« JALがリージョナル・ジェット旅客機の強化へ進むか? | トップページ | 小保方晴子女史の「STAP細胞論文」騒動について総括的に考える »

2014/06/04

マル暴 闇の世界は簡単に引っ込まないってオハナシ

追い詰められると「闇夜のカラス」にもなれば、地下へ潜って姿を見せずにも。
でも警察にはリストがあるのだという。

暴力団って反社会的勢力の代表チャンピオンとも言えるが、
引用の記述にもあるように、最近の暴力団は公然と「市場」を狙っているという。

暴力団を追放すると「平和」で「安穏」とした社会が訪れたか、といえばそうでもない。
代わって「ハングレ」と称される有象無象の勢力が現れ嵩高くのさばる。

マチナカというかマチバには様々な「オイシイ・ネタ」が落ちているのだ。
普通に暮らす世界の人には見えない事が、彼らの耳目にはキャッチできるようで、直接的な関係性を有しない事に条件反応を与え、その中から必要な要素だけを切り取り、全く別の要素と組み合わせる事で、普通に暮らす常人が考えも着かない代物に変えてしまうという手品みたいな方法を合法的に編み出しているとか。

「金融」から「市場」へ触手を伸ばし、姿を見せないまま結構鋭い嗅覚で「マチバのネタ」を丁寧に拾い上げ「凌ぎ」にしているという。

その一端を紹介した記述とも言えます。ご参考までに!

引用開始→ 阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」
「反社」と「反市」と暗夜の一灯
(月刊ファクタ編集長ブログ2014年03月28日 [reuters])

「反社」とか「反市」と言われてピンとくる人は、まず金融関係者だろう。前者が暴力団やその追随者などの「反社会的勢力」、後者がハコ企業などで株価を吊り上げて売り逃げる「反市場勢力」の略である。いずれも後ろ暗い連中だが、定義が難しい。

公表こそしないが警察にそのリストがあり、そこに弁護士や記者が照会をかければ、それなりにカンがつかめた。ところが、鳴り物入りの暴対条例が腰折れになってから、警察もリスト照会に慎重になり、判断に困るケースが出てくるようになった。

山口組6代目の母体、弘道会への徹底した摘発で、暴力団はどこも地下へ潜り始めていて、反社も反市も警察の目の及ばないゾーンへ身を沈めている最中だ。それゆえ、世間一般や株式市場が考えている以上に、彼らの表社会への浸食は激しさを増している。

先日、ジャスダック市場に上場するA社について情報提供があり、「A社の取締役は反社の構成員だった経歴の持ち主」という内容だった。この取締役について調べてみると、東証マザーズ市場に上場する別の企業の代表取締役も兼任している。

そこでこの取締役の反社との関わりを調べたところ、金融機関のデータベースではこの人物が反社との関わりまでは確認できていないが、仕手筋などの“反市の一派”としてブラックリストに載っていることが判明した。反市の一派に名を連ねていれば、金融機関に新たに口座を開くことができなくなり、この取締役も金融機関の窓口に行くと「大変申し訳ありませんが」と丁重に口座開設を断られる。

この人物が役員となっている2つの上場企業は、すでに実体の乏しいハコ企業になっているとみられており、その点からも上場を維持させれば弊害も出てくるだろう。

そればかりではない。昨年から経営統合を目指していた中堅証券2社が、今年に入って統合を延期することを決めた。1社は上場企業で、もう1社は非上場だが、いずれも老舗で社会的な信用も低くはない。

ニュースリリースには「経営統合の諸条件について協議を継続する必要がある」とだけ記されており、統合延期の具体的な理由については一切沈黙し、広報担当者も「具体的な理由については開示していない」と言葉を濁すだけだ。

しかしこれは、すでに月刊誌FACTAで疑義を呈したとおり、片方の証券会社の株主に社会通念上、好ましくない個人株主が紛れ込んでいることがネックになったからだろう。この個人株主が、風俗業で大きな財を築き、その傍らで営む不動産業で大きな火災事故を起こして逮捕歴のある人物だったのだ。

この人物が株主に名を連ねていたのは、2つの証券会社のうち非上場会社の側である。非上場企業だから定款で株式の譲渡には制限が設けられている場合が多く、この証券会社の取締役会で株式譲渡の承認を受けていた公算が大きい。つまり“風俗王”が株主に加わることを、取締役会で承認していた可能性があるのだ。

反社会的勢力や反市場勢力を排除しなければならないはずの証券会社がこれでは、市場で示しがつくまい。中堅証券とは言え、経営統合によって規模が大きくなる金融機関が「株式市場で怪しげな勢力の意を汲んで動いているのではないか」と疑われただけで大きな問題だ。

同時に上場企業が反社や反市に食いつかれている現状を放置している取引所の審査体制も問題なしとしない。警察が知らん顔をして、新聞などのご用聞きメディアも沈黙、FACTAだけ「暗夜の一灯」というのはあまりに異常である。
(この記事は本日ロイターに配信したものです)

発行人 阿部重夫
編集長 阿部重夫
1948年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。73年に日本経済新聞社に記者として入社、東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て90年から論説委員兼編集委員、95~98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て退社し、ケンブリッジ大学客員研究員。 99~2003年に月刊誌「選択」編集長、05年11月にファクタ出版株式会社を設立した。←引用終わり
Copyright © 2013 Facta Publishing Ltd. All Rights Reserved.

|

« JALがリージョナル・ジェット旅客機の強化へ進むか? | トップページ | 小保方晴子女史の「STAP細胞論文」騒動について総括的に考える »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« JALがリージョナル・ジェット旅客機の強化へ進むか? | トップページ | 小保方晴子女史の「STAP細胞論文」騒動について総括的に考える »