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2006/08/19

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第76号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年8月19日 土曜日 第76号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_34いつもお世話になっておりますベトナムからニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その76 今週のヘッドライン

*8月14日(月) 信頼のブランド育成法
*8月15日(火) 胎児の動画見たいですか?
*8月16日(水) ハードウェア産業の伸び
*8月17日(木) スポンサー募集!!
*8月18日(金) WTOも楽じゃない
*8月19日(土) 難儀な税制改革

8月14日(月) 信頼のブランド育成法
* あらゆる商品が市場で容易に手に入るようになった今日のベトナムだが、多くのベトナム人はブランド品に対する意識が高く、購う傾向にあるという。ハノイのHai Ba Trung通りで、バイク修理を生業にするHoang Van Ducさん(45)は長い間 新車でホンダ・ドリーム号を買うことを夢見てきた。「若い頃からホンダ・ドリームは僕の憧れでした。丈夫で格好良いし、、、だから一生懸命お金を貯めたのさ。だけど内の息子はヤマハのバイクがお気に入りのようだよ。」とDucさん。

Ducさんが、ホンダ・カブに乗り出したのは1975年、南部ベトナム解放後のことだった。それは、叔父からの頂き物で、当時としてはカブでも注目の的で人目を引いたものだという。「家の嫁さんが病気になって薬代に困ってカブは売り払ってしまいましたが、だいぶバイクの外観は随分汚れていたもののまだまだ快調にエンジンは回っていましたよ。しかし、あのバイクには夫婦の想い出が詰まっていまして、良く里帰りにThai Nguyenに出掛けたものです。」とDucさん。

Ducさんと同じく、ホンダ・カブを30年間乗り続けているNguyen Thanh Binhさんは、新しいバイクを購入するために親友のような今のバイクを人手にわたすつもりはないと言い切る。「バイクに掛かる維持費は自動車に比べれば極僅かだし、滅多に故障もしないしね。」とBinhさん。多くのベトナム人がDucさんやBinhさんのような中高年はブランドに対する絶対の信頼を置くようだ。

Pham Thi Hoaiさんは彼女の誕生日に友人がプレゼントしてくれた最新のソニーウォークマンとソニービデオカメラをとっても気に入っているという。「最新のウォークマンは最長3時間の連続再生が可能な上、バッテリー充電に掛かる時間はたったの3分で済むし、どこへ行くときも手軽に持ち運びできてとても便利。ポケットに忍ばせられるほどスリムでコンパクト、重量も25グラムで、言うことなしよ。我が家の家電品は全てソニー製で、やはりソニーは耐久性に勝れているから」とHoaiさん。

ベトナム人女性は近年、ハノイやホーチミン市で入手可能となった舶来化粧品に興味を示しているという。「私は週末になると最後の一錢まで化粧品や洋服・スキンケア用品を手当たり次第買い漁るのよ。」と言うのは外資系投資会社に勤務するHuong Haさん。ドイモイ以前、ベトナムの家庭ではソビエト製品で溢れていたものだ。そんなわけで今も多くの世帯ではSaratov製冷蔵庫・アイロン・ポットなどが使われている。

5年間ソビエトで生活をした経験のあるNguyen Van Toaiさんの家庭で使用している家電品は30年前にソビエトで購入し、持ち帰ったものでそれらの多くが今も日常的に利用しているという。
「ソビエト製は頑丈だし、これからも壊れて動かなくなるまで使うつもりさ。」とToaiさん。時代は変わり生活レベルも向上した今でも、ベトナム人は以前、使ったことのある信頼を得たブランドを使い続けたいといった傾向があるというわけだ。

(辛口寸評)
信頼のブランドとは各メーカーが長年培ってきた技術の裏付けであり、顧客の期待を裏切らない力である。これはベトナム人に限らず、どこの国の人であろうが普遍的な思いなのだ。これを守るためにメーカーは各々日々努力し、技術革新に邁進するのである。筆者は日本滞在中、ある人の紹介で、東京の下町でおこしを製造しているメーカーへ訪れた。その際、そこの社長さんから興味深いお話しを伺ったのでここに紹介したい。

このお菓子屋さんでは、味噌を使用する商品があるのだが、菓子製造の機械化に辺り、従来の味噌では最大容量が2キロまでしかないため大量生産には適さず、やむなく味噌の業者を別の所に変えることにしたそうだ。材料を変更したといえ、味噌の質は寧ろ以前のものよりも上で、価格も幾分高く、更に容量も10キロと機械生産には理想的だと、社長さんは胸を張ったそうだ。
やがて新しい味噌が市場に出回り始め、一ヶ月ほど経ったある日、会社に一本の電話が入った。長年、ご愛顧頂いている消費者からのもので、社長さんに一言「お宅、最近味噌変えませんでしたか?」と指摘されたそうだ。それを聞いて件の社長さん、直ぐに味噌を元のものに変えたという。味噌といっても全材料に含まれる割合は0.01程度のもの。それでもお客さんの舌を欺くことは出来ないという例えであり、筆者自身菓子を扱う者として、この話を伺い身の引き締まる思いをした。

ブランドとは少し外れるけど、日本などで良く“懐かしのメロディー”とか“70年青春歌謡ヒット”といった歌番組が流される。青春を共に過ごした歌を聴けるのは、そのまま自分をあの時代にフラッシュバックさせてくれるので、筆者も好んで観るのだが、往年の名曲を唱う歌手の中に、久しぶりにテレビ局に呼ばれて舞い上がってしまったのか、はたまた何を勘違いしたのかは知らないが、昔と歌い方を変えてしまう輩を見かける。全く興ざめであり、その瞬間、もうその歌手は見たくなくなる。自らファンの想い出の曲をぶちこわすこと、これこそブランドの一失とこのような歌手は認識した方が良いと考えるが如何なものか。

8月15日(火) 胎児の動画見たいですか?
*超音波診断は医師にとって胎児の健康状態を計る伝統的な技術だったが、ハノイに住む妊婦にとってこの技術は胎児の性別を事前に諮る為の道具になっている。4D超音波と呼ばれるこの技術は、子宮の中の様子をビデオで確認することが出来る最も優れた方法のひとつと考えられている。胎児の成長と性別をリアルタイムで確認するこの新しい技術は、これから親になる人々へ期待と喜びをもたらすものになっているのだ。経済的観点からすると、この技術は医師に新時代の処置法を与えると共に、ビデオクリップ業者にとっては、潜在的な大きなビジネスへの発展を秘めていると云えるだろう。

妊婦は10分に纏められた彼女の胎児の動きに驚きと感動を顕わに眺め、彼女にこのクリップをどのように入手したかを尋ねると、同僚に紹介された超音波診療を売り物にしているPhan Chu Trinh通りの民間クリニックですと答えてくれた。録画費用が15万ドン(約US9$)これにビデオクリップ代が5万ドンとのこと。
「このような価値ある映像が安く手に入るの!!子供が大きくなったらこれをプレゼントしてあげるの」とクリニックに通うとある妊婦はいう。

胎児のビデオクリップ所有がハノイ在住の若い親たちの間でポピュラーになったのは今を遡ること二年前で、最初にこの技術を導入したところがTran Hung Dao通りのクリニック

しかし最も安いサービスを提供してくれるクリニックはDien Bien Phu通りにあるが、現在はこの設備を持つクリニックは市内の至る所に出来ているという。しかし、超音波画像による、検診については医学上、胎児に影響を与えるものではないとされているが、完全にリスクフリーというわけでもないのだ。

ある医師は超音波解析の必要性そのものに疑問を投げかけているという。数多くの超音波を浴びることが胎児の健康を損なう可能性を知らずに、母親たちは半ば楽しんでいるのではないのかと批判する。一般的に3つの超音波診断が存在する。2Dは音波を実際に聞く方法、3Dは表面検索が可能で4Dはその名の通り立体的に被写体を映すことが出来る。超音波の利用で胎児の眺めることが可能となった今日だが、医師のアドバイスを的確に守り使用することが求められており、これら乱用により産まれ落ちる子供の生涯に不具合を生じさせることがあってはならない。

(辛口寸評)
超音波で胎児の様子が見られることは良く聞いていたが、技術革新かビデオ化がベトナムでも可能となったという。確かに親の気持ちとして成長した我が子に胎児の頃の様子を見せてやりたい 故に記念にビデオクリップに撮っておくという気持ちが解らぬではないものの、個人的には生後に撮られた我が身の写真やビデオなどと異なり、後から喜んで見たいという気にさせるものではないと考える。まあ、一生の内に一度くらいはどれどれと好奇から鑑賞することもあろうが、野別幕なし嬉々として見ていたら相当頭の逝かれた人間と思われかねない。えっ!もう思われているから心配いらないって、、、そうかも知れん・・・・(^_-)>いずれにせよ親が考えるほど子供の需要は少ないのではないだろうか、、、。

8月16日(水) ハードウェア産業の伸び
* ハードウェア産業の今年上期の輸出売上額は7月末時点で、US1b$に達したとホーチミン市コンピュータ連盟会長Le Truong Tung氏は発表した。この分野は他の7つの基幹産業(石油・アパレル・テキスタイル・海産物・シューズ・木材・米)のひとつとして成長目覚ましく、今回の華々しい結果は外資系関連企業の努力に負うものであるとTung氏続ける。富士通がUS515m$を輸出で稼ぎ出したのを筆頭にキャノンはプリンターでUS450m$を、他のコンポーネントでUS100m$を売り上げ、業界のリーディングヒッターの役割を果たした。

国内ローカルメーカーの健闘も著しく、国内供給でElead社がUS13.4m$の歳入を記録したのを筆頭に、CMS社がUS9.3m$をMekong Green社がUS6m$を水揚げた。同じ時期にベトナムのIT市場は国内向け生産と輸入品の伸びはUS825m$で、この数字は対前年比で20.9%上昇していた。またこの上昇率はアジア大洋州の平均値の2倍に匹敵する。

(辛口寸評)
ソフトウェアの伸びについてはここでも良く取り上げるが、ハードに関してはこれが初めてである。ソフトに比べハードは資金的な裏付けがないと成り立たぬ側面を持っているため、ここで外資系が活躍し貢献しているのはさほど驚くには値しない。この国のローカルハードウェアメーカーというのは海外からパーツを輸入してアセンブリを行い国内向けに販売しているのみで、独自に開発といったことは現段階ではしていない。しかしながら、国内メーカーの店先はいつも大勢の人々で賑わいを見せており、年々 高まるPC需要も一見すれば頷けるというものだ。

間もなく、インテルがUS100m$規模の投資を行い、半導体の生産に入る予定であるが、インテルが操業開始すると言うことつまり裾野産業も内外問わず増大することが見込まれるだろう。マイクロソフトもベトナムへの投資を既に決めている。ベトナムは今後、東南アジア随一のIT産業国家となってゆくだろう。

8月17日(木) スポンサー募集!!
* 世界中から3000名にも及ぶ学生たちが来週 ハーバード・アジア国際関係会議参加の為、シンガポールに集まってくる。これに参加が決まっている今年19歳になるTrong Vuくんにとって、ここへ辿り着くまでの道のりは辛く厳しいものであった。ハノイ社会科学人文大学の一回生の彼は先ず、現在と将来の中国とインドの経済についての小論文を書かされた。そして主催者側から、他の570名の優秀な参加学生たちと共にその小論文のプレゼンを会議の席上で発表するよう要請されたのだった。

始め主催者からプレゼンの依頼を受けた時、正直僕の英語力で務まるだろうかと心配したという。しかし、プレゼンのリハーサルと英語での質疑応答に備えた練習を繰り返した今、彼は自信を深めたようで効果的に彼の意見を会議で堂々と述べられると胸を張る。
「ベトナム人に対するイメージをVuくんに尋ねたところ、彼はベトナム戦争のイメージを世界の人々は強く持っていると答えた。その為、彼は今日のベトナムの若者が如何に動的でユニークであるかを会場に集まった世界中の学生たちに訴えるのだという。

ホーチミン市から参加する2名の学生と現在海外留学中の3名の学生と共に、Vuくんは今回の会議に集まった人々へベトナムを紹介すべくインターナショナル・ナイトを主催する。そこで、伝統的なベトナム用品を展示したり民族舞踊を披露するそうだ。しかし今、彼にはひとつ心配事がある。会議に参加する為の費用のことだ。彼の試算では6日間の旅費はUS300$ほど掛かるのだが学生にとっては負担が大きい。この他に会議出席登録料がUS325$必要なのだが内US100$は、プレゼンをするので減額されたという。もちろん、この他にも諸費用が生じてくるだろう。

Vuくんは現在、彼の所属する学科の青年同盟副書記であり、且つ高校総体で優秀な成績を残したものだけが、参加可能なオリンピック・クラブのメンバーでもある。加えてLe Khiet高校の特待生として若干18歳で正式に共産党員の資格も得ている。にも拘わらず、今回の国際会議に参加する為の旅費に難儀しており、今のところ登録料は減額分を除いた額を彼の出身地Quang Ngai省人民委員会が負担してくれることになったのみで完全解決には至っていないのだ。
シンガポールとベトナムを結ぶタイガーエアーには、優待券制度が無く、シンガポール航空も往復航空券を支援するプログラムの持ち合わせが無いと至って消極的だ。その一方で、駐越中国大使館・同インド大使館も金銭的な援助は行わず、Vuくんがプレゼンで必要な資料の提供には協力するという姿勢を見せるのみなのだ。今のところVuくんはシンガポール観光協会に同様の依頼をしている最中で回答待ちの状況にあるという。

2004年度HPAIRに参加したNguyen Thanh Tuさんも、Vuくんと同様の資金的なスポンサー集めに苦労したひとりだ。現在、ハノイ外語大学で講師をする彼女は、2004年当時のことを思い出しながら、このような栄えある活動に理解を示してくれる組織が僅かであることを憂いた。US1500$の費用が掛かる2004年に上海で行われた会議に出席するため、何とかハノイのWTOに夏休みの間、アルバイトをしたがそこで得られたお金は登録料分にしか過ぎなかった。そこでTuさんは残りを掻き集める為に母校やアメリカ大使館・ブリテッシュカウンシル・アジア基金・学生連盟・中央青年同盟・アジア開発銀行・UNDP・CARE Vietnam他、外資系企業を訪ねて回ったのだった。しかし、徒労に終わった。というのも、既に年度初めに予算組が決まってしまっており、他に回せる予算が無かったからだ。

最終的に、ベトナムネットオンライン新聞の編集長に相談したところ、残りの費用の負担の承諾並びに、中国南方航空と掛け合い、75%オフのチケットを発行して貰い、ついに念願が適い上海へ飛べることとなったのだった。VuくんはTuさんのスポンサー探しについてアドバイスを受けたものの、未だ費用はカバーできていない。何とか彼の希望が可能と良いのだが、、、、。

(辛口寸評)
今回の学生の気持ちは判らぬでも無いが、如何に意義深いイベントであろうと、またそれがどれほど本人にとってプレステージャスな檜舞台であろうが、招聘されたのでは無く参加するために費用が別途掛かるようなイベントには端から出るべきでは無いと思う。逆に言えば、乞われて出掛けるくらいのイベントであれば、それなりに社会性・公共性の意味が出てくるし、そんなところへは企業も喜んで金を提供するであろう。今回の記事は、ひとつ読み方を違えれば、資金を提供しない方が一方的に悪のように取られかねない要素を持っている。

内外問わず政府系機関であれば、このような事業に予算を削ってくれる場合もあるだろうが、営利が目的で運営されている一般企業では、支援をすることでそれに対する対価を常に考えるもので、これは資本主義なら当然のことである。筆者は今回の国際会議がどれほどの影響力を持つものか些かも存ぜぬが、それでも登録料を徴収するようなものであれば、穿った見方をするがこれもハーバード大学のビジネスの一環ではないかと考える。

8月18日(金) WTOも楽じゃない
*Nguyen Tan Dung首相は関係省庁に対し、WTO加盟に向け国内企業の競争力を高める為の政策の見直しをするよう指示を出した。
首相は、先ず財務省と商務相へWTO加盟に求められる輸入関税の引き下げの為のロードマップを発表するよう要求し、特に財務省へは減税の国家予算への否定的な影響を制限する為の解決策を考慮もしなければならないとし、同省と関連機関は、対外援助資源を割り当て、そして効果的に使用することをベトナムがWTO責任を果たし、援助の詳細な計画を立案するようも命じた。同時に関連省庁と各自治体の人民委員会は向上した投資環境を効率よく利用し、企業の投資成長の妨げになるような税の取り立てや投資手続きの改善に集中しなければないと述べた。他方、国営企業においては、公正なプロセスと操業の効率化を速やかに行わねばならないとした。

また首相の指示はベトナム国立銀行に対し、生産資材の輸入の拡大を見越して、十分な外貨準備を行い、通貨政策を管理することでイニシアティブをとることを保証するよう要請した。

WTOの会員資格に必要な要素として、ベトナムは10,600件の異なる輸入税を求めてこれまで交渉て来たが、26カ国のWTOメンバーと相互的な確約によれば、ベトナムは現在のレベルから更に22%輸入税の全体的なレベルを減らさなければならないのだ。26カ国との主要な取引相手がWTO内にある市場参入に関する二国間交渉において、課税は最も複雑で微妙な問題となっている。輸入税の22%の引き下げは、ベトナムが世界貿易体のメンバーになるという時の後で、5年の期間にわたって実行される予定。輸入税の10,600件の36%は、5~7年のロードマップの後で減少させなければならない。

減少はセクター毎に異なり、へのセクターからそれます。そして、輸入織物及び衣類の2%から上で輸入鉱物関税の最大63.2%に亘ることになる。輸入水産加工品の関税は38.4%引き下げ、木材と紙は32.8%、電気器材と機械は23.6%、革とゴムは21.5%へ、そして、農産品が10.6%となっている。

(辛口寸評)
10月のWTO加盟に向け、ハノイも慌ただしくなってきているようだ。
以前にも寸評で述べたようにWTO加盟が即ちベトナムの輝かしい未来に直結するものではなく、寧ろ加盟後からボディーブロウのように各国内業界にダメージが浸透して行くであろうことは間違いなく、それは痛みの伴う改革の日々の始まりとなるだろう。その中でついて行けないローカル企業は容赦なく淘汰されて行くだろう。が、これを乗り切れば、その後のベトナム経済は劇的に活性化されたものとなり、ビジネス環境はよりスムーズにそして無駄なコストを排除した中で進展して行くことになるだろう。つまり、これまでのような行政の対応は自ずと許されなくなり、手続きの簡素化を強いられ、不透明な賄賂の授受は透明化が迫られ、好むと好まずによらず襟を糺した仕事を求められるようにならざる負えないからだ。ただ、上に政策あれば下に対策ありのお国柄、すんなりと行くとは今の段階で何とも云えぬところであるが。。。。

8月19日(土) 難儀な税制改革
* ベトナム国会は税務署は脱税やその他、詐欺紛いの節税行為の調査に責任を持たせることに同意した。一昨日、税制管理法起草を討論した代議士たちは、詳細な手続きの関する問題点の炙り出しは、下院常任委員会によって解決させることを決定した。しかし、Tran  Ngoc Duong代議士は、税務署にこのような権限を与えることに対し、更に精査して検討ることが大切であると各参加代議士に注文をつけた上で、別の方法として税務署に初歩的な調査を委託し、その後は手続きは他の政府機関に任せるような二元的な方法で対応することも考えられるのではと述べた。

Tran Dinh Long代議士とDang Van Xuong代議士は、昨今の脱税者はその手法が巧妙化しており、彼らの違反調査を早急に行うことが急務であると訴えた。Nguyen Ngoc Tran、Nguyen Thi Hoai そしてTrang A Paoの各代議士は起草委員会に対し、現在、審議中のドラフトから第18条の削除を求めた。この条項は収税機関を新たに創造することになりかねず、これを放置すれば税制管理が複雑となるばかりか、予期せぬ好ましからぬ結果をもたらしかねないと三者は反対した。対案として、彼らは、税コンサルタント会社の編成を提案した。

Nguyen Ngoc Tran氏は法律が納税者の責任を明確に規定し、収税担当官が直接関与すべきでないとし、仮に収税担当官が介入すれば贈収賄の温床を残すことになりかねぬと述べた。Tran Ngoc Duong氏はTran氏の意見に賛同し、起草委員会に収税担当官の責任と権限を明確にした内容を網羅するように求めた。ほとんどの代議士は、これまで大蔵大臣および特別の状況において税務長官が税負債を償却するかあるいは罰金を課する力を持つことを許されていましたが、下院だけがその権力を行使することに同意した。

しかし、数名の代議士は財務大臣は7bドン(US437000$)以下、首相はそれ以上の決済をするよう提案した。憲法は下院だけが負債の消却を許すことが出来るとTao Huu Phung代議士は指摘した。倒産・国有の企業の所有権の変更・債務者の死亡・自然災害や火災などで起きた損失は削除できるものと見なし財務大臣および税務長官に権限を与えることは、企業が生産での障害を解く支援を促すことになるだろうと、Phung代議士は語った。代議士たちは、特別の消費税法および刑事訴訟法を含む他の法則を備えた全法則を包括的に調査するよう起草委員会に依頼した。

(辛口寸評)
個人的に収税方法は、直接収税担当官が関与せず、税コンサルタント会社が編成されそこに納めるのが好ましいと考えるが、しかし、仮にそうなったとしてもベトナムの事だから、それら税コンサルタント会社は税務署に直ぐに骨抜きにされ息の掛かった機関に成り下がるか、または税務官僚が権力を行使し、彼らの家族名義でこれらの会社を立ち上げるのは日を見るより明らかだと思う。

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