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2017/11/27

真剣に向き合い考えるべき周辺国との関係

一国が、賠償金であろうと、援助金であろうと、それを用い「社会基盤」を整備し産業を興し、世界の産業潮流との比較で遅れた「後発国」や「発展途上国」であっても、懸命に取り組み工夫し改良を重ね、一定の評価を得た上で市場を得る事で「新興国」へ発展し、そこから更に技術開発や生産システムの改革を重ね、当面の目標として掲げた「市場」を得て「中進国」の座から「新興工業国」を獲得する。

大体の国は、ここで満足してしまうのだが、野心を持つ国は更に上を目指し、独自の技術開発に取り組み完成を目指す。

それにより得られる経済効果を大切にする。

最初は、馬鹿にされても「学ぶ」、そして「真似る」、やがて「改良する」、この積み重ねを国を挙げ地道に積み上げる事で「独自の技術」として昇華させ、「先進国」を手前まで手に入れる。国内的には様々な矛盾を抱え、その克服は容易ではないが。

社会経済の発展は主権国家としての国民国家を形成する国民の自信になる。
国民国家の再建に着手した時点では、以前から様々な関与を持つ国や市場が好意的に応援してくれたが、その好意に甘え続ければ相手国への依存度が増すばかりで「主従」の関係を強いられ続ける。
それでは決して主権国家とは言えない。

関与国への依存度を下げる事が、主権国家ヘの道であり、世界に市場を拡げる事が「安全 安定 生存の途」である。
依存度を下げる事で、元の関与国とは協力関係を保ちながら、文字どおり「対等」の関係になる。これこそが、この半世紀にわたり繰り返され、形成された「東アジア」の姿ともいえる。
この変化や事実を認めたがらない元の関与国は、常に「蔑視」の視線を投げかけ、疑い深く感情面では常に攻撃的だ。

「対等な国家関係」とは、どういう関係性なのか、これは実に重要なテーマだと、現在の「日本」では特に思料する。
「蔑視」でき「優位性」を保つ国で、日本への依存性が高いため、建前で「親日」を示す周辺国を重視し、公言して恥じないのは幼児性を示しているだけに過ぎない。
「日本」と「日本人」は、これらの相克を「G D P」と「軍事費」の関係も含め、本当に冷静かつ真剣に考えるべき時期と考える。

後発国または途上国が経済面で発展する流れは、① 1次産品の取引、② 幼稚産業の産品、③ 軽工業品、④ 簡易加工産品、⑤ 価格競争力依存品、⑥ 付加価値産品、そして工業製品(耐久消費財)、先端工業品、金融サービス、など試行錯誤また前後しながら進む。
先進国の側は、①~⑥ の段階までは、ほぼ高みの見物を決め込み、時に嘲笑い、時に攻撃非難し、足を引っ張るなども加えながらも余裕で眺めている。

しかし、現代社会は、人の交流、文化の交流、技術の交流、製品の交流、サービスの交流、知識の交流などは、超速の進歩で従来の技術習得に10年を要しても、1~2年で習得できる場合もある。
更に工夫を加え改良するのも1~2年で成し遂げる事もある。
10年の差が、早ければ2年で並ばれ追い越される競争環境にあるわけで、この事実を先進国の側は冷静に、見ない、考えない、捉えない。
代わって出るのが「偏見(バイアス)」だ。

云く、最初は「教えてやった」「資金を提供してやった」「市場を提供してやった」の連続で。
本当に「恩知らずだ」と、蔑視の連鎖でしかない。

G D P の成長に伴い、国益防御の観点から軍事費は増加へ転じる。
現在の米国とメキシコの関係、トランプ大統領の「アメリカン ファースト」もある点では、この典型だろう。
かつての日本がそうであったように、追う側は必死だ。

何れの国も経済力を得ると、それに相応しい「国際的地位」を希求するようになり、政治的ポジションも求め、主権国家としての発言を行うのは自然だ。
ここに国民国家としての初期的な国際的地位の確立がある。

追われる側は、この事実が見えない。見ようとしないから見ないわけで、自分たちが描いた「都合の良い世界観」に浸ったままだ。
これは、どの先進国も同じ構図で、社会の中枢を形成する層は、世界の変遷よりも自らの生活だから仕方がない。
それを乗り越えさせ、目指す方向をを示すのが「政治家の力量」でもあり、それを示唆したり、目指す枠組みを示すのが、研究者や報道者の責務ともいえるのだが、悲しい事に現在は、殆どが互いの「偏見(バイアス)」を叩き合う事に執着し納得しているのが残念だ。

何か、日本は見なければならない事に対し、
「見ざる、聞かざる、言わず」を徹底し、将棋の「穴熊囲い」へ逃げ込むかのようで悲しく虚しい。

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