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2006/05/20

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第63号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年5月20日 土曜日 第63号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_14 いつもお世話になっておりますベトナム ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その63 今週のヘッドライン

* 5月15日(月) 古き時代のベトナムの絵
* 5月16日(火) アメリカのオー・マィ・ガッ!
* 5月17日(水) 党大会が済んで、、、
* 5月18日(木) 公金利用の透明化を図る
* 5月19日(金) 結婚ビジネス In Vietnam
* 5月20日(土) 女性地位向上模範国

5月15日(月) 古き時代のベトナムの絵
*ハノイ・ゲーテ研究所で開催されているベトナム肖像画展では、フランス植民地化のベトナム人の生活を写したモノクロ写真40点が展示してある。これらの写真は1855~1915年に撮られた絵はがきから再生したもので、ドイツ人医師Nobert Moonsさんが個人所有する400点の作品の一部を借り受け今回の展示にこぎ着けたのだ。

Moonsさんに因れば、彼はベトナムで数年働いていた時にこれらの絵はがきに填り、ベトナム愛好家として収集を始めたのだという。そして、そこには19世紀終わりから20世紀初頭に架けてのベトナムの暮らしが生き生きと映し出されており、単なる絵はがき以上に、歴史の一部を成すものだとMoonsさん。
彼の絵はがき収集歴は既に10年に及ぶのだが、幸いにしてパリに住む彼の友人が古書商いを生業にしている関係上、新しい出物があると彼のコレクションに加えることができるし、自らも収集の為にヨーロッパ中のフリーマーケットを渡り歩くこともあるとか。

彼のコレクションの中には、カンボジアやラオスのものも含まれるが、やはりベトナムがその中心を成している。この手の展示会がハノイで開かれたのは今回が初めての事であり、これらの写真によって今を生きるベトナムの人々が自己の歴史を再認識することに繋がれば嬉しいですねと語るのは、ハノイ・ゲーテ研究所のFranz Xaver Augustin博士。また、ドイツでも同様の展示会が開催される予定で、今回のハノイでの開催は56-58 Nguyen Thai Hoc通りで開催中だ。

(辛口寸評)
この記事を読んで筆者は、セピア色したベトナムの古い写真以上にハノイにゲーテ研究所なるものの存在自体が意外な気がした。マルクスやレーニン研究所ならば解らぬでもないのだが、こちらの方が興味を引く。いつか機会があれば訪れて見たい。

さて、ゲーテという名を久しぶりに耳にした。早速、本棚のゲーテ詩集を取り出して読み返してみた。その中の一節を以下に写しておきたい。

「Vanitas! Vanitatum vanitas!」
俺はなんにも頼みにゃしなかった あ~あ愉快愉快!
それでこの世が楽しみだ あ~あ愉快愉快!
俺の仲間になりたいものは 杯を打ち合わせて合唱しろ
滓まですっかり飲み干して

俺はお金を頼みとした あ~あ愉快愉快!
そこで喜びと元気を失った あ~あ愉快愉快!
貨幣はころころ転げ回り そっちでつかんだと思ったら
あっちへ滑って行ってしまう

俺はそこで女を頼みにした あ~あ愉快愉快!
そしたらそこでいろいろな恥を掻いてしまった
あ~あ愉  快愉快!
薄情者はこっちの手に合わず 操があるのは退屈だ
一番好いのは売り物ではない

俺は旅を頼みにした あ~あ愉快愉快!
そして母国を忘れてしまった あ~あ悲惨悲惨!
どこへ行っても気が晴れず、寝床はお粗末だった
俺を解ってくれる人もいなかった

俺は名誉を頼みとした あ~あ愉快愉快!
だが見ろ!直ぐに他人が出世した あ~あ悲惨悲惨!
俺が上にでたときみんなは俺に渋い顔をした 
俺は誰からも気にいられなかった

俺は戦争を頼みとした あ~あ愉快愉快!
そうして俺たちは沢山の勝利を得た あ~あ愉快愉快!
俺たちは適地に侵入し、互いに戦友に負けまいとした
そして俺は足を一本失った

もう俺はなんにも頼みにゃしなかった あ~あ愉快愉快!
これで世界は俺のものだ あ~あ愉快愉快!
さあ宴会もお終いだ 杯の底の滓まで飲み尽くせ
最後の一滴まで飲み尽くせ!

5月16日(火) アメリカのオー・マィ・ガッ!
*信教の自由に関してべトナムを「特定懸念国」としてアメリカの国際宗教自由委員会がリストアップしているのは完全に誤りであり、ベトナムの状況を正確に反映ていないと、ベトナム外務省広報官は声明を出した。広報官のLe Dung氏は記者会見の質問に答え、アメリカはベトナムをブラックリストから削除するよう求めて行くとした。

ベトナムは常に信教の自由に対する権利を尊重し、確実に手当を施しており、これは既に法律上でも首相の主導で明文化されている。宗教に関する全ての法律文書は、信教の自由を保障しており、各の信者は自らの責任において宗教活動を行う自由をもつとDung氏は語る。その一方で政府は、彼らの宗教を実践するために組織と個人の条件を管理し、促進する際に、関係政府機関は責任を持って管理しなければならないと述べた。

氏は、近年 越米関係が劇的に好転し発展を共に築きつつあると指摘し、両国は安定した持続可能な協力の枠組みの下でさらに相互的な協力を促進し共通の利害を共有するべきで、差違に関しては、相互の懸念についての率直な意見交換を通して乗り越える努力をしなければならないと続けた。べトナムは米国が意思疎通・尊敬に影響を及ぼさないこと同意した原則についてアメリカが適切な裁定を下す事を最高の関心とすることを望んでいると結んだ。

(辛口寸評)
中国には人権問題を外交カードに、ベトナムにはこの信教の自由をカードにアメリカは忘れた頃に、針でちくちく刺す如く他で懸念事項が出てくるとそれを有利に進めるために、切り札として出してくる。個人レベルなら何ともお節介な話であるが、国際社会という美名の下、中国もベトナムも、他国が彼らの国をどのように見ているのか気になるらしい。実際のところは、もっと根の深いところに人権問題或いは宗教問題が中国やベトナムの首の付け根に匕首を突きつけている側面があるのかもしれない。

ベトナムだけで考えて見れば、邪推に過ぎないもののアメリカのこれまでのやり方からすると、ベトナム全体で凡そ1割を占めるカトリックを擁護することで、将来、ベトナムに不安定要因の種を蒔いておきたいとする意図が潜んでいるのかもしれない。ここは一番、ベトナムは「言われたら言い返す」だけの理論武装と国際社会に対する自国の立場を切々と訴え続けてゆくしかないだろう。

5月17日(水) 党大会が済んで、、、、。
*ベトナム政府は段階的に富裕層と貧困層のギャップを特に僻地地方において全力を挙げて均等社会を目指し狭めて行くと、副首相兼政治局員のNguyen Tan Dung氏はいう。Dung首相がこの発言をしたのは先週月曜日でBinh Duong省Tan Uyen区とPhu Giao区を訪問中のことで、そこで副首相と国会の代表たちは、まもなく開催される国会審議に備える為、選挙民たちとの会合の席上だった。

訪問期間中、Dung副首相は選挙民たちに対し第10回共産党大会の結果を簡単に説明し、2006~10年の間で今後益々社会経済開発に邁進すると訴えた。第10回共産党大会で決まった決議事項を遺憾なく実行するには、年間7.5~8%の経済成長を遂げて行くことが必要で、それに向かって内外を挙げて力をつけ全力投球し、全ての企業は産業化ならびに近代化のスピードアップを目指して行かねばならないと語り、併せて教育・訓練・科学技術開発の拡充化に国家は力を傾注する旨、副首相は語る。

行政改革に関しては、共産党大会で汚職撲滅の重要性を改めて各人が認識した上で、不祥事防止について集中的に議論を行い、汚職との戦いに必要な厳しい罰則規定を自治体レベルから中央レベルまで設けることになったと説明した。会合の席上、選挙民たちは副首相及び代表者たちに対し、戦後の問題に触れ腐敗、コミュニティの人員のための支払い規則、農村地帯での給料、社会的および健康介護保険、改良された輸送基盤と電気アクセスの問題と土地論争に関連した問題に関する政策の実施を要請した。Binh Duong省共産党書記長兼省選出国会議員の代表Mai The Trungは、それを受け改革に邁進すると約束をした。

国会副議長Truong Quang Duocは、過去3年にわたって中部Quang Nam省のNam Tra My地区によって達成された社会経済業績を歓迎する一方で、地域行政当局に対しこれまで以上に水産・小工業・サービス部門の行政改革を推し進め、同時に農業と技術分野への投資の拡大を図るよう求めた。加えて域内に住む少数民族の生活向上と職業訓練の必要性を説いた。社会資本経済の発展にも拘わらず、Nam Tra My区に済む特に少数民族は今日においても様々な困難が存在し生活条項が改善されていない。現在に於いてもこの区の貧困世帯率は77.8%にのぼり、飢餓の問題が横たわっている。

今回の訪問で副議長は貧しい家庭と学生たちにプレゼントを区の少数民族専用小学校に於いて贈呈した。同じ日、政治局員兼ハノイ市人民委員会書記長のNguyen Phu Trong氏はDong Da区の住民と会合を持ち、腐敗・国家予算の不足・土地管理の不備や環境汚染について話し合った。これらに対しTrong氏は住民の率直且つ真摯な意見、そして政治問題に関わる種々の提言に謝意を述べた。

(辛口寸評)
第10回共産党大会が終了し、国の指導者層たちが手分けして国内各地を回り、直接国民と対話を持ち、と同時にポスト党大会の国の行方を国民に印象づける為のデモンストレーションが行われたということだ。尤も、これらの対話に招かれる国民は予め“選別”されており、プロパガンダの役回りのひとつでしかないのも事実である。いずれにせよ、次の11回党大会までにこの国の指導者たちがどこまで、今大会で決議したことを実施に移して行けるのかが今後のベトナムの発展の鍵を握るのだろう。

5月18日(木) 公金利用の透明化を図る
*ベトナム政府は公共基金の有益な使用法を抜本的に改善しよりよい祐子活用を目指してゆくと、投資計画大臣Vo Hong Phuc氏は公表した。Phuc大臣曰く、新手法では政府が役人の不正摘発及びODAなどの不正流用に目を光らせ焦点を当てる一方で、役人らのプロジェクト「特に社会整備資本に関わるもの」を集中管理し、基金が最も有益に且つ高品質で目標が達せられるように力を注いでゆくという。加えて、投資計画省は既に、新手法の青写真を策定しており、予算の無駄遣いを減少させて行けるようにして行くとしている。

青写真に含まれるものは予算限定投資法で、これについては政府より本年末の議会で承認を得るため提出される予定になっている。現行の法制度では正確性及び信頼性について不備が指摘されており、役人の抜け穴まるけの状態なのだ。故に今回大きな運輸省スキャンダルとなったPMU問題も、根本から変更されることとなる。多くのPMU下のプロジェジェクトは、これまで大きな権限がPMUに集中しながら信頼性は低いものでしかなく、一旦ひとつのプロジェクトが完了してしまえば、全てのUMPの手から権限が移行してしまい、プロジェクトが引き継がれるとそれ自体 過去に遡り調べることが適わなかったという。今後の新手法に期待したいものである。

(辛口寸評)
運輸省のPMUスキャンダルは、現在、ベトナムで最もホットな疑獄事件である。簡単に説明すると、ODAなどの潤沢な資金を管理し、特に道路や橋など運輸事業に関わる運輸省直轄のプロジェクトチームが、副大臣及び高級官僚を巻き込み組織的に資金の横流し、流用していたのが摘発された事件である。

特に、更迭され現在取り調べを受けているDung元運輸副大臣の逮捕前に遡る金にまつわる“逸話”は、ベトナム人たちの井戸端会議の話題の的となっている。例えば、あるパーティーに出席したDungが、余興で出演していた歌手を含めバンドの面々に“チップ”を渡したのだが、その額はなんとひとり当たり100000000ドン(約7万円)。余りの額に驚いた歌手はバンドを代表して、「何かの間違いでは?」とDungに尋ねそれを戻そうとしたところ、歌手の正直さ?!に感銘を受けた彼は更に同じ額を上積みしかえしたという。

現在、ベトナムは、その経済の発展と共に底辺の人々も恩恵を受けボトムアップ現象が起こっているため、以前の生活に比べたら良くなったと考える人々が多い。然し、実際には彼らの給料がここ5年間で決して倍になっているわけでなく、平均すれば3割ほど上昇したに過ぎない。その一方でベトナムの特権階級に属す人々は、一日1万米ドルづつ資産を増やし続ける人が増殖してきている。

格差社会がこのようなペースで進行してゆくならば、体制の崩壊は免れず明日のベトナムに暗い影を落とし、それがやがて暴動に発展するのではなかろうかと危惧している。だからこそ、政府も不正防止措置を講じている訳だけど、美味しい味を覚えた役人が簡単に利権を手放すような真似はせず、新法にも予め抜け穴を通せるような作りになっているのではないかと考えている。

5月19日(金) 結婚ビジネス In Vietnam
*ベトナムホーチミン市の結婚紹介所の事務所で、ひとりの韓国人男性が籐のソファーに腰掛け雛壇に並んだ大勢のベトナム人女性をしげしげと眺めている。女性たちの胸には番号札が着けられており、貧しさからの脱却を夢見て男性から選ばれるのを待っている。多少はにかみながら女性たちを眺める男性は、「誰を選ぼうか悩むよ」と言った。20分ほど試案にくれたがそこから選ぶことを断念した。

男性は今年35歳になるKim Jang-hoさん 無職。彼の母親は仁川で小さな食堂を経営している。ベトナムへ彼がやってきた目的は嫁さん探しだ。11名のベトナム人女性とのお見合いの他、CDに収録された150名の番号札のついたベトナム人女性の顔写真カタログが用意されており、そこからも女性選びを始めた。しかし、ここでも好みの女性は見つからず結局、先に眺めた11名の女性から2名を絞り出した。

そしてKimさんはShenさん20歳と別の21歳の女性と面談をした。Kimさんはそれぞれの女性に対し次のことを伝えた。「今のところ職なしだけど、直ぐに仕事は見つかると思う。年老いたお袋が小さな食堂をやっているんだけど、同居してお袋の面倒を見てくれるか?」すると女性たちは二人とも静かに頷いたのだった。

Shenさんはホーチミン市から約1時間半離れた貧しい地方出身で、貧困からの脱却を読め見て外国人との結婚を望んでいる。「私の叔母は台湾人男性と3年前に結婚し、現在は幸せに新しい家に住んで暮らしています」とShenさんはいう。

しばらく熟慮を重ねたKimさんは、最終的にShenさんをお相手に決めたのだった。お見合いが済むと、カップルは早速、近くの病院へ出掛けエイズ検査を行った。結果は二人ともシロ。そしてお次は結婚指輪の交換と二人の祝福の乾杯で簡単な挙式をあげKimさんはShenさんのご両親に会って挨拶を交わした。結婚写真撮影でカップルは外で撮影を行い一連の形式を済ませたのだった。お見合いから撮影まで僅か二日間の出来事である。

結婚を果たしたKimさんだが、たちまち二人の間に意志不疎通の問題が立ちはだかった。ボディーランゲージで何とか疎通が図れるとKimさんは当初考えていたというが、なかなか要点を得ないとため息を漏らす。しかし、お嫁さんを貰った以上、もはや後戻りできない。直ぐさまKimさんは韓国に戻ると、結婚届を役場に提出し戸籍登記を済ませ、Shenさんが韓国入国ビザを取れるよう書類を準備して送った。しかし、ビザの取得まで20日掛かることを思えば、結婚が2日で、できることが果たして幸せなことかどうかKimさんは複雑な心境を覗かせていた。

(辛口寸評)
以前、ベトナム人女性を娶る台湾男性たちのお見合いツアーの実態を書いたことがある。当時、意志の疎通の図れぬ婚姻、或いは結婚後、亭主の国で暮らすようになった女性たちが実は、家政婦さん以下の扱いを受け結局、旦那の家族ともうまく行かず最後は家を出る。もっと酷いのになると、初めから売春婦に仕立てる為に闇の組織が介在し、シャブ漬けにした挙げ句、客を取らせるようなこともしばしば行われ、ベトナム政府も対策に腰を上げ、夫婦としてコミュニケーションがはかれることを結婚の条件に定め最寄りの役所で面接を受け意思疎通可能証明書の取得が義務づけられた。このことが功を奏し、この手の話は最近形を潜めていたが、今回のケースのようにまだまだ命脈を保っているようだ。

つまり、地方地方の役所で意思疎通可能証明書が既に形骸化されてしまい、“買える”ようになってしまったことを意味している。ベトナム人女性との結婚を望む全ての外国人男性が、お見合いという形で結婚を選択することを悪いというものではない。それぞれに事情もあろう。最も重要なことはベトナムの指導者が真剣に、貧しさを解消し、自国民の女性たちが豊かさを求め国外へ結婚という方式で去らなくても良いような国作りを心がけることではなかろうか。

5月20日(土) 女性地位向上模範国
*ベトナムの男女平等・機会均等は近隣諸国と比較すると格段に進歩していると世界銀行ベトナム担当局のKlaus Rohland局長は5月12日ハノイで開催されたベトナム女性地位向上国家戦略実務の中間会議で発言した。Rohland氏は女性の経済や社会進出は政治の安定性を保つために重要であるとし、特にベトナムは教育、そしてリーダーとして社会参画の役割を果たしている点で他国を抜きん出ていると強調した。

会議ではベトナム女性連盟が2010年までのタスクを発表し、女性の更なる収入面・文化面・精神面で権利の向上を全ての分野で果たして行くとした。現在、ベトナムでは40歳未満の女性識字率を98%まで引き上げ、各分野で働く女工の3職業訓練率を30%まで伸ばし、女性の平均寿命を2010年までに72歳にして行くと決意を述べた。他の目標に含まれるものとして、60%に当たる妊婦に対し妊娠テストを受けさせ、95%の婦人が医療サービスを受けられるように努力するとのこと。

ベトナム人女性の社会活動参加状況を見てみると経済・政治・文化のレベルで増加傾向にあり、共産党中央委員会メンバーにおいては20%が、国会副代表が30%、自治体指導者では28%を占めるまでになっている。投資計画副大臣兼ベトナム女性連盟国家委員会メンバーのPhan Quanh Trung女史曰く、ベトナム人女性の地位は劇的に向上し、家族や社会の中での主導的役割を担うようになったと結んだ。

(辛口寸評)
ベトナム人女性の地位は相対的に家庭にあっても高く、その力を遺憾なく発揮しているので、個人的には女性の社会的地位向上は、敢えて特別なことをせずとも今後も順当に進んでゆくと思われる。この国で女性が組織の幹部職員であることは珍しくない、役所であろうが民間企業であろうがそれは変わらない。一般的に男性より女性の方が有能である割合が高く、実務能力・判断力、そして胆力においても舌を巻くほどである。

私見ではあるが、なぜベトナムの女性が男性より優秀かと言えば、この国では男性については未だ儒教思想の影響があるのか、あらゆる面において実力よりもコネが優先される。もちろん女性であっても一族に属していれば多少のおこぼれを預かることもできるのだが、それでも実力が優先されるのだ。特に公務員志望に顕著に見られ、高校や大学での成績がクラスで1~2番でないと採用不可能となる。故に、職場に入ってから男性職員よりも実力面で抜きん出おり、結果的に幹部に登用される確率が高くなるのだろう。

以上

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