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2013/08/02

日本でも100年前の義務教育は「尋常小学校」の10歳までだった

日本の教育は義務教育も含め「夏季休暇」です。
少し日本の義務教育について考えてみたいと思います。

100年前の日本は「義務教育」を受けないと、親は「罰則(犯罪でした)」を受けました。

その「義務教育」は「小学校教育」でした。
しかも、低学年(1年~4年)の「尋常小学校」だけが義務教育で、
高学年(5年~6年)の「高等小学校」は「義務教育」ではありませんでした。

労働力が不足していた事もあるでしょうが、11歳になると「義務教育」から解き放たれ、
社会へ出て職業に就き、生産に関わる分野で、例えば農業では親から教えられ、
職人の頭領から技術や行儀を鍛えられ、工場では見習い工として技術を仕込まれ、後に養成工となり、徐々に大成したとも言えます。
商業流通の分野では、商店へ丁稚として住み込み奉公する事で、商いとモノの流通を教えられ鍛えられるワケです。
オンナは、商家で住み込み下女になり3~5年、行儀見習い家事全般を教えられ、
そのまま商家の縁で何処かの誰かに娶られるか、郷里へ戻り誰かに娶られるかでした。
不幸なオンナは、家族が喰うために娼妓として身売りを余儀なくされ苦界に身を沈めるか、機会と器量や才覚に恵まれた者は芸妓として花柳界に身を置いたワケです。

オトコで、中学校、高等学校、予科、私立学校、師範学校、専門学校(大学)、高等商業学校(大学)、帝国大学へ進む者は恵まれた環境に身を置く者だけに許された事でした。

オンナで、女学校、高等女学校、女子師範学校(大学)、女子専門学校(大学)などへ進める者は、本当に恵まれた者だけに許される事でした。

日本人の大半の皆さんが、殊の外「教育に熱心」なのは、伝統的に形成された社会の仕組みというか構造による、学歴格差が社会的身分と所得格差を産む事を刷り込まれているからではないかと窺えます。
いわゆるサラリーマン「会社員という給与所得者」が形成され始めてから、ほぼ100年です。
(現在の就活戦線を目にするにつけ、その感慨は強くなる一方です)

ちなみに月額給与(1927年の資料)ですが、
三菱合名会社の帝大卒の給与は90円です。
同じく中学卒の給与は35円です。
同様に職人世帯の給与収入(平均)は23・52円です。
*夏目漱石が東京帝国大学を修え、松山中学の教師として赴任した際の給与は月額80円でした(但し校長の2倍です)。その2年後、熊本高校(現在の熊本大学)へ移籍した際には100円に上がり、さらに7年後、東京帝国大学の教授として戻った際は150円になり、そして4年後、東大を辞め朝日新聞へ移った際は200円を受領したと記録されています。

1906年の資料による年間収入ですが:
上流の上:2万円以上(戸数約812以上/0.0008%)
上流の中:2万円~5千円(戸数約10517以上/0.01%)
上流の下:5千円~3千円(戸数約16332以上/0.016%)
中流の上:3千円~2千円(戸数約25506以上/0.025%)
中流の下:2千円~1千円(戸数約102663以上/0.1%)
貧民の上:1千百円~4百円(戸数約556770以上/0.55%)
貧民の下:4百円未満(戸数約9393469以下/92.95%)  と記録された資料があります。

100年前の日本は、農業が主体であり、幼稚産業に分類されがちな軽工業生産と、発展途上の重工業で、基本構造は圧倒的に貧乏だったワケです。

同じ年の官公吏の所得は:
(文官)
勅任4023円 (上の下)
奏任1894円 (中の中)
判任581円   (貧の上)
雇傭303円  (貧の下)

(武官)
大将7786円 (上の中)
中将5137円 (上の中)
少将4109円 (上の下)

大佐3043円 (上の下)
中佐2302円 (中の上)
少佐2018円 (中の中)

大尉1286円 (中の下)
中尉920円  (貧の上)
少尉711円  (貧の上)
准士官731円 (貧の上)

(地方官吏)
市有給吏502円(貧の上)
町有給吏225円(貧の下)
府懸有給吏384円(貧の下)
郡有給吏344円(貧の下)

第43回主税局統計報告書による所得分野別分類では
田畑:28.41%
商業:22.42%
俸給給料手当歳費:16.01%
貸宅地及貸家10.66%
工業:5.84%
貸金預金其他利子:4.91%
庶業:3.11%
諸給興:1.86%
山林伐採:1.77%
牧養及採取業1.19%
鉱業:0.41%
原野其他土地:0.34%
労力:0.13%
其他所得:2.92%
と記録されています。

第1次産業のウェイトが高く全体の32%を占めています。
第2次産業のウェイトは案分推計で16%ほどを占めると考えます。
第3次産業は2次産業との案分推計も加え52%弱と考えます。

現在、日本全国津々浦々に至るまで、基本の基盤は変わることなく構築され張り巡らされています。それをもっと有効に活用しなければ意味がありませんね。

広島で16歳が引き起こした事件などを耳にしますと、どこかで何かが急激に毀され潰されているように思い致します。

(徐々に資料を加え、追加記述する予定です。お付き合い下さいますとありがたく存じます)

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