やはり「イラン」は米国の「核戦略」の二重性を非難!
米国の「核戦略」で懸念を指摘したとおり、一方の当事者「イラン」は、米国を厳しく批判!
米国ブッシュ大統領をはじめ、頭脳明晰を誇るライス国務長官、戦争が大好きなラムズフェルド国防長官の思考能力は、幼稚園児以下ではないかと思わず疑う昨今です。米国ブッシュ政権の世界観というか世界戦略は思考破綻しているのではないか。
対テロ戦争の勝利を印象づけるために、パキスタンの絶対確保が必要なブッシュ政権は無理に無理を重ねてきたが、パキスタンの仮想敵国であるインドがパキスタンを刺激させないことを戦略目標に掲げ、「核拡散防止条約」批准せず加盟もせず、核武装を維持し続けるインドに対し制裁について議論もせずに、民生用核技術を支援すると表明した。
いかに、インド市場が人口面でも大きく成長が見込めるからと言っても、あるいは、台頭著しい中国封じ込めに必要な国であるからとしても、米国が主導して創出した「核兵器に関する国際政治の原則(核兵器所有は、米英仏露中の5カ国に限る)を、自ら破棄することを、ブッシュ大統領は世界に向けて宣言」したのだから、民生用核施設の開発と説明しているイランが、このブッシュ発言を見逃すはずがない。
やはり、イランは強い反撃に出た「インドもパキスタンも、『核拡散防止条約』を批准せず、『IAEA』にも加盟していない。イランは、『IAEA』に加盟している。加盟国が非難され、非加盟の国が米国の恣意により『核兵器開発』の了解を得た。イランが開発しているのは、『核兵器ではなく民生用核施設』である。米国の恣意的な二重政策を恥じない態度を批判する」との趣旨で強い牽制に出た。
ちなみに『IAEA』非加盟国は、イスラエル、インド、パキスタンの三ヶ国である。米国は、自らの子分というか親方と考えるべきか、イスラエルには「非核」を強要しないのだ。この度、イスラエルに次いでインドにも「非核」原則を捨て去ったわけだ。パキスタンには、対テロ戦争完全勝利の日までお預けにする態度を貫いた。おそらく、対テロ戦争が米国のシナリオどおりに終了すると、米国はパキスタンに、いろいろ難癖をつけて、パキスタンを解体する考えかも知れない。米国とは、そのような思考をする国なのだ。
インドのヒンズー教にとり重要なベナレスで爆弾テロが起きたと報じられている。イスラム過激派の犯行が疑われている。インドの西部地域(例えばムンバイ)には、パキスタンへ移住しなかったイスラム教徒の多くが棲んでいる。宗教の争いに持ち込まないで貰いたい。
米国ブッシュは、建前も本音もかなぐり捨て、その場凌ぎの幼稚な嘘を乱発し、自己矛盾を積み重ねることで、さらに矛盾を拡大させ、米国の先人が創出した世界秩序そのものを破壊している。自らの都合で、コロコロ基本政策を恣意的に変更を重ねるブッシュ大統領こそ、直裁に武器は使用しないかも知れないが、世界の秩序にとり、最も危険で明確なテロリストかも知れない。
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