イランは、やはりイスラエル・米国との最終戦争を想定したのか?
イラン大統領、国連事務総長に電話で、イスラエルのレバノン攻撃を非難し、「停戦に持ち込めるのは、アナン事務総長である」と、発言したと報じられている。いつも、町内会の井戸端会議でしかない、国連の場での会議や決定を無視し続けたイランが、国連にすがる姿は驚きである。偉そうな発言や、恫喝を繰り返し続けても、所詮は、ただのくだらない俗物でしかないようだ。
イランも、イスラエルとヒズボラの一時停戦を打診する方向へ舵を切る?それではイスラエルと米国の思う壺だろうが。そうではなく、やはり、イスラエルが米国と組んで、想定していると考えられるイランとの最終戦争での最終的な勝利を想定し描いているのだろうか。イランは、現状ではヒズボラが押し返せないことを悟ったのか、決定的なダメージを受ける前に、名誉を残せる一時停戦をイランの大統領が漏らしたことは、決定的に大きい、国際世論というか、国際政治の力学の前で、バカにされ無視されるのか、実に矮小な展開になってきたように思う。多分、狡猾な米国の手により、世界に向けて赤恥をかかされるのだろう。
イランは、ヒズボラに一時的な停戦を確保させ、早期に戦略兵器の開発に向かうのだろう。米国は、イランの魂胆を想定済みのことだろうから、イスラエルを含め、そう簡単に停戦協議に応じるとは考えられない。その間にも、レバノンの無辜の市民は、自らの意志に関係なく殺戮され続ける。
とは言っても、シリアは、戦時体制に入るだろうし、イランも黙って戦争準備を急ぐことだろう。イスラエルによる戦争(攻撃)速度は、イランの想定範囲を大きく超えていたのだろう。米国は、この点を見逃していないようで、イスラエルを焚きつけ、地上軍を増強した上での大量投入を教唆したように見受けられる。イスラエルは、レバノン国境から20Kmほど侵攻し、南部地域全体を占領する考えを表明した。
レバノン内戦に、イスラエルがかつて、手を突っ込んだとき以上に、大量の地上軍を投入することになる。これまで、ヒズボラは、対イスラエル戦では、ロケット弾攻撃で応戦し続けてきたが、イスラエルはレバノンでの闘いが、地上戦になると、イラクで米軍が取り込まれ逃げ場を失ったように、徹底したゲリラ戦との闘いに悩まされることになるだろう。正規軍がゲリラ戦に対応するとき、余りにも多くの犠牲を覚悟する必要があると、多くの軍事叢書は総括している。イスラエルは、どこまで犠牲に堪えられるか。
イスラエルの政権は暴圧的・暴力的でも、イスラエルの市民は、一定のレベルで満ち足りた生活を既に享受している。つまり失うモノを抱えた生活をしているわけで、一人の生命の重みについても、ダヤン国防相が指揮した第4次中東戦争の頃とは異なり、考えるようになっている筈である。つまり、米国化が一定程度進んだと考えている。過去の精神でもあるジューシー流の特攻精神がどこまで讃えられるか定かではない。
何よりも、いかに世界各国へ隈無く資金を貸し出す手合いの母国、父祖の地を預かる政権かも知れないが、世界の世論は、イスラエルの蛮行を、いつまで、どこまで許すだろうか。イスラエルも米国も、遣りたい放題が許されると考えているなら、余りにも、人類をバカにしているのではないか。
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