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2009/02/23

近鉄・奈良/伊勢志摩=山陽・姫路 2010年3月に近鉄新車両で直通特急運転開始へ!

「阪神なんば線」の開業まで1ヶ月を切ったが、一年後を目処に「近鉄」は「阪神なんば線・阪神本線・神戸高速鉄道・山陽電鉄線」を経由し、山陽・姫路と近鉄・奈良/伊勢志摩の直通特急を開設するための準備に入る事を発表。

既に発表している「阪神なんば線経由」の三宮と奈良の所要時間が60分~70分のようだから、姫路と奈良は2時間弱で考えているのだろう。姫路と伊勢は4時間弱で結ぶ計算になるか、志摩へは30分ほどプラスして4時間30分前後になるのかな。

播州の悪ガキドモが、姫路から奈良と伊勢方面への修学旅行で、味遭わされたSLに牽引された車両で関西本線や参宮線のトンネルでの難行苦行をよそに、大阪の小学生達は、近鉄の特急電車(修学旅行生仕様車両)で、実に小綺麗に奈良や伊勢を旅行していた。
あの時、あの頃の、悔しい「想い出」が解消されるワケである。

「コラコラコラム」2008年7月10日のスレッド記述
阪神なんば線経由、姫路奈良・伊勢(志摩)直通運転へ、そのうち名古屋へもか?
     http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2008/07/post_727b.html

上記のスレッドを打ち出した。7月9日に、近鉄が構想を発表した事を受けた記事を素にネタとして上げた。

それから、7ヶ月が過ぎ、本格的な調査に着手し車両を新造する事まで発表したワケだ。
軌道間は同じ標準軌でも近鉄の車両は山陽電鉄や阪神電鉄の車両より少し長い。そのままでは、山陽電鉄の車両限界を超える可能性がある。
山陽電鉄は播州の田舎を走るローカル私鉄に過ぎないが、電圧も山陽電鉄は1500Vだし、ATSもきめ細かく配備して設備面では都市型鉄道である。従って、大阪・神戸間を結ぶ「阪神電鉄」と対等に相互乗り入れしても見劣りしない。近鉄よりも一部の面では進んでいる部分もある。
しかし、敷設時に投じた設備(路線に基づくカーブなど)は、改良しようにも限度がある。
一番、困難を伴うのは、舞子公園駅西側でJR神戸線(山陽本線)を跨ぐ跨線橋カーブは改良しようがない。同じく、須磨駅から須磨寺を経て月見山へ至る連続カーブは改良しようにも不可能である。
次に神戸高速線の線路使用頻度限界(新開地=高速神戸)もある。ラッシュ時の捌きは人間技を超えた神技かと思える使用(占有)だ。
時折神戸へ戻った際に利用する都度、感心させられる。

現在、山陽・姫路と山陽・明石は特急電車(山陽車両も阪神車両も)は、原則1時間に4本(15分ごと)、距離40キロ弱・基本停車駅4駅を29分~30分走行(表定速度80km/h)になっている。対抗馬のJRの新快速電車が途中2駅停車の平均22分~24分で走行(表定速度110km/h)だから、基盤を考えると遜色なく対抗しているといえる。
以前は、山陽・姫路と山陽・明石は特急電車(山陽車両)で40分を要していた。
阪神本線の特急電車も阪急神戸線の特急電車も、特急の平均表定速度は60km/hである、阪急京都線の最速特急電車もほぼ60km/hである。
だから、山陽の特急は姫路と明石の間では頑張っているのだ。

しかし、山陽電鉄の路線は、明石を過ぎ東へ向かうと、舞子公園駅西側のJR跨線橋、霞ヶ丘駅(旧・歌敷山駅)での線路配置などウィークポイントが現れる。それでも垂水までならJRと遜色なく勝負している。

垂水区を越えて須磨区へ入ると、住宅密集地の中を線路は右へ左へカーブするため、急激に速度が落ちる。須磨区内で板宿駅(神戸市営地下鉄・西神線接続駅)を絶対停車駅にしたため、もう三宮まで各駅停車状態で、結局、明石から三宮まで30分を要してしまう。
本当なら22分程度で走行できるのだが。これが、神戸高速線の限界に制約されるのである。

須磨区内で左右に連続する狭小なカーブを、近鉄の現存車両が車両限界を無視し円弧を描く事は難しかろう。

従って、山陽電鉄線内を快適に走行できる「新造車両」という事になるワケだ。
基本的に、山陽電鉄の車両と阪神電鉄の車両は車両長がよく似ている。従って何らの問題も生じない。実をいえば阪急の神戸線宝塚線(神宝線)車両も車両長は似通っている。
だから、神戸高速線への相互乗り入れでは、列車無線(当初はなし)、信号・ATSと電圧(阪急・阪神)の昇圧で解決できたのである。
いまは、列車コントロールが高度にプログラム化されているため、四社に跨る対応は手間が掛かるだろうから、全てに対処できる専用車両を新造する方が早いだろう。

まぁ、あと1年、待ってみよう!待つことにしよう!
走り始めたら、ワザワザ姫路まで戻り、乗車してみよう。

引用開始→ 姫路-伊勢志摩直通を 近鉄が山電への乗り入れ調査 
(神戸新聞NEWS 2009/2/22  09:40)

三月二十日の阪神なんば線開通で奈良から同線経由で阪神三宮まで乗り入れする近畿日本鉄道は、二〇一〇年春実現を目指す山陽電気鉄道乗り入れに向け準備を本格化させる。山電側の線路や橋りょうなど、安全運行に向けた調査に乗り出すほか、山電の規格に合う新しい特急電車を設計・発注する。奈良に加え、一〇年春を目標に伊勢志摩(三重県)からの直通運転も目指す。

山電と阪神はすでに相互乗り入れしており、なんば線開通で姫路から、近鉄が走る奈良や伊勢志摩までレールがつながる。ただ近鉄と山電は車両や施設、安全設備の規格などが違い、実現には新しい車両が必要。近鉄は来年三月のダイヤ改正時の乗り入れに向け、各社との協議も急ぐ。

近鉄は、JRを除く鉄道会社では国内最大の路線網を持つが、山間部も多く鉄道の利用増が見込みにくい。山電乗り入れで、世界文化遺産・国宝の姫路城と古都・奈良を結ぶ観光路線としてPRするほか、同社が開発した伊勢志摩の行楽施設や、一〇年以降に相次ぐ平城京遷都千三百年や伊勢神宮の式年遷宮などを兵庫にもアピールする。

同社幹部は「沿線で大型イベントもあるので、一刻も早く乗り入れを実現させたい」としている。(西井由比子)←引用終わり
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コメント

はじめまして。
姫路から伊勢志摩までの直通運行、勝算はありと思います。
車両も、阪神線内の車両限界をクリアしているのならば、山陽線内もクリアできている者と考えられます。というのは、山陽線では、戦後運輸省の車両割当で鉄道省モハ63型の割当を受けるために明石以東の車両限界の拡幅が行われ、20m車の入線が可能となっていたと思います。
なので、あとはATSなどの機器面等の様々な調整のみで直通は可能と思います。

投稿: おしゃまんべ | 2013/10/11 06:45

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