« 電力通信線(PLC)利用で、家庭でも高速インターネットが手軽な環境へ! | トップページ | 世界の居直り強盗、ジューシー・イスラエルは、パレスチナ攻撃の正当化を狙う! »

2006/11/15

日本航空の再生を願う!このままではダメだろう!

目覚めよ、JAL!経営陣も、組合も!いかに年末の通過儀礼といっても、バカなことをやってる場合ではないだろう!

Jal_logoAnalogoJALもANAも年末一時金交渉で、労働組合がストを構えるということで、双方の会社から社告(利用者への注意と簡易なお詫び)が全国紙に公告された。
まぁ、いずれも結構なご身分ですねぇ~」と、利用者として皮肉の一つも言いたくなるのは、年中行事の一つかも知れません。

航空産業とでもいえばよいのでしょうか?航空業界で働く人達の階層化は酷いモノで、パイロットを始め、客室で乗客へのサービスを担当する人達を含めた機内要員は、文字通り雲の上の人達である。
エライのである。えらくエライのである。えら~~くエッライ人達でもある。どえらくエッッラァ~~~~~イ人達とも言い換えることができる。世間ズレしている点では、驚愕するほどのギャップがある。途上国の同様の業務と比べると、更に驚愕させられる。

JALもANAも、日本を背負ってきたことは分かる。その点では自他共に認めるエリートだ!しかし、米国でジミー・カーターという鵺のような大統領が選ばれたときから、世界の航空行政は一変した。カーターは、事情をよく理解できないまま(この人は、いまも生じた事案についての事情を詳細に理解できない特技を持っているらしい)、航空自由化(オープンスカイ)政策を採用し、ために米国の航空業界は上を下への大騒ぎを繰り広げ、やがて、米国を代表した「パンアメリカン航空」が破産に至り消去されたことは、もう既に過去の遺物の部類に仕分けされてしまった。
その後、格安航空会社が出現しては潰れ、整理統合され、消去されたり復活したり忙しいことである。
米国では、航空機移動は、大したことではなく、バス停からバスに乗るようなものだ。従って、航空業界で仕事をする人も、別にことさら尊敬されるほど特別の仕事でもない。いまは、日本でも同じである。大衆化された公共交通機関の足のひとつに過ぎない。

しかし、日本では航空業界は、政治により守られたのである。
一方では、多くの政治(家)にたかられたともいえる(個々の事例は省略する)。
航空業界は、むしろ、積極的に政治(家)に接近し、たかりに加担したともいえる。
自らが、特別な存在であるという「幻想」を双方が持ち合うために、特別な関係を維持しようとしたともいえる。
確かに、航空事業、とりわけ国際線の運航は、国家の権益を代表しているから、その意味では許認可権を国が保持するため特別な事業ともいえる。しかしながら、双方の会社とも証券取引所に上場した民間事業者である。市場で競争している民間事業者に過ぎない。

会社の経営陣も、働く側も、自らを特別視したがる「共同幻想」を追い求めている。
その点で、実に悲しい人達であるともいえる。

空港の地上職員は、その多くを別会社に移行させたり、下請け会社を利用したり、あるいは人材派遣で、驚くほどコストを切り下げ、イメージだけで吸い寄せられる底辺労働には無茶苦茶な低コストを要求し、人を使い捨て平然としているのである。
しかし、一方では、雲の上の人達が、これまた驚くまでの年末一時金を要求するという、傍目には愚かとしか見えない奇怪千万な主張を繰り出すのである。

しかも、自らが従事する事業会社の経営について、べらぼうな賃金を手にしても「労働者」である立場を貫き、業績には知らない顔をするのである。そして、厚顔にも、経営陣の経営能力を叱責するのである。確かに労働と経営という対比では、致し方がないと考えるが、自らの所属会社の経営事情は、その労働者も含め連帯責任があることを弁知しない(できない)のは、いささか無責任というほかない。

その昔、日本航空には、松尾静麿という稀代の経営者がいた。変な人だったがヒコーキ屋みたいなところがあった。後を超官僚的な朝田静夫が継いだ。時を追うごとにヒコーキは素人の官僚が発言権を確保し続けた挙げ句、御巣鷹山の事故となり、社長は叱責され石礫の嵐に立ち向かわされることになった。
しかし、この後、もっと変な人物がど素人のくせに椅子を占め、エッラそうに経営に口を挟み、いよいよ、日本航空は混迷の度を深めることになった。
生え抜きの利光社長という人がいた、この人は、苦労を重ねたが、日本航空を再生させうるかに見えた。しかし、日本航空の社内で足の引っ張り合いに敗れ、一人静かに舞台を去った。それでも、利光社長の頃がやっぱりヨカッタと、多くの社員は考えているんじゃないのかな。利用者から見ても、難しい時期ではあったが利光さんの人間性が溢れた経営だったと思う。

しかし、今また、というより今度こそは、後がないところまで追いつめられてしまった。ホントなら潰れているかも知れないところだ。9月中間決算の黒字計上は、本業の黒字ではなく資産売却により特別利益を計上することで、餬口を凌いでいるわけだ。

ライバルの全日空は、後発事業者の例に漏れず、ヒコーキ屋の岡崎嘉平太社長が率いたヘリコプター屋から出発したボロ会社だったけれど、官僚に支配された一時期、ロッキード事件などという不名誉な汚名も着せられたものの、今は本業で立派な黒字を確保し、世界の中でも優良な航空事業者になった。

ガンバレ、日本航空!目覚めよ、日本航空!
経営陣も労働者だと主張する側も、意識を変えよ!弱者に責任を押しつけるのを止めよ!
それができたら、日本航空は蘇るだろう!本当に全社が一丸となることを希望する。極めて長い年月、JALと共に旅をし、多くのことをJALから学ばせて貰った、いまもJALを愛する一人の乗客として強く希望する!

引用開始→ 社説・春秋 (日経NET)
社説1 JALは甘えを断ち、再生に全力を(11/15)

日本航空(JAL)の再建がもたついている。中間決算ではかろうじて15億円の純利益を確保したが、資産売却による特別利益を含めた数字であり、再建が軌道に乗ったとは言いがたい。相次ぐ運航トラブルで失った信頼や財務の健全さを取り戻すには、痛みを伴う自己変革が不可欠である。来年2月に打ち出すというリストラ策を前倒しし、スピード感ある再建を進める必要がある。

日航再建には3つのポイントがある。1つは経営のリーダーシップの確立だ。「内紛がお家芸」とされる日航は、今春も当時の社長派と反社長派の確執が表面化した。

妥協の産物として、西松遙社長率いる現経営陣が発足したが、もはや内輪もめに費やす時間はない。10月に決めた役員定年の引き下げと顧問制の縮小は、内紛の温床だったOBの経営介入を封じる狙いがある。方向性は正しいが、実際に内紛体質を一掃できるかどうか経営陣の力量が問われるところだ。

次は労使関係だが、こちらは停滞している。8つの労働組合を抱える日航は「日本で最も複雑な労使関係」といわれ、高い人件費が収益の圧迫要因だ。機長の管理職化をめぐる労使協議は一致点を見いだせないまま先送りが続いており、組織全体の危機感はいまだに欠如している。

3番目は弱体な財務。同社は貸借対照表に計上していないリース負債があり、それを含めた実質的な株主資本比率は12%程度。テロなどの地政学リスクで業績が揺れ動く航空会社にとって、安心できる水準ではないだろう。今期末には最大1000億円に上る社債の償還も予想され、金融機関の理解を得た上で、財務のテコ入れが不可欠の課題となる。

日航をめぐる客観情勢は悪くない。国内路線は全日本空輸との2社寡占で、国際便も波はあっても高成長が期待できる。現に全日空は業績好調で、日航の今の苦境は誰のせいでもなく、自ら招いたものだ。

同社は政府系の企業として出発し、1987年の民営化以降も米同時テロなどの際に政府系金融機関から緊急融資を受けてきた。こうした歴史が「何があっても日航はつぶれない」という幻想を生み、深刻なモラルハザード(倫理の欠如)につながった。年間6000万人の乗客を運ぶ日航の経営基盤の安定は、空の安心・安全を確保するうえで重要な課題であり、わたしたちが同社の再建に大きな関心を払う理由だ。甘えを断ち切り、厳しい現実に直面する。民間企業なら当然の意識をもって、組織一丸で再建を加速するときだ。
(C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.   ←引用終わり

|

« 電力通信線(PLC)利用で、家庭でも高速インターネットが手軽な環境へ! | トップページ | 世界の居直り強盗、ジューシー・イスラエルは、パレスチナ攻撃の正当化を狙う! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本航空の再生を願う!このままではダメだろう!:

« 電力通信線(PLC)利用で、家庭でも高速インターネットが手軽な環境へ! | トップページ | 世界の居直り強盗、ジューシー・イスラエルは、パレスチナ攻撃の正当化を狙う! »