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2021/08/03

破天荒なまでの事業欲を競い合った稀代の「名物経営者」は、惜しい「迷没経営者」でもあったのが残念な!

鶏頭は牛尾に如かず! <鶏の頭は牛の尻尾より貴重>だ!

大は大なりに大切だが、それを適正にコントロールし監理する人財がなければ世に成立できない。 (長文ですが、読み込んで下さい)
「消費社会批判 堤清二」:岩波書店を紹介アップしたのを大切なSNSの友人がシェアし、それへのコメントを以下↓”・・・”を付けました。

”際限なく事業拡大し、
それも多くを借入金で賄い、人材面で追いつかず、
結果的に「行き詰まる」事態になった事は夢追い人だった。

「中間層の俗物人を軸に消費社会」を想定し事業展開した事は大きく評価します。
金融を理解しなかったため「緑屋」を「セゾンカード」に転換しながら、自社の強力な戦略軸に仕上げる事ができず切り放し売却に至った点に象徴されているかと。

結局「西武鉄道」も「プリンスホテル」と共に乗ったもののセゾンカードを、金融占領軍に画策され、最もオイシイ分野を切り離す事になったのが残念で。
(「西武百貨店」+「パルコ」)+(「プリンスホテル」+「西武鉄道」)を維持していれば、相当な「消費市場」を「金融決済機能」付きで創出できたのが無念という他ナシで。
麻布の自宅敷地を、異母兄弟共に喪ったのだから、結局は「夢追い人」に過ぎなかった。
清二、邦子、義明、猶二、の兄妹弟は天才だったが天災でもあったかと。 懐かしみながら・・・・・”

実は、京都で「祇園祭(前祭)」宵々宵山で様々な雑談を交わした事を、7/16に以下の投稿を行いました。


”稀代の「名物経営者」評伝を交わす:

昭和の経営者は、戦後復興期から偉大な人物が排出され、各々が覇を競い合うも大切な事は、破天荒に事業拡大を成し遂げても、人財も財務も足下を見ず破天荒なまま、手法を間違え破綻した迷没経営者は数多に及ぶね。”

”人を見る目がない、人に任せられない、
そんな人はデカイはデカイなりに我が儘で、
小さいは小さいなりに小心で疑い深く、真の友もなく、
適性を得られず、肥大化しても小のまま終わったなぁ!
つまり、トップの器量以上に事業組織は成長も形成もできず。”

この際に想定したのは、東の横綱に西武鉄道「堤義明」、西武セゾン「堤清二」を、西の横綱にダイエー「中内功」、そごうの「水島廣雄」を上げました。以下↓です。
” 7/16、
名物経営者と迷没経営者について「短投稿」しましたが。
名を成した横綱経営者に、
東から、「西武鉄道(堤義明)」と「西武セゾン(堤清二)」の異母兄弟。
西から、「ダイエー(中内功)」と「そごう(水島廣雄)」が。

それは同時に、7/16に迷没経営者になる事の可能性を指摘しました。
一にも二にも迷没経営者としても名を馳せ、資産の大半を喪っています。

堤兄弟を追い払い、占領進駐軍として君臨支配したのは「みずほFG」で。
送り込まれたゼネラルが後藤高志で、実は志の低い下らぬ小人物だ。
着任早々から、ファンドの引き入れと優良資産の切り売り、人員整理を断行し。
進駐当時は「プリンスホテル」を残したものの、この度の発表では都内と軽井沢を除き、40施設の全てを売却し、1000億を手にすると。
実に「やり切れん」なぁ! 「やり切れん」です!

一方のダイエーは、格下の競合相手だった「イオン」へ叩き売られ、救済という名目の下で喰い千切られ、一部に「ダイエー」の名を残したものの、その実態は「換骨奪胎」でしかなく既に実態すらもない。
また「そごう」は「西武セゾン(西武百貨店)」と、新グループ「ミレニアム リテーリング」を形成したものの、保ち応えられず「セブンアンドアイHD」に売り飛ばされ、お荷物として足蹴にされ続けている。

その「セブンアンドアイHD」も、鈴木敏文個人商店から脱けきれず、大いに晩節を汚す傍ら、加盟店の囲い込み縛り付けで、飽くなき労働と富の収奪に熱を上げ、利益は最高だと恥もなく嘯いている。
「あぁ、ガッカリ」と世間は・・・・・・・
この投稿のポイントは、
ともに歩んだ「西武」の事業が、悉く解体され僅かな残照を残すばかりにシャブリ尽くされ、叩き売られる事を情けなく残念に思う事なので・・・・・
中内功氏は、神戸に学校法人中内学園を遺し「流通科学大学」という教育研究の場を遺されてはいますが。
名物経営者の多くは迷没経営者と「かみひとえ」で、
その多くは「借金(資本)主義」でしかなく、偉大は異大でもあるワケです・・・・・”

偶然ながら、東京でのお付き合いが異母兄弟の相克と言われ、激しく相争い事業拡大を競い合った堤兄弟であり、西武セゾンの事業戦略に愚見を述べ、宿泊はプリンスホテルを自宅代わりにしていた。


4者に共通する事は、大変なまでに卓越した視野を保ち壮大なスケールの世界観を有しておられた点だった。
それを共有しうる人材には2~3の例を除いて得られなかった点においても共通していた(と考えている)。
バブル期に経営戦略を爆発させ巨大化(肥大化ともいう)を果たした。


その軸は、群を抜く「資金調達力」にあった。
しかし適正に「事業を戦略に沿い管理し拡大」する人材を得ることが叶わなかった。
人材はそれなりにいたのだが、残念ながら「量的拡大」に見合う人材ではなかったように思う。

①西武鉄道との付き合いはなく「プリンスホテル」の利用者であり、大いに活用し愉しませてもらった。順調に生長した優秀人材は辞めて「起業」し成功を手にした人が多い。

②「西武セゾン」との付き合いは「渋谷店」を軸に、関連分野での交流は拡大し「標的の標準化」と分野毎の整理分化の展開で愚現を述べた。

③「ダイエー」は「スポーツワールド33」と「ジョイント」の展開で、神戸で尊敬する先達から協力を求められ、相互に負担のない範囲で参与し愚言を述べた。

④「そごう」は、陰の本店であった「神戸店」の主要な人材が公私を超えた友人知人であり、広島、松山、黒崎、台北、徳島、などへ散っていった事もあり、ずっと交換交流は続いている。困難を克服できず逝去に至った人材もある。
何れの企業にも共通する点は「人材」であった。


人財は「戦略」を考え「事業起案」し、適正に領道し退く事ができる人材が重要だ。
横から眺めた4者ともに、人財はいずれも「秀逸」であったが、拡大拡張し続ける事業には常に不足気味のまま推移し生き切れた。
具体的に提案し見せる対象は基本的に「同じターゲット」であり、少しずつ微妙に扱いが変わったと言える。基本は「台頭する消費市場」での金鉱発掘だった。


「台頭する消費市場」での、付加価値を何に求めるかが、いずれも異なった。

②「西武セゾン」は、渋谷店やパルコに表徴される「知的俗物人」の発掘であり。 「鼻の差」の優越感を刺激する事に徹していた。

①「西武鉄道」は「プリンスホテル」のリゾート展開で「都市の知的俗人」を誘致する事を狙ったが、これは稼働率悪化の最大要因になった。つまり通年化できず、失敗の要因になかった。

③「ダイエー」は「価格破壊」による消費者満足の達成を掲げ、あらゆる点で覇権的手法で「標準価格打破」を目指したが、生産と流通の垂直統合による合理化ではなく事業の水平的拡大による規模のビジネスで「バイイングパワー」の軍門に生産者を従える方法だった。

④「そごう」は、ひたすら量的拡大を求め、「そごう」の漢字表記「十合」を掲げ、十店を達成すると「ダブルそごう」を掲げ「20の十合」を目指し、達成が近づくと「トリプルそごう」を掲げたものの、意味なく頓挫した。

共通するのは、量的拡大を追った事であり、何よりも孤独な「ワンマン」だった。


堤清二さんは「消費社会批判」を岩波で展開しながら、御自身はドップリ消費社会の波に乗り漬かった人である事が、御仁の評論家的体質を遺憾なく現し示している。
もう少し「事業経営」に身を入れ「人財育成」に息長く取り組まれるべきだあったかと。


立場を変えれば心酔した事で今も「マインドコントロール」される人には同意できぬ投稿と推察するが、どう言おうと「事業を興し、事業を拡大し、事業を潰した」稀代の迷没経営者である事は・・・・・

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