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2006/06/18

福井総裁、見苦しい言い訳や論理のすり替えは止めなさい。

「嘘つきはドロボーの始まり」と教えられた確かな記憶がある。

「そうだ!嘘つきは、ドロボーの始まりなのだ」。世間を騒がせ続け、何か、時代のヒーローになったと「あぁ、勘違いの人達は、間違いなく、嘘つきの人だった」、そして、多くがお縄になった。小菅グランドステージで過ぎ越し日々の回顧を求められている。

Nichiginlogo_3世界で、第二番目の経済力を保持する国の、中央銀行総裁が、「白昼強盗」の私募ファンド主宰者ムラカミへ、1000万円の資金を提供し、「濡れ手で粟」の日々を過ごしていたことがバレた。すると、いつもの手段というか論理のすり替えというか、丸投げポチ公鈍イチローが最も得意とした「はぐらかし」方法を駆使し、逃げの手を打つ。素晴らしい才能だ!呆れてモノが言えない、二の句も継げない。

自らの責任を、どのように考えているのか?世界第二の経済力を保持する国の市場の金融政策の最高責任者であることを忘れては、この議論が成り立たない。

ハッキリ言って、福井総裁は「日銀のプリンス」かどうか知らないが、不祥事だらけではないか。現在の日銀は「裸の王様」状態ではないのか。福井総裁が「日銀の(裸の)プリンス」なら多少理解もできる。「(裸の)プリンス」では、少々、具合が悪いから、やはりここは交代させるべきだろう。脇が甘いというか、人脈が悪すぎるというか、なんと言っても稀代のジューシー流悪徳金貸しミヤウチとの深い友人関係というのは、程度の悪い「白昼夢」を見せられたようなものだ。元来、勉強だけができたことで「頭がよいとか、秀才だとか」言われた人物にロクなのはいない。世間についての知恵を欠いているからである。

従って、お小姓係や、草履取り係を、手当てし配置するのである。それでも、自分ができないことを、いとも簡単に創り上げてしまう人物に出会うと、裸の王様は、世間連れしていないから疑うこともせず、信用し、お近づきになってしまうのである。それこそが、悪徳を業とする輩どもの得意技に填められた瞬間だ。周囲の取り巻きは気が気でないが、本人は意にも介さず気にもしないから、やがて周囲の取り巻きも諦め気にしなくなる。

元来、裸の王様は、世間を舐めているから、後は、日々、勝手放題遣りたい放題を繰り返すことになる。そして最後に、責任を問われたら「開き直る」だけのことに。これまで輩達の手に堕ちた幾多のバカどもが辿った哀れな道筋である。自らに科された業務や社会的信用を忘れた、早く言えば「人としての倫理観を欠いた」ために、自ら矜恃を保てなかった哀れの途を落ち行くことになる。しかし、最後に「開き直り、吼える」が、それは「雷鳴」でしかない。一時、激しい雷鳴がとどろき無茶苦茶な雨に洗われるが、いかに激しくとも、未来永劫にわたり雷雨がうち続くことはない。所詮は1時間程度のことに過ぎない。注意が必要なことは、その激しい雷雨で、福井総裁のような小悪党のしでかした事実を洗い流されないように手立てを講じる闘いが残されている。

政府も与党も「能力のある人だから、余人を以て代え難い」などとほざいている場合ではない。市場の信認が絶対条件の、中央銀行の総裁が個人の利殖に、いわば「禁じ手」ともいうべく手法を平然と行っていたのだから、しかも相手は、インサイダー取引を認めた人物なのだから、知らなかったとか、解約したとか、適当な言い逃れで一件落着とさせることはできない。

福井総裁は、潔く、日銀総裁を引責辞任せよ!

引用開始→ 福井総裁、ウソ答弁だった!? 「2月解約」の疑惑 (夕刊フジ)

13日の参院財政金融委員会で答弁する日銀の福井俊彦総裁。村上世彰容疑者への「激励」で出資した1000万円はいくらになったのか?
村上ファンドへの1000万円投資が発覚した日銀の福井俊彦総裁。「なぜ、今年2月になってファンドを解約したのか」をめぐって、いくつもの疑惑が浮上してきた。13日の苦しい弁明には、不審な点も多い。15日午後には、参院での参考人質疑に臨む福井氏。その答弁次第では、進退問題に波及するのは必至だろう。土俵際の福井氏は、それでも居座り続けるのか。 

【阪神問題】
13日の参院財政金融委員会。福井氏は、2月になって、ようやく解約を申し入れた理由について、村上ファンドが阪神電鉄株を買い占め、阪神タイガースの経営に関与しようとしたことに、熱狂的虎ファンとして、「強い違和感を感じた」と述べたが、この答弁にこそ強い違和感が残る。

村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に浮上した昨年9月末の時点で、村上容疑者はすでにタイガース上場など、経営に踏み込む発言をぶち上げていた。村上容疑者の行動に違和感を持ったのなら、昨年中に解約を申し入れてもおかしくない。

福井氏は13日の答弁で解約時期を「数カ月前」とし、その後、報道陣に今年2月だったことを認めた。2月は阪神電鉄と村上容疑者が水面下の交渉を本格化させた時期で、ここで解約を決めたというのは説得力に欠ける。プロ野球の話を持ち出せば、生臭いカネの話が薄まると考えた、とは思いたくないが…。

【捜査情報】
ライブドアに強制捜査が入ったのは1月。福井氏が、ファンド解約を申し入れたのがその直後だった。

当時から、「ライブドアを入り口にして、村上ファンドにも捜査の手が延びる」との観測は金融当局者の間でも広がっていた。

かつて村上ファンドのアドバイザリーボードに名を連ねていた福井氏が突然、解約に動いた背景として、捜査情報を把握していたか否かも問われることになる。

【量的緩和解除】
福井氏が解約を申し入れた後の3月には、日銀が量的緩和政策の解除を決めている。これは金融政策の重大な転換点で、株式市場に影響を及ぼすことも予想されていた。その直前、福井氏が個人のファンドを解約していたとあっては、その気がなくても「量的緩和解除の直前に売り抜けようとしたという誤解を招きかねない」と指摘する財界関係者も多い。

【儲けの額】
村上ファンドへの1000万円の投資でいくら儲けたのかも、福井氏は「よく分からない」としたままだ。納税額は多くて月に数十万円としたが、金融の「プロ中のプロ」である福井氏が、2月に解約したばかりのファンドについて把握していないとは考えにくい。

「2000万円以上になった」との観測もあるが、ゼロ金利時代に苦しむ一般人が、投資できない村上ファンドで運用していただけに、具体的な説明が必要だ。

【利殖行為】
日銀が定めた「日本銀行員の心得」には、「過去の職歴や現在の職務上の立場等に照らし、世間からいささかかなりとも疑念を抱かれることが予想される場合、個人的利殖行為は慎まなければならない」とある。

これは、日銀のプリンスと呼ばれた福井氏が副総裁を辞任し、一度は民間に出るきっかけとなった接待汚職の反省で作られたものだ。

ファンド解約というと聞こえはいいが、投資を回収、利益を確定するのは、れっきとした利殖行為に当たる。日銀への報告時期も含め、一連の問題がクリアにされない限り、厳しい出処進退が問われることになる。 ZAKZAK 2006/06/15 ←引用終わり

引用開始→ 日銀フクエモン、年間数百万円丸儲けも
衆院財務金融委で明かす 
(夕刊フジ) 

最大で年数百万円もうけたことを明かした福井日銀総裁
村上ファンドへの1000万円拠出問題で揺れる日銀の福井俊彦総裁(70)が16日、衆院財務金融委員会に参考人として出席し、同ファンドでの運用益がもっとも多い年で年数百万円にも上り、もっとも少ない年でも年数十万円あったことを明らかにした。民主党の古本伸一郎衆院議員の質問に答えた。また、同党の近藤洋介議員から運用益に関する資料を国会に早急に提出するよう求められると、「来週火曜日(6月20日)までに提出する」と約束した。

古本議員は、平成5年から15年までの間に低金利で失われた預金金利が154兆円にも上ることを指摘したうえで、「福井さんは(村上ファンドに1000万円を拠出して)いったい、いくらの利益をあげたのか」と厳しく追及。福井氏は「可及的速やかに報告する」とこれまでと同じ答弁を繰り返した。

古本議員はこれに納得せず、「(拠出資金を)キャッシュアウト(現金化)せず、帳簿上の利益を確定申告している。おかしくはないか」などと詰め寄り、もうけを聞き出そうとした。

福井氏は執拗な追及に根負けしたのか、運用益について「非常に幅があり、(詳しい)数字は覚えていない」としつつも、「少ない年で数十万円、多い年で数百万円あったと思う」と初めて額を明らかにした。

運用益の大きさには、議員の中からどよめきも起きた。

古本議員はたたみかけるように、1年間で数百万円ということはとてつもない運用益と追及すると、「年によってばらつきがあるので、資料を出して正確に判断してもらった方がいい。6月末には運用益が確定する」と反論した。

続いて質問に立った民主党の近藤洋介議員が、運用益などの資料の提出時期をただすと、福井氏は「手元に残っている資料を全部整理して、2001年ぐらいまでさかのぼっていきたい。01年以降の年間のフロー収益、昨年末の残高をできるだけ整える努力をし、来週火曜日(6月20日)までに提出する」と述べた。

近藤議員は念を押すように、(1)毎年末の残高(2)ファンドの契約書類(3)ファンドに参加してからの確定申告書(4)総裁就任後と現在の所有銘柄と株数-の4種類の資料を出すよう要求した。

この日は、福井氏と親密とされるオリックスの宮内義彦会長(70)に関する質問も。共産党の佐々木憲昭議員が関係を質問すると、昭和10年(亥年)生まれの集まりである「初(はつ)亥(い)会(かい)」という民間人の会があることを明かし、宮内氏と「(この会を通じて)親しいつながりがある」と答えた。

国会に出席するごとに追い詰められていく感のある福井総裁。政界のみならず、各方面から批判が相次いでいる。

ある財界関係者は「福井氏率いる日銀は強烈な金融緩和策を駆使し、景気回復のためとはいえ、国民に預金金利が限りなくゼロになるゼロ金利を強いた。その福井氏が、インサイダー取引でもうけるプライベートファンド(村上ファンド)にカネを拠出し、大もうけしていた。心情的に擁護する気になれない」となげく。さらに、身内の日銀内部からはこんな声も漏れてくる。

「日銀内では、金満の錬金術師だったホリエモンをもじって、“フクエモン”と陰で呼ぶ向きもある」(日銀関係者)

四面楚歌(そか)の福井氏は、運用益に関する資料提出でさらに追い詰められそうだ。  ZAKZAK 2006/06/16 ←引用終わり

引用開始→  日銀フクエモン四面楚歌…プリンス一転、裸の王様
日銀内に意見できる人なく
  (夕刊フジ)

四面楚歌の福井総裁。辞任はしないと言い張るが…
村上ファンドへの1000万円拠出問題の渦中にある福井俊彦日銀総裁(70)が四面楚歌になっている。国民や政界から非難ごうごうなのはもとより、身内の日銀でさえ福井氏のことを、大金を持っていたホリエモンになぞって「フクエモン」と呼ぶ始末。福井氏は16日の衆院財務金融委員会にも呼ばれており、同ファンドの“育ての親”であるオリックスの宮内義彦会長(70)との関係などについて聞かれるもようだ。

【日銀の声】
福井氏は昭和33年の日銀入行以来、頭脳の明晰(めいせき)さと人当たりのよさから“日銀のプリンス”と呼ばれてきた。日銀事務方のエースとして出世の階段を上ってきたが、平成10年、接待事件で副総裁を引責辞任し、「日銀のシステムが富士通製だったこともあり、富士通総研理事長に転出した」(関係者)という。

そして15年、「日本振興銀行を立ち上げたことで知られる日銀OB、木村剛氏らのロビー活動の成果もあり、総裁の座に就いた」(同)。

日銀事務方の希望の星ともいえる存在だった福井氏だけに、「誰も意見できない雰囲気ができてしまった。日銀内では、だれも福井氏に鈴をつけることができない。まさに“裸の王様”といった状態」と、ある日銀マンはこぼす。

【永田町の声】
参院の財政金融、予算両委員会に出席し、1000万円の拠出理由などについて、答弁した福井氏。しかし、肝心の利益額などになると歯切れが悪くなり、しこりを残した。

しかも15日の予算委になって初めて、富士通総研理事長時代に社外取締役だった富士通、商船三井、キッコーマンのうち富士通と商船三井の株式を保有し、総裁就任後も持ち続けていることが発覚した。

「中央銀行である日銀を政争の渦に巻き込むべきではないと思うが、福井氏が勝手に“渦”をつくって、その中心に居座っている。この問題は、政治的にしばらく尾を引きそうだ」(永田町有力筋)

同ファンドを解約する6月末に損益が確定すれば、またぞろ俎上に上ってきそうだ。

【庶民の声】
福井氏はこれまで日銀のトップとして、国民に預金金利がほとんどつかないゼロ金利を強いてきた。

「その本人が一方で、インサイダー取引でもうけるプライベートファンド(村上ファンド)にカネを拠出していた。心情的にも、福井氏を擁護する気になれない」(財界関係者)

これが国民の大多数の思いだろう。そして、ここにきて日銀内部からもこんな声が出ている。

「福井氏のことを成金趣味だったホリエモンをもじり“フクエモン”と皮肉る声も出はじめている」。この問題の“着地点”は依然みえてこない。 ZAKZAK 2006/06/16 ←引用終わり

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