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2015/08/23

安保法制を巡る国会と報道を眺めて感じ思い考える事!

日本が、いわゆる「第2次世界大戦」を選択させられた事は「慚愧」に堪えない。
その結果、多大の犠牲を出し「飢餓」に苦しみ「破綻の淵」に追い込まれた事を忘れてはならない。
日本国民は「戦争を始めよう」などと考えるワケではない。
理由も無い、喪うモノは多大であり、得るべきモノは殆ど無い。
「戦争」ほど「利益と損失」の「均衡」を保てないモノは無い。

日本が戦争を選択せざるを得なかった様々な理由は、
欧米社会から遅れたアジアで唯一、ハンディキャップを抱えながらも彼らと渡り合えた事が大きな要因であろう。

日清戦争は、なぜ起きたのか?
欧米社会に蚕食された「清(中国)」が、欧米社会(特にロシア)への意趣返しで朝鮮半島を蚕食し隷属させようとした事である。
「清(中国)」の思考や行動は、朝鮮半島における「日本の権益」と衝突するのは仕方の無い事だった。
「清(中国)」は国際政治(国際関係)を冷静に観て判断する事(能力無し)ができなかった。何よりも「傲慢」で「日本」を過小評価していた、
結果は、日本に凱歌が上がり、「清(中国)」は「台湾」を含め多くを喪う事になった。
日本は戦費を含め喪った多くを「戦争賠償」として「清(中国)」から獲得した。
(これが、その後に続く日本の戦争観「勝てば戦費を賠償させ得る」を形成した)

朝鮮半島を巡る権益の衝突は「清(中国)」から「ロシア」が相手になった。
ロシアは欧米社会で、当時も今も「嫌われ警戒」される相手であった。
「日清戦争」で「日本」が勝利を得た事で、欧米社会は「日本」をアジアにおける「ロシア」勢力抑制の蓋にしようとした。
アジアで台頭する日本を欧米社会の盟主である英国が「日英同盟」で、ある時は日本を扶け煽る事で日本を抑え、ロシアをも押さえつけようとした。
「日露戦争」はシナリオどおり当然のように生じる事になった。
日本は「日露戦争」の戦費を調達するために戦時国債を発行し、それを買い支えたのは何を隠そう「ロスチャイルド」である。
(ちなみに「ロスチャイルド」の資金は、日本の幹線鉄道建設にも貸付け支えている)
日本は「日露戦争」でフラフラながらも「判定」で勝利を得た事で、想定した「戦争賠償」を得る事ができなかった。
ゆえに「日露講和会議」から帰国した小村寿太郎は激高した国民から激しく非難された。「日露戦争」は勝つか負けるかの大博奕だった。

日本陸軍は「南満州鉄道」の警備を担当任務とする「関東軍(山海関の東を担当)」を組織し、日露戦争で得た「南満州鉄道」の権益を軸に、日本の満州経営に直接間接に乗り出し、想定どおり得られなかった「戦争賠償金」に該当する権益を求め、次第に南満州での支配力を高める事になった。

「第1次世界大戦」では「日英同盟」もあり、ドイツが「中国」に持つ租借地の「青島」を攻撃し「戦勝国」になった。
「ロシア革命」が発生し「ロマノフ王朝」が倒された際には「シベリア出兵」で「社会主義」の拡がりを牽制する軍事行動に出た。
日本は、次第に「満州」での経営拡大を続け、国家として日々の収益拡大と長期の権益拡大を図った。

様々な事態が交錯する中で「清(中国)」が辛亥革命で倒れ、「中華民国」がその成立をみようとし、満州を手放したくない「関東軍」は愛新覚羅を担ぎ「満州国」を建国し対抗した。
これらの事象が複雑重層的に交錯し、遂に1930年から15年にわたる「日中戦争」を中国大陸で戦わざるを得なくなった。
(大陸部での「戦争」は、勝ちもしないが負けもしない状態が続いた=これが日本陸軍の戦争思考「健軍以来敗北無し」との一貫した軸を為した)

1941年に、「中国大陸」および「周辺域」で拡大する日本を抑制する包囲網により追い込まれた「日本」は、包囲網の主軸である「米国」を相手に「西太平洋」で戦端を開き「海の戦争」を始めた。

中国大陸を中心とする陸(陸軍主体)の戦争を「大東亜戦争」と受け止め、西太平洋を中心にする海(海軍主体)の戦争を「太平洋戦争」と考え、両方を統合し日本が戦わざるを得なかった「第2次世界大戦」として捉えている。

全ては「日清戦争」から始まり「日露戦争」を引き分け的判定勝利を経験した事による「経験主義」が「陸軍」の過大な自信と「精神主義」を産み出す原因となった。
無能な戦術を繰り広げた「乃木希典」は神格化され、それは良い意味でも悪い意味でも戦史に乃木は名を残す事になり、第2次世界大戦を主導した東条英機に至る陸軍の「負けない妄信の礎」となった。

「大本営統帥部」は陸軍と海軍の思考論理が噛み合わず、互いに面子を賭けて啀み合うだけで、大言壮語する陸軍は満州国を防衛する麾下の「関東軍」すら統括し統帥できない機能破綻した組織に過ぎず、「大本営統帥部」は決定を確認する通過儀礼のためのみに存在した。
従って、重大な「意思決定」などできず、相互が提議する案件を「追認」し続け、取り巻かれた環境あるいは状況を冷静に思考できる状況には程遠い組織であった。

いま、「安保法制」の呆けた審議や無責任な議論、それを手放しで報じ喜ぶ思考停止の情況を眺め、ナンと「陸海軍」の無能な阿呆が繰り広げた無責任な議論と似ている事かと唖然とさせられる。
日本人は70年前に、自らの意思を表明する事もできないまま一方的に弄ばれた。
今も自らが考える事なく(放棄)、ミギもヒダリも表面上の語句に囚われ呆けたままである。

日本が「日露戦争」で、「南樺太」と「南満州鉄道」以外には、差したる金員を得られなかった「戦争賠償」を得るために「満州の荒野」に、様々に費やした「金員」や「面子」を過大に死守しようとした事が、様々な「第2次世界大戦」を戦わざるを得なくなった重要な要因でもあったと観ている。

当時の日本は欧州社会での「外交」に関する「諜報能力」を決定的に欠いていた。
(現在も、そう大きくは変わらないだろうが)
日本人は、比較的単一性の高い「民族性」を持つ事から、自分達の思考方法や思考過程を含め「思考結論」を得たなら、その方法や過程また結論は、相手も同様の思考方法で思考過程を踏み思考結論を尊重し、その結論をして約束した事は相手も必ず正義を以て遵守すると頑なに考えるようだ。
(世の中は、そこまで単純な事はしないのだ)
提議の中に「本音」を隠し「建前」を掲げ、「罠」も仕掛け、「取引」もあり、「本音」の「抜け道」も周到に備えるのである。
しかも周辺の国々と気脈を通じ「非難」を受けないように工作し準備するのだ。

ミギもヒダリも、それらの点がスッポリ抜け落ちている。
ヒダリの議論は「戦争法案」「戦争反対」とまるで熱病の神学論争である。
ミギの議論は「特ア三国」と「ロシア」への警戒論だけの神学論争である。

そこに「外交政策」としての「国際政治」や「国際関係」に関わる思考がないから議論もない。
与党・自民党から猪口邦子なるクチサキが出てきて、
「日米安保」に懸かる議論をしていたが「アンポンタン」議論に過ぎず、中身は「日米阿呆」だった。
民主党は衆議院ではウジ元ダルマで、参議院はバナナ蓮呆で、阿呆を競っている。
この「安保法制」の議論全体を通じ、日本は未だに「国際政治」の場では「財布」の役割でしかない処(それをヨシとする傾向)が無念である。

ヒダリは、差したる論拠も無く「憲法9条」への限りない「妄信」である。
ミギは、精神論による「東京裁判」悪玉論に依拠するばかりである。
全く幼児の言い合いと同じで情けない限りだ。

第2次世界大戦の敗戦を受け(ポツダム体制の下で)、
日本の安全は一貫して「日米安保」と「国際通商(貿易)」により担保されてきた。
「国際通商(貿易)」では、少しシェアを落としたとはいえ、今も世界の中で巨大なシェアを持っている。
その富を得る事で「日本」での「日本人」の生活が保障され維持されている事を忘れてはならない。
日本は「日露戦争」で得られなかった「戦争賠償」を創出せんとして「満州」に拘り、その延長上で「中国」への戦線を拡大したが、国家として「敗戦(終戦ではない)」し、その原因の反省(決して原因の遡及や訴追ではない)の上に立ち「国際通商(貿易)」を発展させる事で今日を得ている。
その意味する処を冷静に論理的に考える能力を保つなら、誰が好きこのんで戦争を始めようというのだ? ヒダリは元よりバカだけれど、バカも休み休み言え。

自らが日本を形成する一員として、汗水を垂らし築き得た自らの「富」その総和としての日本國の「富」を簒奪しようとする国や勢力があれば、その「生命」や「富」を守るのが自律した主権国家である。
その律文(法律)を審議する上で、一体全体、何を議論しているのか?

ミギは、太平洋戦争や大東亜戦争で「日本は欧州社会の植民地からアジア諸国を解放した」と言うのも良いが、それで戦争行為を免罪されるワケでは無い。
また「東京裁判」は戦勝国の裁きであると言うのも良いが、昔から戦争と戦争犯罪人を裁くとは、そういう事でありそういうものである事は被告の名誉とは別に仕方が無い。

戦争は「始めるよりも終わるのが難しい」のだが、打ちのめされる前に、どこで「停戦」するかを同時に企図し設計しておかなければならない。
それもできなかった日本陸軍が敗北を招いたのである。

その克服を日本人は現象の上では行ったが、日本人が自らの手で原因を遡及的に追究せず放置した事が、今日に至る「自らの国家安全」をどう図るかについて幼児性を露呈させ続けているとも云える。

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