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2006/11/18

ナマのベトナムが分かる、週刊ベトナムニュース第89号

ウィークリー・ベトナム・ニュース  
■ 平成18年11月18日 土曜日 第89号
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■ こんにちは!!

Vnnationalflag_59いつもお世話になっておりますベトナムから、ニャットアインです。

今日もここ一週間のベトナムの主なニュースをご笑覧下さい。

翻訳は直訳とせず、日本語に馴染む意訳としておりますので、ご注意下さい(笑)また、訳者の独断と偏見を交えた辛口寸評を入れてみました。内容が片寄り、言葉が多少過ぎる箇所も多々あろうかと存じますが、これもベトナムを愛するゆえの諫言とお許し下さい。

誤字・脱字はご愛敬ってことでお願いします<(_ _)>

尚、記事の転送は営利目的以外なら原則自由ですが、自己責任において行い、その中で被った被害・損害に対し筆者は責任を負えませんのでご了解下さい。

ベトナム・ニュース その89 今週のヘッドライン

* 11月13日(月) Khai前首相 天皇陛下より親授
* 11月14日(火) 日本人投資家 ベト株虎視眈々
* 11月15日(水) インテル ベトナム投資額倍額へ
* 11月16日(木) 外国語 外国語 外国語
* 11月17日(金) 訪越前のライス国務長官に尋ねる
* 11月18日(土) 豊かさの中で失わぬ為に

11月13日(月) Khai前首相 天皇陛下より親授
* 東京の皇居に於いて前ベトナム首相Phan Van Khai氏が明仁天皇陛下より旭日大綬賞を授与された。安倍晋三首相から合わせて、勲章が手渡された。Khai前首相の今回の叙勲は日越間の経済の緊密化及び友好親善に寄与したことに対して与えられたもので、在任期間中約10年間で日越の長期展望に立った友好関係促進の基盤を築き上げたのみならず、日越共同イニシチアブ実現化に向け彼が果たした役割と功績は大きい。

旭日大綬章は1875年、明治天皇の提案により、日本国の発展に寄与したものに贈られる勲章として制定されたものだ。
通常、旭日大綬章の伝達と授与は日本の在外公館にて行われるものだが、今回のケースは天皇陛下から直接のもので、前例が無いという。

(辛口寸評)
Khai前首相が天皇陛下から直接親授さたという。しかも、旭日大綬章といい日本の勲章順位から言えば4番目の高いもので、7名の叙勲対象者のひとりとなっている。通常、外国人叙勲は、国賓の来日や駐日外交官の離任に際して実施される儀礼的色合いの濃い叙勲と、日本との友好増進に関し顕著な功労があった外国人に対して贈られるそうだが、Khai前首相の場合は間違いなく後者に当てはまるだろう。心から今回の叙勲をお祝いしたい。

筆者の友人に、このKhai前首相在任時にベトナムが外国人に贈る最高の誉れである“友誼勲章”を授賞された日本人がおられる。この方も、Khai前首相同様、日越友好発展を民間人として側面から無償の援助を果たして来られたのが、高く評価された結果の叙勲。しかも、ベトナムが未だ日本とまともに国交さえ樹立されていなかった当時から、40年の長きに亘り人知れず無垢の支援をしてこられたのだ。それこそ日本と国交樹立前の話で、欲得抜きの支援に頭の下がる思いがする。それと筆者の記憶に誤りがなければ、叙勲はKhai前首相の来日時に駐日ベトナム大阪総領事館に於いて、直接なされた筈で、関係ないが今回の天皇陛下からKhai前首相への親授の模様とだぶるのは興味ぶかい。筆者がベトナムに関わる大先輩として深く敬愛し尊敬するお一人である。

11月14日(火) 日本人投資家 ベト株虎視眈々
* 日本の投資家たちは直ぐにベトナム株式市場にUS500m$規模の投資を行うことになるだろうと、ベトナムへ投資家ミッションを率いて来た日本の投資コンサルタントは語った。億万長者コンサルタント事業会社(Million Millionaires Project Company)代表氏曰く、安定したベトナム経済を背景に日本人のベトナム株に対する関心は高く、先週、代表氏は11名の投資家を日本からホーチミンへ引率し、ホーチミン証券会社で口座を開設させた。

ホーチミン証券代表のNguyen Huu Nam氏は、これまで来社し口座を開設した投資家グループの内で最も規模の大きい部類に入るのではと述べた。億万長者コンサルタント事業会社はホーチミン証券と2006年5月以来 つき合いを始め、投資に対する情報提供や交換などを盛んにしている。日本の投資家の皆様は口座を開設するまえに、弊社の証券アナリストと共に銘柄の研究に時間をかけ戦略を練られていますとNam社長の談。

(辛口寸評)
なんか怪しいコンサルタント会社である。名前がそもそもふざけている。英文で、Million Millionaires Project Companyと言うこの会社の名前を直訳するれば億万長者事業社で、明かに人を食っているように思えてならない。まあ、名前だけで判断しては行けないが、今後、暫くの間、良くも悪くも様々な外国人(日本人も含む)投資家がベトナム株に流れ込んで来るのだろう。

しかし、一言だけ忠告して置きたい。昨日や今日、ベトナムの投資環境が整備され、ある程度の安全が確立されて、出てきてさも訳知り顔したコンサルティング会社など信用して投資をすると後で泣きを見ることになる。基本的にベトナム人とはどういう人たちであるかを良く学習し、その蓄積を経験に投資をしなければ間接だろうが直接だろうが、必ず失敗するだろう。特にベトナムの証券会社のブローカーは日本と違って、強かで自分の商売を必ずしてくる。公正な取引を行う為にも、もしベトナム投資をお考えならベトナム在住経験が長く、信用が於ける現地パートナーと組まれる事をお勧めしたい。尤も、怪しさでは筆者も負けてはいないが、、、、(笑う)

11月15日(水) インテル ベトナム投資額倍額へ
* インテル社はベトナム・サイゴンハイテクパークでの投資を最大US1b$に引き上げる旨、発表した。世界最大マイクロチップメーカーのインテル社は去る2月、ベトナム計画投資省からUS605m$の投資を認可され、US300m$を投じ、ハイテクパーク内に工場と研究所を建設する計画をしている。近々ホーチミン市人民委員会により公式に発行される投資許可は同工場での生産力拡大の為、修正が認められているという。工場の稼働は来年末操業を目処にしており、欧州市場向けのマイクロチップの製造が行われるようになると、インテル・ベトナム社代表Than Trong Phuc氏。

資本金の増加はインテル社をベトナム最大の米国直接投資に導くようになると、逓信情報技術課Nguyen Anh Tuan課長はいう。インテル社のベトナム工場は、ベトナムにおける初めてのセミコンダクタ生産施設となり、インテルにとっても世界で7番目の生産拠点となる。同社は既に、中国・マレーシア・フィリピン・コスタリカなどに同様の施設を構えている。

ホーチミン市師範大学ではインテル社の教育プログラムをカリキュラムに取り入れ、教授法や学習法向上に効果を期待するという。先週、金曜日に同大学とインテル・ベトナム社が覚書に署名し、発表がなされた。覚書の下で、インテル教育プログラムは同校に通う学生の必修科目となる。インテル教育プログラムは、技術教育・科学・数学・工学等の質を改善するインテルの教育イニシアチブにより改革されたものをだという。導入の目的は学生たちの探究心を高め、知識を基盤とした経済感覚を学習に取り込む為だと説明する。

このプログラム実践支援の為、インテル・ベトナム社は約2500冊の教科書と学習用CD 2006~7年年度始めに1~3年生に支給するという。有効に学生の学習法を改善する教育法とは別に、インテルの教育プログラムがさらに学生の技術経験を増強し、ベトナムの将来の成功にとって不可欠な知識ベースの労働力の開発に寄与することを教えるようになると、インテル・ベトナム・カントリー・マネージャーのThan TrongPhuc氏は調印式の席上語った。

教育プログラムでは、インターネット、ウェブ・ページ・デザイン及び学生プロジェクト等を組み込んでいる。インテル教育プログラムは2000年に立ち上げられ、これまでに36カ国で300万人の教員の訓練を施した実績を持つ。ベトナムでは、2005年12月に、このプログラムが採用され、インテルおよび文部省およびトレーニングで公式に開始された。これまでに約7,000人の教師がこの訓練を受けている。

(辛口寸評)
インテル社がベトナムへの投資の拡大を決めたという。
それまでのUS500m$から倍のUS1b$へだ。実際の稼動は再来年であり、何も実績も無い状況で投資を倍額にした同社の意図は今のところ判断がつかない。ただ、今回の記事で併せて取り上げられたホーチミン市師範大学との教育サポートプログラムの提携は、資本金額増強以上に興味をそそられる話題である。と言うのも、インテルが何故、そうするかと言うことに注目すると良い。若い人材が豊富なベトナムとはいえ、ハード・ソフトに関わる分野においては、深刻な人材不足に陥っているのがベトナムなのだ。それもこれも、これまでの情報関連分野教育法に問題があるとされ、体系的な学習法の確立はされておらず、専ら学生の素質に頼る部分が高いからだった。
この他にも、成績などの“買い”などがしばしば起こり、試験が試験にならず学生の本当の実力が把握できないで来たことにも要因はある。

ここでインテルが行った事は、取りも直さず長期的視野に立って同社が投資拠点としてのベトナムを如何に重要視しているのか その表れであり、故に教育と言う一見、膨大な時間を取られるプロジェクトを一企業が敢えて行うところにインテルの覚悟の程が伺い知れると云うものだ。恐らくマイクロソフトも現在、先のビル・ゲイツ氏の訪越時にUS500m$規模の投資を約束して帰国したが、そう遠くない将来、インテル社同様、投資規模を拡大するアナウンスがなされるだろう。

11月16日(木) 外国語 外国語 外国語
* 今年27歳になるPham Le Hangさんは語学学習が何よりも大好きで、中学生の頃、既に将来は英語で身を立てようと決意していたという。そして通訳の道に入ったのだ。「様々な人々と出合う機会がある通訳のお仕事はとても楽しく、色々学べることが多いのです。」とHangさん。通訳の仕事は高給を稼ぐ早道と考えられており、事実、能力の高い通訳は一日あたりUS200$を稼ぐと云われている。

Hangさん曰く、プロの通訳になるには、先ず二カ国語に精通し、通訳をこなすため様々な場面に合わせた資料の収集・事前調査など喜んで出来る人でないと務まらないそうだ。実際、彼女自身、最新の話題には常に注意を払い、自分に取り入れ租借し、そして吸収し、通訳の仕事に直ぐ対応可能できるようにしておくとの事。話題の中でも特に経済とビジネスに関する物は要チェックするのだと付け加えた。

45歳のNguyen Hoang Linhさんは、リサーチ研究所の正社員だが、副業で翻訳を行っており、その稼ぎは月に500万~700万ドン(約37000~52000円)になるという。そしてLinhさんは、通訳や翻訳のようなプロがその業務を拡大するには大切なことがあると話す。通訳や翻訳にしろ、訳を取り違えると内容をより複雑化するばかりか、本来の意味を成さなくなってしまう。その為に、通訳や翻訳のプロは事前に、内容の打ち合わせ、或いは単語や専門用語などの定義付けなどを本番前にしっかり行うことが重要だとする。故に備えあれば憂いなしとLinhさん。

ホーチミン市通訳・翻訳家協会職員曰く、通訳と話し手の関係がうまく行けば、その内容の90%が聞き手に理解されるのだといい、その反対だと半分も聞き手の理解は得られないものだとする。また通訳は、常に大勢の中であっても快適に仕事を進められるよう訓練を欠かさず、自信を持って話すようにすることが必要だと付け加えた。ベトナムの殆んどの通訳はアルバイトで、本業はその語学力を生かし安定した国営企業や民間企業で働いている。このためベトナムには実際、プロの通訳がどのくらい存在するのか統計が取れておらず、朝鮮語・中国語・日本語等においては論外と言う問題が存在するのだ。

Hanoiの青年就職相談センターの代表Nguyen Hong Hanh氏は、多くの旅行会社が、彼女の事務所に朝鮮語・中国語・日本語を話せる通訳を紹介するよう求められるものの、需要が高すぎ供給が覚束無いという。また、ベトナムの関係官庁も、今後、外国投資や外国人観光客の高まりが予想されるこの国で、通訳不足が顕著になることを憂いているという。ところで、ベトナム国家観光協会のVu The Binh会長は、昨今、2005年以来、韓国人のベトナム入国が拡大しており、2006年9月までの9ヶ月間でその総数は40万人にもなったという。対前年比で30%増大しているにも拘わらず、ベトナムの朝鮮語ガイドの数は30人に満たないと言うのが現状だと結んだ。

(辛口寸評)
日本からやってきたソフトウェア会社を率いる若き優秀な技術者をホーチミン市に迎え入れ、ホーチミン市工科大学へ案内したときのことを話そう。彼はベトナム人学生の授業風景を見てみたいということだったので、伝を辿って同大学の見学をしたのだが、彼はただ単にそれを見て回るだけでなく、学生がその場で取り組んでいる課題を見ては、言葉は通じないものの誤りを瞬時に指摘し、解決法を簡単にチャートにして書いて回ったのだ。もちろん彼はベトナム語はおろか英語も話さないが、プログラム言語という言葉を用いて学生たちと意思の疎通を果たしたのだ。

5~6人の学生に同じように教えると、クラスの中が騒然としてきた。指摘を受けた学生たちが、技術者が授けた解決法が、余りにも優れていた為、それが水紋の輪が広がるようにクラス中で、驚嘆の声が上がったと言うわけだった。暫くすると学生の一人が挙手をして、担当教官に発言の機会を求めてきた。教官はそれを許すと、件の学生の口から、技術者からプログラミングの話を聞きたいと申し入れがあった。通訳を介し、そのことを技術者に告げると、彼は快くそれを聞き入れ、演台に向かって行った。

プログラミングの話と言っても、絞りきれないと断った上で、彼はひとつだけ学生に贈る言葉があると言った。それは「優秀なプログラマーになることも必要だが、他にもうひとつ自分の得意分野を持ちなさい。」と言うものだった。それは外国語でも良いし、経理業務でも良い とにかく、プログラマーオンリーにならないで欲しいと言い、演台を降りた。暫く、学生はきょとんとしていたが、間もなく割れんばかりの拍手が技術者に贈られたのは今も忘れ難い記憶の一コマである。

11月17日(木) 訪越前のライス国務長官に尋ねる
* ベトナムニュースエージェンシーはこの度、ワシントンDCに於いてアメリカのCondoleezza Rice国務長官と単独インタビューを果たし、来るべきBush大統領の訪越と越米関係について語ってくれた。

記者:過去10年間で越米関係の進捗はあらゆる分野において沢山の実績を築き上げたのは既に疑う余地はありません。特に相互の政府高官レベルの両国間の頻繁な往来を始め関係は良好だと考えられます。そこでお尋ねしたいのは、今回のブッシュ大統領の訪越が越米関係、そしてアジア大洋洲に果たす役割について国務長官のご意見をお聞かせ頂きたい。

長官:ええ、大統領は私同様、確かにベトナムへの訪問を心待ちにしていると言っても過言ではありません。なぜならベトナムは非常に大きな変化を独自でもたらした国だからです。国内の改革を断行し、そしてWTOに加盟。我々の経済関係も大きく発展しつつあり、その一方で民主化や人権についても両国の会話は進展中で、米越関係は更に多面的になりつつあります。
それに個人的な評価になりますが、今回の大統領の訪越は、ベトナムがアメリカにとって大切なパートナーである事を世界に知らしめる上で、とても重要なイベントになるでしょう。

記:今回、APEC国際会議の主催国として20年の月日を経て国際社会の舞台に立ったベトナムの増大する役割にアメリカは何を期待するのでしょうか?

長:APECはとても重要な組織であり、人々はそこにフリートレードを信望しています。これまでに幾つものAPECサミットに参加しました。そしてこの自由貿易のお陰でベネフィットを得ている国々が沢山ありのも事実です。ベトナムも当然、WTO加盟により受益者になることでしょうし、APEC参加各国は私の見るところ自由貿易の重要性を認識し、その意識を共有していると言えるでしょう。この事は世界で日々起きている貿易を行う上で、ドーハラウンドを成功に導くためにも重要になるのです。その為にWTOは、我々の重要な道具として国際貿易システムを機能させ、参加国の消費を高め、雇用を創出し、人類の繁栄に寄与して行くのです。

APECで発表されるメッセージは、自由貿易の重要性・知的所有権保護などの自由貿易システムの規則に即応する重要性を訴える場であると希望します。幸わいにもAPECはこの部分で有益なメッセージが発せられもし、ドーハラウンドに問題が生じれば、それこそAPECにとっては貿易の重要性を説く好い機会となるのです。

記:ベトナムのWTO加盟後にブッシュ大統領の訪越が実現する訳ですが、WTO内においてベトナムとアメリカは平等のメンバーと考えられますか?

長:我々がWTOでベトナムを語る時、実際にベトナムが短期間の間にどこまで経済成長を見せたか、アメリカとの貿易額でどれほどの伸びを見せたか、或いは、米越貿易関係の正常化がどこまで促されたかを話しますが、いずれにせよ両国の市場の開放の促進や雇用の創出などで互いに大きな受益をうる事になるのです。しかし、ベトナムのWTO加盟は米越の二カ国間だけに留まらず、貿易関係を世界全体の利益と相関して向上させる事となり、従って、ベトナムのWTO加盟を誇りに持ち地域の主導的な役割を担って行くことを期待しているのです。

記:最後の質問ですが、国務長官はアメリカで最も優れた女性の一人であり、ベトナムでもとても有名です。ベトナムでは歴史的に多くの婦人が重要な職責を担いますが、長官がベトナム滞在中にベトナム人女性たちに対しどんな味方をすると思われますか?

長:まあなんて素敵な質問でしょう!私がベトナムの女性に伝えたいのは、政治の場において恒に適材適所を持ち場とされる事を希望するという事です。しばしば、ビジネスや教育の場において頭角を表しますが、政治の場においてはそうではありません。
これはベトナムのようにビジネスが成長しているところで、外部世界との接触が盛んに行われているところで、開放的な国で政治に身を投じている多くのベトナム人女性たちを観察するつもりです。

私たちは非常に重要なものを学びました。女性が経済に関わる場合、子供への教育熱はより一層深まるものです。特に貧しい村などでは女性が起業したビジネスが村全体の繁栄を獲得することがよくあるものです。私はそのような成功例がこの国で沢山見出す事を確信しており、私はそんな多くの女性たちに出会うことを楽しみにしているのです。

(辛口寸評)
アメリカ議会中間選挙でブッシュ大統領率いる共和党が上下院とも敗北を喫し、ブッシュアドミニストレーションは、事実上レームダックとなってしまった。この結果、今回、ベトナムで開催されるAPEC会議では、大統領もトーンダウンした発言内容に変わるのみならず、外交政策の舵取りも余儀なくされることになるだろう。とはいえ、経済面において越米は既に、あらまし政府レベルの約束毎は取り付けており、ここでアメリカの政権交代が行われたとしても、大規模な対アメリカ政策転換は行われないだろうから、いずれにしてもブッシュ大統領の今回の訪越はベトナムにとって儀典遂行に必要な来賓の一翼をなせばそれで事足りると考えているのでは無いかと個人的には思っている。次期大統領との関係強化を構築する為に、ベトナムを含む参カ各国は実はこのAPECが重要な情報交換の場となるのだろう。

11月18日(土) 豊かさの中で失わぬ為に
* 12年前に私を虜にしたハノイの佇まいは今日残っている建物もあれば、スモッグやバイクの排ガスにより失われてしまったものもある。現在、世界中の都市では大きな変化が起き続けている。多くのアメリカの都市は人口の減少、それに多くの中産階級が郊外に移り住んで行った結果、打ち捨てられた中心部の空き家は犯罪の温床と化す傾向にある。収入や階層による人々の差別化は、この問題の解決策になりえない。なぜなら、郊外化の偉大な受益とは、皮膚の色・政治信条・収入の高を問わず様々な人々が共存するところにあるからだ。

人々は高価な住宅に住んだり最新のバイクや自動車を購入することで収入の高さの見栄を張る。しかし、日々の暮らしは見知らぬ人も含め、如何に幸せに生きることが出来るかにあるのではなかろうか?これは個人だけの責任ではなく、しかし都市計画は人々の実際の必要を採り入れ、分離と隔離をするのではなく、社交性と混合を促進することを保証する集合的なものにしなければならない。

故にハノイがこれからも拡大と変化をしてゆくよう希望を持つ私としては、人々が心の中でハノイを守る為に何が必要なのかを意識し、ここでの暮らしや様々な人々との結びつきが織り成す社会の枠組みを形成し続けて行って欲しい。もし、近代化が即ち孤立化と同意語ならば、街の魅力のみならず多くの市民の幸福度は減退の一途を辿り、結局、研究結果にも出ているように、それが人間の相互作用及び人間関係の豊かさの証ではないのです。この事によって、ベトナムは私の祖国であるアメリカよりはるかに裕福な精神的生活が送れるのです。

ハノイの保持とは、たんに建物の保全や美観を維持させるという事ではありません。また、都市生活とは稼ぐ機会を得、便利な交通機関に恵まれ そして高層住宅に居住する為だけのものでもありません。都市生活は外や公園 オープンスペース、歩道などのあらゆる空間に存在するもので、もしハノイが生活感とフレンドリーな感覚を保持することが出来たなら、この街の人々により一層の繁栄が訪れる事だろう。

(辛口寸評)
豊になることが幸せの証と信じて、みんな貧しい中を頑張って生きてきた。身を粉にして、働いて働いて、どうにかこうにか食べられるようになった。ところが、気がついて見れば、物で溢れた社会なのにそこには不足・不平・不満ばかりが充満し、豊かさが豊かさで霞んでしまい、そこに幸せを見いだせなくなってしまったのだ。ある者はそれに絶望し、自ら命を絶ち、またあるものはそれを幸いに他人を虐めたり押しのけたり責任を転嫁する事で、いかがわしい命脈を保ち自分さえよければ、後は知らぬとばかりにほおかむりして憚らない。これはある国の今の姿であり、架空の話ではない。ベトナムの人々も豊かさを求めてこれから大いに伸びて行くことだろうが、常に記事が訴えている要点を頭に刻みつつ、愚かな過ちを冒さずにして欲しいものだ。

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