministry of Foreign Affairs of Japan

この他、「北朝鮮」に関わる問題についても意見交換があり、チェット国家主席から「日本と北朝鮮の問題について、ベトナムも解決に向け協力したい」との表明がありました。

引用開始→ 中山補佐官 ベトナム派遣へ  (NHK On Line)

会談の中で福田総理大臣は、「日本は北朝鮮に対し、拉致や核、それにミサイルの問題を解決するため、具体的な行動をとるよう求めている。ベトナムと北朝鮮は関係が緊密化しているが、ぜひベトナムから北朝鮮へ働きかけるようお願いしたい」と述べました。そのうえで福田総理大臣は、拉致問題を担当する中山総理大臣補佐官を、近くベトナムに派遣し、具体策を協議したいと提案しました。これに対し、チェット主席は、「日本が憂慮している問題について、気持ちを分かち合いたい。日本と北朝鮮の関係を改善するために、ベトナムとしてやれることがあれば、できるかぎり協力したい」と述べ、提案を受け入れる考えを伝えました。また、チェット主席が、「日本のODA・政府開発援助がベトナムの発展に大きく貢献している」と述べたのに対し、福田総理大臣は、今後3年間にベトナムを含めたメコン地域へのODAを拡充していく考えを示しました。
11月27日 23時12分   (NHK On Line)  ←引用終わり

27日は、東京で、三菱重工、丸紅、伊藤忠、三菱商事、住友商事など各社と、ベトナムへの投資についての受け入れ契約「合計14件42億米ドル(約4650億円)」を確認し契約書に署名。この度の国賓訪日での民間分野での成果を確認。

引用開始→ 日本企業、ベトナム投資を加速  (日経NET)

日本企業がベトナムへの投資を加速する。三菱重工業が航空機部品工場の建設を決めたほか、NTTコミュニケーションズは政府関連機関と組みデータセンターを整備する。住友商事や丸紅は発電設備建設の検討に入った。ベトナムはBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国に次ぐ経済拡大が期待され、各社が戦略地域に位置づける動きが鮮明だ。

各社は27日、来日中のベトナムのグエン・ミン・・チェット国家主席(大統領)が出席した会合で投資計画を発表し、ベトナム政府機関などと覚書を交わした。(08:35)
Copyright 2007 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.   ←引用終わり

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