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2015/03/29

福知山線尼崎での脱線転覆激突事故「JR西日本」経営陣個人の刑事訴追は最初から無理がある

ご遺族のお気持ちはよく分かります。
自分の身に置き換えれば、おそらく同様の措置に出たかも知れない。
しかしながら冷静に考えるなら、巨大組織会社の経営陣の刑事責任を問う訴追は、現行法制ではどう考えても無理があるように思う。

あれから間もなく10年である。
当日は大阪西梅田(桜橋)で午前のミーティングを終え、
救急車のサイレン音や上空にはヘリコプターが・・・・・
なんだか騒がしい事に気付き何が起きたのかと思った。

時間を置く事なく、
「福知山線が尼崎駅手前のカーブで脱線転覆し沿線のマンションに激突したらしい」と知った。
それは大事だろうなぁと漠然と考えたが、その時に、これほど悲惨な大事故だとは思わなかった。
それゆえに、ご遺族の心中やお考えはよく分かる。
しかしながら法体系の不備というか、現行の法体系は厳格である。
この裁判は、最高裁へ上告するかどうか、慎重に判断される事と考えるが、最終的なゴールというか着地点をどこに見据えるのか、その後、何を改革するのかについて獲得目標を明らかにする段階にあるのではないかと受け止めている。

引用開始→ <JR脱線事故>控訴棄却、天仰ぐ遺族
(讀賣新聞2015年03月28日)

JR福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の井手正敬まさたか・元社長(79)ら、歴代3社長への控訴が棄却された27日、大阪高裁に駆け付けた遺族らは判決に肩を落とし、「責任は誰が取るのか」と不満と怒りをあらわにした。

大阪高裁には約20人の遺族らが詰めかけた。傍聴席では終始緊張した面持ちで判決に耳を傾け、控訴棄却が言い渡されると、険しい表情を見せたり、天を仰いだりした。

判決後、遺族、負傷者からは、不満の声が相次いだ。

長女容子さん(当時21歳)を亡くした奥村恒夫さん(67)(三田市)は記者会見に出席。判決について、「『なんでや』と言う気持ち。納得できない。トップに責任を問えないのなら、会社に責任を問う組織罰が必要ということなのだろう」と話し、指定弁護士に「必ず上告してほしい」と求めた。

一方、3両目に乗っていて重傷を負った増田和代さん(45)(伊丹市)は「がくぜんとして体の力が抜けた。JRが安全を徹底していれば事故は起きなかったのに」と述べ、「このままでは事故を受け入れられず、完全に前を向いて歩いてはいけない」と憤った。

長男貴隆さん(当時33歳)を亡くした大前清人さん(73)(伊丹市)は、貴隆さんの腕時計を身に着け、傍聴席で判決に臨んだ。「あらかじめ想像はしていたが、やはりこういう判断なんだな、という思い」と落胆の表情を浮かべた。

2010年12月の山崎正夫・元社長の初公判から、「息子に全て報告するのが親の務め」と、ほぼ毎回、傍聴のために裁判所に足を運んだ。元社長3人の1審の公判では、法廷で意見陳述。事故翌日、遺体安置所で変わり果てた貴隆さんに向き合って以来、妻も自分も体調不良に苦しんでいると明かし、「親より先に息子を亡くす悲しさ、苦しさが分かりますか」と訴えた。

今回の判決に、「息子は『長い間ありがとうな。もう、ええよ』と言ってくれる気がするが……」と述べ、「これだけの事故を起こして誰も責任を取らないのは納得ができない。息子のためにも、これから何ができるか考えたい」と話した。←引用終わり
2015年03月28日 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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