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2021/10/06

ナゼ、日本は貧乏国へ落ちたのか? 円高を求め歓迎し経済構造を改革せず高付加価値生産を回避し続け近隣国の経済破綻に期待して過ごしただけだ

ミギミギさんや、アベノモウジャは、
基本的に「情感過多」で、現実の社会構造や、日本の社会基盤を下支えしている層の状況が全く分かっていない。


寧ろ、その層にすら手が届いていない「自身」を冷静に振り返る事すらしない。
煽られるままに、その感情を爆発させ、自らより上位にあると考える「層」を攻撃し溜飲を下げ喜んでいる。


この手法は、橋下徹が丁度13年前に、大阪府知事を目指した時に、大阪府民で損得勘定に口喧しい無知蒙昧層へ、あなたの税金が不当に使われていると煽り火を着け、煽りに煽り大阪を大火事にした時も同じく、データを比較検証せず、目の前に見せられた意図的に加工し大袈裟に示す数値を鵜呑みにし、感情いっぱいに「損をさせられた」と騒ぎ立てたのと同じ構図で、ヒトラーに遡るまでもなく古びた古典的な手法だが、冷静に比較し考える素質を持たない側には効果てきめんで大成功した。


それを、小泉純一郎内閣の後を受け継ぎ、者の見事な呆気ぶりで政権を追われた安倍晋三の尻を掻いたのが、橋下徹の周囲に屯した維新シンパ(というより橋下徹シンパの)当時のワルどもで、関西の某テレビ局を根城に持ち上げ続け煽り続け、安倍復活の途筋をつけた。
折から鳩山が率いる民主党政権のトンデモ政治への反発もあり、煽り続けた効果は徐々にカウンターを形成し、総力を挙げ安倍待望論を帰結させた。


そして米国はイエール大学の教授・浜田宏一が経済政策のブレーンとなり掲げた、人為的インフレ(リフレーション)を起こすための政策「アベノミクス・3本の矢」でしかなかった。
それは「机上の空論」に過ぎず、間違いではないが、正しくもないワケで。


ほぼ一貫して9年間、浜田宏一の主張する「新自由主義経済」に取り組み、米国の手先と認識されている竹中平蔵が、歪んだ早口でまくし立て、財政出動で国債を日銀に引き受けさせ続け、日本国内に「カネ」を供給し続けたが、結局は大きな政策としての成果を得る事はなかった。


しかしこの政権担当過程で、内閣参与でもあった浜田宏一はハシゴを外し逃亡し去った。
安倍晋三が、真面な半期毎の経済データを観て比較検証能力を持つなら、吹き込まれ煽られた数値目標との乖離に気付き、反論する側の声に耳を傾けるはずだが、偉大な爺ぃの岸信介の訓導や、その娘である母親の求めとしての政権保持要求に拘泥し続け、目先を変えながら「ノラクロ太平記」に過ぎなかった。


日本経済の基礎的体力は落ち続け、財政赤字は驚愕の数値を示し、生産力は殆ど上がらず、従ってGDPは政府統計の意図的な発表を国民が実感できず、安倍晋三が肝いりで経団連へ「賃上げ」要求し若干の実現を果たしたものの、中間層上位へは巨額の課税を行った事で、いよいよ個人消費はブレーキが掛かり、全体には日々の消耗品が価格低下する事で、かろうじて暴動が生じない程度の社会と言われている。


最も収奪され続けてる中間上位層が喘ぐ姿を、底辺の下層から眺める「歪んだ層」は、いよいよ罵倒し溜飲を下げ、貧乏や貧困を強いる「アベノミクス」の中身も吟味せず、手放しで喜び支持している。


この間に、韓国経済が転ぶ事を心待ちにし、あるいは中国経済が綻ぶ事を願い続け、その際に巻き込まれる「日本経済」の悲惨さについて思いも致さぬのは、「空元気」を通り越し「阿呆元気」としか言えぬ状況だ、


無知を勇気ある言葉で煽れば、政治も社会も安定するとか・・・・・
ミギミギさんや、アベノモウジャを眺めると「無知」とは、実にオソロシイとしか言えないのが残念な。


まぁ、野口悠紀雄先生の記事が指摘する事実を、自らに置き換え考えるチカラを持たぬ「ポエマー」や「ドリーマー」には、何を言っても無駄としか言えぬのが残念ではあるのですが。


引用開始→ 日本人は国際的に低い給料の本質をわかってない
アベノミクスにより世界5位から30位に転落した
 野口 悠紀雄 : 一橋大学名誉教授
(東洋経済新報社2021/10/03 8:00)

日本の賃金は、OECDの中で最下位グループにある。アメリカの約半分で、韓国より低い。同様の傾向がビッグマック指数でも見られる。
ところが、アベノミクス以前、日本の賃金は世界第5位だった。その後、日本で技術革新が進まず、実質賃金が上がらなかった。そして円安になったために、現在のような事態になったのだ。円安で賃金の購買力を低下させ、それによって株価を引き上げたことが、アベノミクスの本質だ。
昨今の経済現象を鮮やかに斬り、矛盾を指摘し、人々が信じて疑わない「通説」を粉砕する──。野口悠紀雄氏による連載第53回。

日本の賃金はアメリカの約半分で、韓国より低い
OECDが加盟諸国の年間平均賃金額のデータを公表している。

2020年について実際のデータを見ると、つぎのとおりだ。

この連載の一覧はこちら
日本は3万8515ドルだ。他方でアメリカは6万9391ドル。したがって、日本の賃金はアメリカの55.5%でしかない。

ヨーロッパ諸国を見ると、ドイツが5万3745ドル、フランスが4万5581ドル、イギリスが4万7147ドルだ。

韓国の賃金は4万1960ドルであり、日本の値はこれよりも低い。

2020年において日本より賃金が低い国は、旧社会主義国と、ギリシャ、イタリア、スペイン、メキシコ、チリぐらいしかない。

日本は、賃金水準で、いまやOECDの中で最下位グループに入っていることがわかる。

だから、日本人は、日本で得た賃金を外国で使っても、あまり大したものが買えない。

こうした状況に対処しようと思えば、アメリカや英独仏、あるいは韓国などに出稼ぎに行き、日本より高い賃金を得ることだ。日本人が老後生活を送るためには、海外出稼ぎを真剣に考えなければならない時代になってきた。

「ビッグマック指数」というものが算出されている。これは、イギリスのエコノミスト誌が公表しているデータで、各国のビッグマックの価格を比較したものだ。

2021年のデータを見ると、つぎのとおりだ。

日本のビックマックは390円で、これを為替レートで換算すると3.55ドルになる。

他方で、アメリカのビックマックは5.65ドルである。したがって、日本のビックマックはその62.8%ということになる。

上で見たように、OECDの数字では、日本の賃金はアメリカの賃金の55.5%だった。ビッグマックの価格の違いも、賃金格差のデータとほぼ同じだ。

またユーロ圏のビックマックはドルに換算して5.02ドル、イギリスのビックマックが4.5ドルである。これも、賃金格差とほぼ同じ傾向だ。

さらに、韓国のビックマックは4.0ドルであり、これは日本の3.5ドルより高い値になっている。これも賃金の場合と同じだ。

ビッグマックの価格は日本が最低
ビッグマック価格が日本より低い国は少ない。これも賃金の場合と同じだ。

このように、賃金で見てもビックマック価格で見ても、日本と外国の格差は同じような傾向になっている。

これは、ビッグマック指数がある時点での賃金の国際比較をするのに使えることを意味する。

これは、別に不思議なことではないし、偶然でもない。

ビッグマックの価格と賃金の比率がどこの国でも大体同じような値であれば、賃金における日本と外国の比率と、ビックマック価格における比率は、ほぼ同じようなものになるはずだからだ。

もう少し詳しく言うと、つぎのとおりだ。

OECDの数字は、2020年を基準とした実質賃金を、2020年を基準とした購買力平価でドル表示したものだ。

したがって、物価の変動を除去した実質賃金であり、また為替レート変動の影響を除去したものになっている。

どちらも2020年を基準としているので、2020年については、名目賃金を実際の為替レートで換算した額に等しくなっている。

日本人の賃金が国際的に低いという状態は、昔からそうだったのだろうか?

アベノミクスが始まる前の2010年がどうだったかを、ビックマックの2010年の価格(ドル換算値)で見ると、つぎのとおりだ。

日本は3.91ドルで、アメリカの3.71ドルやイギリスの3.63ドルより高かった。

日本より高かったのは、スイス、ブラジル、ユーロ圏、カナダだけだった。

韓国は3.03ドルで、日本より低かった。

この時には日本のビッグマック価格がこれだけ高かったのに、いまは低くなってしまったわけだ。

つまり、日本人は、国際的に見て、アベノミクスの期間に急速に貧しくなってしまったことになる。

日本の実質賃金は伸びなかった
なぜ日本は急速に貧しくなったのだろうか?

それを見るために、OECDの年間平均賃金額データで2010年の値を見ると、つぎのとおりだ。

日本の値は3万8085ドルで、アメリカの6万1048ドルよりかなり低い。

またイギリスの4万6863ドル、ドイツの4万7054ドル、フランスの4万4325ドルなどに比べても低い。また韓国の値は3万6140ドルであり、日本と大差がない。

このように、2010年においては、OECDの数字とビッグマック指数がかなり異なる状況を表している。

こうなる理由は、つぎのとおりだ。

上で述べたように、OECDの数字は、2020年を基準とする購買力平価によって各国を比較している。

ところが、2010年は円高だった。しかし、2020年基準購買力平価では、2020年と同じ購買力にするように為替レートを調整するので、2010年の現実の為替レートよりは円安のレートで比較しているのだ。

したがって、日本の賃金は、国際比較で低く評価されることになる。

このようなデータを算出しているのはなぜか?

それは、為替レート変動の影響を取り除いて、その国の実質賃金が時間的にどのように変化したかを見るためだ。

2020年購買力平価で計算した数字を時系列的に見れば、各国通貨表示で見た実質賃金の推移を表わしていることになる。

そこで、年間平均賃金額について、2000年に対する2020年の比率を見ると、つぎのとおりだ。

韓国は1.45倍と非常に高い値だ。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスは、1.2倍程度だ。

ところが、日本は1.02でしかない。つまり、この20年間に、実質賃金がほとんど上昇しなかったのだ。

実質賃金が上がらず、かつ円安になったために、ビッグマック指数で見た日本の地位が低下したのだ。

アベノミクスの本質:労働者を貧しくして株価上昇
日本の賃金が国際的に見て大幅に低い状況は、本来は不均状態とはいえない。

なぜなら、もしマーケットが正常に機能していれば、日本製品の価格が安いのだから、日本の輸出が増え、円高になるはずだからだ。

この調整過程は、現在の上記の不均衡がなくなるまで続くはずだ。

しかし、円高になると、輸出の有利性は減殺される。本来は、円高を支えるために、企業が技術革新を行い、生産性を引き上げねばならない。

それが大変なので、円安を求めたのである。

手術をせずに、痛み止めの麻薬に頼ったようなものだ。

このため、日本の実質賃金は上昇しなかったのだ。

物価が上がらないのが問題なのではなく、実質賃金が上がらなかったことが問題なのだ。

賃金が上がらず、しかも円安になったために、日本の労働者は国際的に見て貧しくなった。

日本の企業が目覚ましい技術革新もなしに利益を上げられ、株価が上がったのは、日本の労働者を貧しくしたからだ。

これこそが、アベノミクスの本質だ。←引用終わり

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