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2011/01/04

2011年の「福袋」商戦を眺めてみると

「福袋」の売り上げが好調らしい。

「節約疲れ」の反動だという声もあるが、小売市場で「商品」が勢いよく売れるのは好いことだ。
「福袋」は、「宝くじ」みたいなところに魅力があるのだが、
最近は、「福袋」の中身が分からなければ売れないとの事だ。

「そんなバカな」と思うのは、ご自由だが、実際にはそうらいし。

大勢で仲間を組んで「福袋」ゲットツアーに出かけるのが、近年の流行だという。

大勢で出かけるのは、
 ①開店待ちまでの時間を楽しく過ごせる。
 ②気の合う仲間とゲットした「福袋」の中身を交換できる。
 ③ゲットした「福袋」の商品を着用し仲間内の集まりで盛り上がる事ができる。
 ④「福袋」には多くの効果がある。
と、物知りはワケ知り顔で口にする。

「福袋」を考え出した御仁はどのような願いを込めたのだろうか。

いつの頃からか、「福袋」は、年末の商戦と年始のセールを埋めるようになった。
持ち越し在庫品の中から、比較的商品価値の高いモノを軸に、処分品を含めたモノを周辺に配し、「福袋」は形成されていた記憶がある。

正月明けの初売りで、「福袋」を大量に売りさばく。
買う側の顧客に、中身は見えないものの、袋の中には価格以上のモノが収められているため、「宝くじ」の要素があり「福袋」は「夢袋」でもあった。

しかし世の中は、「福袋」の中身が見えるように要求する声が多くなったという。
消費者の甘えでもあり、傲慢でもあるワケだが、消費市場こそは最大の競争社会であるため、「中身の見える『福袋』をうたう」事業者が現れ、いつの間にか「福袋」は「中身が見えるもの」が一般化されるようになった。

すると、今度は「福袋」そのものを企画する事業者が現れ、巧妙に計算された「商品」を埋め込むことで「福袋」で莫大な利益を得ようと試みるようになった。
これは、「福袋」が一種の「顧客還元」であった ”ほのぼの” としたモノではなく、事業利益を得る ”利益第一” に変質した事を顕したのであった。

次に現れたのは、当たり前の事かも知れないが「福袋」のインターネット予約や、インターネット販売である。
もう、これは「福袋」が ”ほのぼの” の領域で語れない ”利益第一” のビジネステーマである事を示している。

それもあり、「福袋」は一時期低迷を余儀なくされた。
それをして「節約志向」と解説して見せたりもしたが、ハッキリ言って、買い手である顧客を無視し「利益を優先」した事への反動が現れたに過ぎないのだが、その反省を踏まえ、2011年の「福袋」商戦は、宝くじ的な要素も加味した ”ほのぼの” 感と ”利益第一” の「企画商材」が混在する中で、好調に推移しているようである。  

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