« カタカナ不動産、ゼネコン、カネカシ(ハガシ)、次に潰れるのはドォ~レ? | トップページ | 難しいねぇ~!マンション開発!?どこも経営が危ないらしいからねぇ! »

2008/08/15

「第二次世界大戦」へ日本が追い込まれた理由を1935年~1945年の公開公文書で考える!

63回目の敗戦の日(決して『終戦の日』ではない)に改めて考える。

グルジアがロシアに強いられた、南オセチア自治州を巡る「グルジア戦争」を見せられ、改めて戦争が企図される背景や理由について、冷静に考えてみようと思った。
戦争の発端は、必ず、「ヒトとヒトの啀み合いがあり、それへの対処」が直接の引き金になり始まるのが一般的に信じられている説だ。
しかし、事実はそう単純なモノではない。基本的には地域利益の獲得あるいは配分が先にあり、それらを巧妙に入手する事を企図する側が相手の気分を斟酌するワケもなく、周辺の利害関係者の利益や考え方など一切の考慮もせず、自らの利益の極大化を獲得するために、様々な仕掛けを巧妙に行った上で、引き金にかけた指を働かせるよう仕向けるワケだ。地域のヒトとヒトを対立感情へ煽り立てる事で始まるのが正しい見方である。
熱い戦争の陰には、必ず、後ろで大儲けしほくそ笑む集団が存在するのだ。

日露戦争は、日本、とりわけ近代日本には「英雄的戦争」と位置づけられている。日本と露西亜の戦争で日本が勝利を収める事がロシア革命の引き金になり、「帝政露西亜のロマノフ王朝」は倒された。露西亜との戦争費用で日本国債を買い支えたのは「ロスチャイルド」で日本から膨大な利息を巻き上げている。「ロスチャイルド」は日本の鉄道建設でも「カネカシ」の本領を発揮してきた。
「ロスチャイルド」は、何よりも「帝政露西亜のロマノフ王朝」を倒す事に目的があり、そのための手段は問わなかった。目的どおり「帝政露西亜のロマノフ王朝」は倒れたものの、その後の「ソ連邦帝国」の君臨で「ロスチャイルド」が予定したシナリオは少々狂ったようだが、80年ほど堪え忍び辛抱した甲斐もあり、最近は天然資源でガッポリってところだと風の噂を耳にする。

ナンの事はない、平たく言えば、日本は「帝政露西亜のロマノフ王朝」相手に「ロスチャイルド」の金儲けに動員利用されたって事じゃないか。
その後、第二次世界大戦へ引き込まれ、姑息な「ソ連邦帝国」による1週間の戦争で「南樺太」はもとより「北方領土」も占領され、「満州国」は取り上げられ蹴り出されたではないか。
勿論、「ロスチャイルド」が「第二次世界大戦」で、自らの出自と利益のために「米国」を中心とした「連合国」に与したのは歴史が示す事実である。

外交資料は、日本の近代史の一部を冷静な事実として語っている。
雄弁な主張が、日本の近代史や今後の方向を規定するモノではない。
まず議論の土台を構築するために「事実の確認」と「問題の所在」。そして「用語の確認」を共有化する必要がある。

先日、敗戦の時期を回顧し記述した「東条英機の記述」ともいえる文書が出てきたと、新聞各紙を始め報道各社が一斉に報じた。
「東条英機」の心情が綴られ興味深かったが、大枠の人物評を書き換えるほどの中身は見当たらなかった。
何よりも、従前からの「東条英機」評が強化され「ヤッパリ!」と納得し得心を得る要素の方が高く多い中身だった。
余談ながら、写真から窺う範囲のモノでは「東条英機」の顔(特に眼)には特徴がある。自信に満ちた顔(眼)の奥に、とてつもない「狭さ」が見え隠れしている。
丸ブチのメガネをかけているから、眼球の奥に潜む光芒を十分に読み取る事はできないが、「思考狭搾」とでもいうか表現は難しいが、写真が映し出した表情は(狭搾思考の)自信に満たされた内面の薄笑いを切り取り見せている。「偏狭な人物」との印象を強める効果がある。
これまで、不思議な写真だ、不思議な表情の写真だ、不思議な表情を見せる人物だ。
この印象が強かった。「東条英機」の写真から受ける印象はズッと変わらなかった。
しかし、先日、遺した文書の一部が公開され報じられた一部の文書を読み進むにつれ、「なるほどなぁ~」と変に納得(得心)させられた。印象は強固になった。

「東条英機」は、自分を中心にした世界に君臨する事を描き続けた人物なのか?
世界を冷静に見渡す事ができない人物の典型のようだ。
「精神論」が全てを規定するという「妄想」がこの人物の思考基底にあり、それが全てというかあらゆる社会観を規定し支配しているように見える。
「帝国臣民」というか「日本人」は悲劇である。
この人物の思考回路により、戦争の途へ引き込まれ「数多の尊い人命が失われた」わけだから。

もう一人、見落とせない人物は、「松岡洋右」である。
この人物の「偏狭さと頑迷固陋さ」は、「東条英機」といい勝負だ。
「松岡洋右」のような人物に、外交を一手に預け(情報統制された事で)「英雄視」し、「日本」というか「帝国」の外交を切り開く事ができる唯一の人物との期待した事が、当時の致命的な間違いではなかったかと考える。
松岡洋右は近代の社会では、米国留学での皿洗いアルバイトで生命を維持し苦学した事が、苦労人松岡洋右のイメージ形成を為し、米国社会の隅々を知る人物との美風を形成させる事に成功している。
確かに松岡洋右は米国社会の底辺のゴミやら汚れを知っていたかも知れない。その除去方法の知恵程度は得ていたかも知れない。
しかし松岡洋右は、ワシントンの政治論理や東部エスタブリッシュメントの思考論理、何よりもユダヤ社会の思考論理を会得していたとは言い難い。
加えて、当時の米国の「産業の生産力」を実態として理解し、「日本」のというか「帝国」の「産業の生産力」を比較思考する思考論理を保持していたようには見受けられない。

松岡洋右の米国社会観は、皿洗いで苦労させられた経験が基底にあり、そこから抜け出し「日本」のというか「帝国」の外務大臣に昇り詰め自己実現を果たした事による満足感が全ての思考論理を規定したのではないか。

松岡洋右は、満州国に対する国際社会の非難で有効な知恵や知略を伴う議論もできず「国際連盟脱退」を宣言し、国際社会での孤立を推進した。また「日独伊三国軍事同盟」締結を推進し国際社会で一層の孤立を推し進めた。最後に「日米交渉の最初の妥協点(合意)」を自分に相談がなかったとの一言で蹴ってしまい、最終的に日米戦争への途へ追い込んだ。
松岡洋右が一人で、日米戦争というか第二次世界大戦への途を推し進めたとは言わないが、「東条英機」といい「松岡洋右」といい、いずれも単細胞の思考論理である。
当時の社会で、こんな事を一言でも漏らそうモノなら、「特高警察」に踏み込まれ吊し上げられ帰らぬ人となるワケだが、いまは、幸いにして「言論の自由」は確約・担保されている。
従って、「国や社会の安全」は責任を伴う自由な言論が保障され、間違い(と思う事)を論理的に批判できる「公正さや公平さ」が重要なポイントである。

「事実の確認」と「問題の所在」を考えない二人の無謀な「思い上がり」が、自己満足の思考論理に陥り嵌り込み、結果として破滅への途を選択し、その途を強制し国を破壊したと考えるのは自然ではないか。
その意味において、「無条件降伏」を選択した「日本」あるいは「帝国」が、自らの戦争総括として「この二人」を自らの手で裁けなかった事は、例え結果は同じであったとしてもGHQの東京裁判により判じられてしまった事で、今日に至る日本の現代史思考上の論理的混乱のタネになっていると言えなくもない。また「国家観喪失」の要因を形成しているのではないか。

「東条英機」と「松岡洋右」に代表される「狭窄思考」が、「日本」というか「帝国」を破滅に追いやり数多の尊い人命を失わせたと考える。
歴史に、「もし」が許容されるなら、「日本」と「日本人」は、改めて「第二次世界大戦」へ追い込まれた歴史的事実という「事実の確認」と「問題の所在」を冷静に自らの問題として捉え返し思考する事が必要ではないか。

現在、「国立公文書館」は様々な外交文書(公文書)の記録を公開している。
外務省も、関係する文書の編纂整理と、その目次に該当する文書の公開をしている。

いつまで、下記のURLが有効(公開される)か分かりかねるが、リンクを貼り付けておきます。まだまだ暑い夏ですが、1930年代から1945年に至る道筋を振り返る事ができます。
国を指導する立場の人物について、市井の市民が考えなければならない素養を考える指標にもなり得ると考えます。
「事実の確認」、「問題の所在」という観点で捉え返す機会にしたいと考えます。

国立公文書館 アジア歴史資料センター:http://www.jacar.go.jp/

公文書に見る日米交渉:http://www.jacar.go.jp/nichibei/index.html

条約と御署名原本に見る近代日本史:http://www.jacar.go.jp/goshomei/index.html

外務本省『日本の外交文書』昭和期Ⅱ第一部第四巻(上・下)[昭和10年対中国関係]:
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/bunsho/h17_2.html

外務本省『日本外交文書』昭和期Ⅱ第一部第五巻(上・下)[昭和11-12年7月対中国関係]:http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/bunsho/h19_2.html#1-1

外務本省『日本外交文書』昭和期Ⅱ第二部第五巻(昭和11年対欧米・国際関係):
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/bunsho/h18_2.html

外務本省「サンフランシスコ平和条約 準備対策」:
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/bunsho/h17.html

外務本省「サンフランシスコ平和条約 対米交渉」:
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/bunsho/h18.html

|

« カタカナ不動産、ゼネコン、カネカシ(ハガシ)、次に潰れるのはドォ~レ? | トップページ | 難しいねぇ~!マンション開発!?どこも経営が危ないらしいからねぇ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« カタカナ不動産、ゼネコン、カネカシ(ハガシ)、次に潰れるのはドォ~レ? | トップページ | 難しいねぇ~!マンション開発!?どこも経営が危ないらしいからねぇ! »