嗚呼! 日大! オォ~日大! さすが日大! スゴイね日大! オットロシィナァ日大! 小銭稼ぎの手段でも大学という「社会の公器」の認識すらナイのだ

日大って、組織化されているようで、
強欲な個人が誤塵の名誉欲に金銭欲と権勢欲を満たす為の場に過ぎないんだ。


日大という大学や傘下の中・高校も含め、単に喰らい付き血を吸い金銭を得る為の装置と機能に過ぎず、学生は自動金銭巻き上げ利権確保の対象で手段に過ぎないのだ。
オドロキ、オロロキ、モモノキ、サンショノキ、あぁコリャこりゃ堕!


副学長は、検察官あがりの「ヤメ検」ですよ。
法治を担った者が、生じた事案に法的対処もせず放置し、警視庁に踏み込まれ、その無責任な呆痴を衝かれ、世間から呆恥を激しく非難され。
しかし、自らは正当だと開き直り、辞任を求められても地位に連綿と固執し続け・・・

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引用開始→ 日大 薬物問題の次は、副学長がパワハラ訴訟の“内輪揉め”止まらぬ泥沼化に「真面目な学生が一番被害受けてる」
(2023年11月27日 18時34分 女性自身)


11月27日、日本大学の澤田康広副学長が林真理子理事長に1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと報じられた。

各メディアによると、澤田副学長は訴状で、林理事長から9月に薬物事件対応の責任を取るよう伝えられ、「警視庁による澤田副学長への捜査が進んでいる」などと言われたと主張。このことについて、澤田副学長側は「故意に相手をおとしめる違法なパワハラだ」と指摘しているという。

上層部同士の“内輪揉め”が発覚した日本大学だが7月に、都内にあるアメフト部の寮で大麻に関する情報が寄せられ、大学関係者が調べたところ、ロッカーから不審な植物片が見つかっていた。

当時、林理事長は「報道されていますように違法な薬物が見つかったとか、そういうことは一切ございません」と真っ向から疑惑を否定。ところが8月5日、アメフト部員が寮で覚醒剤や大麻を所持していたとして逮捕され、その3日後に開いた会見では大学側の隠蔽疑惑も浮上した。
「警察から『アメフト部の寮で大麻を使用している可能性がある』と大学側に連絡があったのは7月6日のこと。同日、大学側は自主調査を行い、大麻と思しき物質を見つけました。しかし、この時点では警察に知らせず、結果的にこのことを報告したのは12日後となる7月18日だったそうです」(全国紙記者)

ところが会見で澤田副学長は不審な植物片について「見た感じは、微量で細かく大麻のカスかもしれないと思った」と明かしつつも、「我々は捜査機関ではなく教育機関。反省させて自首させたいと考えた。その日には自首できる状況ではないと判断した。すぐにブツを引き渡すことはしなかった」と発言。

また林理事長も会見が遅れたことについて「隠蔽と言われることは非常に遺憾」などとコメントしたため、ネットでは《逆ギレ、開き直り、そして、言い訳。この組織、ここまでひどいとは…》など呆れるような声が上がっていた。

そして今回パワハラ訴訟が伝えられ、騒動はさらに泥沼化することに。上層部の迷走ぶりに、ネットでは「学生がかわいそう」といった声が相次いでいる。

《今そんなことしてる場合じゃねーだろとしか もう少し事が落ち着いてからやれや 見事なぐらい登場人物アホしかいねーな 本当に関係のない学生たちがかわいそうだわ…》

《学園トップがこんな事を始めたんだから日大はもう学生達の事はどうでもいいみたいになってるな 学生たちは可哀想に》

《確かに在学している日本大学の学生が一番可哀想よな。大学を運営しているトップ達が喧嘩をしてどうするんだかね…》

《真面目な日本大学の学生が一番被害受けてる事を早く気付けとしか思えない》←引用終わり


まぁ、ホンマに笑わしょり増す把ナァ!
澤田副学長は「ヤメ検」ですからねぇ~


法治を担った汚ヒトが、大麻と識らなかったと居直り、10日以上も届けず呆痴し、警視庁に踏み込まれバレたって。
それだけで「辞任」し、潔く社会から身を退くべきは当然だ。


それを林理事長から促された事に腹を立て!?
追い込まれ、立場を無くし、退路も断たれそうになり、辞任を表明したものの、道連れに理事長からパワハラを受けたと開き直り、直ちに辞任ではなく、引き継ぎを理由に年内いっぱいは食に止まるという。証拠隠滅の画策と事態の粉飾を画策し、自己に法的責任が及ばぬようにと隠滅して退くようで。


それを赦す「日大」には巨大な闇があると自ら宣伝しているようなもの。


ホンマに、笑わしょるナァ!

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2023/11/27

「補助金受給申請」を、明らかに対象ではない側に持ちかける詐欺(騙り)モドキ行為が目立つようで・・・ ワルが徒党を組む社会犯罪は手を替え対象を変え

最近、気になる「補助金受給申請」を、明らかに対象ではない側に持ちかける詐欺(騙り)モドキ行為が目立つように・・・


補正予算は衆議院を通過しましたが、軌を一にするかの如くに、
「国の補助金を受給しませんか!?」との「騙り」が姿を現し始めたようで。


まず、漏れ聞こえる中身から判断すると、持ちかけられた側は「明らかに対象ではない」のですが、釣り上げようとする側は「そんな事に構わず話を進め」熱心に騙ります。


話の要点は、

 ① 広告宣伝を強化するHPの改善強化。

 ② 現状の経営実態を示す過去3期の決算書を開示。

 ③ 現状分析と経営目標(経営戦略)の明示確立。

 ④ そのための機材・機器導入およびオペレーターの獲得採用。

 ⑤ 経営改善効果(経営計画数値化)を示す。

例えば、全体の推進で1000万円を要すと仮定し、

  a) 330万円の補助を申請する。

  b) 残は市中の金融機関から借入で充当する。

  c) ①~⑤までの過程を総合的なマネジメント支援を行います。

  d) 着手金 〇〇円を契約時に頂戴します。

  e) マネジメント費用を契約期間内の毎月〇〇円を頂戴します。

  f) 終了時点で完了金の残金を申し受けます。

漏れ聞こえる内容の主要点の概要は以上だった。


他に漏れ聞こえた内容からすると、
基本的に、申請しても国が想定する必要な「競争力」を持つとは思えない事業のようで・・・


先ず、競争力があるなら、市中金融機関(信金・信組)が助けるワケで、金融を絞り退場を促している事業先ともいえる。
即ち「借入」ができない点に総ての現状評価が一義的に集約されている。


その先に「オイシイ話」を釣り下げ、無知が喰い付けば、根刮ぎ釣り上げタカリ斃そうとの魂胆が丸聞こえだった。
実に言葉巧みだ・・・

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2023/11/26

11月23日に大阪と神戸で行われた「阪神タイガース」と「オリックス・バファローズ」の優勝記念パレードの見物人50万人が翌24日に100万人へ盛られ

11/23に、神戸と大阪で開催された阪神タイガースとオリックス・バファローズのリーグ優勝を祝すパレードですが、終了時点というか中間時点の発表では、神戸で15万人、大阪で35万人の合計50万人でしたが、今日(11/24)に改めて盛りに盛った数値100万人だと、主催者側から修正発表(検証などできず「言った者の勝ち」で)されました。


ケチを付けるワケじゃナイですが、盛ればヨイ、多けりゃヨイというものでもなかろうと思いますが。


大アアかでは、一時的に、御堂筋の両側に設けられた右左折用低速車道と歩道は、立錐の余地もないといわれるまでに埋め尽くされ、見物の衆が夫々に放った熱気は尋常ではなかったとも言われますが・・・


幾らナンでも盛り過ぎは良くないと思いますがネェ。
如何に「維新」が人気を回復しようと手立てを講じ、兵庫と大阪の知事(維新)が優勝パレードを呼びかけ、大阪府と大阪市の職員には「ボランティア提供(参加)」を呼びかけ、2500人の職員が無報酬で動員されたそうですが。


権力行使(ほぼ業務命令)と、動員数を誇り権力執行の威力と維持を見せつけるのに、体よく利用しようとしたワケで。
併せて「大阪・関西万博」のアピールを狙い平然と悪乗りまで考え。


聞かされる度に「辟易」の繰り返しでした・・・
まぁ、そんな背景もあり「盛りに盛った見物人の数値100万人」ですが、ハジィ(恥)とも思わぬオツラは、もぉ救いようがないネ。


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④オリックスのパレードに手を振り応える中島監督、杉本選手
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最初の4枚は神戸新聞NEXT(撮影者記載アリ)からDL。

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最後の1枚(大阪・御堂筋/今橋付近)はサンスポ(撮影者記載ナシ)からのDLです。

主催者発表を水増し盛るのはサヨカの得意技ですから、如何に様々な思惑を秘めるとはいえ、合計50万人が大袈裟な100万人はあり得ないでショ!


引用開始→ 大盛況の阪神・オリックス優勝記念パレードの裏で・・・大阪府市職員「ボランティア」稼働に相次ぐ批判 吉村知事が終了翌日に明かした”胸の内”は
(MBS NEWS 2023/11/25(土) 6:01)

23日に行われた「阪神・オリックス優勝記念パレード」。大阪の会場では、大阪府と市の職員が”ボランティア”として来場者の誘導などに当たっていましたが、吉村知事は24日、給料を支払うなどの「職務の扱いとすることも考えていた」と明らかにしました。

府市職員「ボランティア」に相次ぐ批判
23日の阪神・オリックス優勝記念パレード。大阪と神戸の2つの会場には、合計100万人が来場し、両チームのファンらが選手らの健闘を称えました。

このうち大阪会場では、約2500人の大阪府と大阪市の職員が、”ボランティア”で警備や来場者の誘導に当たっていました。

これには、「事故が起こった場合の責任の所在があいまいになっている」などとして、労働組合などから批判の声が上がったほか、神戸会場で同じ仕事に当たった兵庫県職員が「公務」扱いとされたことで、大阪と神戸の”待遇の差”が波紋を広げていました。

パレード開催前の吉村知事「職務として行うのは趣旨に反する」
こうした批判の声に対し、パレード開催前、吉村知事は・・・。

(大阪府 吉村洋文知事)
〇11月6日の囲み会見
「これは任意ですから、あくまでボランティア。参加するもしないも、職員に強制するものではない」

〇11月9日の定例会見
「業務命令でもありませんし、何か義務としてやるものではないというものになります」

そのうえで、「府の税金を投入せずに寄付や企業協賛で行うイベントであり、職務として行うのはパレードの趣旨に反する」として、あくまでも”ボランティア”として参加してもらうことを強調。

終了翌日に明かした”胸の内”「本来公費を投入してもいいんじゃないか」
 ところが、パレードが終わった24日、改めて認識を問われた吉村知事は・・・。

大阪府 吉村洋文知事
「すごく大阪関西に経済効果が大きいので、本来公費を投入してもいいんじゃないかと思ってる」
「僕の気持ちは、オリックスも阪神も応援して、公費を投入して、ある意味職務としてパレードをする価値はあると思っている」

 これまで明かさなかった”胸の内”を暴露。さらに、「ボランティア」にこだわった裏事情を話しました。

 吉村知事によると、複数の弁護士から、「特定の企業のパレードに公費を全面投入するのは違法な支出となってしまう疑いがある」という指摘があったということです。

 2003年や2005年の阪神優勝パレードでも、府職員に対してボランティアを募集したことも踏まえ、今回もボランティアで進めることにしたということです。

 吉村知事は、「単独の判断でボランティアを募集すべきだとやっているわけではない」と説明しました。←引用終わり

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2023/11/25

「ハマス」は依怙地だ!「イスラエル」も依怙地だ!4日間の停戦で人質解放(外国の国籍者を含め)が僅かな数をハマスは解放し交換にテロリストを解放へ

パレスチナ・ガザでの「4日間の戦闘停止」


これを「ハマス」は本当に守り、期間中に50人の人質を解放するか!?
「ハマス」は「ダマス」であり、信用ならない「武装テロ組織」だという事を忘れるな。
クズ屋の「カタール」が仲介などといい、カタルに落ちる類いのモノだ。


この度の戦闘で、全く分からない事がある。
ガザの自治政府(というハマスに操られの行政組織)は、
「水も電気もガソリンも食料すらナイ」と連日にわたり国際社会へ叫び続けていたが、

 ①ガザの救急車は激しく走行し廻っていた。

 ②人質の食糧はどのように調達しているのか?
  (餓死者はいないのか?)

 ③シファ病院に、避難民が1万5千人いるとされたが、あの狭い病院の区域内の何処に収容していたのだ!?
  (イスラエル軍が突入した時に病院にいた避難民は1500人だった)

とにかく「ハマス」は「ダマス」で、彼らの主張は大袈裟なウソ八百だ。


上空からのドローン画像を見るだけでも、避難民が1万5千人もいない事は明白だ。
パレスチナ人というのは、基本的に大枠ではアラビア人だ。


アッラーの神を信じ「神のご意志のまま(忠実)に」が絶対的な価値観だ。
(実に単純明快なお思想・思考で自分自身がナイ)
ある日、突然に「アッラー アクバル(神のご意志)」を唱え、
総ての約束や契約を破棄し葬り去る事を厭わぬ(非合理で非近代が得意)な、アタマの悪い都合のヨイ、無茶苦茶な価値観の持ち主ドモだ。


それが権利だけは一人前に主張するのだから厄介で手に負えない。
イスラエルは、今のところ戦闘停止を守っているようだが、人質が解放されたとは耳にしない。


まぁ、バイデンも首が懸かっているから下手には動けないだろう。
これが解決されるまで、ウクライナはロシアの狙いどおり苦しい立場へ追い込まれる。


引用開始→ ハマス、人質24人解放 ガザ「戦闘休止期間」入り―支援物資や燃料の搬入開始
(時事通信 2023年11月25日 01時35分)

 【エルサレム時事】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止合意が24日、発効した。双方は合意に基づき、同日午前7時(日本時間午後2時)から4日間の戦闘休止に入った。また、ハマスは、イスラエルからパレスチナ自治区ガザに拉致した人質のうち、イスラエル人の女性や子供13人の引き渡しを始めた。カタール外務省によると、ハマスはさらに、合意とは別にタイ人10人とフィリピン人1人の計11人も解放した。

 これより先、タイのセター首相はX(旧ツイッター)に、タイ人12人が解放されたと投稿しており、情報が錯綜(さくそう)した。
 10月7日にハマスがイスラエルを急襲して以降、激しい衝突が続いてきたガザで、双方の合意による戦闘休止は初めて。支援物資や燃料の搬入も開始された。報道によれば、解放されたイスラエル人の人質は、ガザ南部のラファ検問所からエジプトに入り、空路でイスラエルに帰還。その後病院で治療を受け、家族と面会する。

 イスラエル軍はこれより先、声明で「(戦闘休止の)準備を完了した」と発表。ロイター通信は、イスラエル軍の戦車を含む車両がガザから離れるのを記者が目撃したと報じた。ハマスは23日の声明で、他のパレスチナ勢力を含む「全ての軍事行動が停止される」と述べ、戦闘休止を履行する意思を表明した。

 戦闘休止入り直後には、ガザに近いイスラエル領内で空襲警報が鳴った。ガザ南部から北部に向かおうとした住民がイスラエル軍に撃たれ、負傷したとの情報もある。大きな衝突は伝えられていないが、戦闘休止が維持されるか不安定な状況だ。

 カタール政府が仲介した合意によれば、ハマスは、人質約240人のうち女性や子供計50人を解放する。13人の引き渡しはこの第1陣で、ハマスは追加でタイ人らも解放した。タイ人に関しては、イランが仲介したとの情報がある。戦闘休止期間の延長を視野に、ハマスは追加の人質解放を検討する。

 イスラエル側も、収監するパレスチナ人の女性や子供150人を順次釈放する。ロイターがパレスチナ当局者の話として伝えたところでは、24日は女性24人と10代の男性15人の釈放が見込まれる。

 期間中は人道支援物資のガザ搬入が拡大し、ハマスは、トラック200台分の支援物資と4台分の燃料が毎日搬入されると説明。荷物を積んだトラックが24日朝以降、エジプト側から境界のラファ検問所に入った。イスラエル軍はトラック8台分の燃料などがガザ内の国連当局者に渡ったと明かした。支援拡大により、イスラエル軍の攻撃で悪化したガザの人道状況が改善するかが焦点だ。←引用終わり


引用開始→ バイデン米大統領、人質解放を歓迎 合意の完全履行注視―パレスチナ
(時事通信 2023年11月25日 05時59分)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は24日、滞在先の東部マサチューセッツ州ナンタケット島で演説し、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスが拉致していたイスラエル人らの一部を解放したことについて「人質が救出され、愛する人と再会できたことに感謝しなければならない」と歓迎した。米国はカタールやエジプトと共に、イスラエルとハマスの合意を仲介した。

 バイデン氏は「始まったばかりだが、今のところは順調だ」と指摘。「あすにはさらに多くの人質が解放され、その後も続くだろう」との見方を示した。また、カタール、エジプト、イスラエルの各首脳と連絡を取り、合意の完全履行を目指す方針を確認したとも明らかにした。←引用終わり


引用開始→ ハマス、24人解放 イスラエルは39人釈放
(産経新聞 2023/11/25 08:39 佐藤 貴生)

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの4日間の戦闘休止合意が発効した24日、ハマスは合意に基づきパレスチナ自治区ガザに連行したイスラエル人の子供や高齢者ら24人を解放した。イスラエルは引き換えに獄中のパレスチナ人女性や未成年者39人を釈放した。ロイター通信などが報じた。

ハマスが解放したのは、二重国籍者を含むイスラエル人13人とタイ人10人、フィリピン人1人で、全員イスラエルの医療施設に入ったもよう。タイ人とフィリピン人の解放にはエジプトも関与したとされる。

一方、イスラエルが釈放したのはパレスチナ人の女性24人と未成年者15人。ガザと分断状態にありパレスチナ自治政府が統治するヨルダン川西岸地区に入ったとみられる。

イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「人質の最初のグループの返還が完了した」とし、全員の解放に全力を挙げると強調した。ハマスの元には210人以上が残っているもよう。イスラエルは休止期間の終了後、ハマスが人質10人を解放するごとに、戦闘を1日休止するとしている。

バイデン米大統領は、ハマスによる人質解放は「合意(履行)の始まりでしかない」とし、さらなる解放継続を求めた。

24日朝にはハマスとイスラエルが10月7日に戦闘を開始して以来、初めて交戦が停止された。イスラエル軍が激しい攻撃を展開してきたガザ北部から、戦車の車列が去ったとの目撃証言がある。ガザの住民からは喜びの声が聞かれたが、双方は休止期間終了後、戦闘を再開する方針を示している。←引用終わり

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2023/11/24

釈迦が説き遺した佛教は宗教というより生の「大哲学書」だ! 「衆生無邊 煩悩無盡 法門無量 佛道無上」であり生きる事は生も悩みも学びも佛も限りなく

釈迦が説いたとされる教えを捉え、様々な言語に書き写し遺した「佛教」は、末端では「宗教」として認識され信仰されているが、基本は「真理」を追究する「哲学」であり、その過程で求道者は自らの悟りを得ようとするので、様々な理解や悟りが存るのが普通だ。


人が生きる過程で、様々な軋轢や葛藤があり、その克服に人は悩み苦悩する。時に救いを求め幻影に惑わされ、その都度に救いを求めようとするが、釈迦は「答」ではなく「思考の方法」を述べたのであり、それをどう受け止め思考し求道するかは夫々であるかと・・・


釈迦の遺した言葉は、佛の言葉(佛陀の言葉)として弟子により様々な言語(言語)の文字で記され伝えられ、求道者には「真理追究」の「大哲学書」の教科書(佛典)として用いられ、各地へ各国へ伝えられた。


ゆえに、例えば最澄が開いた「天台」の延暦寺も、空海が開いた「真言」の金剛峯寺も、基本は「大学」であり、奈良では南都六宗は哲学を追究すると共に、燦然と輝く最先端の「知(インテリジェンス)」としての学問修行所だったと考えられる。


そこから派生しながら、日本では様々な修行の場としての「学びの道場」として初期の寺院が形成されている。
やがて、いくつもの理解や学びを得た上で、幾つもの教義が打ち立てられ、様々な「宗派」が林立したとも言える。


いくつかの新興宗派は、
残念な事に釈迦の「自由な哲学(理解)」から、大きく踏み出し「宗派としての理解・教義」を押し付け、入信を求め、自由な解釈や理解を悉く縛り上げるのは教義ではなく狭義の強制ともいえ、偏執な世界を強制したがるのは何よりも未熟であり胡散臭い事を示している。


一神教の信仰は洗礼を受け「入信(契約=制約=縛徒)」が先だが。


佛教では釈迦の説いた事に触れ学ぶのは自由で縛られる事(修行の確立された所作などの方法を除き)はない。
未熟な宗教概念の押し付けは、宗教上の「教義を真理」としての強制として為すため、小さな僅かな事でも「争い」に連なる。


宗教は、悩み苦しむ人の解放の途筋を考え得ないようなら、その存在は闇であり存立する意義はない。
とは言うものの何れの「宗教」も、人の苦しみや悩みを解決できるワケなどなく、その対象の人が抱える苦しみや悩みに寄り添い、心に抱える解決のヒントを幾つかでも提供できれば、その存在は大きいのではないか。


「佛教」は釈迦が遺した「大哲学」であり、
その「教義」は様々であり、求道する者が自由に理解や発展を縛るものではなく、しかしながら釈迦が遺した「佛典」の多くを学び識り理解するのは容易ではなく、その一部とも言える「経典」に触れるのではあるが、末端の寺院では、その不勉強もあり十分に伝達伝承する事も叶わず、死者の葬送としての葬儀に「経典」を唱える事に終始しているのが実際だろう。


例えば、
端的な「般若心経」の理解を巡っても、その壮大さに圧倒されるが、多くは唱える事で平安に浸れると喧伝した者があり、深く追究する事もなく追随する側は「般若心経」を唱える事で修められていると考えるワケで、会得し体得し得ていないとも言えるが、佛教は一々個々人の細かい事などには触れないのだ。

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2023/11/23

「年末ドリームジャンボ宝くじ」が発売され、民は「細やかな夢」を手に入れようと! まずは長い行列をも省みずケガのないお小遣い程度のカネを叩き

「年末ドリームジャンボ宝くじ」発売だそうで。


先日まで「ハローウィン宝くじ」を売ってましたね!


この記事によると100枚(3万円)買った人を取材し。
1当前後賞なら3万3333倍に変わるワケで、


確かにそりゃドリームですよねぇ!
何より今日から41日間の限定で「夢を見る権利」を得るワケで・・・


以前、不思議なヒトが、
東京は「銀座チャンスセンター」で買い求め、
大阪で「大阪駅前(梅田)チャンスセンター」で別に買い、2本当選すればどうしようと。


真に「取らぬ狸の皮算用」をしてニンマリしておりましたが。


年明けに「どうだった!?」と訊けば、
「オマエねぇ、600円も当たったヨ」と言っておりました・・・
「呆ッ~、それぁ屁把なことでヨカチタねぇ」と言ってやりマス多。


細やかな「夢」ですが、
直ぐに露見する「法螺や夢」は大きい方が罪も軽いですからね。

引用開始→ 年末ジャンボ発売、10億円の夢求め銀座に300人行列…100枚購入の男性「新婚旅行のグアムにもう一度妻を」 (讀賣新聞 2023/11/21 10:59)

 1等・前後賞合わせて10億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」の販売が21日、全国で始まった。東京・銀座の宝くじ売り場「西銀座チャンスセンター」では、販売開始の午前8時半に約300人の列ができた。

列を作り、「年末ジャンボ宝くじ」を買い求める人たち(21日午前、東京都中央区で)=木田諒一朗撮影
 寝袋を持って18日から並び、100枚を購入したという埼玉県川越市の男性(76)は「当選したら新婚旅行で訪れたグアムにもう一度、妻を連れて行きたい」と話した。

 賞金は1等(23本)が7億円、前後賞が1億5000万円。1等・前後賞で計5000万円が当たる「年末ジャンボミニ」も同時に売り出された。いずれも販売は12月22日までで、抽選は大みそかに行われる。←引用終わり

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2023/11/22

戦争を終わらせるには、地域の安定を乱す要因を排除し無条件に解体し、武力に頼らない確かな統治機能を形成し安全で安寧な地域社会を造り出す事

パレスチナ・ガザ北部へ、イスラエルが反撃の猛攻を始めた時。
「ハマス」は阿呆でもマヌケではないから、民間人に身を隠し「人質」を伴い南部地域へ逃亡するのは当たり前の事だ。


検問所で誰何され尋問された処で
「はい、ハイ、確かに、私はハマスの戦闘員でございます」という事など、
あり得ない。


これが、ゲリラ戦の難しい処で、
善良な「市民はゲリラ兵士であり、ゲリラ兵士は市民」だ。
この線引きは困難を極めるのが共有された認識だ。


平和な戦いでは、
「スパイ(工作員)は平静で善良な市民であり、善良で平静な市民は多くがスパイ(工作員)に利用され、結果的に協力者としてスパイ工作に寄与」しているワケだ。

ゆえに検挙し逮捕しても「本人に自覚はない」のが一般的な事例で、世間は驚き、公然と反権力・反国家を掲げて止まぬ特定の司法者は「国家権力によるデッチ上げ。国家による市民弾圧の証左だ」と、メディアを嗾けお決まりの非難を口を極め大騒ぎを展開する。


日本の現代社会構図ゆえ、
日本人の大半は理解せず、サヨカが流す誇大妄想に悪乗りし騒ぎ立てるのが、いつもの光景だ。
ゆえに、追う側は「人的に非道」で、追われる側は「社会正義の英雄」だから、何が正しいのか議論も成立せず手に負えない。


それは「戦争の度に繰り返される混乱・混迷・混沌」で、正邪はないのだ。

引用開始→ ハマス主力は南部へ逃走か ガザ戦争は第二段階に (Wedge 2023年11月21日 佐々木伸 [星槎大学大学院教授])

 パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの指導部や戦闘員の多くがイスラエル軍の制圧した北部を抜け出し、住民が避難する南部にすでに逃走している疑いが濃厚になってきた。イスラエル軍はハマスの司令部があるとしていたガザ最大のシファ病院に突入したが、軍事利用の証拠を見つけられず、焦りを強めている。前線は今後南部に移るのは必至で、戦争は第二段階に入った。

思惑外れた掃討作戦
 ガザ北部にハマスの拠点があるとにらんでいたイスラエル軍は北部と南部を分断し、民間人を攻撃しているとの国際的な非難を避けるため、北部の住民を南部へ避難させてきた。これまでに住民ら約70万人が南部に移動、北部にはなお25万人ほどが残留しているとみられている。

 イスラエル軍は北部を戦車部隊などで完全包囲し、ハマスのトンネル網を壊滅するため徹底的に空爆、北部の建物の7割近くが破壊され、がれきと化している。特にイスラエルが標的にしていたのがシファ病院だ。イスラエル側は病院の地下にハマスの司令部が置かれ、ここから10月7日のイスラエル越境攻撃が指揮されたとみていたからだ。最大の軍事的な攻略目標だった。

 イスラエル軍は4万人の兵力で病院を包囲した。地元の情報などによると、イスラエル軍は病院に到達するまでのハマスとの戦闘で、戦闘員約1000人を殺害し、多くのトンネル網をつぶした。

 イスラエル軍側にも戦闘で55人の死者が出た。ハマスは病院を軍事利用していることを否定していたが、イスラエル軍はハマス側が病院に立てこもるなどして激しく抵抗するとみていた。

 しかし、イスラエル軍が11月15日に病院に突入した時には、抵抗はなく、銃撃戦も起きなかった。勢力4万人ともいわれたハマス戦闘員の姿はなかったのである。

 イスラエル側は病院内の地下や病室などをくまなく捜索したが、ハマスの明確な痕跡を発見することができなかった。ただ敷地内に人が1人通れるほどの深い縦穴が見つかった。

 深さ10メートルの縦穴はトンネルに通じており、50メートルほどその先には爆発物にも耐えられるように補強されたドアがあるという。ドアには爆弾が仕掛けられている可能性があり、犬なども動員してさらに詳しく調べる方針で、イスラエルはハマスの活動の証拠と主張している。だが、イスラエルの思惑に反して、ハマスが活動していた決定的な証拠をみつけることができず、掃討作戦は暗礁に乗り上げた。

 軍事専門家らによると、ハマスの幹部や戦闘員多数がすでに北部から南部に逃走した可能性が高いという。衝突当初は北部に拠点があったのは事実のようだが、イスラエル軍がガザを南北に分断して侵攻作戦を加速させ始めた頃までに、ハマス側が裏をかき、南部に逃れたのではないかとみられている。トンネル網を使ったり、避難民に紛れて脱出を図ったりした戦闘員もいたようだ。

戦線の拡大は必至
 イスラエル軍はシファ病院の入院患者や、病院に避難していた住民ら約2500人に退去を命じ、世界保健機関(WHO)によると、病院には現在、医療関係者25人と入院患者約290人が残っているだけだという。重体の乳児が30人以上含まれていたが、WHOの手で南部の病院に移送された。18日に短時間、病院を訪問したWHOの職員は「死の領域」と語った。

 イスラエル軍がなぜ避難住民らの退去を命じたのかは明らかではないが、「ハマス戦闘員らが潜伏している可能性のある病院の地下を一気に吹き飛ばすためではないか」(中東専門家)との見方が出ている。

 イスラエル軍の報道官は「ハマスの潜んでいるあらゆる場所に前進する。南部にもハマスはいる」などと述べ、ハマスの戦闘員らが南部に逃走したとの見方を間接的に認めた。イスラエル軍はこのほど、北部の難民キャンプにある学校を空爆、数十人を殺害する一方、南部ハンユニスの住宅を爆撃、28人が犠牲になった。

 現地からの情報によると、イスラエル軍はハンユニス周辺で空からビラを撒き、住民に避難を呼び掛けているとされ、南部への進撃が近いとの観測を呼んでいる。イスラエルは北部を封鎖した際、北部の住民らを南部に移動させた。南部の国連施設などは数十万人の難民であふれ、食料、水などが不足し、衛生状態の悪化で伝染病のまん延も懸念されている。

 一度強制的に避難させられた住民を再び移動させるようなことになれば、大混乱に陥り、人道危機はさらに深刻なものになるだろう。かといって破壊し尽された北部の住居に戻ることはできない。イスラエルは避難民の中に、ハマスの戦闘員が紛れているとみており、どのような攻撃に出るのか避難住民の恐れは募る一方だ。

「ポスト・ハマス」で綱引き激化
 戦争に終わりが見えない中、イスラエルのネタニヤフ首相と米国のバイデン大統領との間で、「ポスト・ハマス」(ハマス以後)のガザ統治を巡って綱引きも激しくなっている。火を付けたのはネタニヤフ首相だ。首相は12日、米テレビとのインタビューで、戦後もガザの治安の責任を担うと述べ、ガザの占領を続ける考えを明らかにした。

 だが、これにはバイデン政権が反発。バイデン大統領自身が18日付のワシントン・ポストに寄稿し、イスラエルの占領に反対する考えを表明、イスラエルとパレスチナ独立国家による「2国家共存」が永続的な中東和平の道だとして、イスラエル側に譲歩を迫った。

 大統領はガザの統治は最終的にパレスチナ自治政府に委ねるべきだとの見解を示し、それまでの間、戦後のガザの治安を守るために「国際社会の支援」が必要であることを強調した。大統領の頭にある「国際社会」とは「アラブ平和維持軍」とみられており、すでにアラブ諸国の一部には打診しているようだ。

 しかし、ネタニヤフ首相はハマスのテロを非難しないようなアラブ側にガザの治安は任せられないと強く反対しており、すでに停戦をめぐって緊張している両国に新たな難題が持ち上がった格好だ。ハマスに捕らわれた人質解放交渉でも対立しており、ここにきて米、イスラエルの軋みが目立ってきた。←引用終わり

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2023/11/21

産経新聞が、元自民党総裁の谷垣禎一氏を訪問取材した懇談記事全文を10月末に報じ、改めて慧眼と深い知性に触れる事ができました引用紹介します

産経新聞が10月末に「谷垣禎一」元自民党総裁を雑談取材として単独会見し、それを記事に纏め奉じた事を記憶のため記録しておきます。
久々に、谷垣禎一氏の慧眼に触れる事ができた思いです。
やはり、希有な貴重な人材ですね。
サイクリング中の転倒で政治家としての生命を喪った事が、つくづく残念無念だなぁと。


見落とされた方もあるかと考え、3週間の日時をおき全文を引用し紹介しておきます。


谷垣禎一さんに聞く岸田首相の支持低迷の理由「政治家はまれにみる嫌な時代」~夜の政論①
(産経新聞 2023/10/28 17:00 水内 茂幸)

岸田文雄内閣の支持率はなぜ低迷を続けるのか。防衛や原子力政策の抜本的転換を図った評価より、今は悪評ばかり目立つ。答えを探して、首相と同じ自民党宏池会(現岸田派)出身の谷垣禎一元総裁(78)を尋ねた。谷垣さんはロシアのウクライナ侵略が日本でも生活の隅々に影響し、「今は日本の戦後の政治家が経験したことのない、まれにみる嫌な時代だ」と指摘。とりわけ繊細な政権運営が必要だと説く。

コロナ禍も落ち着きつつあるし、久々に一杯やりませんか-。こう打診すると、谷垣さんは私を自宅に招いてくれた。

「リハビリのために鉄の手すりを付けたんですが、この夏は触っただけで熱く、自宅にとどまることが多かった。リハビリも工夫しないとね」

電動車いすで出迎えた谷垣さんが、まず話題に出したのが庭先に設けたデッキと手すりだった。自転車事故で頚髄を損傷し、長い入院生活を終えて帰宅した際、1階のリビングから段差なく庭に出られるようしつらえたのだ。

手すりはつかまりながら数歩、歩ける長さがある。日によって差はあるが、支えがあれば数百メートル程度歩けるまで回復したという。

「リハビリ仲間に、私のようなお酒好きがいるんですよ。私はビールグラスを持つことができるが、自分で持てない人もいる。『あの人は杯を自分の口まで持ってくる。俺もああなりたい』と、私を目標にしてくれる人もいるんですよ」

普段はヘルパーに夕食を作ってもらい、午後5時ごろから晩酌を始める。9時には就寝し、翌朝6時に起きる日常だ。新聞はめくることはできないが、毎朝タブレットを使って目を通す。

案内されたテーブルに、冷たいビールがやってきた。まずは乾杯! 谷垣さんもグラスをひょいと持ち上げ、おいしそうにのどを潤す。

先出しとして、この日おつまみを作ってくれた娘さんアレンジの冷ややっこが登場した。冷たい絹ごし豆腐の上に、ジャコとみょうがと小葱、大葉のあえ物が添えてある。「ジャコは油で揚げました。お母さんがよくやっていたんですよ」。台所から娘さんの快活な声が聞こえてきた。谷垣さんの妻、佳子さんは今年13回忌を迎える。

シンプルだが、ジャコの香ばしさが他の薬味とうまく交じり、豆腐のうまさを引き立てる。

谷垣さんは、手指の障害者でも持ちやすく工夫された箸を駆使しながら、一緒に出されたカンパチの刺し身を口に運んだ。「箸ぞうくん」の名を持つ箸は、片端がちょうつがいのようにつながり、指を挟みやすい補助器具もある。

「ヘルパーには『できるだけ(補助器具のない)ピンセットの箸を使って』といわれるが、持つのは難しいんだよね‥おい、ちょっと日本酒を出してよ」

テーブルに、キンキンに冷えた新潟の地酒「久保田千寿」の一升瓶がやってきた。ワイングラスでいただく。フルーティーで芳醇なコメのうまみが口に広がる。

「しかしねえ、なんであんなに支持率が下がるのかと思うんですよね」

谷垣さんがグラスを傾けながら語りだした。

「今回のような世界中が影響を受ける戦争というのは、戦後の日本にとって初めての経験ではないか。これまで国際秩序の基本にあった国連安全保障理事会が機能しなくなるほどの戦争というのは」

昨年2月の侵略開始以降、安保理は当事国のロシアと連携する中国に米英仏が対峙する構図が続き、ほぼ何も決められない機能不全に陥っている。

「独立国家の主権を侵すロシアに非があるのが明らかだけど、現実的なことをいえば、この戦争をやめるはかなり難しいよね。往時の日本も、沖縄の地上戦に敗れ、大都市がB29に焼かれ、広島と長崎に原爆を落とされ、あれ以上ないところまで追い込まれた末に降伏を決断した。今回の戦争を止める際は、新しい国際秩序の仕組みづくりとセットでなければならないから余計に難しいと思う」

こうした局面で、岸田首相は厳しい対露制裁を決断した。「今日のウクライナは明日の東アジアの姿かもしれない」として、軍事的圧力を強める中国も念頭に、防衛力の抜本的強化に乗り出した。本来なら、首相の求心力が高まってもいいと思うのですが。

「こういう戦争が起きるときは、日常生活への不満が日本でも募る。物価が上がり、特にエネルギー価格なんて『こんな暑いのに電気代の値上げかよ』となる。戦争が始まった昨冬は、コロナ禍の傷をどう修復して国民生活を正常に戻すか-という局面だった。そこで戦争が勃発し、モノの値段が上がった。日本の安全保障環境も踏まえれば、自衛隊を充実させる必要にも迫られた」

「戦時にすごく評判のいい政府を作るのは難しい。昭和の初期にも、世界恐慌後、金解禁の中止を決断した高橋是清蔵相が凶弾に倒れた。誰がやっても『こんなにうまくやった』と喝采を浴びる時代ではない」

グラスを置いて、谷垣さんがつぶやいた。

「今はね、日本の政治家にとってまれにみる嫌な時代が来ているんですよ」

生きづらい時代には、国民の不満が総じて募るというのだ。

「国民がわっと前に進めない状況になっていることを、政治家はわからなければならないね」

今の世相が分からずに批判を高めた例として、谷垣さんはマイナンバーカードの問題をあげる。

「住民票や健康保険証と結びつく、国民生活の基本になるものだ。今後はなければ困る制度になっていくでしょう。しかし、このタイミングで『うまくいくまで多少の失敗があるのはやむを得ない』なんてやったらどうなるか」

それにしても、外交面の成果が知らぬ間に立ち消えになってはいませんか。(聞き手 水内茂幸)

谷垣さんの「夜の政論」を本日から4回連載します。第2回は29日午後5時にアップします。


谷垣禎一氏が語る文在寅氏と鳩山由紀夫氏が同類の理由「日本が損しない国際秩序作れるか」~夜の政論②
(産経新聞 2023/10/29 17:00 水内 茂幸)

自民党の谷垣禎一元総裁(78)の自宅を訪ね、岸田文雄内閣の支持率がなぜ上がらないのか、一杯やりながら率直に質問をぶつけてみた。岸田首相の外交面の成果は、知らぬ間に立ち消えになってはいませんか。

「確かにね。今回のウクライナ戦争で存在感が高まっているグローバルサウス(新興国・途上国)の取り込みなどは、日本の強みを生かしてよくやっている。彼らの一部には、西側の先進国に『あいつらは今も上から目線だ』と腹を立てている国が多い。事実上の『一強』となった米国や植民地支配の過去を抱える英仏に対し、『西側リベラリズムのおごり』と批判する国さえある。その中で、日本は独自のODA(政府開発援助)を駆使して努力を重ね、『欧州はうんざりするが、日本は違う』と評価も集めた。首相はここをうまくすくい、西側とつなぐ役割を果たしている」

ただ、今後はこの外交でも、首相にとって厳しい難局面が待つと説く。

「この戦争が終わったとき、どう新しい国際秩序を作っていくのかが焦点となる。そこでは、日本がすごく損な立場になるわけにはいかない。日本は必ず、それなりの地位を占めなければならない。国内では国民生活に目配りしながら、対外的にはこの難題に挑まなければならない。岸田さんに限らず、自分が首相になりたいと狙っている人にとっても、答えを出すのは簡単ではないはずだ」

テーブルには『野菜の揚げびたし』が登場した。パプリカとカボチャ、なすを素揚げして、甘辛いマリネ液にしっかりしみこませている。香ばしい夏野菜の香りと甘さが、冷えた久保田によく会う。

谷垣さんが「水内さんは産経新聞だからこっちが好きかな」といいながら、テーブルには白い陶器に「中華民国立法院」と書かれた蒸留酒「白酒(バイジュウ)がやってきた。テーブルには、「中華人民共和国」と書かれた「貴州芽台酒」も登場。「酒に国境はありませんよ」と酒巻俊介カメラマンが笑ったが、私はなんとなく中華民国を注ぐ。

谷垣さんに「一気に飲み干すんですよ」と言われたが、アルコール度数は50度! しかし、独特の香ばしい匂いがさわやかだ。昨年、谷垣さんのインタビュー連載を担当し、今回同席した豊田真由美記者は「食道の位置が分かる」とむせながら飲んでいる。

「この前、フランスのマクロン大統領がNATO(北大西洋条約機構)の東京事務所開設に反対したでしょ。私は心理がよくわかるんですよ」

谷垣さんが語りだした。 「海洋国家の道を選ぶか、大陸のつながりを大切にするか。各国が個別の事情を抱えていますよね。英国は海洋国家の道を選び、EU(欧州連合)から抜けた。残った独仏を中心とするEUはどうするか。陸続きの中国に経済などの利益を全部取られては大変だ。中国とうまく付き合いつつ、必然的に、カザフスタンなど中国の周辺国とも協力する。フランスがNATO日本事務所に反応した背景は、ここまで見なければならないと思うんです」

谷垣さんも白酒をなめる。

「日本もずっと、2つの選択を迫られていたでしょう。海洋国家としてアングロサクソンと組むか、大陸につながるところと組むか。日本では明治以降、右翼を中心に、中国や韓国と組んで欧州に踏みにじられない大義の旗を立てろという議論があった。しかし、当時は日英同盟を選び、今は日米同盟。アングロサクソンと組む流れを継いでいる」

「韓国も、似たような選択を迫られてきましたよね。北朝鮮との関係強化を図った文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は、日本でいえば、沖縄県の米軍普天間飛行場の辺野古移設にブレーキをかけた鳩山由紀夫元首相の言動に近いと思っているんですよ。韓国では『北と南の連携を強くしていこう』という訴えが国民の喝采を浴びる面もあるでしょう。ただ、今の時代に文政権みたいな道をとるとあまりに支離滅裂になる。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が誕生したのは、日本にとっても本当によかった‥、ああ、すっかりいい気になってペラペラしゃべっているなあ」

谷垣さんが車いすを少し動かしながら話題を変えた。

「最近は新聞を読みながら、私と同世代の方の回顧録をよく読むんですよ。私たちの世代は一体何を残したか-と考えながらね」

谷垣さんは昭和20年生まれだ。

「例えば歌手の加藤登紀子さん。読売新聞で連載していたが、彼女は私の1歳年上で、東大の五月蔡でシャンソンの『赤い風船』を歌っているのを聞いたことがあります。彼女と政治的立場は大きく異なりますが、同じ時代の空気を吸ってきた。もう1人挙げれば、ピアニストの山下洋輔さん。彼は麻布高校の先輩で、文化祭でピアノを弾いていたのを覚えている。ジャズという日本でまだ珍しかったやり方に挑んでいた」

「もう1人、倉本聰さん。彼は喫茶店でアベックのすぐ横に座り、会話をじっくりと聞きながらシナリオを練ってきた。テレビをどう活用するのか、一生懸命考えてきたんですね。戦後日本の可能性を開くためさまざま頑張ってきた」

「逆にいえば、そうそうたる大会社に行き、少し前まで『半導体は日本だ』と頑張った友人がいた。しかし、今は見る影もない-。俺たちの世代は何をやってきたんだろう。私とすべてジャンルは異なるが、この年になって、じっくり考えるんですよ」

少し遠い目をする谷垣さん。自らも、政治の中枢で時代を動かしてきたじゃないですか。

「自分のやってきたことはこんな副作用を生んでいたのかと考えるものばかりですよ。自分の思った通りになったことは絶対ない。ほとんど、予期しないことが起きている。例えば難民の問題。私は議員になりたての頃、自民党法務部会の副部会長としてこの問題に取り組みました。当時は無制限に外国人を入れるととんでもないという議論があり、入国には『職業訓練』という形を取り入れたが、今から思えば、物の見方が足りなかったと自省することが多い。『こんなこと考えもしなかった』という問題が次々と起きてね」

もう一例として挙げたのが、女性の社会進出の遅れだ。

「私は昭和20年生まれだから、現行憲法の『男女同権』は素晴らしいと教わった。しかしその私が何をやってきたかといえば、政治家の傍らで、家事は全部女房に押しつけた。家事はやってみると結構大変ですよ。こんなこと言ったら、あの世の女房に怒られるかもしれないが、専業主婦じゃない人が家事に取り組むのは大変だ。今は働く女性が圧倒的に増えたでしょ。亭主と女房がどっちも働いているのに、家事は女房だというんじゃね。子育てしながら政治に携わる上川陽子外相や加藤鮎子こども担当相は相当優秀ですよ」

子供2人を育てる豊田記者が「家事をしない人と結婚できませんよ」と合いの手を入れる。

「でも、少子化対策って、政府の政策でこなせるものなんですかね」

シャッターを切っていた酒巻俊介カメラマンが尋ねた。(聞き手 水内茂幸)

谷垣さんの「夜の政論」第3回は、30日午後4時にアップします。

谷垣禎一氏が語るLGBT「政治だけで解決できぬものがある」~夜の政論③ (産経新聞 2023/10/30 16:00水内 茂幸)

岸田文雄内閣の支持率がなかなか上がらない要因はどこにあるのか。首相は「次元の異なる」少子化対策や、性的少数者(LGBT)などの理解増進法も進めたが、自民党の谷垣禎一元総裁(78)は「政治だけで解決できない問題がある」と指摘する。

「少子化対策って、政府の政策だけでこなせるものなんですかね」

酒巻俊介カメラマンがつぶやくように尋ねた。

「私が生まれたのは昭和20年、第1次ベビーブームの直前だ。私の直後から出生数がばっと増えたのは、終戦で安定感が生まれたことが一因だ。そこから高度経済成長に向け、日本はどんどん豊かになった。私と弟は歳が6つ違うが、2人が育った時代は豊かさが違う。私のときは、学校に裸足の子がたくさんいたんですよ。満州や朝鮮から引き揚げてきた家庭は特に貧しかった。私が中学に入ったのは1957年頃だが、当時から目に見えて経済がよくなってきた」

「子供を持つかどうかは、国民の意識や生活力と結びついている。今は女性が働くのは当然となり、男性の育児休業取得も進めようとしているが、社会や企業全体の意識は追い付いているか。男性は、家事を理解して家で働いているか。そこまで一気に政治が変えるのは難しいよね。もちろん、弊害を取り除き、女性の社会進出と子育てしやすい政策を進めなければならないのは当然だけど」

谷垣さんの酒をあおるピッチが上がってきた。

「そもそもね、政治でさばくことができるものにも限界があるんですよ。最近のLGBTを巡る問題なんか典型でしょう」

6月には、自民が主導する形でLGBT理解増進法が成立した。基本理念に「性的指向およびジェンダーアイデンティティーを理由とする不当な差別はあってはならない」とうたっているが、「不当な差別」の定義など問題が多い。生まれつき女性の権利を守れないのでないか、といった懸念も巻き起こっている。

「日本は昔から、こういうことに関してはおおらかだったでしょ。(法規制を進めた)欧州とは違うんですよ。私のおじはドイツのミュンヘン大学に留学していたが、当時、日本から来た友人を宿舎に泊めたら、翌日警察に呼ばれたそうだ。その頃のドイツは同性愛が犯罪の対象だった。それほど厳しく取り締まってきた欧州諸国が、今ではLGBTを認めるようになり、日本に『お前ら遅れている』という。私は『上から目線じゃないか』と思わないでもない」

自民に導入論がある選択的夫婦別姓制度に関しても、日本の文化まで含めた議論が必要だと説く。

「例えばお盆。家のご先祖様をお迎えして霊を慰め、お送りするお祭りですよね。そのご先祖様の遺骨は、都市部などもう違うのかもしれないが、それぞれの家のお墓にあるでしょ。夫婦別姓になったとき、この『○○家の墓』はどうするんだろう。こうなると、政治だけでなく、ある意味宗教界まで含めて幅広く議論しなければならないとも思うんですよ」

夫婦でも姓が違えば、お墓はどうなるのか。日本の家族制度は大きく変化しているだろうが、単純に解決できない問題はあるだろう。

「私はかつて、あるクリスチャンに『キリスト教徒は神と自分が一対一で対峙する。だから神に対する責任は自分一人で背負う。だが、日本人はそうでない。そこが日本人の欠点だ』と言われたことがある。私のような人間は、神と一対一でなく、多くのご先祖様と向き合うと思うんだよね。LGBTも夫婦別姓も、日本が培ってきた文化の深いところまで、よく考えなければならない。これを政治だけで解決できるかといえば、どうなんだろうね。ああ、調子に乗ってペラペラしゃべっちゃってるなあ」

谷垣さんが娘さんに、「カメを持ってきて」と指示を出した。居間の奥から出てきたのは、沖縄の泡盛「瑞泉」の一斗(18リットル)瓶3つだ。

3つの瓶は1年ごとに買い足しており、一番瓶がなくなると2番瓶からつぎ足す作業を繰り返しているという。飲む酒は、長期間少熟成された古酒(クース)になっている。「わが家の門外不出のお酒ですよ」

口に含むと、熟成されたなんともまろやかな味だ!

谷垣さんが、銀製の小さなおちょこを出してきた。「これはのろけるわけじゃないけど、女房がフランスに行ったとき、私に買ってきてくれたものですよ。銀は年が経つと黒い錆が出てきちゃうけど‥もう30年ぐらいたってるかな」

妻の佳子さんと谷垣さんは司法試験を目指す学生が通う予備校で出会った。谷垣さんが数年かけて合格した際、同じく数年在籍していた奥さんは不合格。そのとき「なら、私のところに来たらどうか」とプロポーズしたという。

「まあ、いい女房でしたよ。法律には向いていないと思うけど‥。こんなこと言ったらあの世で怒っているかもしれないが」

今年で13回忌。今でも思い出しますか。

「思い出すねえ。女房は孫をみていない。ただ、娘が亭主になる人を連れてわが家に来たとき、女房がえらく張り切ってね。私に肉を買いに行かせたんですよ。『変な肉を買ってきてはダメだ』と気合が入ってね」

台所から娘さんが「あのとき、自転車で肉を買いに行ったでしょ。(東京都の)二子玉川まで」と合いの手を入れる。

「子育てって大変だけど面白いですよね。『こんなにかわいい子がなんであんな憎たらしいことをいうんだ』と思うこともあったが、終わってみるとすべてが宝物だ。私は女房に『男の子も育てたかったな』とぽろっとこぼしたことがあるが、『あなたそんな風に思っていたの?私は満足してたわよ』と言われた」

谷垣さんは、父が文相を務めた専一さんを持つ政治家一家だ。「跡取り息子」にこだわりましたか。

「そんな風には全然思いませんでしたね。ただ、私の母が3人姉妹の長女だった」

といいながら、谷垣さんがリビングに飾られた1枚の写真を手にした。

「私の母方の祖父ですよ」

フレームの中で凛々しい軍服に身を包んでいるのは、陸軍中将だった影佐禎昭だ。(聞き手 水内茂幸)

「夜の政論」、第4回は31日午後4時にアップします。


谷垣禎一氏「ロシアは潜在的に西側怖い」国会議員の観光馬鹿にするな~夜の政論④終
(産経新聞 2023/10/31 16:00水内 茂幸)

自民党の谷垣禎一元総裁(78)の自宅を訪ねた。杯をかなり重ねた後、谷垣さんが「母方の祖父だ」といいながら、一枚の写真を手にした。フレームの中で凛々しい軍服に身を包んでいるのは、中国で謀略活動を進めた陸軍中将、影佐禎昭だ。名前の「禎一」は、影佐から一文字を取ったという。

「祖父は硫黄島で自決した栗林忠道中将と陸軍大学校の同期で、当時の陸軍参謀本部第8課(宣伝謀略課)の初代課長を務めたそうです。米国のCIAのような組織ですよ。戦争を始めようとするとき、そんなところがないとできないから」

影佐は、日中戦争初期の戦争指導に携わり、昭和14年には蒋介石と対立していた親日の汪兆銘政権を樹立する際の中心人物となったという。

「どうすれば停戦交渉に持ち込むことができるか、考えながら任務にあたっていたはずだ。そんなとき、当時の近衛文麿首相が突然『今後は蒋介石を相手にせず』と宣言した。祖父は相当困ったはずだ。仮にロシアのプーチン大統領が『今後はウクライナのゼレンスキー大統領を相手にしない』と言ったら、停戦交渉を考えているロシアの人は『じゃあ今後はだれを相手にすればいいのか』と思うはずだ。それだけ戦争を止めるというのは難しい」

「当時できた南京政府で、祖父は軍事顧問。そのときの財政顧問が、後の福田赳夫元首相だったそうです。だから息子の福田康夫元首相は、幼少期に南京に住んでいた。私が衆院選で初当選したとき、何かの舞台で赳夫元首相とご一緒したことがある。『君が谷垣君か。私は君のおじいちゃんを知っておるよ』と声をかけられました」

おじいさんからみれば、今の日本はどう映るだろうか。

「昔も今も、日本は同じような選択を迫られている。例えばね、加藤紘一元幹事長の縁戚に石原莞爾がいた。彼の本は面白い。『日本は英米のような海洋国家と手を結ぶか、それとも大陸の国家と結ぶか。大陸国家と結ぶのならば、シベリアから新疆(しんきょう)までにらんだ政策を考えなければならない』と書いている。今でも全部通用する議論ですよ。(現代の中国の巨大経済圏構想)『一帯一路』のようなものを日本が考え、中国だけでなくシベリアまで日本が関与できるかどうか。そこまで考えなければならないと説いている」

海洋国家か大陸と手を結ぶか。どちらを選ぶべきだと思いますか。

「今の日本はG7(先進7カ国)だけに目を止めてはならないと思う。難しいけどね」

妻の佳子さんが遺した銀のおちょこを傾けながら、谷垣さんは今度はロシアの話を始めた。舞台は2006年、モスクワで行ったG8(主要8カ国)財務相会合だ。

「このときのロシアの張り切りぶりはなかった。モスクワで会合に臨んだとき、私は有名なオペラに招待された。劇場に足を運ぶと、『今日は日本の財務相がお見えだ。皆さん歓迎の拍手をお願いしたい』となるのだ。歓迎の夕食会では、出演したトップバレリーナが来た。最後は大統領のプーチン氏との面会だ」

「つまりそのときは、ロシアもG8で生きていこうとしていたのでしょう。今のように西側と対立することは望んでいなかったはずだ。もちろん、一国の主権を侵害する今のウクライナ侵略を許すわけにはいかないが、西側も冷戦崩壊後、もう少しロシアを抱き込むためのうまいさばき方がなかったのかと思うのです」

谷垣さんは、米国務省のロシア担当者から聞いた話を続ける。

「『ロシアは潜在的に西側が怖いのだ。かつてはナポレオンに、そしてヒトラーにも攻め込まれた。なんとかあそこに耐えられるようになりたい。こういう気持ちが本能的にある』というのですよ。日本も怖がられているかもしれませんね。小さな国と思っていたら、日露戦争であんな結果になって」

こう言った後、谷垣さんがつぶやいた。

「日本の戦後教育は、こういうことを身に染みて感じるような教え方をしていないと思うんですよね。われわれは、過去の歴史を相当目を広げてみなければならない。例えば民族を寄せ集めた国は、なぜ統合を図ろうとしているのか。米国、中国、ロシアも、日本にはわからない苦労がある。だからさ‥」

谷垣さんは、昨今話題になる国会議員の海外視察に話を転じた。

「向こうの議員と会って、会議だけしているんじゃわからない。往年の建築物を見て、何のためにこれを作ったのか、一体この国は何を恐れているのか。歴史を深く体感する必要があるんですよ。国会議員であっても、観光を馬鹿にしちゃいけないんだ。外国の要人で日本の首相や外相と会った人はたくさんいるだろうが、伊勢神宮や出雲大社を知らない人が、本当に日本のことが分かるのか、と素朴に思う」

「例えばフランスに行ったらルーブル美術館を見て、焼けたけどノートルダム大聖堂を見て、『フランスの歴史はふくらみがある』と感じてほしい。現地でしっかり観光し、歴史を学び、建築物に触れ、そこの酒を飲めというのが私の考えですよ」

酒をすっかりたいらげた谷垣さん。

「世論もね、そういうものに触れるゆとりまで叱らないでほしいんですよ」(聞き手 水内茂幸)

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2023/11/20

遂に「日本郵船(NYK)」のチャーター輸送船が、イエメンの武装テロ組織「フーシ」に拿捕されたニュースが世界を駆け巡り、日本はオタオタするだけで

遂に「日本郵船」がチャーターした輸送船が、
イエメンの武装テロ組織「フーシ」に、イエメン沖で拿捕されたと外電が。


イランの指揮下にある「フーシ」は、南イエメンの武装テロ組織だ。
これで明らかに、パレスチナのガザを支配する「ハマス」。


レバノンの反政府武装組織「ヒズボラ」が、シリアでは阿呆「アサド」の私兵が、
そしてアラビア半島の南を押さえる「フーシ」が、手柄を上げようと競い。


イランからのオジェジェと武器支援を得ようと競い合うように、イスラエルのゼニカネに係る対象へのテロ行為を、海上では拿捕行為を!


「フーシ」は、米軍の無人偵察機をミサイルで撃墜し、イスラエルとの友好を視野に入れるサウジアラビアを後方から軍事的に牽制する。
徐々に、この戦線は膨脹拡大し、イランはロシアの尻を叩き、東ヨーロッパから中東地域の再分割を求め「WWⅢ」を視野に入れた展開になるだろう。


日本は、国会で司法の手に委ねる事案を、スキャンダルを投げ合いヒステリックに交わしている場合じゃナイだろう。
PMキッシーは、一日も早く退陣すべきだが、次に代わる人材を与野党ともに欠くのが情けない。


存亡の危機は、いま、着実に「足下」まで迫り来ているのだが。

萩生田光一は、矢張りスカでスカのままだ。

世耕弘成は、チビが日々に怨嗟の餅を焼き。

高市早苗は、口裂けヲンナで近づき難く朋おらず。

青山繁昭は、最も孤独でヒッピキ狼が吠えた処で。

百田尚樹は、バーチャル空間で圧倒的な人気でも政治は怒シロォトだ。

石破茂は、日本語のような何を言うのか貧殻の話は、何回も聞き返しても分からず。

河野太郎は、やはり言われるとおりのキワモノダロォでキモイまま。

小泉進次郎は、極め付けのチンジロォ~で親子の道化でしかない。


日本は豊かな国だ!


民は、日々に苦しく、喰いモノを求め、安価を求め西に東に彷徨い、苦闘しながらも、然したる国家観も持たぬ「凡そ700余人」に年間5億円=3500億円を笑って支給するのだから、辞められませんワなぁ!


いま、そこに破綻の危機が迫っていますよ!


引用開始→ 日本郵船の運搬船を紅海で拿捕 イエメン武装組織、邦人乗員なし
(時事通信 2023年11月20日 07時52分)

 【エルサレム時事】イスラエル軍は19日、紅海南部のイエメン沖で船舶が拿捕(だほ)されたと発表した。日本の国土交通省は、日本郵船から日本時間同日午後10時すぎ、同社運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が「拿捕されたようだ」との連絡を受けたと明らかにした。日本人は乗船しておらず、国交省が情報収集を進めている。

 イスラエル首相府は声明で、親イランのイエメン武装組織フーシ派が「イランの指導を受けて(船を)乗っ取った」として、「国際船舶へのイランの攻撃を強く非難する」と強調した。一方、フーシ派は19日、「イスラエルの船」をイエメンの沿岸へ連行したと発表。「抑圧され、イスラエルの恐ろしい爆撃下にあるパレスチナ人への人道的、道徳的責任に基づく作戦だ」と主張した。

 首相府によれば、拿捕された船にはウクライナやフィリピン、メキシコなど多国籍の船員25人が乗っていた。イスラエル人は含まれていないという。船はトルコからインドに向けて航行していた。

 ギャラクシー・リーダーは英企業が所有し、日本郵船がチャーターしていた。イスラエルのメディアは、英企業の経営にイスラエル人富豪が深く関与していると伝えた。←引用終わり


引用開始→ 紅海で乗っ取られた日本郵船の輸送船、イエメンの武装勢力は「イスラエルの船」と声明
(讀賣新聞 2023/11/20 11:01)

 【エルサレム=田尾茂樹】イスラエル首相府は19日、イエメン沖の紅海で、日本企業が運航する船舶がイエメンの反政府武装勢力フーシに乗っ取られたと発表した。 拿捕だほ されたのは、日本郵船が運航していた自動車輸送船だった。松野官房長官は20日午前の記者会見で、日本人の乗組員はいないと明らかにした上で、「このような行為を断固非難する」と強調した。

 松野氏は、フーシに船舶と乗組員の解放を求めるとともに、フーシに影響力を持つサウジアラビアやオマーン、イランなどに働きかけを行っていると説明した。

 日本郵船によると、船名は「ギャラクシー・リーダー」。バハマ船籍で英国の企業が所有し、日本郵船がチャーターしていた。船に積み荷はなく、欧州方面からインドへ向かう途中だった。乗組員は25人で、同社は「乗組員の状況を確認している」という。

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、イスラエルに攻撃を仕掛けているフーシの報道官は19日、「イスラエルの船を拿捕した」との声明を発表した。AFP通信はイエメンの海運筋の話として、船が同国西部ホデイダの港に連行されたと報じた。フーシは14日、紅海でイスラエルの船を標的とする軍事行動を予告していた。

 フーシ報道官は、イスラエルがガザ侵攻をやめるまで、イスラエルが関係する全ての船舶を標的とする方針を示した。ガザでの戦闘は周辺海域に拡大し、国際的な海上輸送にも影響を及ぼすことになった。

 イスラエル首相府は、拿捕された船がイスラエル船籍ではなく、乗組員もウクライナ人やフィリピン人、メキシコ人などで、イスラエル人はいないと指摘した。

 イランの支援を受けるフーシは、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘開始以降、ミサイルや無人機によるイスラエルへの攻撃を散発的に続けている。イスラエル首相府は今回の拿捕について、「イランによる新たなテロ行為だ」と非難した。←引用終わり

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2023/11/19

イスラエル軍は「ガザ」の北部をほぼ制圧したか? 「シファ病院」の地下がハマスの戦闘指揮所だったとの主張を裏付ける検索で証拠の裏付けが必要だ

パレスチナ・ガザの「シファ病院」を巡る状況:


「ハマス」軍事指導部の主要な面々が、どう民間人に身を替えシファ病院地下に構築した拠点から、南部へ逃亡したのか?


その追究がイスラエルには必要で課された重要テーマだ。


国際世論を転換させる上からも、
アルジャズィーラなどを含めたパレスチナ側に立ち「イスラエル非難報道」を繰り返す側に取材させる事が避けられなくなるだろう。


国際世論などと言うものは、
WWⅡに至った「満州事変」で、日本は非道で悪だと決めてかかる側が、
国際連盟という名で現地調査に派遣した「リットン調査団」を引くまでもなく、先に基本的な「結論」があり、その結論に至るための方法に則り「証拠」を集め「検証」し、予定の「結論」に至るように全体を整え形成し構築するワケで、大きく覆す事は、それ以上の論点を以て臨み打ち砕く必要がある。


引用開始→ イスラエル軍、ガザ最大病院で「トンネル」発見 建物近くで人質遺体―国防相「次の段階開始」
(時事通信 2023年11月17日 08時37分)

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 【エルサレム時事】イスラエル軍は16日、地上侵攻しているパレスチナ自治区ガザで最大の医療機関、シファ病院の敷地から「作戦用の地下トンネル」を発見したと発表した。イスラム組織ハマスが10月7日の奇襲用に準備した大量の武器や弾薬を積んでいたとする車両も見つかったという。ハマス側は一貫して否定している。

 イスラエル軍は15日に、地下にハマスの司令部があるとしてシファ病院に突入したが、イスラエルの主張を疑問視する声も出ていた。発見したトンネルとされる動画を急襲翌日に公表することで作戦を正当化し、疑念を払拭したい思惑があるとみられる。

 ネタニヤフ首相は16日、米CBSテレビで、「(人質が)シファ病院で拘束されている可能性を示す情報があった。それが突入した理由の一つだ」と説明。「人質に関する情報はあるが、言わない方が良い」と語った。

 軍はまた、同病院近くの建物で、イスラエル南部のキブツ(集団農場)から拉致されたイスラエル人女性の遺体を収容したことも明らかにした。死因や死亡した時期は不明だが、軍報道官は「テロリストに殺された」と非難。建物には自動小銃なども残されていたとしている。

 ハレビ軍参謀総長は16日、「ガザ北部に存在する軍事システムの破壊に近づいている」と戦果を誇示。ガラント国防相も同日、「過去24時間でガザ市西部を掌握した。次の段階が始まった」と述べ、ハマス壊滅に向けた攻撃を拡大する意向を強調した。

 一方、ハマスの最高指導者ハニヤ氏は16日にSNSで公開した演説で、「敵の計画は失敗する」と徹底抗戦の構えを改めて鮮明にした。←引用終わり


引用開始→「手を上げろ」 ガザ最大病院に突入のイスラエル軍
(時事通信 2023年11月16日 15時27分)

【ガザ市(パレスチナ自治区)AFP=時事】数十人でなだれ込んできたイスラエル軍兵士が、拡声器を使って「16歳以上の者は手を上げろ」とアラビア語で叫んだ。顔を目出し帽で覆った兵士や、威嚇射撃する兵士もいた。

 イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ地区最大のシファ病院に突入した。院内には患者や医療従事者、避難民など数千人が残っているとされる。
 数日前に同院内へ避難し、AFPと連絡を取り続けているジャーナリストによると、イスラエル兵は人々に「建物から中庭へ出て、降伏しろ」と命じた。

 イスラエル軍は、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがシファ病院の地下を司令部として使い、武器も保管していると主張。病院への攻撃は「精密で標的を絞った」作戦だと発表した。

 イスラエル、パレスチナ双方の当局によると、ここ数日でイスラエル軍はガザ北部にあるシファ病院を包囲し、昼夜を問わず激しい攻撃を浴びせている。周辺も空爆されており、10日には病院自体が砲撃を受け、13人が死亡した。
 目撃情報によると、院内は凄惨(せいさん)な状況で、麻酔なしで医療処置が行われ、食料や水も乏しく、避難家族が廊下にあふれ、遺体の腐敗臭が充満している。

 前述のジャーナリストは、イスラエル兵が廊下を走るとあちこちの病棟から数百人の若者が出てきたと語った。兵士たちはハマスの戦闘員を探して部屋から部屋へ移動しながら、威嚇射撃を繰り返したという。

病院敷地内に戦車
 また広大な病院の敷地内には、数台の戦車が入ってきているという。
 イスラエル軍は声明で、作戦実施中に保育器、離乳食、医療品などを病院に届けたと発表。「これらの物資を必要とする人々に確実に届くよう、われわれの医療チームとアラビア語を話す兵士が現場にいる」と述べた。

 だが、ハマスが運営するガザ当局は、病院で戦闘員を捜索するイスラエル軍の行為は「戦争犯罪と人道に対する罪」に相当すると非難している。
 一方、米ホワイトハウスは、ハマスとパレスチナの別の武装組織「イスラム聖戦」がシファ病院の地下に作戦用の「指揮統制司令部」を設けたとするイスラエル軍の主張を米情報筋が裏付けたと発表した。
 しかしハマス側はこれらの疑惑を否定。ガザ地区は数週間にわたってイスラエル軍に包囲されており、電気も発電機用の燃料もないとして病院内の窮状を強調している。

 国連は病院内に少なくとも2300人の患者、職員、避難民がいるが、戦闘が激しく脱出できない恐れがあると警告している。
 国連人道問題調整事務所(OCHA)はガザ保健当局のまとめで、14日に同病院で患者40人が死亡したと発表した。
 モハマド・アブサルミヤ院長は、これまでに計179人の遺体が敷地内の集団墓地に埋葬されたと述べている。【翻訳編集AFPBBNews】←引用終わり
〔AFP=時事〕

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