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2007/11/27

韓国・大統領選挙は、政策論争で、米・朝関係の修復を睨んだ政策まで高まるか?

隣国の事で、口を出しにくい状況もあるが、スタートした韓国の大統領選挙は大変興味深い、年末の一大イベントとも言える。

何よりも、野党は党としての大統領候補を党大会で選出し、個別に不満はあっても全員が党の代表候補を推す事を決定したはずで、そうなれば韓国の政治は人脈と利権の政治から脱却する事になり、歓迎できる状況が現れると静かに見守ってきた。

すると、やはりというか、当然の事のように、党大会で決定合意したことに「異」を唱え、離党して無所属で闘うという人が現れる。ナルホド・ナルホド、それでこそ韓国である、と突き放し、従来からの「立ち位置」と「見方」に安心して戻る事ができた。

口約束は所詮は口約束に過ぎない事を見せた。

そして、何よりも、野党の党代表候補に協力すると言葉を交わした有力対抗馬も、自らの下に集まる党員が、次の総選挙で党の大統領候補を握った側から、早くも冷遇されている事実を前に、積極的な応援は次第にトーンダウンし極めて消極的な応援に姿形を変えるとの気配が漂う。

所詮は、「人脈と利権の政治」がその姿形を見せ始めたワケである。

従って、勝ち馬に乗らなければ「死」が待っている。「死」が嫌なら「殺されない」ような戦い方で「票」を出し勢力を確保する事が不可欠になる。
大統領選挙で負けても、自らが政治的に抹殺されない状況へ足場を確保する必要があり、取り敢えず、大統領選挙に打って出る事を狙うらしい。

そこには、圧倒的な勢いで進む「米・朝関係修復」後を見据えた、正直なところの「半島政治」について今後の構図も見えるようで見えない。建前としては掲げられているようだが、それは国際政治の局面が一気に変転すると何の価値も持たないだろう。
だから、野党の大統領候補を選ぶ過程で一方は引き下がらざるを得なかったのではないか?それが、別のオジサンが、より強硬な思考論理を掲げて再登場する事になった。
本当に、政権を奪取する考えがあるのかどうか、全く分からない。

野党の有力候補は、日本は大阪で生を受けた人物で、格差社会に喘ぐ市民には人気が高いという。しかし、不穏な噂は絶える事がない。何よりも、立志伝中の人物と噂されるが、実際には「北」にも大きな影響力を保つ「現代」グループの「建設会社」で頭角を顕した人物だ。渾身の努力を重ねたあげく得た地位だろう。胡散臭さは消える事がない。格差社会セレブの代表チャンプとも言える人物だ。それに対し、なけなしの市民が「泡沫の夢」を託すというのも理解できない。何よりも「検察のターゲット」だと報じられている。

与党の大統領候補は、噴飯モノでテレビキャスター出身だという。
もう、これだけで、韓国の与党には人材が枯渇している事実を見せている。いよいよ、言葉も何もない。「東アジア」では、いずれの国も国政でも地方自治でも、テレビで顔が売れている事が政治家の要件になるのであれば、テレビ放送を始め報道の信頼性は低下するばかりだ。いかに民主主義の底が浅いかを顕している。
事前の選挙運動を十二分に行っていたのと同じ事だ。政治を、政治の場で闘わせるのは、「政策であり、戦略である」それを言論戦で実行するのである。
政治と直接的に関係のない(とは言い切れないが)知名度だけが勝負の全てではない。
まぁ、こちらの候補は、キム・デ・ジュン前大統領とノ・ム・ヒョン現大統領の路線継承を唱えておればよいのだから、お気軽候補と言っても過言ではないだろう。

日本の政治も同じ小児病の集まりのようだが、政治家の仕事は「政策の実現」である。決してテレビでタレントまがいのバカ騒ぎを繰り広げる事ではない。
それは「一見すれば民主主義のように見えるが、実は大衆扇動を繰り返しているのであって、政治のポピュリズムを推進」しているに過ぎない。
大衆を煽る政治は、民主主義の未熟さを露呈しているに過ぎないのである。

韓国の大統領選挙は、有力三人の候補いずれもが、以上の諸点で非常に興味深い人達である。「ポピュリズム」、「検察疑惑、」、「人脈と利権」投開票日まで興味が尽きない。選挙戦終了後に始まるであろう恒例の「政党ガラガラポン」予想も含め楽しませて貰いたい。

そして、ノ・ム・ヒョン現大統領も、大統領職を離れたら、これも恒例の検察のお世話になるのかな?見守る必要がありそうで興味は尽きない。

引用開始→ 韓国大統領選、3氏の争いに・疑惑追及、かすむ政策論  (日経NET)

【ソウル=池田元博】12月19日投開票の第17回韓国大統領選挙は26日、立候補届け出を締め切り、約3週間の選挙戦が事実上、始まった。無所属の李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁が候補者登録し、25日に届け出た保守系野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と、進歩系旧与党、大統合民主新党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相を加えた有力3氏が争う構図が確定。論戦は支持率で優位に立つ李明博氏の疑惑追及を焦点とし、政策論がかすむ展開となりそうだ。

韓国では1998年発足の金大中政権、2003年発足の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権と10年にわたり進歩系勢力が政権を掌握。今回は保守系勢力の政権奪回がかかる。2日間の候補者登録(公示)期間中、有力3氏に加え9人が立候補届を出し、登録者数は史上最多の12人となった。(07:01)
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