パレスチナとイスラエルの停戦合意、とにかくクリスマスまでは保ってほしい!
いつまで保つか、「パレスチナ」停戦合意?
何というか、イスラエル兵が、パレスチナ側に捕らえられた、とイスラエルは主張し、パレスチナ自治政府が統治するガザへ侵攻したのは6月だった。
この話(言いがかり)自体が、眉唾物で、本当かどうか未だに確認できない。イスラエルは同じ頃、レバノンへも同じ言いがかりをつけ、いわゆる「レバノン戦争」へ踏み切った。
レバノンの民兵組織「ヒズボーラ」に捕らえられたとする兵士の基本情報は、今も明らかにされていない。実は真実に繋がる情報はないし、わけが分からないのである。
ハッキリしていることは、イスラエルが、パレスチナ自治区のガザへ侵攻した事。レバノン南部へ一方的に侵攻し戦争を行い、勝利を得ることなく撤退した事。これだけは事実として鮮明に記録し残されている。
パレスチナの側から言えば、イスラエルは、いつも無関係のパレスチナ市民を突然、令状もなく逮捕拘留しているではないか。この間の闘いでは、さしたる理由もなく「ハマス」に所属するという理由だけで、パレスチナ評議会(国会)議員を逮捕拘留しているではないか、議員ばかりでなく閣僚の拘束もしているではないか。
「イスラエルが、際限もなく無法に繰り広げる戦争行為で、どれだけのパレスチナ市民が被害を受けていると思っているのだ」とパレスチナの武装組織は主張し続け、反撃の限りを尽くし抵抗してきた。
しかし、いかに精神論で闘いを組織しても、パレスチナの側だけが一方的に犠牲を強いられるのは、著しく均衡を欠くと考えたのか、ようやく不本意ながらの停戦合意となった。どこまで保つだろうか?はなはだ疑問な要素が数多く残されている。
この後、パレスチナ自治政府は、ハマスにより組織された内閣は総辞職し、ハマス+ファタファ+その他を加えた挙国一致内閣という連合体ができる。
パレスチナは、社会の基本単位が、極端な部族社会でも宗派社会でもないから、咬み合うと巧くいくかも知れない、と微かな希望を持つのだが、さてどこまでパレスチナは耐える事ができるだろうか。
アッバス議長の腕の見せ所かとは思うが、故アラファトが造り上げた利権漁りで「腐敗臭」プンプン、自分が得る金のためなら「イスラエル」にでもどこにでも、尻尾フリフリのファタファはどこまで反省しマジメに取り組むのだろうか。何よりも、故アラファトの遺産を寄越せと金切り声で騒ぎ続ける、故アラファトの○○嫁に一発見舞っても、黙らせるのか。この○○女は、正真正銘、大の字がつく○○だから、パレスチナ自治政府の資金と、ファタファの資金、そして目くそ鼻くそだらけだった故アラファトの財産の区別がつかない、本当の○○だから、パレスチナ自治政府に何を言い出すか分かったものではない。
ハマスなら、刎ねつけるだろうけど、ファタファのアッバスが主軸になれば、どうかなぁ~?
ファタファの末端一統は、これで、また弱い者イジメで小銭を稼ぐ事ができると、ほくそ笑んでいることだろう。救われないのはパレスチナの市民である。
前には、ファタファというゴロツキが幅を利かせて伸し歩き、一方には、世界の嫌われ者ジューシー国家イスラエルが退路を断っている。前は恐喝と掻払いが専門の強盗集団、後ろは世界一人殺しが得意で趣味にしている殺人鬼集団が控えているのだから、「どうしろと言うのだ」と救われない嘆きが聞こえてきそうだ。
この停戦は、クリスマスまで保てば大したことになるだろう。小競り合いはなくならないから、クリスマスを過ごした頃、それなりに大きめの小競り合いが始まるのではないか。
でなければ、イスラエルは政治が保たないだろう。
しかし、後ろ盾のうすらバカが連邦議会中間選挙で上下両院ともに惨敗したから、多少は、静かになるかも知れないと、多少の期待も残しておきたいけれど。
とりあえず、この1~2日の象徴的な動きをクリッピングしてみます。
引用開始→ ハマスなど武装勢力4派が停戦提案、イスラエルは拒否 (讀賣On Line)
パレスチナ問題
【エルサレム=三井美奈】パレスチナからの報道によると、イスラム原理主義組織ハマスなど武装勢力各派は23日、イスラエルによる対パレスチナ攻撃停止を条件に、イスラエル側へのロケット弾攻撃を停止する方針で合意した。これに対し、イスラエル政府報道官は、「パレスチナ側がロケット弾攻撃だけでなく、武器製造や密輸をやめるまで、自衛攻撃はやめない」と述べ、停戦受諾に否定的な立場を示した。
停戦を提案したのは、ハマスのほか、アッバス議長が率いるファタハ系の武装組織、「イスラム聖戦」など4派で、ハニヤ首相も合意を了承した。
(2006年11月24日19時5分 読売新聞)
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引用開始→ ガザ停戦で合意 イスラエルとパレスチナ (産経WEB)
【エルサレム26日共同】イスラエル首相府報道官は25日夜、イスラエル軍とパレスチナ武装勢力がガザ地区での戦闘を26日朝に停止することで、オルメルト首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長が合意したと述べた。議長が首相に電話で、パレスチナの全組織が戦闘停止で合意したことを伝え、イスラエル軍も軍事作戦を停止してガザから撤退するよう要請。首相も同意し、パレスチナ側が攻撃をやめれば軍部隊の撤退を始める意向を表明したという。
イスラエル軍は、6月25日に兵士がガザの武装勢力に拉致されて以来、ガザで武装勢力の掃討作戦を継続。11月8日には軍の住宅地砲撃で19人が死亡し、武装勢力側は報復としてイスラエル南部へのロケット弾攻撃を強化、イスラエル住民にも死傷者が相次いでいた。(11/26 08:22)
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引用開始→ イスラエル軍「ガザ撤退完了」 (日経NET)
【エルサレム26日共同】イスラエルのオルメルト首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は25日夜、電話会談し、イスラエル軍とパレスチナ武装勢力がガザ地区での戦闘を26日朝に停止することで合意した。首相府が同日未明、発表した。軍報道官は同日朝、ガザ地区からすべての軍部隊が撤退を完了したと述べた。
イスラエル軍は6月にイスラム原理主義組織ハマスなどによる兵士拉致事件が起きてから、ガザ地区で空爆や部分侵攻などの作戦を続けていた。戦闘が停止すれば約5カ月ぶりとなる。停戦が持続すれば、拉致兵士の解放や両者の首脳会談実現に向けた協議に好影響を与えそうだ。
首相府やパレスチナ当局者によると、議長は首相に対して、ハマスを含むパレスチナの全組織がロケット弾発射や武器密輸など、すべての攻撃的な行為の停止で合意したことを伝え、イスラエル軍の作戦停止とガザ撤退を要請。首相も同意し、パレスチナ側が攻撃をやめれば軍部隊の撤退を始めると表明した。 (13:52)
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引用開始→ イスラエルとパレスチナ、ガザ停戦発効 一部で戦闘続く (asahi com)
2006年11月26日20時23分イスラエルのオルメルト首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は25日夜、電話で協議し、自治区のガザで6月末から続くイスラエル軍とパレスチナのイスラム過激派との戦闘を停止することで合意した。停戦は26日午前6時(日本時間同午後1時)に発効し、イスラエル軍はその前にガザから撤退したと発表した。ただ、一部の過激派によるロケット弾攻撃はその後も続き、停戦が持続するかどうかは微妙な情勢だ。
イスラエルのオルメルト首相は一部過激派の停戦違反について「こちらはしばらく(反撃を)自制する」と述べた。また停戦が続けば「イスラエルとパレスチナの本格交渉が始まる可能性がある」と期待を示した。
同首相府によると、アッバス議長が首相に電話し、ハマスなどすべての武装組織がイスラエル領へのロケット弾攻撃や自爆テロ犯の潜入、ガザへの武器密輸をそれぞれ中止することに同意した、と伝えた。議長は代わりにイスラエル軍のガザ攻撃中止と撤退を求め、首相が応じた。両首脳は、自治区ヨルダン川西岸の停戦についても再び話し合うことで合意した。
停戦が持続すれば、停滞する中東和平をめぐる両者の首脳会談が実現するとともに、自治政府の内閣を握る過激派ハマスとアッバス議長の率いる穏健派ファタハの連立内閣樹立への環境も整い、欧米の経済制裁の解除にもつながる可能性がある。
だが、ガザからは停戦発効後もイスラム聖戦とハマスが数発のロケット弾をイスラエル領内に撃ち込んだ。聖戦は「西岸でもイスラエル軍の攻撃が中止されなければ、停戦には従わない」との声明を出した。各組織の中に亀裂があり、停戦合意でまとまりきっていないと見られる。
イスラエル軍のガザ攻撃は6月末、兵士1人が拉致されたことに対する報復攻撃として始まり、その後はロケット弾攻撃の阻止が主な目的になっていた。その間にガザでは約400人のパレスチナ人が死亡、うち半数は市民と見られている。イスラエル側は、ガザと境界を接するスデロトでロケット弾により市民2人が死亡。ガザ内外の戦闘で兵士3人が死亡した。 asahi.com ←引用終わり
引用開始→ ガザ停戦:合意後にロケット弾撃ち込み 順守に懸念 (毎日MSN)
[2006年 11月 26日]【エルサレム前田英司】イスラエルのオルメルト首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長が25日夜、電話で協議し、パレスチナ自治区ガザでの暴力を相互に停止することで合意、26日午前6時(日本時間同日午後1時)に「停戦」が発効した。停滞する和平交渉の再開や、パレスチナの「統一政府」樹立に向けた動きが前進する可能性が出てきた。しかし、停戦発効直後にイスラエル南部にロケット弾が撃ち込まれるなど懸念される動きもあり、両者が合意を順守できるかが今後のカギとなる。
イスラエル、パレスチナ双方が発表した合意によると、パレスチナ武装勢力各派はロケット弾攻撃や自爆テロなどガザ地区でのイスラエルに対するあらゆる暴力を停止。これに対しイスラエル軍は、6月に同軍兵士が拉致されてから継続しているガザ地区への再侵攻や空爆などの軍事行動を中止する。同軍によると、部隊は停戦発効前にガザ地区からの撤退を終えた。合意の範囲にイスラエルが占領するヨルダン川西岸は含まれていない。
しかし、停戦発効直後の26日朝、ガザ地区北部に隣接するイスラエル南部の町にロケット弾が着弾した。イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」は、イスラエル軍がヨルダン川西岸でも軍事行動を中止しない限り停戦合意には応じないと表明した。
毎日新聞 2006年11月26日 20時34分
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