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2009/07/22

国益を守るなら、フランス政府は「エールフランス」への支援が必要だ!

エールフランスは、国営航空会社なのだから、フランス政府は放置しないだろうけれど。

先日、日本航空が「国に財政支援」を求めた。
それに対し、様々な意見が飛び交っていたけれど、世界の人的交流、物的交流を支え保障しているのは何かを真剣に考える事が必要だ。

国際キャリーが存在して初めて、ヒトもモノも短時間に交流できる。
それを支えているのは、各国の民間定期航空事業会社である。
それぞれの国で、それぞれの民間航空が存在するのは、それぞれの国が他国と貿易する上で「ヒトとモノ」の交流を欠かせられないからである。

世界市場を目指す「観光産業」は、いまや民間国際定期航空事業なしでは成立しない。

しかしながら、一昨年夏に米国のサブプライム・ローンという「オバケ・バブル」が予想どおり破綻し、その流れに適切な対応をしなかったブッシュ政権の無能さが災いし、昨秋は、リーマン・ブラザーズが、事前の予想どおり画に描いたような方法で破綻した。
その瞬間に、世界の金融は「疑心暗疑」に陥り停滞し、金融パニックは瞬く間に世界市場を呑み込んだ。

ヒトの交流は勿論、モノの交流も停滞している。
原油は、一時的に低下傾向を見せたが、またぞろ高値を窺うかのような動きだ。

この経済状況で、特に国際線を定期運航する民間定期航空事業者は破綻の淵に立たされている。
日本航空も全日空も同じである。

日本では、日本航空は国に駆け込み、全日空は資本市場へ支援を求めた。
この選択の違いが、日本航空を叩こうとする側からは、猛烈な批判が沸き上がっている。
いわく「不公平である!」。いわく「日本航空は経営努力が足りない!」。
ナンとでも言え! ナンとでも自由に言え! 潰れてしまったら元も子もない事を忘れるな!と言いたい。
民間定期航空事業者は、そのいずれもが「国益」を背に毎日毎便、世界へ向けて飛んでいるのだ。それを忘れないで貰いたい。

大体、米国はカーター政権の尻馬に乗せられて、航空自由化を無秩序無制限に推し進めた事が、今日の混乱の最大要因ではないか。
米国の航空会社は、一時、自由化の波を受けて「民間定期航空事業」への新規参入で沸き上がったが、その後はどうだ?
まともな会社までが経営危機に追い込まれ、青息吐息どころか息も絶え絶えじゃないか。
極端な自由化で「適切共存」を欠くと、市場も顧客もサービスも愚かな潰し合いの結果結果は「大統合の嵐」に見舞われ、最後は勝ち残った事業者に、市場と顧客は、オモチャにされるだけではないか?

今回の金融危機を機に、とりわけ国際定期運航を担う民間定期航空事業者は、秩序のある事業基盤造りに向けた動きをする方がよい。
何も全てが、自由化一辺倒では、そのうち、「世界はゴミの山」になる事だろう。

引用開始→ エールフランス、1年以内に運転資金不足の可能性=報道
(Thomson Reuters 2009/07/19.)

7月17日、仏レゼコー紙は、エールフランスKLMが1年以内に運転資金不足に陥る可能性があると報道。

[パリ17日 ロイター] 17日付の仏レゼコー紙によると、エールフランスKLM<AIRF.PA>は、航空旅客数の状況が改善せず、原油価格が再び高値をつけた場合、予想以上に損失が膨らみ1年以内に運転資金不足に陥る可能性がある。

ゼコー紙は、会計事務所Secafiがまとめたリポートを引用。それによると、最悪の場合、エールフランスの2009/10年度の損失は、2008/09年度の損失額である1億2900万ユーロ(1億8200万ドル)を上回り、運転資金が1年以内に不足する可能性がある。

エールフランスからのコメントは得られていない。

リポートによると、原油価格が1バレル70ドルに達し、航空旅客数の状況が改善しない場合、2009年にエールフランスの売上高は9・5%減少し、運転資金が150万ユーロ減少する可能性がある。

Secafiはリポートで「転換社債を考慮したとしても、1年以内に資金不足になる。エールフランスKLMのグループ全体では、状況はより深刻だ」と指摘した。

エールフランスは6月に、航空機購入のために転換社債の発行で6億6100万ユーロを調達した。←引用終わり
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