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2008/03/05

「ヴァージン・アトランティック航空」ヤリますねぇ~!バイオ燃料で先を越された!

以前、確か11月の掲出でCO2の削減に向けたいくつかの議論を紹介した。
その際、CO2削減に有効でかつサスティナブル(持続可能)である事、何よりも食糧供給に影響を与えない点を考慮した「エネルギーの開発」について、それを示唆しながら触れた。

現実に、先行しているのは、「椰子の実」を軸にした開発である。
次が「ココナツの実」である。多くの油脂は「ココナツ油」と「石鹸」に使用した後、大半を捨てている。これを精製すれば「C重油」と同じ程度の燃焼エネルギーを得る事ができる。難点は微細な「カス」が混じる事、加えて「低温で固形化」する事である。

これを効果的に使用するには、「噴射ノズル」の改良が不可欠で、かつ微量でも微細なカスをどのように除去するかの課題が残されている。

しかし、誰かが実際に使用してみないと技術は進化しない。
日本の繊維の加工技術に支えられた「中空糸レーヨン」がある。
これを転用した「繊維素材」は「泥水を真水に変える」フィルター機能を保っている。

先進国が有する先端技術を提供し合えば、世界の燃料事情を一変させるだけの技術資産とその発展の可能性を秘めている。
その「『絵に描いた餅』みたいな話だ!」と、半ばバカにされ、悪意に満ちた雑言を浴び揶揄されてきた「バイオ燃料」を実際に活用する勇気ある経営者が現れた事は実に興味深い。覚醒させられた思いがする。

リチャード・ブランソン氏が自ら創出し率いる「ヴァージン・アトランティック航空」は、やはり様々な事で意欲的だった。
その決断と勇気に熱い拍手を贈りたい。

大陸間横断気球洋上飛行に挑戦し成功させたブランソン氏ならではとも考える。
今後を熱く見守りたい。
世界の産業界は、冷静にこの事実を受け止め考えて貰いたい。

満を侍して、日本経済新聞のネットから引用紹介しておきたい。

引用開始→ (2/25)ヴァージン航空、バイオ燃料による航空機の飛行を実施  (日経NET)
発表日:2008年2月25日

ヴァージン アトランティック航空

世界初、バイオ燃料による航空機の飛行を実施

~バイオ燃料には、ババスオイルとココナッツオイルを使用~

ヴァージン アトランティック航空(日本支社長:ポール・サンズ/日本支社:東京都港区南青山)は、2008年2月24日、世界で初めて、バイオ燃料によるボーイング社B747型機の試験飛行を実施しました。

これにより、当社は再生可能な燃料による航空機でのフライトを実現した、世界で最初の航空会社となりました。ボーイング社、GE・アビエーション、インペリアム・リニューアブル社(Imperium Renewable)との共同で実施された今回の飛行は、当社が推進する環境に与える影響を軽減するための対策のひとつであり、航空会社やボーイング社が取り組んでいる将来のサスティナブル(持続的利用可能)な航空燃料開発の一環です。

ヴァージン アトランティック航空のフライトVS811P便(機体番号:GV-WOW)は、ババスオイルとココナッツオイルから作られたバイオ燃料を使用しています。これらのオイルは環境的にも社会的にも持続的利用が可能な原料で、リップバームやシェービングクリームなど日用化粧品にも使用されています。また主となる食用作物とは競合せず、ババスやココナッツの実は現存する成熟した植林地から収穫されるため、環境にも配慮されています。さらに航空機やエンジンを改良することなく、航空燃料として利用できます。

試験飛行は、ヴァージン アトランティック航空のチーフ・ボーイング・パイロットであるジェオフ・アンドレアセン(Geoff Andreasen)機長を含む合計5名が搭乗し、2008年2月24日(日)11:34(現地時刻)にロンドン・ヒースロー空港から飛び立ち、アムステルダムに12:14(現地時間)に到着しました。飛行中、同乗のテクニカルアドバイザーによりフライトデータが解読、記録され、のちにその結果が分析されます。

バイオ燃料による初飛行に際し、当社創設者のサー・リチャード・ブランソンはこう述べました。

「今日は航空業界全体にとって、躍進の日となるでしょう。ヴァージン アトランティック航空と今回のパートナー企業は、サスティナブルなバイオ燃料という新技術を用いての飛行を可能とし、従来のジェット燃料に替わる代替燃料を開発できることを立証しました。この初飛行はCO2排出削減について真摯に取り組む我々が、海藻のように持続可能な次世代のオイルを利用して航空機を運航する将来の燃料開発を続けることを可能としました。」

今回の飛行に際し、ボーイング社、GE・アビエーションズ、インペリアム社は広範囲にわたる実験を行い、地上におけるエンジンテストや、エネルギーの測定、飛行に用いるバイオ燃料の特性や性能について研究を行ってきました。当社は業界に先立ち、航空機の代替燃料を商業化する第一歩を踏み出しました。この結果は、当社をはじめ、ボーイング社、GE・アビエーション、インペリアム・リニューアブル社によって分析され、CO2排出削減のために次世代バイオ燃料の研究と開発に利用されるとともに、業界全体で情報を共有していきます。また、ボーイング社は今回の結果をもとに、今年後半に再度、試験飛行を実施する予定です。

ババスオイルは、ブラジル原産のババスの樹木から取れる実から、抽出されています。ババスの実は薬品や化粧品の原料として使用されており、葉は屋根や紙の原料としてホルダーやバッグ、石鹸箱などに加工されています。ココナッツオイルは、バイオディーゼル燃料を含む、様々な用途に使用されています。ほとんどのココナッツプランテーションは、成熟した植林地であり、森林破壊に繋がる危険はありません。
(C) 2008 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.  ←引用終わり

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