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2016/08/18

女子レスリング・オリンピック4連覇「伊調 馨」の偉業を讃える!

ただただ素晴らしい!
驚きという以外に何が言えるか!
しかしインタビューに応えるご本人は淡々としていた。
「勝って当然」と自分を鼓舞し、粛々と期待に応えた!
そしてオリンピック史上5人目の4連覇を果たした!
これを「偉業」と呼ばずに何を「偉業」と呼ぶのだ!?

引用開始→ 伊調、残り3秒の底力 「これを取れば勝てる」 
(日本経済新聞2016/8/18 11:46.)

伊調は不機嫌だった。日の丸を掲げたウイニングランで作り笑いをする女王など、果たして五輪の歴史にいただろうか。「内容はダメダメ。金メダルに免じていただいて30点」と、毎度の辛口評価の本人は4連覇という偉業も意に介さない。「金メダルだったことは満足ですけど、レスリング選手としては『出直してこい』って感じ」。いつもの伊調節全開だった。

不満の理由は、もちろん大苦戦したから。普段から伊調を指導する警視庁の田南部力コーチは、3連覇した63キロ級より5キロ軽い新階級の難しさを指摘する。「階級が軽くなるほどタックルの精度は上がる。58キロ級は世界で身体能力が一番高い選手が集まっている階級。だから彼女もここにこだわっている」

そんなライバルたちが勝負にこだわってカウンターに徹してくるのが五輪の難しさ。決勝は第1ピリオドに攻めに出たところで右足を絡め取られ、背後に回られて逆転の2点を許した。

コブロワゾロボワはロンドン五輪前、吉田沙保里のタックルを封じて連勝を止めた実績の持ち主。その堅守の人が鍵を掛けた防壁をこじ開けるのは、伊調といえども容易でなかった。

残り約30秒でタックルが不発に終わった伊調の右足が目の前に見えたとき、相手にはとどめのポイントを奪う絶好機に見えたのだろう。すかさず食いついてきたことが、逆に伊調には吉と出た。

「ラストチャンス。これを取れば勝てる」。攻撃を上からつぶし、必死に足をつかんで耐える相手の背後でじわりじわりと時計回りに移動した。完全に抱え込んだときに残り時間は3秒。時間との戦いに勝ったのは伊調だった。

「入らせて、つぶしてバックを取るのは彼女の得意技の一つ」という田南部コーチは、こうも指摘する。「タックルに入るばかりが攻撃じゃない。相手に入らせてポイントをもらうのもレスリングですから」

結果と内容の両立を追求してきた本人は「やっぱり五輪って難しい。両方は無理だと思います」と苦笑するが、攻撃技術を突き詰めてきた伊調ならではの勝ち方なのだろう。そして土壇場で勝負をひっくり返せるのも強さの証し。最強女王が打ち立てた金字塔を飾るにふさわしい勝利だった。(本池英人)←引用終わり
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