明治安田生命の企業努力をどう評価するか?
明治安田生命によるいくつかの侵害事案について、その後の経過を求めるメールを頂戴しています。その件につきましては、そのうち、適切な時期に適切な方法によりご紹介申し上げたいと考えています。
今回は、2月下旬に、明治安田生命が公表(2/24)した保険金不払いへの苦情、本日(3/16)に公表した「3利源」を含む利益の内訳説明を行うとの記事を引用紹介したいと考えます。
引用開始→ 保険金不払い、明治安田生命への苦情2万件超す(読売新聞)
明治安田生命保険は24日、2005年10~12月に契約者から寄せられた苦情件数が急増し、2万638件にのぼったと発表した。この期間に不当な保険金不払いで金融庁から業務改善命令を受けたためで、初めて公表した2005年4~9月(1万7196件)と比べると、月平均で2・4倍となった。
苦情の内容は、解約手続きの遅延などアフターサービス関連(38・4%)や、入院給付金の支払いに該当するかどうかなど保険金や入院給付金の支払い関連(28・2%)が多かった。
[読売新聞社:2006年02月24日 19時06分]
Copyright(c) NIFTY 2005 All Rights Reserved.明治安田生命、利益の内訳開示へ 透明化へ生保業界初
2006年03月16日17時33分(朝日新聞)明治安田生命保険は06年3月期決算から、「3利源」と呼ばれる生保の利益の内訳の数値を、生保業界で初めて開示する方針を固めた。明治安田は、保険金支払いを抑えて利益拡大を図る中で、大量の不当不払いを起こし、昨年2度の業務停止命令を受けた。業務改善策の一つとして、経営の透明性を高める狙いだ。生保各社はこれまで「商品原価にあたる」として開示を拒んでおり、他社にも影響が出そうだ。
生保の利源は、契約時に想定した死亡率より実際の死亡率が低いために生まれる「死差」、予想事業費と実際の経費との差の「費差」、契約者に約束した予定利回りと実際の運用収益の差の「利差」がある。
低金利下で、利差は大幅赤字だが、巨額の死差益で補ってきた。だが、その内訳が開示されず、穴埋めの実態がわからない状態が続いていた。
明治安田は、01年度に「死差益拡大」を経営目標に掲げ、数値目標を作って支払いを抑えた。この反省から3利源を開示し、契約者に理解してもらう考えだ。
他生保は「長期安定が求められる生保経営が単年度の収益で判断されるべきでない」との考え。一部の共済や日本郵政公社の簡易保険ではすでに3利源を開示している。<<朝日新聞社 asahi.com>> ←引用終わり
明治安田生命も、それなりに業務改革に取り組んでいるように見受けます。当方が受けた侵害事案に伴い、具体的に提起申し上げていることも、早晩実現に向かうものと考えます。今日の記事に基づき、やや評論をすれば、「生保」業界は恐ろしく閉鎖的で、一般社会の経済理論や会計原則と比較した場合、後進性と表現しても許されるような実態なのだということが分かりました。それが本邦の金融資本市場の一角を占めていることに、若干の恐ろしさを禁じ得ません。
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コメント
お久しぶりで御座います。 お変わりなくご活躍の程、感じます。本日朝刊を読み、本当か?と今は、まだ疑念を抱いております。 又5月に開示発表されても、その内容(数字)を、果たして何処まで信頼できるか?分りません。 一契約者としては、単なる「開示」ではなく、「原始証憑」も、しっかり、拝見したいと「開示を要求」思っております。 そこまで信頼に足る社にしてしまった経営陣達の責任は、重大だと思っております。閉鎖的な保険業界です! 風穴を開けることは、そう簡単な事では無いと感じております。 契約者に対し、不誠実な言動を繰り返してきた「つけ」が、昨年から続いている事実は、否めません。 5月まで、お待ちしております。
投稿: Ich und Sie | 2006/03/17 19:36