「大停電」による大きなパニックも事故もなく!
超高層のマンション、例えば50階(ざっと地上180mほど)に住む人は、今日のような「広域大停電」が起きたとき、どうなさるのでしょうか?
正直なところ、何がなんだか、分からなくなります。歩いて昇り降りするのは大変でしょうし、さりとて、エレベーターは動かないでしょうから。おそらく自家発電装置があるから大丈夫だと、ある友人は言うのですが。何よりも、超高層のマンションは完全空調だと思いますから、自家発電装置がなければ、真夏のこの時期に、自分の家でも閉じこめられると息が詰まるのではないでしょうか。
実は、数年前、不本意にも、ニューヨーク(マンハッタン)で「大停電」を体験させられました。偶然にも、停電が起きたときは、私自身は地上におりましたので、パニックに襲われることはありませんでしたが、それでも、その夜、非常に不気味な緊張感に包まれ、米国の友人達の助言やガードに従い、対岸のニュージャージーへハドソン川を渡って避難し、停電が回復するのを待ちました。
そのとき、もし、自分が宿泊ホテルの部屋で「大停電」に襲われていたら?あるいは、外出先で「大停電」のパニックに襲われていたらと考えたとき、もの凄い不安に襲われたであろうと考えました。
ニューヨークのような大都市で、多様な人がせめぎ合う場所で、完璧に英語をモノにしているわけでもない人間が、どのように自らの安全を確保できるか、後で考えたときゾッとしました。確か、9.11同時テロの後だったため、貿易センタービルは、既に姿を消していました。そのとき、例えば、エンパイアステートビルやロックフェラービルの上層階にいる人はどうするのだろう?と自然に考えました。
とにかく、自分自身が安全を保障されたことについて、本当に素直な気持ちで安堵しました。その記憶が蘇りました。
今日、東京を襲った「大停電」に巻き込まれた「外国人」は、どう対応されたのでしょうか。あるいは、超高層の上層階にお住まいの皆さんは、どのように対処なさったのでしょうか?走行中の「ゆりかもめ」が停止し駅間をお歩きになった方もおありのようですから、地下鉄のトンネル内に閉じこめられた方もおありでしょうし、皆さんどうなさったのでしょうか。
しかも、「大停電」の原因が、旧江戸川を遡上中の工事用クレーン船が、無造作にクレーンを伸ばし、それが送電線に接触したため、ショートし停電したとのこと、何とも凡ミスとしか言いようがない間抜けな話です。「東京電力」も、そこまで間抜けな野郎が、長大なクレーンを操るなどと考えもしなかったでしょうから。
分からないのは、そのクレーン船に乗っていた3人が、誰も感電せず無事にいることが理解できません。高圧電線に接触しショートしたわけですから、船が無事で乗船員も無事であることが理解できません(別に重傷になれと言ってるわけではありません)。旧江戸川の魚たちが、感電して大量に浮き上がったという話も報道されていませんし。本当によく分からない謎だらけのできごとですね。
何よりも、阪神大震災のとき、高層マンションに住む友人が、「毎日、水を運ぶのが辛い」と漏らしたことが、記憶の片隅に「しっかり」残っています。
報道では、「大停電」による、大きな事故は起きなかったようですから、よかったと思います。なんと言っても、日本はやはり平和なのですね。つくづく思い致しました。
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