パレスチナ挙国一致政権で、国家機能の再構築へ!
どこの国でも、どの地域でも、政治は妥協の産物だ!
「原理主義」は大切だろうが、それを掲げて喰っていけないなら、喰っていき生きながらえるための妥協は必要不可欠といえる。それは「イスラム原理主義」でも許される範囲だろう。
「パレスチナ」で、イスラム原理主義を掲げる「ハマス」は、世俗腐敗集団の「ファタファ」と妥協し、「パレスチナ自治政府」をまず守り抜くために、「挙国一致内閣」を組織することで合意したと紹介したが、その実現に向け「ハマス」で占めていた全閣僚が辞任した。
当初、「パレスチナ評議会」の選挙で「ハマス」が圧勝し、「パレスチナ自治政府」を担うことになった際、「ハマス」は「ファタファ」に協力を要請したが、幼稚な「ファタファ」は泥沼の腐敗に対する自らの後ろめたさもあり、申し出をあっさり拒否し、「ハマス内閣の打倒」へ向かい武力闘争を始める始末だった。
「ファタファ」は、小児の発想、小児の思考だったと言える。「ハマス」も「イスラム原理主義」は政党としての原則だろうが、それだけで「パレスチナ全体」を喰わせられると考えていたなら、これもまた幼稚な思考だったと指摘せざるを得ない。
まぁ、何よりも、アラブの大義を掲げる周辺諸国も、、「ハマス」の「パレスチナ自治政府」への支援を公言しながら、結局は「米国」に遠慮して、巧い理由を並べたて実行しなかった。加えて、「ファタファ」は政権を離れるときに「あらゆる財産を掻っ払い」知らぬ顔を決め込んだ。また、故アラファトの嫁は、この状況でも「パレスチナの資産」は故アラファトが掻き集めたものだから、「自分に帰属するので返還せよ」と喚く始末だ。
これでは、アラブ世界でも相手にされなくなる。充分な資金を持つアラブ諸国は穏健な政権運営を続けた結果だし、その政権が「原理主義」で突進する「ハマス」の政権を支援し、やがて自らの国へ飛び火することは、ご免被りたいと考えるのも自然である。
「原理主義」を生み出すのは「貧困と無知」だとの説もある。現実的には「原理主義」がより「貧困と無知」を拡大し再生産しているようにも見受ける。
「パレスチナ」の全市民が「イスラム教徒」ではなく「キリスト教徒」もいる。全てが「イスラム原理主義」の「ハマス」を支持しているわけではない。一つの政府を担うには、構成員の全てを喰わせ得る政策が求められる。そこで「政治の妥協」が求められるのである。
「パレスチナ」でもようやく、この事実を「ハマス」と「ファタファ」の双方が理解できたということか。

しかし、「パレスチナ」をここまで追い込んだ「米国」と「イスラエル」を許してはいけない!その意味では、「ハマス」の原理的な主張を放棄することは「死」を意味するが、このままでは両国の手で「日干しにされ、ミイラ化されてしまう」可能性も否定できない。「パレスチナ」は悪逆非道の「米国」と「イスラエル」の力で攻囲され、前も後ろも「死」の淵に立たされているのである。無益な対立を知恵で解決し、「パレスチナに恒久的な平和が訪れること」を切望するばかりです。
引用開始→ 「挙国一致内閣」樹立へ、ハマス内閣全閣僚が辞表提出 (讀賣WEB)
パレスチナ問題
【エルサレム=三井美奈】AP通信によると、パレスチナ自治政府のイスラム原理主義組織ハマス内閣の全閣僚が13日、ハニヤ首相に辞表を提出した。アッバス議長が発表した「挙国一致内閣」樹立に向けた一歩となる。
ハニヤ首相は今後、アッバス議長に辞表を提出。議長は数日内にハニヤ氏を首相に再指名し、首相は、議長が率いるファタハなど各派との本格的な連立交渉に入る予定。
(2006年9月14日13時52分 読売新聞) Copyright © The Yomiuri Shimbun. ←引用終わり
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