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2014/04/13

ウクライナ東部の「反暫定政権行動」の事態は収拾できず ロシアは欧州連合+米国と睨み合い

ウクライナの暫定政権は、ウクライナの欧州連合入りを目指し、激しい街頭行動や政府庁舎の占拠を敢行し、前政権を打倒した暫定政権(国民の信頼と支持を得ていない)である。
ウクライナは国民国家と云えば国民国家だが、実際には得体の知れない国家みたいな連合体だ。
西側はポーランドから派生した欧州人種が大手を振り、東側はロシア人(スラブ人)が大手を振り、その中にいくつもの少数民族を抱え、少数種族の主軸はタタール人のようだが。

それぞれは自己のアイデンティティを形成する宗教的価値観が異なる民族で人達である。
それが緩やかな連合を形成し「ウクライナ」という名の国民国家を形成していた。
しかしながら、時の流れに従うかのように従来は「善」であったモノやコトに対し疑義を提議し異議を唱える声が高まり、それらが「ウクライナ国家」体制への疑問として漂流し、やがては新たな価値観に基づく「新ウクライナ」を目指す流れとして激しい街頭行動を伴う実力闘争になった。
ウクライナの前政権は該当実力行動に対し治安部隊を投入し武力鎮圧に出た。
国家権力の解体を目指す一種の「革命行動」を徹底鎮圧し関係人の一斉逮捕など徹底しなかった。
それもあり、結局は歴史の筋書き通り打倒され放逐される事になった。
政府庁舎を占拠しても前政権を打倒し勝利したとする現在の暫定政権は、前の政権がどれほどウクライナの富を私腹したかを公開し、その腐敗ぶりを内外に見せつけた。
(こんなのは、いつも繰り返され、怒りを焚きつけるには有用だが、何の生産性も無い)

その昔ロシアから割譲されウクライナへ編入されたクリミア半島(クリミア自治共和国)では、住民の大多数を占めるロシア人が、空かさず「反暫定政権宣言」を出し「クリミアの帰属を決める『住民投票』を行い」、圧倒的多数で「ロシアへの帰属」が採択された。

プーチンによる迅速な対応へ、国際社会は囂々たる非難を行ってはみたものの、「後の祭りで何処吹く風」に過ぎない。

オバマは「対ロシア経済制裁」の実施をポーズとしても絞り出す必要に迫られ、G8からのロシア締め出し、ロシアの対外資産凍結などを宣言したものの、ロシアの対外資産なんてほとんどゼロに近いため、プーチンの圧勝で終わる。

しかしながらオバマは、ロシアというのは酷い国だ、プーチンは信用ならないと、国際社会へ向け喧伝する事には成功した(得るものは無いが)。

そこでロシアはどう出るか、ウクライナはどう行動するか、それを欧米の連合はどのような思考と行動を採るかを世界は注目している。

大方の予想どおり、ウクライナ東部のドネツクで、ロシア系住民による「反暫定政権」を掲げた街頭行動が始まり、日ごとに激しさを増し地方行政庁舎を占拠する事態に至り、自治権の拡大を求め、連邦制の採用を求める行動に出た。
「暫定政権」は期日を切り退去を求め、従わなければ治安部隊を投入し実力で排除すると宣言したが、少し前に自らの側が「政府庁舎」を占拠し前政権を打倒した事を忘れるのだから、そのバカバカしさを抑えられない。
国際社会の目を考え、「反暫定政権側」と「暫定政権」が話し合いをする事になり、いくつかの譲歩案を示したものの「反暫定政権側」に拒否され退去の日限は切れた。

欧米諸国は、「反暫定政権」を煽っているのはロシアから送り込まれた工作員の仕業だと、お決まりの非難を浴びせているが、それで事態が動くわけでは無い。

人工的にというか政治的意図を以て植民したり移住させ、既に定着してしまった地域でそれぞれの宗教的価値観や生活習俗あるいは文化的価値観を理解し尊重し合うほど人類は進化していない。
日本も、難しい混住条件を抱えている事を十分に理解しておく必要がある。

IMFは財政破綻の危機に瀕しているウクライナ救済を求めている。
G20は会合を開き、ウクライナ救済を議論し様々な支援を概念上では合意した。
(このG20会合に「ロシア」は経済制裁を科されながらメンバーとして出席している)
先進国クラブでもあり、同時にG7会合は「ウクライナ支援」の緊急性を確認したという。

お調子者の日本は安倍晋三の軽い乗りもあり、既に「1000億円」をウクライナへ無償支援すると国際社会へ表明している(バカかと考えるが)。
国際社会で「イイ顔」をしたい。
日本も財政破綻しかけているにも関わらず、日本国内のカネはまだある。稼げば良い。
与野党ともに平和ボケし、いま足下に及ぶ政府の財政危機を見ないまま、国民の財産を喰い千切って平気なようだ。
ボンボンの安倍晋三は果たして本当に優秀な政治家なのか?
「ウクライナ」の措置については、まず第一に手を出した「欧州連合」が責任を持つべきである。
集団的自衛権の策定で右顧左眄し彷徨し続ける日本が「打ち出の小槌」にされたり、持ち上げられて躍り出る事では無い。

引用開始→ ウクライナ東部 混乱広がる
(NHK NEWS 2014年4月13日7時01分)

ウクライナ東部では、ロシア系住民のデモ隊が州政府庁舎の占拠を続けるなか、新たに複数の都市で警察署が襲撃されたほか、一部では銃撃戦も起きるなど、混乱が広がっています。

ウクライナ東部のドネツクやルガンスクでは、ロシア系住民のデモ隊が自治権の拡大を求めて住民投票を実施するために州政府庁舎の占拠を続け、事態は長期化するおそれが出ています。

こうしたなか、ドネツクから北におよそ100キロのスラビャンスクで12日、マスクを付け武装した集団が警察署に押し入り、保管してあった数百丁の銃を持ち出して建物を占拠しました。

また、ウクライナ内務省によりますと、スラビャンスク周辺の別の都市でも、武装した集団が警察署に押し入ろうとして発砲し、警察官らが応戦する事態になったということです。
一方、ドネツクでは州の警察本部にロシア系住民のデモ隊およそ1000人が詰めかけ、暫定政権の下で就任したトップの辞任を求めました。

デモ隊は庁舎にドネツクの旗を掲げたり、中に入ろうとして責任者と口論になったりするなど一時、緊張が高まりましたが、警察官らが次々と建物の外に出てきてデモ隊を支持する意向を示すと、本部長もデモ隊の前に姿を現し、辞任する考えを示しました。

こうした事態を受け、トゥルチノフ大統領代行は対応策を協議するため、緊急の安全保障会議を招集しましたが、暫定政権が有効な手立てを打てないなか、自治権の拡大を求める東部では中央政権の求心力低下に歯止めがかからず、混乱が広がっています。←引用終わり
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引用開始→ ウクライナ 歩み寄りも打開の兆し見えず
(NHK NEWS 2014年4月12日19時20分)

ウクライナ東部では、2つの都市でロシア系住民のデモ隊が州政府の庁舎の占拠を続け、暫定政権側が歩み寄りの姿勢を見せて対話を呼びかけたあとも、一部のデモ隊が新たに治安機関の建物に押し入るなど、事態打開の兆しは見えていません。

ウクライナ東部のドネツクとルガンスクでは、ロシア系住民によるデモ隊が自治権の強化を求め、来月11日までに住民投票を実施するとして、1週間近くにわたって、州政府の建物を占拠しています。このうち、ドネツクでは、12日、建物の周りにロシア系住民が集まり、炊き出しをしたり紅茶を配ったりしてデモ隊を支援する動きも見られました。

これに対して、暫定政権のヤツェニューク首相は、地方分権を進めることや、法律を改正して地方での住民投票の実施を可能にすべきだという考えを示すなど、デモ隊の要求に歩み寄る姿勢を見せ、話し合いによる解決を模索しています。

しかし、デモ隊は、「暫定政権側は信用できない」として占拠を続けているほか、12日早朝には、数十人のデモ隊がドネツク市内の州の検察当局の建物に押し入り、一時占拠したということで、事態が打開する兆しは見えていません。←引用終わり
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