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2021/11/16

日本は明らかに転換点で、WWⅡの戦後政治で形成した個性を潰す社会システム(日本型社会主義の原則平等)は基礎教育思考もろとも完全に崩壊し

衆議院総選挙後、忙しく「新しい資本主義と分配による社会再編」が、喧しく話題に上るようになった。
また、貧困や社会的格差の是正を声高に求められ始めています。


結論から言えば、社会的格差を少なくする努力はできても、なくす事はできないと考えています。
本当に必要な論点は、何よりも一人当たり労働賃金(年収)ですが、加えて家族構成(子供の数)です。年収の額面が高くても、子供の数が多ければ、一人当たりに懸かる教育費は変わりますから、一概に単純な世帯主年収ベースで議論すると、思わぬ陥穽に落ち救いようのない愚策を施行する事にもなります。


そこで、現実の社会格差の基になると考えられる、職業と所得および学歴について、また社会での相互分担について眺めてみます。

分担とは、
① 大都市域とローカル域が一つある。
次に、
② 例えば大都市内で主として労働の分担について。
③ それに応じた、労働所得と職業または学歴の分担について。
そして、
④ 住環境の階層性について。
以上、4点ほど視点の比較・整理というか切り分けを提起したい。


大都市の社会分化を考えてみます。

引用開始→ それぞれの地域には特色ある環境があり、これが人々の価値観や期待、消費習慣、情報や教育へのアクセスなどを規定する。
このため居住する地域によって、人々の技能や学歴が決定される。
労働者階級の多い地域では、労働者階級のままでいることへ導くような価値観が強い。
これに対してホワイトカラーの多い郊外では、人々の競争的個人主義と所有的個人主義のイデオロギーに染まっている。
このため、ブルーカラーの多い地域ではブルーカラーの労働力が再生産され、ホワイトカラーの多い地域ではホワイトカラーの労働力が再生産されるようになる。←引用終わり
((「都市の資本論」「都市と社会的不平等」 デヴィッド・ハーヴェイ))


上に引用した簡潔な短文は、
大都市域の生活断面を見事に切り分けている。


東京、そして首都圏の一都三県を始め、他の地域の大都市域も上の4点を、皆さんが独自に切り分け捉え分析してみて下さい。
見事な「社会空間地図」ができあがり、その空間地図に、日本の国が日本の大都市域が抱え込む、解決を求められる案件が蜷局を巻き飛び出す機会を待っています。
対処を間違えると、日本は三等国家、三流国家に堕ちかねません。


日本の公立小・中学校での平等教育は明らかに限界です。
日本の義務教育としての「公立小・中学校」では、義務教育ゆえ学区制が建前として明確にあり、基本的に「平等」な授業が為されます。


個性を潰し毒にも害にもならない社会に害を与えない従順な子供へ変える目的があるようで。
しかしながら、子供達は多様な個性があり、発達段階もそれぞれで、何よりも親の職業や所得条件に合わせ住居環境があり、それぞれは全く異なるのです。
それを学校では、全体の「標準」に合わせる授業を行います。
理解力のある成績優秀者の子供は、毎日が退屈で多くの無駄を承知で時間を潰しています。
平均的な学力の子供は、楽しく過ごしているとされています。
理解力や学力が劣後の子供は、それにも従いてゆけず、これまた苦痛な時間を苦痛なまま過ごしています。
そこで、一定の目標を保持する親の子供は、義務教育でも選択肢も多く、また教育理念や目標を明確に掲げ、打ち出す私立の小・中学校を選び、袂を分かち自らの目標に合う学校を選択します。


既に、文部科学省が自治体の教育委員会を通じ、目標に掲げる「義務教育」は形だけ維持され、実態はお寒い限りです。
親の学歴水準が高く、社会的にも枢要な事業会社の管理者が多い地域では、子供達は有力学習塾で先行学習している事もあり、教員が子供の学力水準について行けず、破綻し現実には既に学級崩壊しています。
しかしながら、平素の授業は最下位に位置する子供の学習指導に手イッパイのようで、それでもその子は理解できないようです。
それなら、課外の個別指導をしてやればよいと考えますが、それは行わないのです。
従って、地域によれば親が求める教育水準と学校が提供できる教育水準が完全に乖離し、もはや修復が不可能と認識されています。


ある時、” まるでのうそまろばかせ " の長孫男児が「東京へ戻りたい」と涙ながらに訴えた事で、安心していたものの実態は無茶苦茶なのだと理解したのです。
東京で生活していた頃の友達は、同じような家庭環境の子供達と一緒に、毎日を過ごしていたので、何かに付けて同じ時空間が拡がっていたのです。
大阪へ引っ越し、同じような環境なのですが、交わされる話題が少しずつ微妙に違う事、そして言葉(大阪弁)が違う事、これは深刻で相当なショックだったようです。


そして何より深刻な問題は、希望するので学習塾へ行かせているワケですが、そこで初めて本当に理解し合える友達を得たと言います。それもありライバルができた学習塾は楽しくて仕方がないと。
ところが、これが学校では徒になり、担任教員や、副教科担任がイジメをするのだそうです。
教育目標として求めていない質問を執拗に繰り返し、答えられないとバカにして笑うのだと。


何とも陰湿な事で、直ちに学校へ事実確認と糾弾に出かけました。
幾ら指摘されて、事実を認めても、詫びず撤回せずで、既に退職した前校長が新任の担任を指導補助する名目で出て来て、頑強に自分達の正統性を主張するので、これは証拠及び確認書と共に、教育委員会の学校教育課と弁護士同席の下で議論し、それを以て議会で審議する事にしました。
大阪府内でも、裕福な基礎自治体で、教育目標を何処に合わせるべきかが迷走したまま、結論を得るに至らず、裏付けのない馬鹿げた「標準目標」という亡霊に振り回され、結果、他の関係者の説でも毎日「学級崩壊」を繰り返している実態が明らかになりました。


大阪府内の公立小・中学校の教員は、維新が政治を握り、行政改革・公務員改革と称し、大幅な賃金切り下げを行った事も手伝い、なり手がなく、迷走し続けているそうです。
大阪で、維新を支持している、汚馬鹿層は、何も考えない騒ぎが好きで反秩序の下層と旧来のプチブル層(終わった小金持ち)で、中下層の階級的・右寄り絶対不満層が左右対立を引き起こした結果です。


大都市域の社会問題を考える際に、様々な観点から検証する必要があると考えますが、先ず、先の投稿で掲げた4点について、日頃から注意を払って頂き、皆様がご自身でお考え頂ければと、若干の例を上げつつ提起しておきます。

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