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2007/12/01

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第143号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成19年12月01日 土曜日 第143号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflagいつもお世話になっておりますベトナムから、ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その143 今週のヘッドライン

* 11月26日(月) 都市部児童肥満化傾向
* 11月27日(火) 国営企業に監査プログラム導入
* 11月28日(水) 女性の高学歴はお嫌ですか?
* 11月29日(木) アセアン 新たなる幕開け
* 11月30日 (金)   チェット越大統領夫妻 天皇皇后両陛下拝謁
* 12月01日 (土)  国産バイクメーカー販売台数伸びず

11月26日(月)  都市部児童肥満化傾向
*国立栄養研究所とネッスルベトナム社がハノイとホーチミン市に住む、6~11歳の子供を対象に行った共同研究によると、近年の子供達は肥満傾向にあるとの結果が出た。ホーチミン市在住で11歳の子供の20%が肥満で、同様にハノイの場合は4%とだった。9歳児でホーチミン市とハノイを比較してみると、前者は30%、後者は6%で、この結果から肥満の原因が子供達の食習慣と運動不足に繋がっていることが判明した。同研究所の専門家は、最近の子供達は友達と外で遊ぶよりも家の中でテレビやパソコンに時間を費やす為に、それらが昂じて肥満の要因となっていると説明した。

又、今回の調査で二つの都市郊外に住む子供達の栄養失調は政府の栄養失調撲滅キャンペーンの効果が現れ改善に向かっているとの結果を伝えている。9~11歳の年齢層での栄養失調率は11.8%、6~8歳では6.4%だった。栄養失調は各年齢層の平均身長・体重により図られている。郊外の住む栄養不足の子供の平均摂取カロリーは一日辺り、2108キロカロリーで、一日辺り子供の平均摂取カロリーの2200キロカロリーを下回っている。郊外自動の平均カロリーは2213.9キロカロリーとなっている為、今後、肥満を誘発する可能性が高いと同研究所は見ている。

同研究所のグエン・コン・カン所長は今回の結果を参考に子供達の生活改善を図って行きたいと述べた。亦、今回の研究期間は2006年12月から2007年5月の6ヶ月間に渡り行われたものである。

(辛口寸評)
ベトナムでダイエットしようなんて人々は概ね中産階級以上の人々と見て間違いでない。凡そ大多数のベトナム人はダイエット出来るほど栄養は取れていないのだから、ある種 贅沢病と言える。
筆者もメタボ一直線の腹の出具合に危機感を持ち、早朝、近所の公園を散歩しているが、最近では太ったベトナム人女性や子供を見るのは珍しくなくなった。しかも男の子の割合が高く、母親と一緒にジョギングする姿を目にする。10年前には全く見られなかった光景だ。肥満児と並んで、近眼で眼鏡を掛けている子供の割合もかなり多く見られる。原因は、やはりテレビとパソコンの使用なのだろうか?いずれにしても、この国が物質的に豊になればなるほどそれに比例し、肥満と近視割合は上昇してゆくのだろう。

11月27日(火)  国営企業に監査プログラム導入
*2年かけて監督しても利益の出せない損失続きの国営企業は、新しい所有者を見つけるか、又は清算するか、それとも破産しなければならなくなるという。新たな手順は利益の出せない国営企業に対し首相決定での監査プログラムを含む機能を与えると去る日曜日、政府のウェブサイトに投稿された。このプログラムの要約は、損失の原因を特定することにある。タイガーインベスト法律事務所所属弁護士チャン・クワン・フイ氏は、この決定により効果のない国営事業のスリム化を加速させ経済全体の発展が促され、必要な資金を効率の高い国営企業への投資に回すことが可能となると語った。

フイ弁護士(彼の事務所ではM&Aに特化したサービスを提供している)曰く、以前から生産性の低い国営企業に対する監査化導入のアイデアは存在していたものの、ここへ来て漸く現実化に向けて動き出し、ベトナム経済発展に不可欠な施策である。ベトナムの破産法はとても複雑であるが為、僅かな不良企業がこれまでに廃業したに過ぎず、放置は国家予算の浪費になるばかりか経済に何の足しにもならないと同弁護士は付け加えた。監査は4つのタイプの国営企業に課せられる。二期続けて赤字を出した企業、一期の赤字額が株式の30%以上発生した企業、二期損失の間で利益を出し、負債の0.5%しか返済出来ない企業などだ。

上級エコノミストのレ・ザン・ドアン氏は、二期連続で赤字を出した企業が業績回復の見込みは殆ど無いと指摘し、監査プログラムの誕生は政府が進捗を再審査することに役立つものと説明した。
チャン・クワン・フイ弁護士とレ・ザン・ドアン氏はそれぞれどちらも今回の監査プログラムは利益の出せない国営企業を審査する上で有益であると述べた。そして、ドアン氏は経済発展を阻害する事実を削減するや目のマクロ・プログラムはベトナムにとって必要だと訴えた。監査プログラムは亦、他の企業の参考・指針となり得、今回の決定は企業買収を促進させることに繋がるとフイ氏。しかし、国営企業買収は、行政手続きの複雑さと買収される側の企業経営陣の激しい抵抗に遭うことが多く、フイ氏の事務所で扱う企業買収の殆どのケースは非国営企業とのこと。

政府の新しい監査プログラム導入の意味合いは将来、国営企業買収に門戸を開ける機会となる一方、国家予算の有効な割り当てに寄与するというものだ。世界銀行発行の“Doing  Business 2008”に拠ると、ビジネス撤退ランクでベトナムは178の国と地域の中で121位にランクインした。その一方で、ベトナムでのビジネスのしやすさでは91位になったという。

(辛口寸評)
2年間の業績不良の国営企業が処分される、その為の、指針が今回、導入の監査プログラムなのだろう。しかし、筆者はこの方法に懐疑的である。何故なら、国営企業などといっても、一部の大規模を除くと経営者一族によってかなり私物化されているものが多く、意図的に業績を操作させるようなこともある。知る限りでこの様なケースがある。労働者輸出を生業とする国営企業の社長は、その立場を利用し、規制緩和で労働輸出業が民間企業でも許可が下ろされるようになると、家族名義でその事業の会社を設立し、国営企業の中の優良顧客を自分の会社の顧客としていった。

当然、国営企業の業績は下降の一途を辿るわけだが、件の社長にとっては安い給料しか取れない国営企業などに何の未練もなく、寧ろ業績不振で罷免された方が好いくらいにしか考えていないのである。これは労働者輸出事業の中での一コマだが、現実にこの様なケースは様々な業種に渡る国営企業の中で日々行われてきた行為なのだ。故に、監査プログラムが導入されたところで、確かに無駄な補助金の政府支払いは是正されるかも知れないが、大きく経済発展に寄与する措置だとは思えない。

11月28日(水) 女性の高学歴はお嫌ですか?
*グエン・タン・タオさんは結婚をとるか仕事を取るかで悩む多くのベトナム女性のひとりだ。彼女の20代はまさに高学歴を得、成功へのキャリアを積むための時間に費やされた。結果的に彼女の努力は実り、彼女はベルギーのアントワープ大学で博士号を修めることができたのだった。「博士号さえ取ればそれが人生をバラ色に変えてくれるものと信じていました。ですから、その為の努力は惜しまずなりふり構わず勉強に勤しみました。そして今日、その夢が叶い多国籍企業に就職し、高い地位と給料を手にしたのです。しかし、何故か切ないのです。」とタオさん。

30歳になった彼女は現在、この先、結婚出来る見込みがかなり厳しい現実に恐れをなしています。そして彼女が若い内にもう少し彼女の家族生活について注意を割いていたならば、恐らく彼女は自身のエネルギーを愛情に捧げたのではなかろうかと過ぎ去ったことに今も揺れ動く。「卒業証書を得ることは私に規律と目標達成意識を与えてくれました。その一方で多くの幸せになる機会も逸してきたと思います。今この年になってしまうと理想的な人生パートナーを見つけることはとても難しいと考えています。」とタオさん。

童顔でチャーミングな女性のタイさんは、輝く瞳と優雅な話術は直ぐに私を魅了したものの、男性についての会話になると、彼女の年齢と学歴が彼女自身の結婚に制限を設ける要因になっているいう彼女の考え方は正しいように思われる。私は友人のチャン・タン・チュンさん(男性)に結婚するなら相手の女性は多少、賢くなくても若くて可愛い人を選ぶかそれとも普通の外見で少しトオの経った女性、しかし賢い人とどちらが好いか質問したところ、チュンさんは迷わず、前者を選択した。

25歳になる会計士のグエン・ホン・ズウオンさんは、別の考え方を示した。曰く、「僕はバカとの結婚は望みません。温厚で教養があって、賢い妻を娶ることが常に僕の最優先事項なのですから。。。とは云え、僕自身、我が儘で保守的な考え方を持っているので、結婚相手が僕より賢かったり学歴が上であることを望みません。ベトナムの格言にもあるでしょう。“賢い妻に注意を与えるのは難しい。気がつけば丸め込まれるだけ”」とズウオンさん。きっとズウオンさんの意見がマジョリティーのベトナム人男性の意見を代弁するものと私は思います。そしてズウオンさんは好例として一般的なベトナム人男性がどのようにして妻を選ぶかを集計したウェブアンケートの話しをした。

アンケートの結果で文盲の女性と博士課程を出た女性の価値は彼ら男性に取って同ランクで10ポイントの内3ポイントしか得られず、高卒と修士取得女性の場合は5ポイントで博士と比較し2ポイント有利、結局一番人気は大卒学士女性だったという。妻帯者の友人たちとの意見交換したところ、ズウオンさんが指摘したように結婚相手の女性の学歴は学士以上は好まれないと言いベトナム男性の価値観を裏付けしているのだ。「多くの夫婦から聞いたところに因ると、高学歴を持つ妻は遅かれ早かれ亭主を叱り始め、家庭内は常に緊張感が漂い戦闘的な雰囲気を醸し出すと言います。ですから、処置する以前に予防することが大切なのです。」とズウオンさん。

もちろん、タオさんや他の高学歴のベトナム人女性たちにはそれぞれ彼女たちの理想がある。結婚相手となる男性は彼女と同じ価値観を持ち高い教育を受けていることが必須なのだ。「私の両親はいつも私の選り好みの性格について注意したものですが、結局彼らの言うことは正しかったと今では考えるようになりました。私は常に私をデートに誘い出す異性を、私が相手にすべき教育と教養がある男性ではないと侮っていました。仮に相手の男性より私の学歴が高ければ同じ思考法は保てないと考えていたのです。」とタオさん。

社会の中では結婚して子供を産み育てることが多くの女性にとって究極のゴールと考えられている。タオさんは現在、彼女の選んだ道が如何に多くの人々に理解されないことなのかを身をもって学んでいると言える。タオさんは、家庭よりキャリアアップにエネルギーを燃やすことを厭わぬ開拓的精神を持ったベトナム女性世代に属している。彼女が選んだ人生は、ひょっとすると彼女の母親のそれとは似つかず、亦、多くのベトナム人女性とは逆行したものであるがゆえ、月日を重ねる毎に彼女にとって切迫した現実を突きつけるのでもあるのだ。

タオさんはこの件について悲観的ではあるものの、私自身はタオさんが悩むほど真剣な問題ではないと思う。ベトナムには愛する男性を思いやり、笑わせたり、一緒に苦労したりしてくれる女性との結婚を望む男性が沢山いる。その女性が結婚適齢期を過ぎていようがいまいがそんなことは関係ない。タオさんは自らの力で博士号を修めキャリアを積んできた。それは取りも直さず、彼女は安易な人生を歩むことを潔しとせず、必要な時間と努力を課し我がものにしてきたガッツがあるということだ。それだけの根性がある女性なら、好きな伴侶を得ることもいと容易きことでは無かろうか。

(辛口寸評)
社会主義国であるベトナムは男女の平等は、この国の誕生以来、国是として存在し、徹底してきた。しかし、その一方で家族主義が文化の根底をなすこの国で、一家の中での女性の地位は男性に比べ常に低いものとされてきた。優秀な女性であればあるほど、家庭に入ることを嫌い自活の道を模索するのは洋の東西を問わぬ傾向で、ベトナムの経済発展と共に金銭的な余裕が生まれキャリアアップの選択肢も格段に広がり、海外でそれを磨く者は男女を問わず多くなって来ている。ところが、記事の中でも触れているよう、女性は結婚し家族を持ち子供を産み育てることが一番の幸せと考えるベトナムの社会的通念では彼女らの過度の社会進出を快く思わない空気が絶対的支配をしている。

ここに優秀な女性はジレンマに置かれる事となり、結局、如何に優秀でも周囲のプレッシャーに屈し、安易な結婚をしてゆく女性は後を絶たない。如何にベトナムが急激に変化を遂げようと、やはり人々の意識に変化が出るにはそれ相応の時間が必要なのだろう。兎に角、この様な問題はベトナムに限らず現在の日本でも多くの才女が直面しているものでもある。

11月29日(木) アセアン新たなる幕開け
*ブルネイ・カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・シンガポール・タイ、そしてベトナムのアセアン加盟各国のリーダーたちが一同に会し11月20日、シンガポール・サミットの席上、アセアン憲章に署名をした。アセアン結成40周年にして初めて、組織の基本的理念と規則を成文化したものだ。米国上院はアセアンにミャンマーを吊し上げるよう求めて来たことで憲章が整備され、その結果、アセアン地域の域内問題は自分たちで解決するとその要求を拒絶した。アセアン諸国連合は創立メンバーのインドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール、そしてタイの5カ国の共同宣言で1967年にバンコクで設立されたが成文化はされていなかった。

これまでアセアンで下される約束事や決定においては一切法的拘束力が生じなかったものの、アセアン憲章が成文化された今より、欧州連合の様に原則に拠点を置く組織に変貌を遂げる事になった。31頁に及ぶ憲章には参加各国リーダーたちは年に二回の会合を開き一同に会し、平和的に紛争事を解決するための規則を作ったり、意志決定を因り臨機応変に行えるようにし、参加各国で合意に至った決議事項を監視し、実行してゆくことの出来るようにアセアングループ内の組織的構造を強化するガイドラインの設置などが含まれている。憲章では亦、域内が協力し人権保護と基本的自由を約束している。

オング・ケン・ヨン事務総長は記者会見で今後、ミャンマー問題はアセアン諸国内で解決策を図り、諍いを答えとはしないと発言し、他の国々は我々がどうすべきかを良く理解しているかも知れないが、我々の問題は我々に民主的に委ねて貰いたいと語った。米国上院は11月16日、アセアンリーダーたちにミャンマーをサミットに参加させないよう呼び掛ける決議を採択した。ところがオング事務総長はミャンマーの軍政を擁護するアセアンの立場にたっており、もし脅迫を行えばミャンマーの指導者たちは枠組みから離れて行くことになるだけだとする。しかもミャンマー自身、他からの干渉を好まず仮に鎖国をしても構わないと考えているほどで、門戸を閉じいつでも冬眠する気概を持つ。オング事務総長曰く、東南アジア各国指導者たちの優先事項はミャンマーの改革を促すイブラヒム・ガンバリ国連特使の努力を支持することでそこからの逸脱を防ぐことにあると語った。

(辛口寸評)
アセアンがこれまで独自の憲章を成文化せずに、法的拘束力が無いままにグループ化し、40年に渡り行動を共にしてきたことの方が筆者にとって新鮮な驚きでこの記事を読み、息を忘れる思いがした。結果的にアセアン憲章が調印され、これからは欧州連合を見習い、大国からの干渉は避けつつ、域内の問題は当事者であるアセアン連合に任せて貰うという旗幟を鮮明にしているのは興味深い。特にミャンマー問題に絡み、アメリカの上院の採択もどこ吹く風とばかりにはねつけている。一昔前のベトナム加盟前のアセアンであればアメリカが咳をするだけで震え上がり、ご無理ごもっともとばかり尻尾を振って今の日本同様、言いなりになって来たが、米国の対中国政策に重要な役割を担うベトナムが存在する新生アセアンとではアメリカも幾分、自重気味にならざる負えない。アセアン憲章の下、参加各国が一致協力して世界の中でのこの地域の存在感を高めていって欲しいものである。

11月30日(金) チェット越大統領夫妻 天皇皇后両陛下拝謁
*お断り:原文の一部を修正させて頂いております!
*日本の天皇皇后両陛下は11月26日、ベトナムのグエン・ミン・チェット大統領夫妻を招き会見した。皇居での歓迎式典席上、明仁天皇は日越両国間の友好と亦、今回のチェット大統領夫妻の訪日が両国関係の歴史の新たな友好と協力のマイルストーンになることを希望しますと語ると共に、近年、ベトナム国民と国家が一致団結し国家建設と発展に邁進し、絶大な功績を打ち立てたことを賞賛した。
チェット大統領は日本政府の温かい歓迎により、今回の訪日が成功することを希望し、ベトナムは国の発展に取り組んでいること、また日本政府と日本国民によるベトナムへの支援に謝意を述べました。
会見後、チェット大統領夫妻と天皇皇后両陛下、そして日越政府高官たちはフエ王朝伝統芸術シアター劇団から帯同してきた劇団員たちによるベトナム伝統音楽や日本の伝統芸能を楽しんだ。
歓迎式典と会見終了後、チェット大統領は、経団連とベトナム商工会議所共催の日越ビジネスフォーラムに出席し、このフォーラムに450名を越す日越の経営者が集まった。同大統領は日本政府の官僚や日本の企業家らのベトナムに対する興味が両国間の友好・協力の絆を深め、アジアの繁栄と平和をもたらす為の戦略的パートナシップの手助けになるだろうと訴えた。日本はベトナムの主要貿易国であると共に、ベトナム投資の最も高い国のひとつであるばかりか、日系企業により興された投資事業は外国直接投資の中で最も効果の高いものと考えられていますと述べ、これまで日系企業がベトナムの発展に寄与してきた貢献度は高く、今後ともベトナムへの投資を拡大して増大して貰いたいと語った。

現在、ベトナムは劇的な行政改革を実行中で、外国人投資家に魅力ある投資先として喜ばれるよう体系化した法整備と市場経済機関整備、そしてインフラ整備に邁進し、ベトナムが地域やグローバル経済と一体化し繁栄を目指して行き、日本との協力を最優先におき、日本の投資家が我が国に投資し易くなるよう奨励して行くと訴えた。その為に、ベトナムは今後とも、労働・貿易・金融・科学技術・教育・訓練・観光・環境保護などの日本の専門知識を必要としていると結んだ。

福田首相との会談では、今後の越日友好関係発展は高いレベルで寄与する事を確認し、日本の支援に謝意を述べ、越日の戦略的パートナーシップを見据えて、ベトナム国家と人民は北東アジアにある日本との関係強化を最優先事項に掲げ、共に協力して友好関係を更に発展させ、地域や世界レベルで平和と安定に貢献してゆくよう最大限の努力を惜しまずに続けたいと述べた。

(辛口寸評)  *お断り:原文の一部を修正させて頂いております!
昨年、グエン・タン・ズン首相の訪日に続き、今回のグエン・ミン・チェット大統領の訪日でも、天皇皇后両陛下による歓迎式典が催されたことは、如何に日本が今後のベトナムとの関係を重要視しているかのまさに現れと言えるだろう。
ベトナムの発展について、陛下直々にお言葉を掛けられたことは、特筆すべき事柄であり、これは日本の国家元首がベトナムの人々に対する気持ちを最大限にメディアを活用し、送り届ける絶大な効果が得られた。兎にも角にも、日本の対越姿勢が今後も、この様な形で気遣いを見せているうちは、盤石な友好関係は今後も末永く続いてゆくだろうし、個人的にもそうなって行って欲しいと心より願っている。

12月01日(土) 国産バイクメーカー販売伸びず
*ベトナム国内バイク市場は今年最高の販売ピークを迎えている。尤も、販売の主力は外国製ではあるがとアナリストはいう。
ベトナム自動二輪車・自転車協会(VAMBA)は、今年一年間のバイク総販売台数を250万台と予想しており、この内80万台は国内メーカー社製だとする。年末に向け売上に貢献しているのは、専ら外資系メーカーであり、ホンダ・ベトナムの10月の新車販売台数は103000台で、前の月より5000台増加 対前年同月比では30000台も増えているという。ヤマハ・ベトナムは10月に40000台以上新車販売を記録し、前の月より3000台増加したとする。ヤマハ・ベトナムのディン・クワン・トウアン市場調査課課長に因れば、高級で贅沢なあつらえのバイクの売り上げの伸びが際だっていたと話した。

一方、営業力を高め、市場を拡大しつつあるにも拘わらず、国産バイクメーカーの多くは外資系メーカーの健闘を傍観しているしかなかったとVAMBA副理事長レ・アイン・トウアンさんはいう。
国産メーカーの殆どは低価格帯のバイクを6~800万ドン(約375~500米ドル)で販売しているものの、伸びに繋がることなく20社ある国産メーカー内の好調といわれるところでも月産3000台前後の実績しか残せなかった。何故、国産メーカーの成績が不調に終わったのかというと品質改善の立ち後れ・多機能化への出遅れ、そしてレンタルバイク市場開発を怠って来たことに起因すると業界関係者は指摘した。

(辛口寸評)
先月、大学に通う義理の妹にバイクを一台購入した。ヤマハから売り出された、ちょっと小粋でお洒落なスクーターだ。ホンダも考えたが、女子大生の義妹が乗るならば燃費よりもデザイン重視で行こうと今回の選択と相成った。ところで、以前にも書いたがベトナム国産バイクを知るベトナム人は圧倒的に少数派であったが、ここへ来て昨年以降、これらメーカーの宣伝が功を奏し、徐々に知られるようになってきた。事実、現地の大型量販店やデパートで、彼らのバイクの販促がしばしば開かれ見かけるようになった。

しかし、残念ながら購入にはなかなか結びつかないのが実情のようだ。うちのスタッフに国産バイクについて尋ねたところ、買って3ヶ月くらいはなんの遜色も無く調子よく走るそうだが、その後に掛かる維持費が膨大で、結果的に安物買いの銭失いということになるらしく、貧しい世帯でももう少し辛抱しお金を貯め、日本製の廉価版バイクを買い求めるとのこと。恐らく今後も国産と外資系メーカーとの市場の差は埋まらないだろう。何と言ってもバイクの代名詞が既に“ホンダ”になっていて「このホンダ 君のホンダ?!」なんて会話が普通になされるこの国で、国産メーカーの市場奪還は夢の亦夢ではなかろうか。

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