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2020/01/29

IPS細胞を活用した「心筋細胞シート」を用い心臓手術に世界で初めて大阪大学(澤 芳樹 先生)のチームが成功した!

大阪大学の澤芳樹先生が、
IPS細胞を活用したシートを用い、重症の「心臓病」患者の手術を行い、
無事に完了させたと・・・・・


素晴らしい快挙だ。
最初に実施するのは、失敗が赦されないため「プレッシャー」は巨大だろうが、冷静沈着に取組み進め納められたのだろう。
深甚より、熱く敬意を表したいと。


引用開始→ iPS再生医療、心臓で世界初の手術実施 阪大
(日本経済新聞2020/1/27 18:32)

大阪大学の澤芳樹教授らは27日、iPS細胞から育てた心臓の細胞をシート状にし、重症心不全患者に移植する世界初の手術をしたと発表した。医師主導臨床試験(治験)として1月に実施し、経過は順調だという。今後3年で10人の患者に移植して安全性や有効性を調べる。iPS細胞を使う再生医療は目の難病などで移植手術が始まっているが、命に関わる心臓病で治療効果が確認されるかが注目される。

医師主導治験は2019年12月に開始し、1月に1例目の移植手術を阪大病院で実施した。患者は重篤な心不全患者。詳細は公表していない。

京都大学が蓄積するiPS細胞を培養して増やし、心臓の細胞を作った。これを凍結保存しておき、手術日程に合わせて解凍して培養し、シート状に加工した。手術では心筋梗塞などで傷んだ心臓の患部に貼り付けた。1年間の経過観察で、安全性や心機能の回復度合いなどの有効性を調べる。

現状では、重症の心不全の根治には心臓移植しかない。だが提供者(ドナー)が不足しており、治療を受けられない場合がある。澤教授は「一人でも多くの人が助かる医療技術になってほしい」と期待する。順調に進めば阪大発スタートアップのクオリプス(東京・中央)などが実用化を目指す。

澤教授らはこれまでにブタの動物実験で安全性や効果を確認してきた。人への移植では約1億個の心筋細胞を使う。移植細胞ががん化するリスクについて澤教授は「安全性の課題を克服するために長年、サイエンスを積み上げてきた」と強調した。

澤教授らは治験に先立って、臨床研究で心筋細胞シートを使う移植手術を実施する考えだった。臨床研究計画は18年5月に厚生労働省の専門部会で了承され、18年度中に実施する計画だったが、18年6月の大阪北部地震の影響で遅れ、実施できずにいた。澤教授は今後の臨床研究について「意義は大きくない」と実施しない見通しを示した。

iPS細胞を使う再生医療については、理化学研究所などのチームが14年に目の網膜の難病患者への移植手術を初めて実施した。19年7月には阪大が角膜の組織の移植手術をしている。命に関わる心臓病での手術実施は初めてとなる。

iPS細胞を用いた心臓の再生医療については、慶応義塾大学の福田恵一教授らが心臓に注射針で心筋細胞を注入する臨床研究を計画しており、現在、大学内で審査中だ。京大の研究計画も進んでいる。体内で心臓の細胞に遺伝子を導入する遺伝子治療の研究開発も進んでいる。最新の治療法がそれぞれ、どのような患者で効果があるかが今後問われる。←引用終わり

思えば、人の?は1個の細胞が分裂を繰り返し、60兆個ほどになり、その半分程度は日々置き換えられ続け「生命」を維持していると。
中でも「心臓」は、1日に10万回ほど鼓動し、1分間に約10㍑の血液を全身に送り続け、それにより人類は生き存えているとも。


かつて「心臓移植」で、
「脳死」は人の死かとの議論があり、
「心肺停止」を以て「人の死」とするとの論が大勢を得た記憶があるが、
「脳」が「人の全ての機能を司る」ため、基本的に「脳」が「壊死」し、その機能を「停止」し始める状態を1%の死とすれば、徐々に全ての「生」に関わる身体機能が停止また壊死し始め、最終的に100%の機能停止で「人は死」に至る。
1%~99%を経て100%までは、自動車の運転(クラッチ)に置き換えれば「ニュートラル」状態だが、自動車のように再び繋がる事はない。


現段階で「脳」を再生させる事はできない。
従って「脳死」は「人の死」の始まりであり「心肺停止」は人の死では、最終段階ともいえる。


しかしながら、「心肺機能」のうち特に「心臓」に重症な困難を抱え苦しむ人が、医療技術の発展で、活発で活動的な生命を得る事ができるなら、それは人類にとり「生」への希望を繋ぐ望外の幸せを得られるのではないか。


「いのち輝く、未来のデザイン」に果たす役割は実に大きいと言える。
澤芳樹先生を始めとする大阪大学の各員に、改めて深い敬意を表したく。

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