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2008/06/24

バンコクでセミナー開催!準備中にタイの政治は曲がり角?

タイへ行きます。

Thainfl「コラコラコラム」主宰者は、次週1週間は完全にバンコク滞在です。タイ王国政府商務省貿易振興局の招聘により、首都バンコクで開催の「市場開発研究特別講義(セミナー)」6講義(集中講義)のうち半分の3講義(集中講義)を担当するためですが、事前配布テキスト資料の編成を行っているうちに、ナンとまぁ、タイの政治も忙しくなり始めたようで、首相府の前は突出した市民派と呼ばれる反サマック首相勢力(野党陣営:反タクシン派)に攻囲されているようです。

お隣の韓国に倣ってか、首相府は完全に攻囲されているとの事。この中で、首相府相(大臣がいる:官房長官の役回りってところ)は、責任をとり辞任したらしい。しかし、バンコクの中流市民層は、その程度ではダメ!って事らしい。

何よりも不正の山を築いたタクシン元首相の一派「子飼いの現首相サマック」が、巧妙な選挙でローカル地域では買収に次ぐ買収を繰り広げた結果、ローカル票獲得で与党は圧勝し、更に連立与党を仕組んだものですから、昨年、市民派と連携した国軍クーデターにより、バンコクの政治を綺麗にしたにも関わらず、自らの復権を狙うタクシン元首相は、クーデターにより失脚し自らのポケットマネーで構築してきた、いわゆるタクシン党を解散したものの、そこは稀代の策士らしく子飼いの「サマック現首相」に新政党をでっち上げさせ、選挙では豊富なポケットマネーにモノを言わせた「実弾戦」を徹底展開した結果、ローカルでは圧勝したという。つまりカネで票を買ったワケである。

これに、バンコクの中流階層主体の市民派は「怒り」を示していたが、ここに来て、どうやらタクシン元首相の復権に向けた露骨な画策が国政の上で始められたらしい。まずは、没収中のタクシン元首相の全財産(基本的には不正蓄財の山だそうな!)を、没収解除し本人へ戻すとの事が当面の山というか目標と噂されている。次は、この不正蓄財の山を築いたカネまみれのタクシン元首相を復権させるのが次の山と噂されている。タクシンは復権すると、得意絶頂の面(ツラ)で亡命先からタイへ帰国し、まず後方から腐敗金権政治を展開する事だろう。次々にカネとポストで人を釣る方法で、タクシン王国の再建を目指すようである。

ついには、自分たちのボスのために、ナンと「憲法を改正して」って画策まで登場するや、市民派はビックリ仰天!アングリ・グチアングリー状態との事。ここで、この事態に対し激しいオブジェクションを提起するに至ったってワケだ。

これには、タイ王国軍も面白くない。(おそらく王宮も)面白くない(と考えているのでは?)と推測されている。

報じられる範囲では、反タクシン派は首相府前を攻囲し、鳥籠を模した籠にタクシンの写真を閉じこめ、象徴的な状況を創出し気勢を上げているとの事。

引用開始→ 反タクシン派が再浮上、タイ首相の退陣求め座り込み続く  (讀賣On Line)

2008062130102561nyomiバンコクの首相府前でタクシン元首相の写真を鳥かごに入れ、復権に反対するデモ参加者=尾崎孝撮影
【バンコク=田原徳容】タイのサマック首相退陣などを求める反政府勢力は、21日も首都バンコクの首相府前に座り込み、抗議集会を続けた。

軍事クーデター後の軍主導暫定体制から2月に民政復帰を果たしたばかりのタイが、再びクーデター前夜と同様の混迷に陥ろうとしている背景には、政治的復権をもくろむうわさの絶えないタクシン元首相の存在がある。

反政府勢力の中核をなす市民団体、「市民グループ連合(PAD)」指導者のひとり、チャムロン・シームワン氏は21日、首相府前で、「内閣総辞職の要求を繰り返す」と述べ、不退転の決意を強調した。

中産階級や知識層の一般市民から成り、野党の支持も受けるPADは、2006年に汚職疑惑が浮上したタクシン政権の打倒を訴え、数万人規模のデモを先導。今回、再び動いたのは、昨年末の総選挙で圧勝したタクシン派政党「国民の力党」主導の連立与党が、露骨な“タクシン復権プラン”を始動させたからだ。

表向き政界引退を強調するタクシン氏だが、当面の狙いは、暫定体制下で凍結された計約650億バーツの資産を取り戻し、数々の汚職疑惑で訴追され有罪となる状況を回避することだ。

タクシン氏の意向をくむ連立与党は、昨年制定された新憲法を改正し、暫定体制の指示で同氏の汚職を立件した資産調査委員会の正当性を失わせようとした。また、各司法機関で同氏寄りの恣意(しい)的な人事異動を敢行した。

PADは、金権にまみれたタクシン時代の再来を懸念。5月の世論調査でサマック首相の支持率が2割弱に急落し、タクシン氏の元側近だった首相府相の不敬罪疑惑が浮上したことから、政権批判を一気に加速させ、首相府付近でのデモ活動を開始した。

旗色が悪くなった与党側は、憲法改正手続きを棚上げし、首相府相を解任。タクシン氏自身も首相府相を非難するなど、「一時的に事態の沈静化を図ろうとした」(外交筋)。しかし、サマック首相が、デモを強制的に排除すると表明し、反政府勢力のいっそうの反発を買うことになった。

反政府勢力側には、不介入を強調する軍部の後ろ盾があるとされ、クーデター前夜と同様の構図も浮かび上がる。今後、タクシン氏が、放言癖があり党内に理解者のいない首相を見限るとの見方もある。「汚職疑惑の裁判に立つことを了承する一方で、資産凍結の一部解除を可能にしてもらう」との交渉が関係者間で秘密裏に進められているとの情報もある。
(2008年6月21日23時43分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.  ←引用終わり

引用開始→ タイ首相、退陣要求に「屈するつもりはない」…テレビ演説  (讀賣On Line)

【バンコク=田原徳容】タイのサマック首相は22日、テレビ演説し、首相退陣などを求める反政府勢力が首相府前で大規模な抗議活動を続けていることに対し、「屈するつもりはない」と述べ、辞任する考えがないことを強調した。

抗議活動を強制排除する可能性については、「国民の忍耐が切れ、政府が何らかの対応を求められるまでは、国家のために我慢する」と述べた。

反政府勢力は22日も座り込みを続け、内閣総辞職などを要求する集会を断続的に展開した。

これに対し首相は、「(反政府勢力が非難してきた)憲法改正の手続きは止めており、不敬罪疑惑が指摘された首相府相も辞任した。それなのに抗議が続いている」と不満を表明。また、サマック政権を裏で操っているとされるタクシン元首相について、「憲法改正とは無関係だ。彼への批判は反政府勢力の個人的な恨みに過ぎない」と言い切った。

一方、野党・民主党が18日に提出した首相と閣僚7人に対する不信任案は、24、25日に下院で審議される見込みだ。不信任案は、下院(定数480)の過半数の賛成で可決される。

下院は現在、サマック首相が党首を務める「国民の力党」を軸とした連立6与党の議席が約3分の2を占めており、連立離脱などの動きがない限り、否決される見通しだ。
(2008年6月22日20時14分  読売新聞)
Copyright © The Yomiuri Shimbun.  ←引用終わり

この記事は↑、下院議決についての説明で明らかに論理矛盾がありますが、引用紹介ですから著作者の記述を尊重し手を加える事は致しません。但し、この注釈を併記致します。

穏やかな政治闘争のバンコクの政治風景とそれに伴う経済状況を、この間の時間を利用して、久々にじっくり見聞してみたいと考えています。

タイが柔らかな不穏とでも言うべきか、この種の空気ですが、国境を接する隣国マレーシアは、アブドラ現首相の政策をマハティール前首相が全面批判する構図となり、マハティール前首相は自らが育て上げた「政権与党」を離党する行動に出た事で、一気に緊迫の度合いが高まったようである。「アブドラ政権は、保たないのではないか!?」と人の口には戸を立てられず、巷間では現政権の先行きを怪しむ空気が支配的になりつつあるとの話である。

いずれもASEANの優等生であり、ASEAN地域のリーダー国である。政策混乱が生じて、全てが無くなるなどという事にならないよう、頑張って踏み止まって貰いたい。

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