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2006/06/09

駐車違反摘発の政策変更と対策の変更

駐車違反の取り締まり方法が変更され一週間が経過した。

現在は、主要幹線路での違反摘発に力を注いでいるようだ。そのため、各地ともに主要幹線路はクリアーウェイとなってきた。不法駐車が一掃されたことで、明らかに快適な走行ができるようになった。

ところが、人はやはり次の一手を考えるもので、現在、重点取り締まり対象の主要幹線から外れた道路へ駐車車両が移動しただけで周辺道路は「違反車両」の山である。

この光景はどこかで見かけたような気がする。確か、お隣の韓国ソウルでは、幹線道路での厳格な駐車違反の摘発で名を馳せている。よく分からないが、友人の説明では、路上にくまなく監視カメラを配置し、担当の警察署で路上を監視し、幹線道路に車を駐めようものなら直ちにカメラに連動したスピーカーで、駐車違反であることを警告されるから、まず、一般的な人は駐車しないのだという。

この話を聞いたとき、なるほど、それでソウルの中心幹線路はクリアーウェイなのか、と感心しながら理解した。同時に監視社会というか日常的に監視を受ける社会の違和感も覚えた。日本でこの仕組みを展開するには異論続出となるだろうと考えもした。

ソウルは、主要幹線路から駐車違反車両を追放したが、周辺の道路は不法駐車の山である。つまり、喧しく摘発されない周辺道路は安全なのである。中心市街地へ流入する車の量が変わるわけではないから、流入してきた車は、駐車場へ停めるか路上に置くかのいずれかとなる。30分程度の短時間駐車なら路上に置く方法を選ぶのは万国共通のようである。

不法駐車対策の一環として導入された民間受託者による不法駐車車両の摘発作戦の結果は、ソウルと同じで主要幹線道路から不法駐車車両の一掃はできたようだが、周辺道路は幹線道路からはみ出した車で溢れている。つまり、車を駐車させる場所と地域が変わっただけで本質的な意味で大きな変化は得られなかった。

警察は、やがて周辺道路での不法駐車対策の摘発に動くのだろうが、その時点で、人はまた別の対策を考えるのではないか。基本的には30分程度の駐車が路上駐車の分かれ道のようである。

これとは別に、日本の道路は、既に監視カメラの山である。通過車両のナンバーと車種は確実に捉えられ掌握されている。これにETCのシステムが完全に連動し合えば恐ろしい監視社会が目前に控えている。何よりも都市高速道路としての首都高速、阪神高速などは、極めて近い将来ETC積載車以外の通行はできないシステムへ転換するそうだから、恐ろしいことだが効果的な監視社会が創出される日は遠くないようである。これへの対策は有効な手だてがない。

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