アロヨのフィリピンは?相手にできる?
フィリピンの現状を憂う!ついでにタイの現状も困ったことだ!
アロヨ大統領は、この度生じた一連の「クーデター騒ぎ」を平和に鎮圧(制圧)した大見得を切っているが、もはやフィリピンのアロヨ政権は、国家としての体をなしていない。
何よりも、レイテ島中部で発生した「地滑り災害」の救援活動をみても、フィリピン国軍の動きよりも米軍(海兵隊)の動きの方が活発らしい。自国内で発生した自然災害の救援活動で自国軍隊が自国民を救出できず、20年ほど前は、フィリピンから追い立てた米軍に依拠する姿勢は、もはや何とも言い難い。
災害地に大統領としてのアロヨが足を踏み入れたのは、確か、災害発生から1週間近くの日時が経過した後である。また、小学校が土砂に埋もれたままというのに、未だに、誰が助かり誰が生き埋め(行方不明)なのか掌握できないというのだから、開いた口がふさがらない。それでも政治が機能しているとでも言い張るのだろうか。
自然災害の被災者救援は、人道的な救援を申し出る外国の機関に任せたまま、素知らぬ顔で「アロヨ打倒のクーデター」騒ぎを起こす、フィリピン国軍にも開いた口がふさがらない。もう、政治機能不全を世界にさらけ出しているに等しい。アロヨのフィリピンは基本的な統治能力を欠いている。そんなアロヨにASEAN首脳特別会議で同情された、我が小泉首相も哀れなものだ。
フィリピンの政治は、大地主のために奉仕する政治である。コンマ何パーセントかの絶対少数地主が各地で王国を築き上げ、やりたい放題である。フィリピンの健全さの象徴みたいに喧伝された、あのコラソン・アキノ大統領も、もとは中国福建省出身の華人一族で、フィリピンでは一二を争う大地主の娘である。大地主は、地滑りが起きて、民が命を落とそうがどうしようが、基本的にはどうでもよい。それで日々の生活が変わるかといえば変わらない。どうでもよいことなのだ。
アロヨは、現在、フィリピン全土に「非常事態宣言」を発している。フィリピン全土といっても、アロヨのフィリピン全土は、マニラとダバオの一角に過ぎないだろう。フィリピンは日本と同じように「多島国家」である。首都のマニラはレイテ島に位置している。それ以外は国家として、果たしてフィリピンなのかどうかすら疑わしい。おそらく、各地域を占拠する大地主やカトリック教会が、フィリピンに建前かも知れない忠誠を表明しているから、かろうじてフィリピンなのであって、実際には個人の所有物といえなくもない。
25日は、あの悪徳の代名詞だったマルコス打倒に向け、コラソン・アキノ(元大統領)に率いられた「オレンジ革命」の記念日だった。アロヨは、その日に「非常事態宣言」を発令し、自らに批判的な「ジャーナリスト、コラムニスト」を逮捕し、報道機関をガサ入れし、多数の書類を押収(まるで焚書坑儒である)したという。これは言論の弾圧であり、民主主義の自殺だ。従って、アロヨはこの行為について、彼女の絶対的な支持基盤のリーダー、身内のラモス元大統領からも強い非難を浴びている。
それでも、アロヨはひるまない。昨日の記者会見でも周りを固めた、バカ面の知性の一欠片もない輩にのせられ、マルコスの遺した途をひたすら追及するかのように、便利な「非常事態宣言」を手に入れたことで、強権発動を続け、反対派の一掃に乗り出そうとしている。このアロヨという女は、米国で民主主義を学んだという「ふれこみ」を背に、大統領の席を占めているのだが、実のところは、バクチで失敗した、クサイ演技しかできなかったものの映画俳優だったことの著名性だけを武器にして人気を集め大統領になった、知的レベルに疑いがある低さを誇ったエストラーダが、自らのバカさ加減を覆うために、エストラーダの美意識では小綺麗なお飾り副大統領に任命したことが原因である。その後、エストラーダは本当にバクチと汚職疑惑で失脚し獄舎の人となった。その後を、副大統領職からアロヨは継いだのである。その際に必要なお飾りとして、アロヨは「米国の大学で民主主義と法律を学んだ弁護士」、という「ふれこみ」で身を飾らせたのだ。
所詮は、胡散臭く腐臭を漂わせているのだ。フィリピンの国民は救われないのままだ。 <<マニラの隣人>>
同様に、金の亡者がタイにもあり、タクシンという意味不明の中国からの華人は、首相に上り詰めたが、数々の不正や汚職の噂が絶えず、究明を求められ続けたら、なんと「国会を解散」するという手に出てきた。どこかの国の首相と似ているなぁ。
政治家は、都合が悪くなれば、国会を解散するのか。タイでタクシンが国会を解散するときに「一連、タクシ(ョウ)ンだ」と言ったかどうか、定かではないけれど。タイの国民は、もうタクサンと考えているだろう。<<東京からバンコクを眺められる超人>>
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