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2007/11/11

小泉元首相、14日から4日間、ベトナム(招待)訪問へ!

ベトナム政府の、いろいろな気遣い、心遣いが見えてくる!

本当のところは、ベトナムは今月末に予定されるチェット国家主席の国賓訪日を控え、現在の日本の政治情勢に対し、漠然とした「?」、読み切れない「?」を払拭できないというところではないか!
チェット国家主席の国賓訪日を確実なものとするために、小泉元首相の(招待訪越)登場という舞台回しを考えたのだろう。

まともな主権国家の政府を預かる政治家なら、誰でも、今日の「日本の政治情勢」には深い憂慮や懸念を持つのは当然の事だ。
ベトナムは小なりと言えど、国家主席(大統領)が日本国政府の国賓招聘を受け入れ、2週間ほど後には国賓訪日するのである。
ベトナム政府は、外交上、万全の体制を構築し臨まなければならない。

ベトナムにとり、日本は、重要な国である。日本も、ベトナムは東アジア全体を俯瞰した際、ASEANの有力国家として、同地域内で日本をよく理解してくれる国として極めて重要な国である。
ベトナムは自らの政治体制について様々な批判を受けても、政治的には強い安定感を示し、着実な経済的成果を実現している。
先日も掲出したが、国連の安全保障理事会で2008年から2009年、非常任理事国を勤める国として国際社会から選出され国際社会での地位を大いに高めてきた。「コラコラコラム」も、その祝意を掲出したことは記憶に新しい。

ASEANの中で、着実に頭角を顕し、大きな勢力を形成しているベトナムは、日本にとり、既に切っても切れない兄弟の国の位置を占めている。
多くのベトナムの政治家も同様の考え方であると見ている。
現在、両国の関係は極めてスムーズで強い友好関係を構築中の状況にある。

それを踏まえ、21世紀の東アジアの国際的安定と経済協力関係の強化を進め成熟した地域創出が必要なときに、アジアの経済大国であり政治的リーダーである「日本」の政治情勢が混沌としたり、荒れる事を、ASEAN諸国は歓迎できないのである。

日本の政治家は、国会を開いて「何も、建設的な議論をせず、徒に『政局遊び』で時間を潰し、何ら法案議決もしないまま過ごしている」。日本国内では、これを楽しんでいるかのような報道ばかりで、周辺諸国は、このまま「日本」に従いて行って大丈夫か?という疑問が日増しに強くなっているものと想像する。
国際社会での付き合い方に無知で無責任な「民主党」の無原則な横車とも聞こえなくもない原理論により、実質的に「国会は思考停止状態だし機能停止」に陥っている。

国際社会は、真に「日本の行く末に心を砕いている」ものと想像する。
各国は、日本の内政問題だから、直接的には口を出さない。
しかし、東京では、「インド洋での給油案件」に対し、米国の呼びかけとはいえ、関係11ヵ国の大使が集まり協議するというのは、外交上の案件としては実に「異常な光景」だ。
それでも、国会は自ら事態を打開できない。
11月に入るや否や、電撃的なニュースが流れ、それに伴う様々なリアクションが生じたが、途中で沙汰止みとなり中途半端な幕引きとなった。

「コラコラコラム」は、11月1日の掲出で、「11月の外交日程」を取り上げた。
                           ↓
    http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2007/11/11_022a.html

16日には、ワシントンで福田首相とブッシュ大統領の日米首脳会談が予定され、帰国と同時に、福田首相はシンガポールでのASEAN首脳会議開催に合わせ出席する。続いて時をおかず、ベトナムからグェン・ミン・チェット国家主席(大統領)の国賓訪日が控えている。
当初、現在の政治状況の想定がなかったとはいえ、外交日程は、日本の国際的信用を左右する。与野党ともに国会議員は、この点を充分に考える必要がある。

外交面では、日本は「国際社会での信用」という面で相当の危機的状況にある。
ベトナム政府が、ノン・ドク・マイン党書記長の北朝鮮訪問に続き、北朝鮮の首相を招聘した一連の動き続き、グェン・ミン・チェット国家主席の国賓訪日があるワケで、それを控えて日本の政治が混沌とし、誰も政治的リーダーシップを発揮できない状態を3ヶ月以上続けて与野党とも、相手に責任を押し付け平気である。
この姿を見せられて、現在の事情を可能な限り正確に把握し、首脳外交に備えようとするのは当たり前の事だ。
既に、日本の外交面での信用は「Cマイナス程度」まで後退し、債券市場の格付けでは投機的レベルと評価替えされていると、与野党の政治家は深刻に考える必要がある。

「通商国家」日本は、国際社会の信用を失ってはならない!これだけはハッキリしている。

引用開始→ 小泉元首相 ベトナム訪問へ  (NHK News on line)
11月11日 6時55分

20071111000006003_2小泉元総理大臣は、去年9月に総理大臣を退任して以来、外国訪問を控えてきましたが、ベトナム政府からの招きを受けて、今月14日から4日間、ベトナムを訪問して、グエン・ミン・チェット国家主席やグエン・タン・ズン首相などと会談するほか、現地の日系企業を視察することになりました。ベトナムは、ことしの経済成長率がこの10年間で最も高くなると予測されるなど成長が著しく、小泉氏は、ズン首相などとの会談で、ベトナムにとって2番目の貿易相手国である日本との関係を強めることが成長をさらに促進させると伝えて、両国間の経済的な連携の強化などを確認する見通しです。また小泉氏は、ベトナム訪問に先立って、12日からはシンガポールを訪問し、講演などを行うことにしています。  ←引用終わり

[追記と追加引用紹介:2007/11/11. 1325]

様々な動き、国際社会は、常に急展開の変化を見せる!日本社会と世論は、周囲の国際環境の変化に対し敏感でなければ、孤立を招く可能性を秘めている。気がついたら、誰も友達がいなかったって事にもなりかねない。ベトナムは、国際的に孤立した状況が招く閉塞状況を体験し一番よく知っている。日本は、1975年以降のベトナムの経験をよく知る事が大切だ。その意味において、北朝鮮もベトナムから説得を受けた場合、耳を傾け心を開かざるを得ない事もある。日本は、冷静に国際社会の変化の現実を見る事が大切だと考える。

引用開始→ 金総書記、来年ベトナム訪問へ(共同通信)  @ nifty News

【ハノイ10日共同】北朝鮮の金正日総書記がベトナムの最高指導者ノン・ドク・マイン共産党書記長と10月中旬に平壌で会談した際、マイン書記長の招請に答える形で、来年にもベトナムを訪問する意向を示していたことが10日までに分かった。会談に同席したベトナム政府高官が共同通信に明らかにした。金総書記は諸外国の訪問招請には姿勢では示しても実際の訪問は中国やロシア以外には実現してこなかった。
[共同通信社:2007年11月10日 17時56分]
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