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2007/11/17

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第141号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成19年11月17日 土曜日 第141号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflagいつもお世話になっておりますベトナム ニャットアインの安田です。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その141 今週のヘッドライン

* 11月12日(月) ウィルス性食中毒 北部で猛威
* 11月13日(火) 越大統領 日本公式訪問を前に
* 11月14日(水) 熱い視線を送る米通商使節団訪越
* 11月15日(木) わっ!ワニが逃げ出した!!
* 11月16日 (金)   13年間に及ぶ虐待からの脱出
* 11月17日 (土)  コレラ事例頻発で苦慮する北部ベトナム

11月12日(月) ウイルス性食中毒 北部で猛威
*処置は複雑な急性下痢も管理下に置けると保健省健康予防課のグエン・フイ・ガ課長は週末の会合で語った。この病気は現在、11の自治体に拡散し、400の感染症例が確認されている。内8割の患者が感染前にエビのパテを食した事が解っている。しかしながら、ハノイ市において感染者の数は現在 劇的な減少の一途を辿りつつあるという。感染の主な原因は安全な食品でないものを接種したことにあり、今のところ汚染された水や人感染の症例は見られないとガ課長の談。

会合で、保健省チン・クアン・フアン副大臣は、各自治体に対して汚染地域の消毒を徹底するよう要請し、衛生感冒中央研究所へは、今回の感染症の原因となるバクテリアの分析と特定を引き続き急ぐよう申し送りをした。保健省は今後とも汚染地域に医療団を派遣し、消毒の監視と医療処置の援助を引き続き実施する模様で、各自治体は感染者の監視と患者リストの最新情報を省に提供するように求めた。衛生感冒中央研究所所長のグエン・チャン・ヒエン博士は、同研究所は既に急性下痢を世界保健機関に報告を済ませると共に支援を要請したと語った。グエン・クオック・チュイウ保険相は、一昨日、ベトナム政府は、この病気で苦しむ患者に無料の医療処置を行うことを決定することとなったと発表した。

この病気に取り組むため、ハアタイ省はこれまでに医薬品代や汚染除去化学製品代或いは4トンに及ぶクロラミンB代として4兆ドンを投入したという。同省は7人の医師団を省内14の地域に派遣し予防の監視や食品工場内での食品製造工程の査察と指導を行っている。バックニン省では、地元の医師や看護師に対してこの病気の処置方法を指導する訓練コースを設け対応に当たったり、ホットラインを設け感染が疑わしい人からの連絡を受け付け即応体制を整えているとのこと。この感染症は今から二週間前に、北部ニンビン省の83歳の老女から発見された。医療専門家に拠れば、急性下痢をもたらすバクテリアは、食品や水がきちんと殺菌され調理されていれば死滅するものだという。

(辛口寸評)
この感染症、ベトナム北部一帯で流行っている。うちのハノイ支店のスタッフもこのところ軒並み感染しており、業務に一部支障を来たし始めている。どうやらノロウイルスの亜種のようだが未だ特定はなされていない。ノロウイルスの場合、冬場、二枚貝などを食べて引き起こされることが多いが、ベトナムのそれは生野菜が主な感染源だという。食べてから症状が出るまで凡そ1~2日で、主な症状は激しい下痢・発熱・吐き気・嘔吐・腹痛などに見舞われる。症状が出て2~3日もすれば体調は回復するが、下痢などでお尻がただれたり脱水症状を引き起こすこともあるので、注意が必要だ。予防法は食材を良く加熱して調理する他、手だてはない。勿論、調理前の手洗いの励行は必須。兎に角、ウイルス性食中毒の一種なので、回復を待つしか他無いが、間違ってもこの時期に勘違いして虫下しなど飲まないようにしないと下痢を促進しかねないから注意が必要だ。

11月13日(火) 越大統領 日本公式訪問を前に
*グエン・ミン・チエット大統領が期待している日本訪問は、越日二国間関係拡大を促進するものであるとする談話を同大統領は月曜日、ハノイで発表した。チエット大統領は11月25日~29日の5日間、日本を訪問し、福田康夫首相との会談及び天皇皇后両陛下との謁見が予定されている。同大統領は日本のテレビ局とのインタビューで、ベトナムの経済発展と成長に日本の投資が重要な役割を担っているいることに感謝の意を示し、事実、日本は現在東南アジア域内において5番目に大きな外国直接投資規模を誇っている。

ベトナムは日本から特にハイテク産業分野での投資を期待しており、低所得国の汚名を返上するためベトナムは努力邁進し、行政改革の断行、そして外国投資環境整備に力を注入。そして熟練工の育成・技術力の向上・インフラ整備など最優先課題として取り組んで行きたいと大統領は結んだ。

(辛口寸評)
日本の対越ODA拠出総額は今年1000億円余りで、全体的にODA拠出削減傾向にある中、断トツの伸びを示している。主に、ベトナムに流れてくるODA資金はインフラ整備に費やされる。記憶に新しいところでは今回、カントーで起きた痛ましい架橋崩落事件で一躍有名になったカントー大橋建設などがその好例である。11月のチェット大統領の訪日で間違いなく、この事故に対する何らかの話し合いがなされるだろう。事故調査委員会の報告書もこの頃には仕上がりを見せ、日本政府との交渉カードとして準備されるに違いない。カントー大橋事故の賠償は基本的にベトナム政府が行うので、日本政府にそれを要求されるようなことはないだろうが、その代わり今回、崩落した部分のやり直し工事代金のツケはしっかり日本側に回され、これまで越日間で暗礁に乗り上げていた未解決の数々のODAプロジェクト案件を日本が合意するよう求められ、且つ、来年のODA対越予算の増額の上積みを強いられることとなるだろう。

今回のチエット大統領日本公式訪問には筆者の取引先の社長もベトナム経済界代表団のひとりとして随行予定だ。日越でどのような話し合いがなされたのか、ベトナムに帰還後、改めて伺って見ることにする。

11月14日(水) 熱い視線を送る米通商使節団訪越
*11月4日から8日に掛けてベトナムを初めて訪れた米通商使節団に加わった企業の代表者は、ベトナムのビジネスチャンスの機が熟してきていると語った。「今回のベトナム訪問はビジネスの見地から言えば、非常に有益なものとなり印象的でした。」とロックウエル社戦略開発部副部長のブルース・M・クイン氏はいう。訪問前半、米企業代表たちは、ベトナムの政治指導者及び各省庁の高官たちと会見する機会を得た。「ベトナム政府は市場の自由化に興味を持ち続けており、外国投資を積極的に呼び込む努力を怠らない姿勢は賞賛に値するものです。」とクイン氏。

ロックウェル社のような工場自動化の牽引的供給先にとって、ベトナムは高い経済成長と約18%の工業生産成長を誇る魅力的な市場である。今日、ベトナムは世界中の企業かたちから熱い視線を送られており、事実、経済成長率ひとつとってみても言を待たぬ明らかだとクイン氏は語り、昨今、ベトナムの工業団地や特別加工区などに挙って拠点を設ける企業数は増大の一途を辿り、インフラ整備のスピードも企業家を満足させるレベルに達していると付け加えた。
ベトナム繁栄の可能性を心に描き、クイン氏はロックウェル社の長期戦略はベトナムに集う世界中の投資家たちを支援し続けることであると再確認し、同社は今後、いくつかのベトナムの大学との連携を計画し、ベトナムの製造業にも投資することになるだろうとしている。

これに先立ち、米国商務長官グーティエレズ氏は今回の米通商視察団の訪越は米越関係強化、特に経済分野に役立つものとなり、そしてアメリカ産品の東南アジア市場への輸出を促進するだろうとベトナムメディアに語った。11月6日ハノイで“新興躍進の越日関係”のテーマので開催された会合で、在ハノイ米経済問題カウンセラーのアラン・トウイグナント氏は、ベトナムは更に法的枠組みを整備し、その実施能力を構築することが問われているものの、今もアメリカにとって有望な投資先国であると述べた。アメリカ企業は現在、ベトナム市場での事業拡大を鋭意邁進中であり、開かれた世界経済と融和し続けているとトウイグナント氏は付け加えた。

ベトナムのファム・ザ・キエム副首相は、越米の人々と企業間で交換プログラムと対話を強化するための研究会の組織化を歓迎した。
越米二国間通商協定を実行し6年、振り返ると経済と商業の結びつきが大きく前進したのが印象的だとキエム副首相は述べた。

(辛口寸評)
ここ半年足らずの間にも、ホーチミン市のオフィスレンタル需要はぐんぐん高まりを見せており、とうとう市内中心部で賃料一平米当たりUS100$の大台を乗せたところまで現れたそうだ。供給が需要に追いつかないでいることもさることながら、ベトナム投資に幾分乗り遅れて来た感があるアメリカ企業が、このところそれを取り戻すかのように積極的な拠点作りを大挙して行っており、資金力にモノを言わせ、絶好のロケーションを確保するためには、相手の言い値でも“場”を押さえ歩いているのも価格上昇に拍車を掛けているとのことだ。それが出来るのも、アメリカのお家芸とも言える金融関連企業がベトナム投資の牽引的役割を果たしているからなのだ。

11月15日(木)  わっ!ワニが逃げ出した!!
*先週、土曜日、カインホア省の養鰐場から逃げ出した数百匹のワニを当局が射殺したという。中部地域を襲った破壊的な洪水が、カンヴィン区内ヤンベイ養鰐場の二つの檻を壊し、中で飼われていたワニが逃げ出したのである。養鰐場の関係者と自治体当局で力を合わせ逃げたワニを捕まえようと何度も試みたものの、押し寄せる洪水のパワーで最近、檻の入り口を強化したにも拘わらず他の檻も壊され、更に多くのワニが逃げ出してしまった。逃げ出したワニの多くは近くの小川に潜んで行った。日曜日、午前9時に一匹目のワニを射殺した。
その体重は約200キロにも達し、8人一組となりその死骸を陸地に運び上げたという。当局の話しに拠れば、日曜日一日かけフルスケールでワニ狩りを行ったそうだ。養鰐場を運営しているカンヴィエット社は、逃げ出したワニを捕まえた人に懸賞金を出すと発表した。同養鰐場では約5000匹の鰐を飼育しており、内500匹が成獣とのこと。

カインホア省人民委員会のヴォ・ラム・フィ委員長が養鰐場に到着し狩の指揮に当たっている。フィ委員長は関係諸機関に一週間のワニ捕獲期間を与え、その任務を遂行するためにあらゆる資源の利用と知力を尽くすよう依頼した。亦、同委員長は養鰐場に対し、早急に残りの檻の入り口を補強し、飼育中のワニが逃げ出さないよう命令した一方で、当局には小川や河川に逃げ出したワニが人や家畜などを襲うことの無いよう監視を強化するよう要請した。ヤンベイ養鰐場に拠れば、逃げ出したワニの総額は約1千億ドン(63000米ドル)と発表しかし、今後更に試算総額は増える模様とのこと。ワニに詳しい専門家筋に拠れば、ワニは人にとって危険なだけでなく環境にも悪影響を及ぼす為、関連各機関は速やかに行動を起こし、人々に注意寒気を行うべきだと訴える。森林保護公社職員ド・クワン・トウン氏は、人命保護の観点から当局は逃げ出したワニを撃ち殺す権利を有していると語った。

(辛口寸評)
上の記事と直接関係はありません。興味の無い読者は飛ばして下さい。ベトナムに初めてやってきたとき、ベトナム人の日本語通訳の女性を雇った。その際、何かの拍子に筆者は「ベトナムにワニはいるのですか?」と尋ねてみた。すると彼女は、何をいまさらこの人はとでもいったような表情でこちらを見て「もちろんです。」ときっぱり答えた。
自分の無知が恥ずかしくなり、ものはついでと開き直って彼女に「ベトナムにワニはどこにいますか?」と畳み掛けると、彼女は鼻息を荒くして一言「動物園!」と言い、僕はそのままずっこけた。ワニが逃げた話題で当事者には申し訳ないが、昔話を思い出してしまった。

ところで、ホーチミン市の外れビンチユへ行くと、ワニを食べさせる店が点在する。市内中心部から車で30分くらいだ。お店で飼育をしているため、生きたワニを見ることも出来る。ワニのステーキ・ワニのサラダ・ワニの和え物・ワニの唐揚げ、総てワニ尽くしだ。お味はというと、結構あっさりして淡泊。それほど他の肉と違和感は感じさせない。
ただ、この味はどことなく蛇肉にも似ている。ビンチユへ行く手前にタンダというところがあるのだが、ここらは蛇料理で有名で、以前、騙されて連れてゆかれた時に知らずに蛇を食べたのだ。美味かったが、後から蛇と聞いて二日間、食べ物が咽を通らなかった覚えがある。

11月16日(金) 13年間に及ぶ虐待からの脱出
*ハノイ市警は今週水曜日に13年間に渡り少女を監禁し虐待し続けてきた夫婦を逮捕した。市警はタンスワン区のチュ・ミン・ドックとチン・ハン・フォンの自宅に午前9時45分に踏み込み強制捜査を実行した。二時間に渡る捜査で、捜査官たちは1994年以来、加害者が今年21歳になる被害者のグエン・ティ・ビンさん虐待用に使用してきたと思われる電気ケーブル、ハサミ そして二本のムチを押収した。
捜査官らが昨日、タンニエン新聞に語ったところに因れば、二日間に渡り加害者の夫婦を締め上げ、最終的に、被害者のビンさんが彼らの経営するうどん屋で働きだした8歳から虐待を繰り返していたことを認めたとのこと。

捜査当局の話では加害者たちは当初、躾のための行為で虐待を否認していたが、捜査進展の結果、事実は虐待は凄惨を極め、恒常的にビンさんを殴るばかりでなく、熱湯を浴びせかけたり、跪かせて口の中めがけて蹴り上げたりしていたという。当局は加害者に対する犯罪容疑は長期に渡る虐待で少なくとも7年の懲役に処せられるとの見方を示したが、取り調べは今も進行中とのこと。グエン・ティ・ビンさんは1986年に北部フートー省でシングルマザーの子として誕生し、8歳まで母親と過ごした。その後、ハノイへ奉公に出され、チュ・ミン・ドックとチン・ハン・フォンが経営するうどん屋で働き始めたのだった。以来、ビンさんは彼らから毎日虐待を受けて来たのだが、黙って人知れず耐えて来た。今回、事件が日の目を見たのは10月半ば隣人のハ・ティ・ビンさんが被害者をハタイ省の農家に保護し匿ったことで発覚したものだった。

火曜日にタイニエン紙に掲載されたグエン・ティ・ビンさんの試練を知って、多くの人々がビンさんに同情する一方、残忍極まりない夫婦に憎悪の心を燃やした。近所の多くの人々は逮捕現場へ駆けつけ夫婦の逮捕の模様を眺めていた。逮捕劇が始まる刹那、加害者で妻であるフォンは道行く人々に泣きながら無実を訴えたものの、人々は、無視するだけでなくそんな泪があるのならなぜ可哀想なビンさんに憐憫の情を捧げなかったのかと口々に囁きあい嘲笑していた。亦、逮捕現場ではフォンの義父が、インタビューに答え、「嫁は儂をもよく殴りつけて来ました。」と語った。それにしてもこの様な虐待が13年もの間、人知れず行われてきたことに対し、人々は疑念を禁じ得ないでいる。地元当局者は、知らなかったと言うが、タンスアン区子供ケアセンターの職員に拠れば、当局は知っていても介入したがらないのだと語ってくれた。

(辛口寸評)
ベトナムも経済発展と共に少しずつ社会が病んで来ているのだろうか。それとも、この事件はあくまでも加害者の破綻した精神構造がなせる技だったのか。いずれにしても、今後、この手の犯罪はこの国が物質的に豊になるに従って増殖するのは紛れもなかろう。さて、今日は一般的なベトナム人のメイドに対する接し方について書いてみたい。日本で、お手伝いさんを雇うなんて話は殆ど聞かれない。仮にそんな家があったとすれば、そこは中流ではなく、昔からの名家で、大きな屋敷を構え、広大な資産を持つところか、或いは新興なら上場大手企業の役員クラスのイメージでしかないが、ここベトナムでは中流であれば、メイドを雇うことは極ありふれて日常の一こまでしかない。
しかも一軒の家で複数のメイドを雇うケースもよくある話だ。

そこで、ベトナム人雇用主がメイドとの距離をどのようにとっているかというと、これが驚くべきことに、同じ家の中でありながら、内と外があり、それらを完全に使い分けているのだ。それこそ、メイドたちは朝5時には起床し、近所の市場に買い出しに出掛け、戻れば直ぐに朝食の準備に取りかかり、家人に食事を摂らせた後 洗い物。洗濯をしつつ各部屋の掃除、洗濯物を干し終わった頃に今度は昼食の支度。昼食後は後片付けを済ませ、掃除の続きを行い、洗濯物を取り込み、夕食の準備、後片付けが終わって、洗濯物のアイロン掛け、就寝時間は午後11時くらいで漸く一日の労働から解放される。

これだけ働けばそこそこの収入になるかと言えばさにあらず、一ヶ月ベトナム人家庭の平均で行けば、80万ドン(約5700円)ほどでしかない。その上、雇用主の食事のサーブも仕事のひとつなので、当然、彼女らの食事はその後になり、しかもご飯やおかずは総て残り物といった案配だ。普通の日本人が聞けば人権侵害も甚だしいだろうが、メイドになる多くの女性たちは貧しい田舎から出稼ぎで送られて来る。仮に実家にいたとしても、農作業などもっと過酷な労働と時間を強いられることになるし、ホーチミン市では残飯でも、彼女たちにとっては“ご馳走”なのだ。この事をベトナム人の雇用主もよく解っているので、苛めている意識は針の穴ほどもないのである。ちょっと日本人には間の取り方が難しいが、ベトナム人は他人に対し情を移すことの危険性も弁え間を取っているといえるのかも知れない。

さて、記事に戻ろう。この日の夕方のニュースでも、この話題が採り上げられていたので、注意深く画面を追って見ると、このカップルの虐待の凄まじさに目が点になってしまった。被害者のビンさんの身体がスクリーンに映し出されていたのだけど、身体のほぼ3分の2が、築地市場でマグロを引っかけるようなカギ棒で無数にえぐり取られており、下腹部を何度も蹴られてきた結果、膀胱が麻痺し、尿の調節が出来なくなってしまっていた。もちろん歯も殆ど無い。これは懲役8年でも許されぬと家のかみさんも激しく憤っていたほどだ。

11月17日(土)  コレラ事例頻発で苦慮する北部ベトナム
*北部ベトナムで発生したコレラにより200名の人々が影響を受け、過去三年間において初の高い水準を記録した。グエン・クオック・チユ健康相曰く1500名が急性下痢疾患に悩まされ、その内200名にコレラ菌の陽性反応が見られたとのこと。急性下痢疾患の異常発生は10月23日以降、ベトナム北部13の自治体を苦しめている。これら自治体で前回コレラが発生したのは2004年で、それ以来のことだという。現在のところコレラによる犠牲者は出ていない。国立衛生感染医学研究所のグエン・チャン・ヒエン所長は、流行が早くコレラ特有の症状を伴い同じ時期に多くの場所で動じ発生していると述べ、急性下痢についてはそのピークは過ぎ、ハノイの患者数も減少傾向にあると話した。とは言え、他の自治体で発生した感染症総てをコレラと診断するのは難しいとも。何故ならコレラは汚水や傷んだ食品を摂取することによって感染するからだ。

最初の週でコレラに感染した総ての人々はエビのパテを食べた事に起因するが、その他の患者はエビのパテとは別ルートで感染しているとヒエン所長は指摘し、最近のテスト結果から水・生野菜はおろか、キッチン用品、それにダイニング用品からもコレラ菌が検出された。
水道水は綺麗だが、日常生活において消毒及び衛生面に注意するよう促した。腎不全と激しい脱水症状で死に至る最たるものがコレラで、この感染症拡大を抑える為にベトナムはワクチン摂取を国民に呼び掛ける必要があるものの、あくまでもそれは二次的な措置としてであり、最も重要なのは国民に対し公共衛生について教育を施し人々に感染症の理解を深めて貰うことだとヒエン所長は語った。

今年に入りベトナムは72500人に感染し64名の犠牲者を出したデング熱を含む数々の感染症と戦ってきた。鳥インフルエンザは4名の犠牲者を出し、昨今では豚の間に感染が広がっている“青耳病”の報告も当局に上がっている。

(辛口寸評)
ベトナム応援団としては、余りこの手の話題を俎上に乗せたくはないのだが、隠していてはこの先、より深刻な事態が生じたとき余計問題が拗れかねないので、ここは一番 掲載することにした。先週も、急性下痢が北部ベトナムで蔓延しているとの話題を提供したが、どうやら伝手を辿って話を纏めてゆくと、急性下痢=コレラだったのでは?という現実味を帯びた話が濃厚になりつつある。しかも、日本人にもコレラ感染者が出たようだ。幸い、この方は直ぐに隔離され、隔離前にこの方とコンタクトのあった人々に対する検査も既に行われているようで、これ以上、在留日本人感染者はいないとの事である。いずれにせよ、各家庭では、これまで以上に口にするものを吟味し、消毒・殺菌に心懸ける必要に迫られることだろう。コレラとなれば致死率も高くなり厄介なので、十分注意したい。

以上 

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