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2014/07/21

海上自衛隊が運用する次期哨戒機「P1」 最新鋭監視航空機も国産防衛装備品として開発が進む!

ようやく防衛装備品の開発が定着した。
日本の防衛は国産防衛装備品で行う事は当たり前の事だ。
米国は日本の重要な同盟国である。
だからと言って、防衛装備品の全てを米国で生産した装備品で固める必要はない。
重要な同盟国である事と防衛装備品を全て米国製にするのは根本的に異なる。

自国で開発した装備品を用いなければ、メンテナンスを含め部品を含め難しい問題も生じる。
全く、それらの技術蓄積もなければ開発もできない国ならいざ知らずだ。
これまで米国は日本が防衛装備品を国産化する場合も、できるだけ「内国」で収まるように主として陸自関連のものに、様々な場で米国製品を用いるように働き(圧力)かけてきた。

航空自衛隊は「F1」ジェット戦闘機を国産化したが、
後継機を巡って米国は米国の戦闘機を様々な場で推している。
しかし、日本も国産で高性能ステルス戦闘機を開発しほぼ完成領域に達していると報じられている。
本当に良いことだ。
米国は、日本がコントロールできなくなる事を懼れているが、日本は別に米国を捨て頭ごなしに単独行動を取る事は、当面あり得ない。
(当面というのは「米国」が裏切らない限りにおいてだ)

引用開始→ 川重、新型哨戒機「P1」でボーイングと一騎打ち
(日本経済新聞 2014/7/20 7:00)

英ファンボローで開催中の世界最大級の航空展示会「ファンボロー国際航空ショー」。日本からの防衛装備品で注目を集めているのが川崎重工業の哨戒機「P1」だ。海上から潜水艦などを探知する監視航空機。オールジャパンの粋を集めた新型機は、世界の先頭を走る米ボーイングの「P8」との一騎打ちに挑む。

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海自「P1」早期警戒機

受注競争ではボーイングとつばぜり合いを演じることになるP1(海上自衛隊提供)
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「哨戒機の果たす役割はますます重要になっている。機体の信頼性と情報収集能力で『P8』が国防に貢献できる」。広大な航空ショー会場の一角に設営された米ボーイングの施設で米海軍のスコット・ディロン大佐は力説した。

■微弱音波も検知
哨戒機は艦艇の監視に加え「ソナーブイ」と呼ばれる音響探知機器を海中に投下。センサーが潜水艦を探知する。ボーイングのP8は哨戒機で世界の先頭を飛ぶが、日本の防衛装備品の輸出緩和で思わぬライバルが登場した。川崎重工と防衛省が開発した哨戒機P1だ。

近年、潜水艦の音波は微弱になる一方だが、P1のブイはわずかな周波数でもキャッチ。海中の雑音のなかから音響信号を自動解析する。

契約価格は1機約200億円。昨年、厚木航空基地(神奈川県綾瀬市)に初めて配備され、今後5年間で防衛省は23機調達する。現行の「P3C」は米ロッキード・マーチンからライセンス供与を受けて川重が生産してきたが、P1はオールジャパンで開発した。

「荒唐無稽。本気なのか」。当時、技術陣の一員だった航空宇宙カンパニーの児玉直樹サブ・チーフデザイナーは13年前を振り返る。

Kawasaki

防衛省から言い渡されたのは次期輸送機「C2」との一体設計・開発だった。コスト削減のためとはいえ、1機種ずつ開発するのが航空機業界の常識。難題をいきなり抱え込んだ。

機体のどこを共通化できるか技術陣は図面と格闘した。外形の形状が同じで強度などに問題がない部位を目を皿にして割り出した。その結果、主翼、後方の水平尾翼、コックピットを覆う風防、電子機器システムなど品目数で75%、重量ベースで20%を共通化した。開発費用で250億円の節減につなげた。

最新技術はソナーブイだけではない。その1つが光信号を使った操縦系統システムだ。

通常、航空機の操縦系統には組み電線(ワイヤハーネス)が張り巡らされているが、P1はこれを光ファイバーに置き換えた。無数の電子機器を搭載した哨戒機は、電磁的なノイズが発生しやすく思わぬ変調をきたすリスクが高い。

これを排除するため、日本航空電子工業や東京航空計器などと電気から光に切り替えるP1専用のデバイスを開発。電磁干渉をなくしアビオニクスによる飛行の安全性を限界まで高めた。電線に比べ光ファイバーの方が1メートル当たりの重量も軽い。翼型航空機で光信号による操縦システムはP1が初めてだ。

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■配線のかき揚げ
「“かき揚げ”が入るよ」

うどん屋ではない。年3機の本格量産に入った岐阜工場(岐阜県各務原市)だ。エンジンも主翼もついていない製造途中のP1が並ぶ専用棟にやってきたのは、別棟で組み編まれた光ファイバーやワイヤハーネスの固まり。たしかに「かき揚げ」そっくりだ。

「線の種類、太さ、コネクターとの接続のしやすさなど機体に持ち込む前にかき揚げにしておけば生産効率はグッと高まる」。航空宇宙カンパニーの野寺勝一工作部長は狙いを明かす。

P1の配線数は4万本。重さ2トンで長さにして120キロメートルに達する。可能な限り事前に外で組んでおけば機体内での作業ははかどる。「導入前と後で、配線の不具合件数は100件から10件に減った」(野寺工作部長)

川崎重工にとって国産哨戒機は「40年来の悲願だった」(航空宇宙カンパニーの並木祐之理事)。1970年前後、自衛隊は次期哨戒機の国産方針を固めていたが、時の田中角栄内閣が白紙撤回。「米国から米国産機採用の圧力があり、ロッキードのP3Cに決まった」(防衛省関係者)。実物大の模型まで用意していた川重は涙をのんだ。

P3CからP1へ。ロッキードの手を離れた川重だが、防衛装備移転三原則が決まった4月からは、世界の受注競争でボーイングと激突する。欧州最大の軍用機メーカー英BAEシステムズは哨戒機の開発を断念、西側諸国で生産できるのはボーイングと川重だけなのだ。

ボーイングが売り込む「P8」は、民間機「737」を転用した。ギリシャ神話で海の神を意味する「ポセイドン」の名をとる。米ゼネラル・エレクトリック(GE)やレイセオンなど米軍需大手の総力を結集した機種で、すでに米海軍以外にインドに輸出したほかオーストラリアへの供給が決まっている。

東南アジアでは南シナ海の領有権争いがくすぶる。当事者のフィリピンやベトナムは中国の覇権主義に対抗するため、防衛装備品の輸出緩和を決めた日本のP1に「高い関心を示す」(防衛省幹部)。

政府の厳格な輸出管理のもと、P1が日本領空だけでなくアジアの海上を舞う日は訪れるのか。装備品輸出は政府間交渉で決まるため川重は受注活動はできない。だが、成功すれば東南アジアで一大ブランドになっている二輪車に続き、「アジアの安全保障」に力を貸す新たな企業ブランドを手に入れることになる。空の一騎打ちに世界の防衛産業の目が集まっている。(ファンボロー〈英国〉=上阪欣史)←引用終わり
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コメント

同じくカナダ防空軍もCP-140オーロラの後継機の問題が生じているようだ。いっそP-1をカナダへ輸出してCP-1極光っていうのもアリでしょう!

投稿: ヒロシ | 2015/01/22 13:29

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