ベトナムは一人当たりGDP1000米ドルを数年で達成させる!
ベトナムは1000US$を目指す! (「カオスの顔」:6月12日掲載)
先頃、ベトナム中部のニャチャンで開催された会議で、ファム・ザー・キエム副首相は、「極めて近い将来(5年程度)、ベトナムは、一人当たりGDPを1000米ドルへ底上げを図る」と約束(宣言)した。つまり現在の所得を倍増させるに近い構想を表明したわけだ。 ベトナムは、今年、APECの首脳会議を開催する。これに先駆ける形で、APEC担当部門毎の閣僚会議を開催し終えたところでもある。この後には、WTOへの正式加盟が控えている。ドイモイ政策と呼ばれる「社会主義市場経済」へ政策転換を図って以来、大胆な経済開放を強め、徐々に国際社会でのプレザンスを確実に確保し、自信を深めている。
いまや、ASEAN 10の中で、決して無視できない強固な存在となった。
実際に、南部の商都ホーチミン市では、GDPの平均は1300米ドル程度、首都のハノイでは平均1000米ドルはあるのではないかと考えているのだが、全国を平均すれば500米ドル程度(計算手法もあろうが)かも知れない。
ともあれ、ベトナムが明確に「1000米ドル(一人当たりGDP)の獲得目標を掲げた」意味は大きい。長年、ベトナムを応援し、かつ長期にわたる交流を重ね、苦しいときも含め、喜びも悲しみも共に分かち合ってきた側としては、歓喜に堪えない。
この度は、極めて長いベトナム滞在となったが、多くの事業関係者と、率直に語り合うことができた。そして、新しい関係を構築することができた。計画した業務はほぼ目処を得ることができたので、明日、香港へ戻ることになった。今回は、実に稔りの多い有益な出張ができた。ベトナムの友人達に感謝したい。次回は、新内閣による首脳人事が発足する際に、今度は、政府関係者との懇談実現を願っている。
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