川崎重工の電池走行路面電車の技術に敬意を払い、同時にウィークポイントを質っす!
「コラコラコラム」は、少子高齢化社会を目前に控え、あるいはCop2に懸かる地球温暖化防止向けた排出ガス規制を考慮し、今後の都市交通の主体について、研究開発者を交えた議論を交わす中で、LRTの開発設置が、将来の都市交通を救うと主張し続けてきた。確かに、「コラコラコラム」を始めてからは、数度しか取り上げていない。欧州社会とりわけイタリア大好き人間でもある、「コラコラコラム」の主宰者は、地下鉄を掘るヒマがあれば、LRTを推進すべきと、自治体関係者へ主張してきた。何よりも、当ブログ主宰者の独断的アイデアだが、これからのLRTは、歩道側を走行させるのだ!そうすれば、何よりも、電停を道路上に設ける必要がない。従来の路面電車は、電停を道路中央に設けてきた。道路の真ん中に電停ができると、道路上を快適に走行する側は、流れが阻害されるからクレームをつけるのである。勿論、日本国内の主要道路が狭いという構造上の問題もある。
道路中央の電停が不評で、いつの間にか、マイカーブームの到来と共に大都市から無用の長物扱いされ駆逐されたのである。本年は、トヨタの形成に大きな役割を果たしたとされる、「トヨタ・カローラ」の発売から40年だそうである。「トヨタ・カローラ」、「ニッサン・サニー」、「マツダ・ファミリア」「三菱・コルトあるいはランサー」、「ホンダ・シビック」という大衆車であるファミリーカーに押され、姿を消さざるを得なかったわけである。さも、無念であったろう。
しかし、大衆車ファミリーカーと軌を一にして成長してきた団塊の世代も、好むと好まざるを得ず、いよいよ、人生の黄昏時を迎えることになった。団塊世代はまだまだ元気いっぱいだから、あと、10年や15年は煩いことだろう。しかし、何が元気でも75歳になって、車を運転されると世間は困惑するのではないか。一気に、交通事故が上昇すると思われる。それなら、マイカーに乗るなという議論が提議されるのだろうけれど、そうは言っても故人の好きずきであり、積極的に介入できるテーマではない。それでは20年後になればどうか、やはり足腰が難しくなるだろうし、動体視力も低下するから、車の運転は難しくなる。加えて、人口も減少する。本当に恐ろしい少子高齢化社会に襲われるのです。

参考までに、21世紀の半ばに、どのような人口ピラミッドになるか厚生労働省の人口シュミレーションによるピラミッドを掲げておきます。
左:2050年、日本の人口ピラミッド。生き抜いて生きてたら何歳かなぁ~?右:2000年の人口ピラミッド。
話を元へ戻し、そのような環境で「車社会」はあり得ない。何よりも大深度地下鉄に乗り降りするのは大儀なことになる。年長者は難渋させられる。しかも、通勤・通学が減少するし、近隣地域へしか出かけなくなる。いまは、バスと郊外電車ですが、やがて、バスも運転手確保が困難になる。むしろ、現状では生産現場を担う「生産適正人口」の構成が変わるのだから、大量にバスドライバーを採用されたら、ますます、日本の製造業は困るだろう。それへ対応する狙いからも、都市交通の主役をLRTに委ねる考えは、次世代を目指す事業戦略を考えるなら、LRTは極めて大きな可能性を秘めているものと考えます。
何よりも、車の数量が極端に低下すると考えられます。すると、大都市の道路は空間が増えると考えるべきです。ならば、歩道側にLRTの軌道を設置し、ハンディキャッパーにも乗り降りが簡易である状況を創出できます。何よりも、駐車違反をする輩が排除されます。都市にとり画期的な状況を創出することができます。簡単に、条例を変えることで実現できます。路面軌道内は駐停車禁止。もし、不法駐車し、LRTにぶっつけられても求償請求はできない。もし、自らの車両がLRTにより損傷を受けたと告発してきたら、その場で、逮捕すればよい。それくらいしないと、不法駐車もなくならない。発想を転換し、そのように考えるべきだと思う。
ちなみに、ニューヨークやパリでは、路線バスが不法駐車中の車に損傷を与えても、損傷を受けた側の告発を警察は受け付けない。むしろ、罰金あるいは科料を恐れ、誰も告発提訴しない。極めて合理的なアイデアだと自画自賛しています。日本も、真剣に考えるべきです。
さて、川崎重工が開発した、アイデアと技術満載の路面電車ですが、一発、決定的な批評を加えておきましょう。偉そうなことを言っていますが、まず、何よりもスピードが最大50Km/hであるということ、加えて280m走行実験線は平面であること、登坂路ではなかったこと。最後に決定的なテーマは、空調機を動かしたのかどうか?という点です。本当に、筑豊電鉄の営業路線で登坂路を空調機をフルに動かして、想定の30km/hで無事に走行できるのかという点については、公表されていません。この点は、極めてセンシティブなテーマだろうと思い致します。川重と関係者の方で、このテーマに対し、反論を頂戴できれば真に幸甚で歓迎申し上げます。コメントでお寄せ下さい。時を移さず、頂戴のメールへ当方の見解をメールでお伝え申し上げたく存じます。
引用開始→ 電池で動く路面電車、走行試験に成功 川崎重工 (朝日COM)
2006年08月31日08時01分川崎重工業(本社・神戸市)が架線がなくても走行できる電池駆動式の路面電車の走行試験に成功した。同社兵庫工場(同市兵庫区)で30日、報道陣に公開した。
走行試験をする電池駆動路面電車。パンタグラフが架線に触れていなくても走行できる=30日午後、神戸市兵庫区の川崎重工で
独自開発したニッケル水素電池「ギガセル」を搭載した車両が、途中で充電せずに10キロ以上も走れることが実証された。実用化されれば世界初という。
社内からも「不可能」と言われながら、昨年7月、見切り発車で開発スタート。「走りながら考えたのが良かった」と開発担当者。07年中の第1号車完成を目指す。 asahi.com ←引用終わり
引用開始→ 電池で動くチンチン電車開発…架線不要、延長容易に (夕刊フジWEB)
電池で駆動する次世代型路面電車の開発を進める川崎重工業は30日、試験車両の走行実験を兵庫工場で公開した。
2008年末の実用化を目指す。次世代型では架線が不要となるため都市の景観を損なわないほか、路線延長が容易になるなどのメリットがある。
今回の公開では、兵庫工場内に設置した約280メートルの線路上を、試験車両が時速約20キロで往復。通常の電車と変わらない滑らかな走りを披露した。
試験車両は、全長18.4メートル、重量30.8トンで、筑豊電鉄(福岡県中間市)の中古車両を改造。川崎重工が開発したニッケル水素電池を16個搭載し、駆動源とした。最高時速50キロで、1回5分間の充電で、10キロ以上の走行が可能となるという。
川崎重工は、05年から電池駆動型の路面電車の開発に着手し、来年中に車両本体を製作する見通し。
技術開発担当者の奧保政さん(55)は「電池の小型軽量化に成功し、実用化に向けて大きな一歩となった」と話している。ZAKZAK 2006/08/31 ←引用終わり
引用開始→ 電池で動く次世代路面電車 走行試験に成功 川重兵庫工場 (神戸新聞WEB)
2006/08/31
電池で走る路面電車。架線が不要なためパンタグラフを下ろしている=神戸市兵庫区和田山通2、川重兵庫工場
路面電車の動力源として川崎重工業が開発した小型ニッケル水素電池の性能試験が三十日、神戸市兵庫区の同社兵庫工場で公開された。架線などの設備が不要な上、狭い場所に取り付けられるのが特徴。関係者が見守る中、水素電池を搭載した電車はスムーズにテストコースを走った。
電池は長さ一メートル、厚さが二十センチの長方形。五分の充電で十キロ余りの距離を走らせることができる一方で、サイズは従来品の三分の一。通常、動力源を取り付けるのは電車の床下だったが、座席下に収まるため、体の不自由な人でも利用しやすい低床型車両に適している。
架線が不要なことなどから導入コストも抑えられ、二酸化炭素の排出量も少ないという。
試験に使われたのは計十六個の電池を搭載した二両編成の路面電車。パンタグラフを通じて充電した後、約三百メートルのコースを三往復した。
同社は現在、小型ニッケル水素電池を動力源とする低床型路面電車「SWIMO(スイモ)」の車両を開発中。二〇〇七年中に実験車両を完成させ、〇八年中の実用化を目指す。(大久保 斉)Copyright(C) 2006 The Kobe Shimbun All Rights Reserved. ←引用終わり
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